メキシコの「死ぬまでに一度は行きたい絶景」として有名な自然の見所、セノーテ(cenote)。
ユカタン半島を語るうえで外せない、とても有名な観光地です。
セノーテの知名度は年々上がってきていて、カンクンを訪れる観光客の間では「絶対に見ておきたい、素晴らしい自然スポット」として注目されています!
これから行く人の参考になれば嬉しいです!
もくじ
1. セノーテとは
「Cenote(セノーテ)」とは、ユカタン半島に点在する、水中洞窟の総称です!ユカタン半島とは、メキシコ湾とカリブ海との間に突き出ている半島のこと。
地図でみると、ココ!(↓)
↑赤い星マーク(★)がカンクン。
「セノーテ(Cenote)」の意味
ユカタン半島は、かつて日本でもよく知られている「マヤ文明」が栄えた地でもあります。
「セノーテCenote」とは、マヤ語系ユカテコ語の「ゾノト(dzonot=聖なる泉)」が語源だとする説が有力です。
かつてセノーテは、ユカタン半島で栄えたマヤ文明においてもとても神聖で重要な場所でした。
セノーテはなぜできた?
ユカタン半島には、4,000か所以上ものセノーテが存在するといわれています。
セノーテがなぜできたのかというと、秘密は「ユカタン半島の地質」にあります。
ユカタン半島は石灰岩地帯なので、地面が「石灰岩」でできています。石灰岩の地層には、空間(隙間)や洞窟ができやすいという特徴があり…
- ユカタン半島に降り注ぐ雨水が地面に染み込む
- 数千年かけてろ過された水が、地下の「隙間」にたまる
- 何かのきっかけ(地震や植物の根の影響など)で、地下水のある洞窟が地表に出てくる
という流れで、セノーテができました。
水の透明度がいいのは、雨水がいくつもの地層のフィルターを通って不純物が限りなく取り除かれた状態だからなんだそうです!(ろ過水なので、とても清潔です。)
鍾乳石のあるセノーテについて
鍾乳洞は水中ではできないので、
- 石灰岩の地層の隙間ができる
- そこに数千年〜数万年かけて鍾乳洞が形成される
- その後から水が流れ込んだ
…と考えられています!
現在も、まだ誰にも見つかっていない(地表に出てきていない)セノーテが、ユカタン半島の地下に無限に埋まっています!
そして「4,000か所ある」といっても、わたしたち観光客が訪れることができるのはそのほんの一握り。それでも、美しいセノーテの世界に魅了された人は歴史を通して世界中にいます。
ユカタン半島のセノーテの特徴
石灰岩地帯であればセノーテのような場所はよく見られるのですが、セノーテの最大の特徴は…
- 大規模な鍾乳洞も見られる
- クリアな水が溜まっている
という点。
セノーテのような場所は世界的に見てもとても珍しく、ここには世界最大規模の水中鍾乳石群と世界最高の透明度の地下水の両方が存在しています!
2. セノーテの魅力と見所
では、セノーテはなぜこんなにも時代を通じて人々を魅了してきたのでしょうか?
ここからは、セノーテの魅力と見所を紹介していきます!
① 絶景「光のカーテン」が見られる
このページを見ている人は、すでに知っている人も多いと思いますが、セノーテはその水中洞窟の鍾乳洞の美しさと、透明度抜群の水に指す「光のカーテン」でとても有名になりました!
(↑)美しい光のカーテン。これが、実際に見るとユラユラと揺れて世にも美しい景色を生み出します。
この景色は、
- 真っ暗な水中
- 透明度が高い
という二つの条件をクリアしていないと決して見られません。
世界には水中洞窟や透明度の高い泉は数あれど、この2つの条件をクリアしているのはセノーテくらいで、だからこそ「ココでしか見られない絶景」を求めて、世界中から人が集まってきます。
② ユニークな地形(鍾乳洞・プール型)
セノーテは、自然が作りだした大規模プールです。
カンクンのホテルにも水で遊べる「プール」はありますが、観光客がわざわざセノーテを訪れるのは、その神秘的な空間に大きな魅力を感じるから。
「洞窟」という時点で、かなりロマンを感じますが、さらにここには幻想的な鍾乳洞が大量に見られるので、まるで自然の美術館に来ているような感動を味わうことができます!
洞窟内部を泳いで散策していると、まるで探検家になったような気分に!
一部のセノーテは、洞窟に入る前の景色もとても美しいです。
こんなふうに、ジャングルの中の秘境感がある井戸型のセノーテもあれば、
緑がいっぱいの天然プールのような場所もあります。
③ 透明度は100m!セノーテの独特な水中世界
セノーテの何よりもの魅力は、その世界最高レベルの透明度と、透明度が生み出す不思議な水中世界!
あまりの透明度に、まるで宙に浮いているような感覚になります。
これは特に「深いセノーテ」でシュノーケルをしたり、ダイビングをしたりすると実感する感覚で、ここまでの透明度があるからこそ水底の方までよ〜く見えるんです!
人気の「光のカーテン」も、この透明度があってこそ見られる見所ですね。
④ 海水と淡水の境目「ハロックライン」を体験できる
基本的に淡水のセノーテですが、一部海水と混ざっているエリアが存在します。
その混ざっているエリアは「ハロックライン(Halocline)」と呼ばれ、視界は壊滅的になにも見えなくなり、ボヨボヨ、ウネウネとした不思議な空間になります。(イメージ的には、紅茶の中にシロップを垂らした時のような状態!)
一部のセノーテでダイビングをした時に体験できるのですが、透明度マックスのはずのセノーテ内で突然視界を奪われるので、かなり衝撃的な体験です!
ハロックラインを通り過ぎて「完全に淡水」もしくは「完全に海水」のエリアになれば、視界は途端にクリア。これが見られる場所は世界中を探してもなかなかないので、面白い体験です^^
⑤ 雲海のような「硫化水素の層」が見られる
こちらも、セノーテでしか見られないような景色。
いくつかのセノーテでは、まるで雲海のような硫化水素の層を見ることができます。落ちてきた植物などの有機物と化学物質が混ざって自然発生した硫化水素で、人体に影響のない濃度なので、中に飛び込んでいくこともできます!(人がフワ〜っと白の向こうに消えます!不思議!)
硫化水素の層が見られるセノーテとして特に有名なのは、「アンヘリータ」というダイバーに人気のポイントで、水深が約30mと深いためダイビング限定です。
雲のような硫化水素の層の上には、上のジャングルから落ちてきた枝や木々が顔を出し、雰囲気満点。(わたしが初めて見たときは、ハリーポッターに出てくる「禁じられた森(濃霧バージョン)」みたいだな〜と思いました!!)
ここも、セノーテの透明度あってこその景色ですね。
⑥ 鏡張りの景色
セノーテでは、光のカーテンや鍾乳洞が水面に反射して「鏡張り」になった景色を楽しむこともできます!
↑ダイバーの吐き出すエアーが洞窟上部にたまって、鏡張りになった鍾乳石群。魔法の世界みたいです!!
わたし的に、この鏡張りの水中世界も、セノーテでしか見られない絶景だと思いました!
割と深く潜る必要があるのでダイビングでしか見られないのですが、一見の価値ありです。鏡張りになった光のカーテンは、鳥肌が立つほどの美しさでした!
3. セノーテでのダイビングについて
セノーテを楽しむなら、地上から見下ろすだけでなく「水中世界」を楽しみたいところ!
そのために、シュノーケリングやダイビングといったマリンアクティビティも盛んです。
世界中のダイバーにとっての、憧れの地なのです!
セノーテでのダイビングは基本的にセルフダイブNGで、ツアーやダイビングショップに頼んで行きます。
セノーテでの「体験ダイビング」は禁止されている
セノーテは、洞窟内&淡水という特殊なダイビングなので、ライセンスのない「体験ダイビング」は禁止されています。
セノーテでダイビングできる人の条件
- OW(オープンウォーター)以上のライセンス(Cカード)を持っている
- 最低20本以上の経験がある
- 中性浮力がきちんと取れるだけの技術がある
- 1年以内にダイビングの経験あり
この4つの条件は、絶対に必要です!
OWライセンス必須:つまり、セノーテでは体験ダイビングはできないということです。
最低20本:ショップによって基準は変わります。(30本以上のところもあります。)つまりある程度は経験があり、ダイビングに慣れている事が必須です。
中性浮力:水中でピタッと止まれる技術は必須です。これができない人は経験本数が多くてもセノーテはNG。セノーテは狭いので、中性浮力がとれないと一人で沈んでいってしまったり逆に上に行きすぎて鍾乳洞で頭を強打したりと、超危険です。
1年以内の経験:ダイビングのプロであっても、1年以内のダイビングの経験は必須。最後のダイビングが1年以上前の場合は、リフレッシュダイブ(別途)をしてくれます。
さらに…
- 平泳ぎのようなフィンワークができる
- ちゃんと自分でマスククリアできる
- 暗所恐怖症・閉所恐怖症じゃない
…となお良し。というか、この3つもクリアしてないと結構辛いです…。
(上2つは、20本以上経験のある人なら、だいたいできると思います。)
フィンワーク:セノーテでは砂を巻き上げるのは超NG(水が濁る!)なので、バタ足ではなく平泳ぎのようなフィンワークが推奨されています。他のダイバーのためにも。
マスククリア:セノーテは水温が低いのでマスクが曇りやすいです。(わたしもなんどもマスククリアしました)友達は、マスククリアができないのに参加→永遠に曇ったマスクのまま真っ暗な洞窟散策で、視界が悪すぎてとても怖かったそうです…。
恐怖症:セノーテでは狭い洞窟や真っ暗な空間を、ロープと懐中電灯で進む(長いと50分ほど)ので、暗所恐怖症・閉所恐怖症の人は、めちゃくちゃ辛いと思います。想像以上の狭さ・暗さなので、心配な人はYoutubeのセノーテ動画を見てシミュレーションしてみるといいかも。
セノーテのダイビングは難しい?
セノーテでのダイビングは、「中級者以上向け」です。
セノーテダイビングが難しいのには、以下の4つの理由があります。
- 真っ暗で視界が悪い
ケイブダイビング(洞窟ダイビング)なので、基本的に視界がものすごく悪いです。水中懐中電灯を貸し出してもらい「片手が常にふさがっている状態」なので、それでも安定してダイビングができるレベルが求められます。(両手バタバタやってる人は難しいかも) - 狭い
洞窟なので、かなり狭い空間をぶつからないように通り抜ける技術が必要にあります。そのためには、自分の体を水中でコントロールできる必要があります。洞窟内は、鍾乳洞など尖った岩がたくさんあるのでケガをしないように注意。 - 浮力バランスをとるのが難しい
淡水なので、普通のダイビング(海水時)とは浮力が異なり、沈みやすくなっています。さらにウェットスーツではなく、動きにくいセミドライの場合が多いので、セミドライの経験がある方が望ましいです。 - 水温にバラつきがある
セノーテでダイビングをすると、いきなり寒くなったり暖かかくなったりしてビックリします。そして、その影響かすごくマスクが曇る。(笑)どんな状況でもマスク・クリアをしっかりできるようになっている必要があります。
4. セノーテでのシュノーケルについて
ライセンスを持っていない人・持っていてもダイビングスキルに自信のない人は、シュノーケルがおすすめです。
シュノーケルの道具の用意は必要?
シュノーケリングをしたい人は、現地のスーパーでセットを買ったり(安いものだと1000円くらいで売ってます)、セノーテでレンタルしたりすることができます。日本でコスパのいいシュノーケルセットを買っていくのもあり。
数カ所のセノーテを巡るくらいであれば、レンタルで十分です。どこのセノーテでも、だいたい50ペソ(300円)くらいで借りられます。
何ヶ所も巡る予定なら、カンクンのスーパーで買っておくといいかも。(ただし、スーパーの安物よりも、レンタル道具の方が品質が良かったです。)
セノーテでは、ダイビングとセノーテどっちがおすすめ?
わたし的には、青いカーテン、透明度抜群の水、鍾乳洞など、浅いエリアで見られる見所はシュノーケルでも十分楽しめると思います!!
セノーテによって、
- ダイビングでしか行けないところ…チャックモールなど
- シュノーケリングでしか行けないところ…グランセノーテなど
- どちらもできるところ…ドスオホス、ピット、タージマハなど
など色々あるので、ルールに合わせて楽しむのが◎。
ダイビング | シュノーケリング | |
光のカーテン | ◎ | ◎ |
鍾乳洞 | ◎ | ◎ |
透明度抜群の水 | ◎ | ◎ |
エアドーム | ○ | ○ |
水中鍾乳洞 | ◎ | △ |
水中洞窟の探検 | ◎ | △ |
硫化水素の層 | ○ | × |
ハロックライン 海水と淡水の境目 |
○ | × |
鍾乳石や光の鏡張り | ◎ | △ |
(◎=よく見られる/○=一部で見られる/△=見るのは難しい/×=見られない)
ダイビングライセンスを持っている人は、なるべくダイビング時はダイビングでしか行けないところ(or 自力で行くのが難しいところ)をリクエストし、シュノーケルでは気になるところに行くのがおすすめ。
わたしはダイビングもシュノーケルもどちらも挑戦したことがありますが、シュノーケルでも十分セノーテの美しさを堪能できましたよー。
特に「光のカーテン」が目的の人は、シュノーケルでも大満足だと思います!
5. カンクン周辺の、おすすめセノーテ
おすすめのセノーテは、定番〜穴場までこちらでまとめてます。↓
カンクン周辺のセノーテの中でもおすすめ&人気TOP5は…
この5つです!!(リンクから各セノーテの記事に飛べます)
詳しくは、26ヶ所紹介している記事から確認してみてください。営業時間、入場料などまで詳しく紹介してます!
6. セノーテの歴史
セノーテは、歴史的にみてもとても重要な場所でした。
マヤ人にとっての水源
かつて、セノーテはマヤ文明の時代の重要な水源として重宝されていました。ユカタン半島の北部には、天然の河川や湖がないので、「真水を得られる唯一の場所」だったのです。
たしかに天然のろ過水なので、飲み水にもとてもいいし衛生的ですよね。
乾季の時期でも安定して綺麗な水を手に入れられる貴重な場所でした。
マヤ文明が強大な王国になれたのも、このセノーテがあったからこそですね。
生贄を葬るために使われたセノーテもある
セノーテは、生贄を葬る場所としても使われていました。
有名どころは、チチェンイッツァ遺跡の中にある「セノーテ・サグラド(聖なるセノーテ)」。考古学の調査によって、水の底からたくさんの人骨(戦士の衣装を着ている)や装飾品、奉納物が出てきたんだそうです。
セノーテサグラドは、遊泳禁止。藻が繁殖しているため緑色に濁っています。
マヤ文明についてはまだまだわからないことも多く、現在もこのセノーテの調査は続けられています!一部では「心霊スポット」としても知られているらしく、ここの調査をした人は不幸に見舞われることが多いんだとか…(ただの根拠のない噂ですが。)
他にも、いくつか「生贄の儀式に使われていたと思われるセノーテ」はありますが、観光客が泳げるような綺麗なセノーテでは、生贄の儀式は行われていないところが多いです。
生贄は、マヤ神話の雨と雷の神「チャク」にささげられました。
「チャク」は、メキシコシティにある「国立文化人類学博物館」でもその姿(石像)を見ることができますよ。
(↑)こんな姿をしています!古代メキシコにおいて、もっとも重要な神様の一人でした。ユカタン半島では、セノーテの守り神的存在です。
7. セノーテで遊ぶ時の注意点
セノーテで遊ぶ時の注意点をまとめました。
セノーテの水温は低い(25℃前後)
つまり…水着だけだと、かなり寒いです!
「ウェットスーツ・レンタル」を提供しているセノーテであれば、お金を払ってでも使った方が水中で長い間楽しめます。水着だと、寒すぎて数十分と水中にいられないので…。
ウェットスーツは、ツアーに参加すれば無料で貸し出してくれることもありますし、現地でも追加料金で借りられるところが多いです。
ラッシュガードを持っている人は、ぜひ持っていきましょう。(ウェットスーツほど保温力はないですが、水着だけよりはマシ。)
とにかく「早朝」に行くべし
観光客で混みあうセノーテは、底に積もっている砂が巻き上がって、せっかくの透明な水が濁っていってしまいます。
特に有名なグランセノーテやドスオホスは、人がたくさん押し寄せる前の早朝が最も透明度が高いので、綺麗なセノーテをみたいなら必ず早朝に行くようにしましょう!!
透明度の関係ないセノーテは、いつ行ってもOK。天井から光がさすセノーテ(スイトゥン、サムラなど)は、逆にお昼頃がベストタイムです。
到着したら「なるべく早く」水の中に入った方がいい
ツアーで現地に到着したら、とにかく早くセノーテの水の中に入るべし!!!
「きゃー冷たーい!無理〜!」とか騒いでたり、「セノーテだ!!写真いっぱい撮ろう!!」とずっとセルフィー撮ってたりする場合じゃないです。即、気合いを入れてドボン!!
なぜかというと、、
- 水の中に差し込む光の量が、どんどん変わっていくから
- 人が増えれば増えるほど濁るから
セノーテは、外から見ても美しいので写真を撮りたくなる気持ちはわかりますが、それは泳ぎ終わってからでOK!(泳ぎ終わって化粧してからセルフィー撮ろ!笑)
セノーテの見た目は変わらない!でも、水の中の景色はどんどん変わっていきます。そして、どんどん濁ります。(特にドスオホス)なので、とにかく到着したらセノーテの美しさを100%楽しむためにすぐ水に入りましょう〜!
蚊がたくさんいるので虫除け対策は万全に
特に雨季は、セノーテの周辺に蚊がたくさんいることも。(わたしもたくさん刺されました)
日焼け止めの利用はNGですが、なぜか虫除けスプレーは(現時点では)OKみたいなので、虫除けスプレーは各自で持っていきましょう〜。(ただし、セノーテに入る前にちゃんとシャワーで落とすこと。
魚はあまり生息していない
セノーテにはほとんど魚がいません。純度の高い水では、生物はあまり生息できないからです。
ドクターフィッシュが生息するセノーテもあり、泳いでいると体をついばんで来て可愛いです。(「こんなに人がいる中で選ばれるなんて…そんなに自分は汚いのか…?」と不安になりますが。笑)
魚がたくさん見たい人は、カンクン周辺の海(コスメル島など!)でのダイビングの方がおすすめです。(体験ダイビングもあります)
セノーテは、その地形や透明度を楽しむ場所。ここの地形は世界有数の素晴らしいものなので、たっぷり楽しんでください!
8. セノーテで遊ぶ時のルール
セノーテツアーに参加する前に知っておきたいことをまとめました!!
① セノーテでは、日焼け止めや化粧は禁止
実は、グランセノーテやドスオホスなど、ほとんどの有名セノーテでは、水質の維持のために化粧や日焼け止めの利用は禁止されています。
なので、ツアーにはスッピンで参加することになります…。(実際は、欧米人とかメキシコ人観光客でバリバリ化粧してる人いましたが…ルールは守った方がいいです)
「日焼けしないか心配…」という人も多いかもですが、セノーテでは日焼けしません。基本、洞窟の日陰にずっといるので、あまり陽に当たらないです。というわけで、すっぴんで楽しみましょう!!!
カンクンで推奨されているBiodegradable sunscreen(環境にやさしい日焼け止め)なら大丈夫かと思いきや、セノーテでは完全にNGです。
サンゴ礁や自然系テーマパークなら、その日焼け止め使えばOK。
泳ぎ終わってから、セノーテ敷地内にある化粧室で化粧できます。鏡争奪戦(?)で並んでる女性がめっちゃいました。(化粧したい人は、自分の小鏡持ってきた方がいいかもです。)
② セノーテに入る前にシャワーを浴びる
セノーテに入る前、水着に着替えたら一度冷水シャワーを浴びなければいけません。
汗や汚れを落として、セノーテの水を清潔に保つためです。観光客向けのセノーテは、人の汚れの蓄積でどんどん汚くなっていってしまうので、有名どころには必ずシャワーがついています。
そしてこの冷水シャワーが、めちゃくちゃ冷たいのです…。が、気合いを入れて浴びましょう!!!
③ フィン禁止のセノーテもある
セノーテの中には、「フィンの利用禁止」のところもあります。有名どころだと、「グランセノーテ」がフィン禁止ですね。
フィンは荷物になるので、自分で持って行く場合は「行き先のセノーテがフィンOKかどうか」をあらかじめチェックしておくといいです!
④ ガイドツアーが必須のエリアもある
例えば、ドスオホスのエアドーム・エリアや、セノーテサクアクトゥン(Sac Actún)など、ガイドが必要なセノーテもあります。
そういうエリアに個人で自力で行こうとするのは禁止されている(洞窟内で迷うと命が危険)ので、見所に行きたい時は必ずガイドツアーを利用しましょう。
9. セノーテの豆知識
特に役には立たないけど(笑)、知っているとちょっと面白いセノーテに関するマメ知識を紹介します。
セノーテが世界的にレアな理由
セノーテのような場所は、世界中さがしても滅多にありません。
それは、普通「水中に鍾乳洞はできないから」です。
セノーテは、鍾乳洞にあとから水が流れ込んでできたため「水中の鍾乳洞」という普通は見られないコンビネーションを見られるん場所なです。
セノーテの水は美容に良い
ビタミンとミネラルを豊富に含んだ藻類が生息しているので、セノーテの水はお肌に良いんだそうです!浴びまくりましょう!
セノーテは、映画やアニメにも出てくる!
実は、セノーテはアニメや映画にも登場しています。有名どころだと…
という感じで。
ちなみに、ハリーポッターファンの間では、「セノーテ スイトゥン」が『ハリーポッターと謎のプリンス』に出てくる湖そっくりだ!!…と話題になっています。
(実際は舞台ではないです)
10. セノーテの現地ツアーの選び方とポイント
セノーテは、カンクンを代表する観光地なので、日本のツアー会社が日本語でのツアーも催行しています。
英語やスペイン語が話せない人は、日本語のツアーに参加するのが楽ちんです。
シュノーケリング・ツアー
セノーテをシュノーケルで楽しみたい人は、このツアーがおすすめ!(↓)
- 早朝グラン・セノーテでシュノーケリングツアー
グランセノーテでシュノーケリングできる半日ツアー(午前中のみ)です。水中カメラの貸出付き!
ダイビング・ツアー
セノーテをダイビングで楽しみたい人は、このツアーがおすすめです。
- セノーテ・ファンダイビング(2本)ツアー
食事&送迎付きで、水中写真もプレゼントしてくれます!しかも好きなセノーテスポットをリクエストできます。
セノーテのおすすめツアーについては、こちらの記事でも詳しくまとめているので、参考にどうぞ!↓