これまでに、何度か(合計5回)カンクンから「ドスオホス(Dos Ojos)」という透明度が最高なセノーテに行ってきました。
この記事では、カンクン周辺で最も美しいといわれるドスオホスについて、
- ドスオホスの4つの魅力
- おすすめの時間帯
- ツアーや行き方
など、詳しく紹介していこうと思います!!
カンクンからアクセスできる中で一番おすすめの見所が、「ドスオホス セノーテ」という淡水の透明度抜群の水中洞窟!
感動的な青の世界が広がります💎✨
シュノーケリングで光のカーテンもしっかり見られて、鍾乳洞探検もできて、朝人が少ないエリアでは独り占め絶景写真もたくさん撮れます📸 pic.twitter.com/Lyl0itlYpg— メキシコ情報&ブログ VIVA!MEXICO (@tripart_world) 2018年11月27日
ドスオホスは、実はカンクンから日帰りで行けるセノーテの中では人気No.1。
(しかも外国人人気はNo.1です!)
もくじ
セノーテ・ドスオホスの4つの魅力
カンクンにやってくる観光客が、競ってドスオホスを訪れる理由とは何でしょうか?
1.圧倒的な透明度
まず、ここの圧倒的な透明度。
ドスオホスのセノーテの水は、本当に透明で美しいです。
セノーテの水は、ユカタン半島の石灰質の地層が数千年かけて雨水をろ過し、不純物が限りなく取り除かれたことによって、ここまで透明な淡水泉になっています。
なんと透明度は100mを超えるといわれており、ここドスオホスでもその透明度を実感することができます。
2.綺麗な光のカーテンが見られる
ドスオホスは、最も美しい光のカーテンが見られるセノーテの一つ。
この光のカーテンが見たくてセノーテを訪れる人も多いと思いますが、実際に目にすると、写真よりもずっとずっと美しいです!
水面のうごきに合わせて揺らめき、まるで青いオーロラのよう。
朝なら、他の観光客も少ないので「貸切セノーテ」のような感じ。写真も撮りやすいです。
3.大規模な鍾乳洞も見られる
あまり知られていないのですが、ここドスオホスでは美しい鍾乳洞も楽しめます!
ダイビングをすれば水中の巨大鍾乳洞を数えきれないほど、シュノーケリングでも写真のような鍾乳洞の林を冒険できます。
4.広い!
あとは、ドスオホスは他のセノーテと比べて、圧倒的に広いです。
グランセノーテよりも広いし、セノーテも大きいセノーテが2つあるので、観光客でごった返すこともあまりないです。
狭いセノーテだと泳いでいてもすぐにぶつかってしまう&写真に他の人が入ってしまうので、広々楽しめるのは、大事!
ドスオホスの楽しみ方と、おすすめアクティビティ4つ
ドスオホスを100%楽しむために知っておきたい「楽しみ方」をまとめました。
1.ドスオホスでシュノーケリング
ドスオホスのセノーテでのアクティビティで一番おすすめなのは、お手軽なシュノーケリングです。
水はかなり冷たいですが、水中の景色に見とれているうちにあっという間に時間が過ぎます。
魚はあまりおらず、光のカーテンや水の透明感を楽しむためのシュノーケリングです。
シュノーケリングセットは、現地でも有料ですが安く貸し出されているので、わざわざ持っていく必要はありません。
ただ、もし自分のこだわりのシュノーケル機材があるなら、持参してもOK!
個人で行く場合は、入場料700ペソ(約4,200円)のガイド付きツアーがかなりお得です!
- 鍵付きロッカーの利用
- 防寒用のウェットスーツ
- シュノーケルセット(マスク・フィン・シュノーケルの3点セット)
- 「Bat Cave(コウモリの洞窟)」へのガイド付きミニツアー
がすべて含まれています。(Bat Caveはガイド付きツアー限定で、セルフでは行けません。)
水温が低く、温かい日でも25度くらいなので、30分以上セノーテで泳ぎたいのであれば、ウェットスーツをレンタルした方がいいです。(とくに12月〜3月は寒いので)
2.ドスオホスでダイビング
ドスオホスでのダイビングでは、シュノーケルとはまた違ったドスオホスの美しさを知ることができます。
実はドスオホスは奥の方でほかのセノーテの入り口とつながっていて、入り組んでいます。
光のカーテンを潜り抜けたら、巨大な鍾乳洞がぶらさがる真っ暗な洞窟をさまよい、また別の出口に到着したり、突然大きく開けたドーム型の空間に出てきたり。
ダイバーにとって忘れられない体験になります!
セノーテでのダイビングでは、ライセンスが必要。ある程度の経験がないと潜れません。(洞窟ダイビングは結構危ないので、ある程度のダイビング技術が必要なため。)
初心者や体験ダイビングはダイビングではなく、シュノーケルを楽しみましょう!
それか、せっかく高いお金を払ってセノーテ・ダイビングするならドスオホスではなく「ダイバー限定のセノーテ」をリクエストした方が良さそう。
3.ドスオホスの洞窟探検
ガイドが必要ですが、ドスオホスでは洞窟探検もできます。(シュノーケルでOK!)
「Bat Cave(コウモリの洞窟)」という、その名の通りコウモリがたくさんいる鍾乳洞の洞窟まで案内してくれるのですが、ここがかなり圧巻。
他では体験できないような水中洞窟での冒険を楽しむことができます!
↑ふと天井を見上げると、コウモリたちがぶら下がっていました。ネズミのような毛皮にくるまれています。
4.幻想的なセノーテで記念写真の撮影
やっぱり、セノーテに来るなら写真撮影は欠かせません!
ドスオホスはセノーテの範囲が広いので、あまり観光客のいない朝であれば広い空間を独り占めして、とっても素敵な写真が撮れます。
セノーテの中は、普通の水中(ビーチなど)よりもずっと暗いので、暗所でも撮影に強いカメラがおすすめです。
私がセノーテで使っていたカメラは、オリンパスのTGシリーズです。(↓)
暗いところに強いので、綺麗な写真が撮れます!
あとは、GoProとかでも綺麗に撮れそうですね。自分の好きな水中カメラを使ってください♪
※ドスオホスでは、2019年頃からライフジャケットの常時着用が義務になり、潜っている写真は撮れなくなりました💦
ドスオホスに行くのにおすすめな時間帯(綺麗に見えるのは朝)
ドスオホスに行くなら、晴れた日の朝がベストです!!
濁りにくいので「早朝」じゃなくても楽しめる
ただ、グランセノーテのように「オープンと同時に入らないと濁って見えなくなる」ということはありません。
実はドスオホスはグランセノーテよりも濁りにくいので、頑張って早朝に行かなくても楽しめます。
※オープン時間は変更される場合があるのでGoogle Mapなどで事前チェックを。
100%楽しみたいなら、光が多い午前中が◎
ただ、ドスオホスの美しさを存分に楽しみたいのなら早めに来た方がいいです。
「ドスオホスはお昼がおすすめ」という情報もありますが、正直なんでだろう?という感じ…。わたし的には午前中がおすすめです。
午前中の方が、差し込む光が多い
わたしが行った時は、8時〜12時くらいまで滞在していましたが、朝の方が明らかにたくさん光が差し込んでいました。(今は9:00にOPEN)
帰る直前の12時ごろには、差し込む光の量がかなり減っていました。(太陽の位置が移動するため)
午後になると、光はほとんど差し込まなくなると思います。綺麗な光のカーテンが見たいなら、やっぱり午前中に行くべきです。
透明度は昼でも綺麗なまま
「午前中に行かないと、濁ってしまってカーテンが見えない」という話を聞いていましたが、「カーテンが見えない」のは、太陽の位置の問題じゃないかなと思います。
実際は、透明度はあまり悪化せず、ずっと綺麗でした。水が深いので、観光客がたくさんきても水底の砂が舞い上がらないんだと思います。
「早起きしたくないけど、透明なセノーテを見たい!」
という人は、グランセノーテじゃなくドスオホスがおすすめです!
ドスオホスの入場料、営業時間
ドスオホスのエントランスは道に面しているので、エントランスまで行き入場料を払って入ります。
ドスオホスについて
- 営業時間:毎日8:00~17:00
- 入場料:(エリア内に2つセノーテがある)
・1つだけ:250ペソ(1500円)
・2つとも:350ペソ(2100円)
・ガイド&レンタル付きツアー:700ペソ(4200円)←おすすめ。
さらに詳しい情報は以下の記事で。
ドスオホスに行くツアーはある?
実は、「グランセノーテ」に行けるツアーはたくさんあるのですが、ドスオホスに行けるツアーはとても少ないんです。
現在は、ダイビングツアーのみ催行されています。
シュノーケリングを目的に行く人は、基本自力で行くことになります!
カンクンからドスオホスへ「自力での行き方」2つ
カンクンからドスオホスまでは、自力でもいけます。
ドスオホスの場所
ドスオホスは、プラヤデルカルメンという街とトゥルムという町の間にあります。どちらかというとトゥルム寄りですね。
どちらのセノーテもカンクンから100㎞以上離れたところにあり、直行のバスはないので、バスやタクシーを乗り継いで向かうことになります。
まずはカンクンダウンタウンの「ADOバスターミナル」へ
ADOのバスターミナルは、カンクンのダウンタウンの中心地にあります。
どの行き方でも、まずはここに行くところから始まります。
ホテルゾーンからADOバスターミナルまで行く場合、少し面倒ですがタクシーか「R1」のバスに乗っていきます。
【ホテルゾーン⇔ADOバスターミナル】
タクシーの場合
- 値段:350ペソ/台〜
- 所要時間:10~25分
- 乗り方:ホテルマンに頼んで呼んでもらうか、ホテル前の道で捕まえる(事前に値段を確認・交渉する)
バスの場合
- 値段:12ペソ/人
- 所要時間:20~30分
- 乗り方:ホテル前の通りで、ダウンタウン方面のR1かR2バスを捕まえる。
運転手さんに「Quiero ir al terminal de ADO(キエロ・イル・ア・テルミナル・デ・アデオ)」と伝えれば、着くときに教えてくれます。
バスに乗るなら、詳しくはこちらの記事で(↓)
行き方その1:ADOバス+タクシーで行く方法(安全)
一番安全に行きたいなら、この方法がおすすめ。
流れとしては、こんな感じ。
- カンクン→トゥルム(街)2時間
- トゥルム→セノーテドスオホス 20分
- ADOバス往復:約550〜600ペソ(約3,300〜3,600円)/人
- タクシー往復:一台400ペソ(約2,400円)
- 所要時間:片道 約2.5時間(往復5時間)
①カンクン→トゥルム(街)
カンクンのADOバスターミナルから、トゥルム行きのバスに乗ります。
カンクン発トゥルム行きのバス情報は以下の通り。
タイムテーブル
5:30 6:00 7:10 7:30 7:50 8:00 8:45 9:30 9:45 10:30 11:00 13:15 14:30 15:45 16:35 16:45 17:30 16:45 18:00 18:30 19:45 20:10 20:50 21:30 22:15
参考:Horarios de Autobuses en Cancun(2019年9月8日確認)
値段
181~274ペソ/人(出発時間による)
所要時間
2時間~2時間30分
②トゥルム→セノーテドスオホス
ドスオホスは、トゥルムの街のちょっと手前にあるので、トゥルム・バスターミナルからタクシーかコレクティーボに乗って行きます。
- タクシーの場合
「セノーテ・ドスオホス」と頼みます。乗る前に値段を聞いておきましょう。200ペソくらいだと思います。 - コレクティーボの場合
プラヤデルカルメン行きに乗ります。ただ、すぐ降りるのにプラヤデルカルメンまでの料金(45ペソ/人)を払わなきゃいけないので、人数が多いならタクシーの方が楽。
行き方その2:コレクティーボで行く方法(一番早くて楽で安い)おすすめ★
- カンクン→プラヤデルカルメン(街)1時間
- プラヤデルカルメン→セノーテドスオホス 40〜50分
カンクンからドスオホス(byコレクティーボ)
- コレクティーボ往復の交通費:約190ペソ(約1,200円)/人
- 所要時間:片道 約2時間(往復4時間)
①カンクン→プラヤデルカルメン(街)
カンクンからプラヤデルカルメンまでは「Colectivo(コレクティーボ)」という、ハイエースのような大型バンが毎日たくさん出ています。現地民の足でもあります。
カンクンのダウンタウンにあるADOバスターミナルのすぐ近くから乗れて、ADOバスより安いです。
カンクン⇔プラヤデルカルメンのコレクティーボ情報
- 料金:45ペソ(2023年2月時点)
- 所要時間:1時間
- 乗り場:ADOバスターミナルの建物の前の駐車場から発着。(地図参考)いつも人が並んでいます。
乗り込む前に、運転手や他のお客さんに「A Playa del carmen?(プラヤデルカルメン行き?)」と一応確認しておきましょう。
コレクティーボは、プラヤデルカルメンの町の中心地近く(地図参考)に到着します。
② プラヤデルカルメン→セノーテ・ドスオホス
プラヤデルカルメンに到着したら、そこから「トゥルム行きのコレクティーボ」に乗り換えます。
すぐ近くの乗り場から出ているので、到着したらコレクティーボ乗り場の人に「Donde esta el colectivo a Tulum?(トゥルム行きのコレクティーボはどこですか?」と聞くと、案内してくれます。
プラヤデルカルメンからトゥルム行きのコレクティーボ乗り場はここ。
プラヤデルカルメン⇔トゥルムのコレクティーボ情報
- 料金:50ペソ(2023年2月時点)
- 所要時間:1時間
- 乗り場:カンクンから来たコレクティーボの降り場の近く
セノーテドスオホスは、トゥルムへの道のりの途中にあります。
トゥルム行きのコレクティーボが出発する前に、運転手さんに「Quiero ir a Dos Ojos(ドスオホスに行きたい)」と伝えて、ドスオホスの前の道で途中下車します。(エントランスへの道は、大通りに面しています。)
プラヤデルカルメンからトゥルムまでは1時間の距離なので、プラヤデルカルメンを出発してから40〜50分くらいでドスオホス前に到着するはずです。
ドスオホスからカンクンへの行き方(帰り方)
ADOバスで帰る場合
所要時間:3時間、予算は約400ペソ〜
- ドスオホス→トゥルム(タクシー)
ドスオホスの入り口でタクシーが客待ちしているので、トゥルムのバスターミナルまで送ってもらいます。(だいたい1台約200ペソ〜) - トゥルム→プラヤデルカルメン(ADOバス)
プラヤデルカルメンで乗り換えます。(トゥルム→カンクンの直行バスもありますが、本数が1日数本。とても少ないので乗り換えた方がいいです) - プラヤデルカルメン→カンクン(ADOバス)
行きと同じようにADOバスでカンクンまで帰ります。
ADOバスターミナルからホテルゾーンのリゾートまでは、R1バス(12ペソ/人)かタクシー(350ペソ/台〜)を使って移動します。
コレクティーボで帰る場合
所要時間:2時間、予算は約95ペソ
コレクティーボで帰る場合は、トゥルムは経由しません。
- ドスオホス前→プラヤデルカルメン(コレクティーボ)
ドスオホス前の道の反対車線(プラヤデルカルメン方面地図で見る)で待っていると、プラヤデルカルメンに行くコレクティーボが通りかかります。見つけたらタクシーを止める要領で手を挙げます。席が空いていれば、止まって乗せてくれます。
- プラヤデルカルメン→カンクン
プラヤデルカルメンに到着したら、カンクン行きのコレクティーボ乗り場へ移動して乗り換え。カンクンのADOバスターミナル前に到着です。
わたしがドスオホスに行くときは、いつも5分以内につかまえれてます。
元気が残っている人は、帰りに乗り換えの「プラヤデルカルメン」の街を散策してみてもいいかも。夕方以降は繁華街が賑やかで、美味しいタコス屋やレストラン、カンクンより安いお土産屋も多いです。
トゥルムの街まで遊びに行くのもアリです。最近話題のフォトジェニックスポットがいっぱいあります。
ドスオホスからトゥルム方面の道路でコレクティーボを拾えば、10分ほどでトゥルム中心地到着です。→トゥルムの見所
近くにある別のセノーテもおすすめ
ドスオホスのすぐ近くに、Cenote Taak Bi Ha(セノーテ・タクビハ)があり、こちらもめっちゃおすすめです!
歩いて立ったの8分なので、興味のある人はぜひ覗いてみてください!!
完全に地下にあり、洞穴のような入り口から入るセノーテで、ドスオホスよりずっと人が少なく、神聖な雰囲気です!
入場料は、ドスオホスとは別で350ペソ/人(2023年2月時点)です。
自力で「セノーテ・ドスオホス」に行く時の注意点
コレクティーボに乗る時の注意点
- 観光客向けではなく庶民が利用します。持ち物の管理に注意。
- 濡れた状態では乗車できません。
ちゃんと着替えを持っていこう(セノーテに着替える場所あります)
わたしは、セノーテで遊び疲れて帰りのコレクティーボの中で爆睡してたら、カメラを盗まれました( ノД`)。
寝てた自分が悪いのですが…。その時セノーテで撮った写真が全滅してしまい、とても悲しかったです…。(ドスオホスには何度も行っているので、他の時の写真はありますが…)
水の中で遊ぶのは想像以上に疲れるので、特に帰りは注意が必要です。
これを読んでいる人は、わたしのように帰り爆睡しないように!!不安な人はADOバス使いましょう。
まとめ
以上、セノーテ・ドスオホスに行った時の体験から学んだこと、行き方やツアーのまとめでした。
ドスオホスは、ユカタン半島に数千あるセノーテの中でも屈指の透明度を誇る本当に美しいセノーテです。
カンクンからは自力で行くと「往復4時間+乗り換えあり」と少しハードル高めの道のりですが、時間のある人はぜひ行ってみてください✨
カンクンには、セノーテ以外にもたくさんの見所があります。
こちらもチェック。↓