メキシコの絶景、ピンクラグーン(ピンクレイク)。
カンクン発のツアーも増えていて、今メキシコで一番話題のスポットかもしれません。
今回は、そんなピンクレイク(ピンクラグーン)への行き方を詳しく紹介します!
ピンクラグーンとは:3年ほど前の2016年から急に有名になった、カンクンからアクセスできる絶景スポットです!まだ観光地化途上のため、現時点では「行き方情報」があまりありません。
わたしは、今までに何度か、ピンクラグーンに行ってきました。
そこで、自分の体験&集めた情報をまとめて、カンクンから安く行く方法(ツアー、公共バス、レンタカー情報)についてくわしく紹介&比較します!
一番おすすめな行き方&お得情報もあるので、要チェック!
ピンクラグーン(ピンクレイク)とは?
ここは、去年から海外のInstagramerの写真によって
「Instagram-worthy spot (インスタグラムに投稿するのにピッタリな素敵スポット)」
として急激に有名になりはじめた場所です。
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日本ではなぜか「ピンクレイク」と呼ばれることの方が多いようで、ツアー会社などピンクレイクとして売りだしているようです。
わたしも、話題になり始めたころ(2017年の1月)と、2018年の8月の合計2回、ピンクラグーン(ピンクレイク)へ行ってきました!
わたしが行った時に撮った写真です。
本当に綺麗なピンク!!
絵になる!
メキシコ人観光客もいました!
ピンクラグーン(ピンクレイク)はカンクンからめちゃ遠い

「ピンクレイクはカンクンの近くにあるのだろう」と思っている人が多いのですが、実はピンクレイクのあるラスコロラダス村は、カンクンからとっっっても離れたところにあります。
どれくらい遠いかというと、なんとその距離260km。ちょうど、東京から名古屋くらいまります!
車を使って最短距離を高速道路で行っても、片道最低でも3時間半(!)かかるので、行って帰ってくる道のりだけで7時間もかかってしまいます!
つまり、行くとしたら確実に1日がかりです。
まずはピンクラグーン(ピンクレイク)の最寄りの街へ
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ピンクラグーン・ピンクレイクの最寄りは、「Las Coloradas ラスコロラダス」という小さな村です。
地図で見るとココ(↓)
「Rio Lagartos(リオ・ラガルトス)」という港町とも近いです。
カンクンからピンクラグーン(ピンクレイク)への行き方4種類
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ピンクラグーン(ピンクレイク)への行き方は全部で4つ
ピンクラグーン(ピンクレイク)に行く方法は、以下の4種類。
- ツアー
- 公共バス
- バス+タクシー
- レンタカー
唯一、ツアーではお任せで連れて行ってくれますが、バスやレンタカーなど自力で行く場合は「ラスコロラダス村」を目指すことになります。
ラスコロラダス村自体はとても小さく、村から歩いてすぐのところにピンクレイクがあります!航空写真で見ると、こんな感じ(↓)

それではさっそく、ここまでの行き方を見ていきましょう。
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ピンクラグーン(ピンクレイク)への行き方は何種類かありますが、何を最も優先するかによって行く方法が変わってきます。
ここからは、以下の3つの方法別に紹介します。
- 楽な方法
- 早い方法
- 安い方法
①楽な方法(カンクン発のピンクレイクツアー)
とにかく楽に快適に行きたいのであれば、ツアー一択です。
公共バスはとにかく時間がかかり、バス内も極寒…。レンタカーは舗装されていない道も走ることになるので、海外での運転に慣れていない人には難易度が高いです
追記:
最近こんな記事も書きました。(↓)

②早い方法(ピンクレイク・ツアーかレンタカー)バックパッカー向け
- 「とにかく早く行きたい!」
- 「移動は最短で済ませたい!」
…という人におすすめなのは、ツアーかレンタカー。
所要時間は以下の通りです。
行き方 | 所用時間 |
ツアー | 片道3.5~4時間 |
レンタカー | 片道3.5~4時間 |
公共バス | 片道5時間 |
公共バスは、途中で乗り変える必要があるうえに、道中いろんな町や村のバス停に寄る(ローカルバスなので。)ので、片道最低5時間はかかってしまいます。
それに対してツアーとレンタカーは車で一気に向かうので、最短時間の3.5~4時間で辿りつくことができます。
③安い方法(カンクンからラスコロラダスのバス)
最も安く行く方法は、「公共バスを使う方法」と、「途中からタクシーに乗り換える方法」です!
公共バスであればツアーの10分の1くらいの値段で行くことができるので、バックパッカーなどとにかく安価に行きたい人には特におすすめです。
それぞれの行き方の所要時間や値段をまとめると、以下の通り。
行く方法 | 所要時間 | 値段(1人あたり) |
バス バス+タクシー |
片道5時間 | 約340ペソ(=約2,000円) |
レンタカー | 片道3.5~4時間 | 約600ペソ(=約3,600円) |
ツアー | 片道3.5~4時間 | 170 USドル~(=約20,000円~) |
※ガソリンは、5人乗りに5人乗った時の一人当たりの値段(一台あたり3,000ペソ)です。普通は1台あたり4,000ペソ(約24,000)ほどかかります。
さて、ここからは、①ツアー、②公共バス、③レンタカーで行く方法をそれぞれ説明します。注意事項も書いているので、参考にしてください。
ピンクラグーン(ピンクレイク)のおすすめのツアー(カンクン発)

ピンクラグーン(ピンクレイク)のツアーに参加するメリット・デメリット
ツアーのいいところは、
- 事前にウェブ予約ができる
- 日本人ガイドさんの付いて案内・説明してくれる
- 行き帰りのホテル送迎も無料
- ランチやスナックも付く
ということで、下調べや準備など、面倒な作業は一切ナシで行くことができ、とにかく楽で安心なところ。
- 英語・スペイン語の不安な人
- バカンスでカンクンに来ている人
- 時間のあまりない人(短期旅行)
最安値のピンクラグーン(ピンクレイク)ツアー
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「とにかく安いツアーでピンクラグーン(ピンクレイク)を見たい!」という人は、いろいろ比較した結果、最安値はこのツアー
ただし、このツアーは本当に「ピンクラグーン周辺に行くだけ」なので、正直あまりおすすめじゃないのです…。
せっかく丸一日使ってツアーに参加するのであれば、これから紹介する「いろんな見どころに連れていってくれるツアー」がおすすめです。
一番おすすめのピンクラグーン(ピンクレイク)ツアー!【2020】


様々なツアーの中でも一番おすすめなのは、3つの見どころが組みあわさった1Dayツアー
このツアーで行ける場所
- ピンクラグーン
おなじみピンク色の湖。 - チチェン・イッツァ遺跡
マヤ文明の最も重要な古代遺跡の一つで、カンクンから日帰りで行ける唯一の世界文化遺産。「ユカタン半島で絶対見るべき遺跡」です。アメリカ大陸、いや世界でも指折りの素晴らしい遺跡です! - セノーテ・イキル(ユカタン半島の名物の美しい洞窟&泉)
ユカタン半島に存在するさまざまなセノーテの中でも、かなり珍しい「井戸型セノーテ」。深さはなんと40mもあります!美しく神秘的なスポットです。
以上の3つの見所は、どこも自力で行くのが難しいスポット。カンクンから西方面の「3大行きにくいスポット」です。(↓地図参照)
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しかも、日本語案内なので英語やスペイン語が苦手な人でも安心。
わたし自身もかつて、「どれが一番いいツアーなんだろう?」と思い、いろいろ比べてみましたが、このツアーが一番良いという結論に至りました。
というのも、細かい話になるのですがこのツアーだと「各見所にベストタイミングに着く」んですよね。
<ツアーの日程>
- 朝の暑さが緩やかな時に遺跡
遺跡観光って、正午~午後は日差しがキツイので、朝観光はありがたい…。 - 洞窟内に日光が入る10時以降のセノーテ
井戸型セノーテは、上からの光入った方が神秘的で綺麗なんです。 - 午後3時ごろにピンクラグーン
正午~午後はピンクにする微生物が活性化してより美しいピンクになります!
という感じで。
これ、結構大事ですよ〜。ピンクラグーンが「昼過ぎの方が綺麗」ということは、あまり知られていないので、「ベストタイム」に行けるのはありがたいです。
このツアーを見つけてから、
「わたしがカンクン周辺に家族と遊びに来るときには、このツアーに参加しよう」
とずっと思っていて、念願叶い、2018年に母と一緒にこのツアーに参加してきました!!
最初は正直「一人あたり3万円超えは結構高いな~」と思ったのですが、
「せっかく遠いカンクンまで来るのなら、母にもこの絶景を見てほしい」
という思いで実際に参加してみたら、最高に充実したツアーで、母もわたしも大満足でした^^
しかもツアー内容には実は3か所の他にも、こんなアクティビティーも含まれてました!(↓)
- ランチビュッフェ
- ジャングルツアー
- 天然泥パック体験
これ全部、最高に楽しかったです!
ジャングルツアーでは野生のワニやフラミンゴにも会えました^^
(↑)ボートに超接近するワニ
(↑)フラミンゴはシャイなので遠くから。
わたしも母とのツーショットいっぱい撮ってもらい、良い旅の思い出になりました!
ピンクラグーン(ピンクレイク)ツアーの、メリット・デメリットまとめ
■メリット
- ホテルまで送迎付きで安心。滞在先まで迎えに来て、最後も送ってくれます
- 1日で、カンクン西方面の必見スポットを一気に回れる。車に乗っているだけで着くのでとにかく楽。
- ガイドさんによる説明が丁寧で面白い(マヤ文明やユカタンの自然についてよく理解できます)
- それぞれの見所にベストタイムに行ける
- どの時期でも確実にピンクラグーンが見られる
(これについては後で説明しますが、Las Coloradasのピンクラグーンが塩の収穫で消滅している時など、ピンクラグーンのオーナーと直接交渉して、普段は立ち入り禁止の違うピンクレイクに連れていってくれます。色の濃い薄いはありますが、ツアー参加者は確実にピンクラグーンを見ることができます!正直、これがツアー参加の一番のメリットかと。)
■デメリット
- 値段が高い
→ただ、実際参加すると「この充実度・満足感でこれなら納得」ってなります。「ツアーに参加する=時間を買う」と考えましょう。
お金はかかるけど、最高の1日になります!
カンクンからピンクラグーン(ピンクレイク)の行き方:自力で行く方法(バス)編

ラスコロラダス村は、カンクンから公共バスを使った場合、片道5時間ほど。かなり時間がかかります…。
が、2017年1月に行った時、わたしはバックパッカーだったので実際にこの方法で行ってきました。
行き方は、下の地図のように、
①Cancun ⇒ ②Tizímin ⇒ ③Las Coloradas と移動します。

Tizímin(ティシミン)という街で、一度乗り変えることになります。交通費はひとりあたり 往復で約340ペソ(=約2,000円)、片道1,000円で行けます。
- カンクン中心地のADOバスターミナルで、「NorEste」というバス会社の7:30am発のTizimín行きのバス(123ペソ) に乗ります 。所要約3時間。
- (カンクン―ティジミン間には1時間の時差があるので、)ティジミンには9:30amごろ到着します。
バスターミナルの中にベンチがあるので屋内で乗り換えを待つことができます。 - 同じNorEsteのバスターミナルで、10:30am発のLas Coloradas行きのバス(50ペソ)に乗ります。 所要約1時間〜1時間半(ここでRio Lagartos行きに乗らないよう注意。)
- 12時ごろ、ラスコロラダスに到着。ピンクラグーンの目の前に降ろしてくれます。絶景を楽しみましょう!

- 帰りは、Las Coloradasを15:00発(注意:2018年2月5日の情報では、16:30pm発)です。これが唯一のバスなので乗り遅れないように!
行きに降りたところと同じ場所(ピンクラグーンの目の前)から乗れます。 - 16:30発(もしくはそれ以降)の中間地点ティジミン→カンクン行きのバスに乗り換えます。(このバスは、Las Coloradas発のバスを待ってくれることが多いです。)
カンクン到着は21:00時くらいです。
ピンクラグーン(ピンクレイク)にバスで行く際の注意事項5つ
1.偽物「ピンクレイク」に注意!
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これ、ホントに注意です!!
日本人の間では「ピンクレイク」という名前が有名なのですが、正式名称は「Pink Lagoon Las Coloradas」、「ラス・コロラダス(村名)のピンクラグーン」です。
- ピンクレイク⇒×
- ピンクラグーン⇒〇
わたしも、便宜的にどちらの名前も使っていますが…「ピンクレイク」という名前の別の場所(リオラガルトスという街から船で行く)が近くにあるので、間違えてそちらに行かないように注意。そちらはピンクではなく、茶色いらしいです…。
わたしの友達は、間違えて丸一日かけて間違ったピンクレイクに行ってしまい、完全に茶色い湖の写真を見せてくれました。可哀想でした…。
2.バスの本数がかなり少ないので、乗り遅れないように

バスの本数はとても少ないので、絶対に乗り遅れないようにしましょう!
特に、中間地点のTizimínからLas Coloradasまで行くバスは、1日3本ありますが、日帰り旅行者の選択肢は10:30am発のみ!(あとの2本は、13:30と、20:00発です。2018年11月に情報確認済。)
帰りも同じく、1本のみです。
ちなみに帰りのバスの時間は2017年1月には《Las Coloradasを15:00発》でしたが、2018年11月の情報では、《Las Coloradas⇒Tizimínのバスは16:00発》だったそうです。
現地に12:00頃到着になるので、4時間ピンクラグーンを楽しめます。(そんな時間要らないと思いますが…)ただし、バスの時間が変更する可能性もあるので、Tizimín⇒Las Coloradasのバスは余裕を持って10:30発を目指しましょう。Las Coloradas村には、ホテルは一軒もないので、帰りのバスには乗り遅れないように気をつけてください。
今までに、Las Coloradas発のバスの時間が何度も変更になったり、本数が変わったりして情報が錯綜し「ピンクラグーンからはちゃんと帰って来られますか?」という質問を多く受けていました。
そこで、確実に帰って来られる方法(バスを利用して)や一番簡単に自力で行く方法をまとめた記事を書いたので、よかったら参考にしてください!(↓)
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タイムテーブル、料金ともに最新の情報をまとめています。これを読めば、絶対にカンクンから日帰り可能です!!
3.バスでの防寒対策をしっかりしていく
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Cancun⇆Tizimin間のバスは、なぜか極寒でした。なので、暑い日でも防寒具を忘れないように!メキシコ人でも震えるほどの冷蔵庫バスです。
ちなみにADO(一等バス)でもNorEste(二等バス)でも同じような寒さらしいので、この区間はどのバスに乗るのでも防寒具は必携です。
4.冬には時差がある

冬になると、カンクンと中間地点のTizimínの間には「1時間の時差」が発生します。(2016年の春から新しく時差が設定されました。)
なので、バスの乗り変えの時間には十分気をつけましょう!
カンクンから移動してTizimínに到着してすぐ、時計を直しておくことをおすすめします。時間は、カンクンの方が1時間早いです。例:カンクン時間で9:00am=Tizimínや、Las Coloradasでは8:00am
TizimínやLas Coloradas=メリダと同じ時間です。
この時差は冬季のみ発生するので、「4月の第一日曜~10月最終日曜」の期間にはカンクン・ティジミン間の時差はありません。
具体的には、こう(↓)
- 2019年10月27日(2:00am)~2020年4月5日(2:00am)=1時間の時差あり
- 2020年4月5日(2:00am)~2020年10月25日(2:00am)=時差ナシ
- 2020年10月25日(2:00am)~2021年4月4日(2:00am)=1時間の時差あり
5.雨季はピンクラグーンが見られない可能性もある
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ツアーの説明のところでも話したのですが、雨季の時期(とくに4~10月)は「ピンクラグーンが消滅する」or「湖が美しいピンク色じゃなくなる」可能性があります。
原因については、あとで「ベストシーズンについて」の章で詳しく説明するのですが、そんな時にバスで行く(=個人で行く)場合、ツアー会社のように現地とのコネクションがないため、ピンクラグーンのエリアで行ける範囲は限られています。
実は「ツアーでしか行かせてもらえないエリア」があり、雨季はここが一番ピンクに見える場合が多いんです。ピンクの湖は目と鼻の先なのに、地主の許可が下りないと行くことはできず、また地理的に考えて忍び込むことも不可能です(船でのアクセスのみ&見張り番がいるため)。
雨季には、自力で行っても、ピンクラグーンを見られない可能性がある、ということは肝に銘じておきましょう。
バスのメリット・デメリットまとめ
■メリット
- とにかく一番安く行ける
■デメリット
- 時間がかかる(往復で最低10時間)
- 乗り替えなどもあり面倒&ものすごく疲れる
- バスが寒すぎて体調を崩すリスクがある
- バスの時間が変更されている可能性もあるので、柔軟な対応力が必要
- ピンクラグーン以外の見所には(時間がなくて)行けない
- 最悪、ピンクラグーンを見られずに帰る可能性がある(特に4~10月)
正直、安さ以外にはほぼメリットないです( ノД`)
特に雨季(4~10月)に行く人は、本当にバスの利用はおすすめしないです。ほぼギャンブルのようなものなので。往復10時間に耐えてもし結局何も見られなかったら、さすがにきついです…。
カンクンからピンクラグーン(ピンクレイク)の行き方:レンタカー編

現在、ピンクラグーンに行くのにバックパッカーの間でメジャーな行き方は、レンタカーのようです。
カンクンで借りるレンタカー代(1日の目安)
「5人乗りの車」で1台を一台借りたら、3,000ペソ(レンタカー代、ガソリン、高速代含む)。5人集めて折半したら、一人当たり往復で600ペソで行けます。
人数 | 一人あたりの値段 |
2人(4人乗り車) | 1500ペソ (約9,000円) |
3人(4人乗り車) | 1000ペソ (約6,000円) |
4人(4人乗り車) | 750ペソ (約4,500円) |
5人(5人乗り車) | 600ペソ (約3,600円) |
6人(7人乗り車) | 840ペソ (約5,040円) |
ただしこれはレンタカーの最安値です。レンタカーを借りる場所によっては、1台あたり4,000~5,000ペソかかる場合もあります。
泊まっているホテルに頼むこともできますが、事前に予約したい・最安値を探したいならエクスペディアで比較するのが早いと思います。
カンクンからピンクラグーン(ピンクレイク)までのルート
カンクンから、ピンクラグーンのある「Las Coloradas」という村までのレンタカーのルートは、以下の通り。
だいたい所要時間3時間半くらいで行くことができます。シンプルな道のりなので、迷うこともないと思います。
レンタカーのいいところは、自由に行動できるところ!
「日程に余裕がなくて、観光地をなるべく効率的に回りたい。でもツアーは高いからなるべく安く済ませたい。」という人は、リスクを取ってもレンタカーを借りれば、ピンクラグーンに行くついでに、方向が同じ「チチェンイッツァ遺跡」にも行くことができます。
「カンクンからピンクラグーン」間でレンタカーを使う時の注意点
ただ、、個人的には、レンタカーあまりおすすめじゃないです…。
なぜなら、そもそも往復最低7時間の運転は大変だし、あと、結構警察に絡まれるリスクが高いんです。
悪徳警察に注意。

この区間は、かなりの数の(悪徳)警察が張っていて、スピード違反、シートベルト未着用(後ろの席でも!)で数百ドルの罰金を科せられることがよくあります。
賄賂欲しさに、外国人にはとりあえず難癖を付けてお金を取ろうとしてくる人もいる警察が多いので注意が必要です。
実際に、レンタカーで行ったわたしの知り合いは、後部座席のシートベルト未着用で一人200USドルの罰金を払わされていました…。
まあ…実際は罰金というか、ワイロですね。賄賂要求の対応については、こちらの記事で少し話してます(⇒メキシコの警察にワイロを求められた時のはなし)が、メキシコではわりとよくあることです。
わたしがツアーに参加した時は、ツアーの運転手はやはり地元のドライバーなので警察が張っている場所を完全に把握していて、妙にスピードを下げて運転している区間があったりして、「さすが地元ドライバーだな」と思いました。が、それでも一年に何回かは捕まっているみたいです…(笑)
地元のドライバーですら捕まるのに、地元の道の知識ゼロでレンタカーで行く場合、カモられる可能性は激高です。(見た目も明らかに「アジア人観光客」だし。)
カンクンでは「国際免許を持っていなくても日本の免許書を見せれば借りることができる」のですが、なるべく難癖をつけられないように国際免許を持った人が運転するのが安全です。あとは、レンタカーは基本的に左ハンドルなのと、一部舗装していない道路を走るので気を付けてください。
それでも「リスクを承知で、レンタカーで行く!」という人は、以下の点に気を付けてください。
- 後部座席含め、かならず全員がシートベルトをしめる
- 制限速度を絶対に完璧に守る(警察めっちゃ細かく見てます。)
- 未舗装道路では、さらにゆっくり&前の車と距離あけて(小石が飛んできて、車体に傷がつくと弁償です。)
- パスポートと出国カードを持って行く(なぜか、持っていないと「外国人なのに持っていないのは違反だ。今すぐ国境に行くか、ここで俺に〇〇ペソを支払うか」みたいな話の流れになります。←しかもよくあるやつ)
さらに、警察に難癖つけられた時に備えて、スペイン語が話せる人が最低一人はいるといいと思います。スペイン語できないと、交渉もできず本当にいいカモにされてしまうので…。
あと、万が一カモられそうになっても、絶対にけんか腰で対応しないように。メキシコでは警察のワイロ要求はよくあることですが、円満におだやかに終わらせるのが基本です。
冷静に、感情的にならずに話し合って、どうしようもない場合はワイロを支払ってください。
車上荒らしにも注意
メキシコで多い犯罪の一つに、「車上荒らし」があります。
多いのは、ガラス窓を壊して、車の中に置いていった荷物を盗むという手口。観光地の駐車場でもよく起きるので、荷物を車の中に置いて行く際には、必ず見えないところにしまっておくようにしましょう。(トランクの中など)
また、貴重品(財布やスマホなど)は、絶対に持ち歩くように。
レンタカーのメリット・デメリットまとめ
メリット
- 完全に自由に行動できる
- 自分のペースで好きな時間帯に見所を回れる
- 人数で割る場合、ツアーよりも安い
デメリット
- 警察にわいろを請求される可能性が高い
- 長時間運転は疲れる
- 地元のレンタカー会社とのやり取りがいろいろと面倒
- 最悪、ピンクラグーンを見られずに帰る可能性がある(特に4~10月)
ピンクラグーン(ピンクレイク)へのツアー・レンタカー・バス情報まとめ
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とにかく第一に、「ピンクラグーンはカンクンからものすごく遠い」ということを頭に置いて、行く場合はしっかり行き方・プランを立てて行きましょう。

ツアーは、カンクンに行く前から事前ウェブ予約ができるし、レンタカーは宿泊先に相談すれば紹介してくれます(頼むところによっては値段差が激しいですが…)。公共バスだけは、前日か当日の準備になります。
トータルで考えると、基本的にはツアーで行く方法が一番おすすめです。
「大変でも節約していきたい!」というバックパッカーの人には、公共バスの利用が一番おすすめです。レンタカーは、リスクを考えると正直微妙、かも。
ちなみに。わたしはバックパッカーですが、公共バスで行ってから思ったのは「次もし行くことがあればツアーで行こう」ってことです。(笑) あまりにも、バスの旅(帰りはバスが渋滞に巻きこまれ、往復12時間かかり、しかも車内が謎の極寒状態)が大変すぎて…。→実際、2018年の夏にツアー参加したら、絶対こっちの方が満足度高く正解でした。(笑)
ツアーだったら、チチェン・イッツァ遺跡やカンクン周辺では見られないような珍しいセノーテ(セノーテ・イキル)にもついでに行けるし、労力・時間と、お金を天秤にかけても、「ツアーの方がいい!!」と断言できます。
ピンクラグーン(ピンクレイク)まで、本当に行く価値はある?
さて、ここまで読んで、「そんな大変な思いまでして、本当にピンクラグーンは見る価値あるのか?!」って疑問が湧く読者の方もいるかもしれません。
が、個人的には、「大変でも、見る価値はある!!!」と思います。
それに、家族や友達がメキシコに来る際には、ぜひ見せてあげたいと思うような絶景です。
世界には他にもピンク色の湖は何か所かあるのですが、アメリカの新聞HuffPostによると、ここピンクラグーンは、「世界の数あるピンクの湖の中でも、最も美しいもの」なのだそうです。
ここまで大変でも、この景色を目の前にした時の感動は忘れられないものでした。
カンクンに行く際には、皆さんもぜひこの世界No.1のピンクラグーンを見に行ってみてください!
重要!ピンクラグーン(ピンクレイク)のベストシーズン&おすすめの時期
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最後に、「ピンクラグーン(ピンクレイク)のベストシーズン」についても書かせてください。
ピンクラグーンに行く際、ベストシーズンはめちゃくちゃ大切です!!!
なぜなら、季節によってピンクラグーンは大幅に姿を変えるので、オフシーズンに行ってしまうと…
↑わたしの友達(-_-;)
…という、超絶ガックシ&悲しいことになってしまいます。
ピンクラグーンに(これだけ労力・お金・時間をかけて)行くのであれば、、絶対に美しい最高の状態のピンクラグーンを見るべき!
一番おすすめな時期はいつ?
ピンクラグーンを自力で訪れる際に一番おすすめな時期は「12月~2月の間」です。
わたしの撮った美しいピンク色の写真は、1月の初めごろ(1月3日など)に撮影したものです。

この時期であれば、バスやレンタカーなどで自力で行っても確実に見られます。
逆に、12~2月に行って「外れだった」という人は聞いたことがないので、この時期はかなり安定していると思います。ちなみに、《2018年2月の初めごろ》に行った方からは、
- 「ピンクがとてもきれいで水もたくさんありました」
と報告を受けています!送っていただいた写真がこちら。
きれいー!風もなく、鏡張りが見れたそうです。
《2018年の3月終わりごろ》に行った人からも、「美しいピンク色のピンクラグーン(ピンクレイク)を楽しめた」と報告を受けています!
参考に、そのほかの季節については、こんなかんじで報告を受けています。
- 2017年4月末
「ピンクラグーンが存在してなかった…」←なぜか蒸発して無くなっていたのだそうです…。 - 2017年8月
「そんなにピンクではなかった(オレンジっぽかった)」 - 2018年8月29日(私)
Las Coloradasのピンクラグーン、消滅してました。でもツアーだったので、特別に許可をとったRio Lagartosのピンクラグーンの方に連れていってもらい、無事見ることができました。ツアーの強み!
4月後半~10月は乾季よりも少しリスクが高く、美しいピンクラグーンが見られるかどうかは運次第です。
ただ、年にもよりますし、「雨季でも美しいピンクラグーンが見られた」という人もいるようなので、一概には言えません。
ピンクラグーン(ピンクレイク)の色はなぜ変わる?
ピンクラグーン(ピンクレイク)が鮮やかかどうか、すべては塩の収穫の時期(水を抜く時期)にかかっています。
というのも、もともとピンクラグーンは「塩の収穫のための場所」(自然の土地を現地の人が利用する形)のようなものなので、1年に一回、塩の収穫の時期が来ると全部水を抜いてしまうんです。
ただし、「いつ塩を抜くのか」は誰にもわからない(オーナーのみぞ知る…)という状態なので、やっぱり運次第。ただし、基本的に水を抜くのは夏(雨季)の時期です。(2017年は塩の収穫が4月にありましたが、2018年は8月終わりでした。)
水を抜いた直後は、ピンクラグーン(だった場所)はすっからかんです。その後、雨季なので雨水がたまりますが、まだ微生物があまり発生していないので暫くの間はピンクになりません。
ピンクラグーン(ピンクレイク)について、追記。
へ、絶景4.jpg?resize=700%2C525&ssl=1)
追記で最新情報を足していきます。
これから行く人の役に立てば嬉しいです。
2020年のピンクラグーン(ピンクレイク)の状態
月ごとのピンクラグーンの状態(鮮やかさ)をまとめると、以下の通り。
例年のピンクラグーン(ピンクレイク)の状態
1月 | ◎ |
---|---|
2月 | ◎ |
3月 | ◎ |
4月 | ◎ |
5月 | ◎ |
6月 | ○ |
7月 | ○ |
8月 | △![]() |
9月 | △ |
10月 | ◯ |
11月 | ◎ |
12月 | ◎ |
2018〜2019年は、雨季でも水抜きがかなり先延ばしされ、長期間ピンク色を楽しめました。そして、8月下旬に水が抜かれました。
その後2ヶ月間ほどは「微妙な時期(あまり鮮やかではない)」が続きましたが、10月から回復したようです。
2020年のピンクラグーン(ピンクレイク)の状態
1月 | ◎ |
---|---|
2月 | ◎ |
3月 | 不明 |
4月 | 不明 |
5月 | 不明 |
6月 | 不明 |
7月 | 不明 |
8月 | 不明 |
9月 | 不明 |
10月 | 不明 |
11月 | 不明 |
12月 | 不明 |
今の所、まだまだ綺麗なピンク色を楽しめるようです♪
ピンクラグーンのツアーなら、雨季でも綺麗なエリアに連れて行ってもらえる
そこで、地図をよく調べてみたところ、「ローカルバスで行くピンクラグーンと、ツアーで行くピンクラグーンが少し違うところかもしれない」という衝撃的な説が浮かび上がってきました。
地図で見ると、こんなかんじで。↓
実際参加してマップを確認してわかったのが、やっぱりツアーでは、前にわたしが自力で行ったピンクラグーン(ピンクレイク)とは違う場所に連れていってもらっていました。
ガイドさんに聞いてみたところ、ツアーで行けば、Las Coloradasを含む10kmほどのエリアの、その時期にピンクになっている湖に必ず連れていってもらえる、ということです。(この土地のオーナーと直接交渉している模様。)
これを踏まえて言うと、4月~10月にピンクラグーン(ピンクレイク)に行く人は、絶対にツアーを利用した方がいいと思います!
自力で行っても、オーナーと繋がりがない限り、綺麗なところには行けないので…。
ただし、12月~3月くらいまでは、例年Las Coloradasの村の近くがちゃんとピンクになっているので、自力で行ってもちゃんとピンクの湖を見られると思います。
まとめると、こんなかんじ。(↓)

- 赤:ツアーで行った方がいい期間
- 青:自力でも行ける期間
さらに詳しい「ピンクラグーン(ピンクレイク)のベストシーズン、ベストデイ」情報については、こちら(↓)の記事も参考にどうぞ。

ピンクラグーン(ピンクレイク)の入場料情報
レンタカー・バスで行く人へ新情報です!(ツアー参加の場合、ツアー代に含まれているので心配ないです。)
2018年3月終わりごろピンクラグーンに行った人から、「ピンクラグーンにゲートができていて、入場料がかかった」という情報を得ました。2018年2月に行った人からはそのような話は全く聞いていないので、2018年の3月から新しく入場料制度が導入されるようになったようです。といっても、
料金:50ペソ(約300円)
とかなり良心的なお値段(この先、値段が変わる可能性もありますが)。
ただ、欧米からの観光客には20㌦を要求していたという話もあるので、もしかしたら人によって請求される金額が異なる可能性も。
払わなくても一応ピンクラグーン(ピンクレイク)を見ることはできるそうなのですが、湖を近くで見るとなると、入場料を払うことになりますし、せっかくなので払って近くで見たほうがいいと思います。
最後に:ピンクラグーン(ピンクレイク)に行く予定の人・行った人へ。
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現在、ピンクラグーン(ピンクレイク)の最新情報を集めています!!
ツアーでも、自力でも、季節ごとのピンクラグーンの状態と様子(写真)が知りたいので、行った人はぜひ教えてください。とくに雨季は写真は大募集中。
特に、以下の3つの情報も教えていただけると大変助かります。(写真でもOK。)
- 「カンクン⇔ティジミン間」のバスの時刻表(時間、本数)
- 「ティジミン⇔ラスコロラダス間」のバスの時刻表(時間、本数)
- ピンクラグーン(ピンクレイク)の入場料(いくら要求されたか、など)
また、メリダやバジャドリッドから向かう方の情報(特に行き方)も募集中です。ピンクラグーンは情報が少ないので、実際に行った人による最新情報はとっても貴重です。こちらからピンクラグーン情報をシェアしていただけると嬉しいです!
よろしくお願いしますm(_ _)m
おすすめのツアー
これ、初カンクンの人は絶対行った方がいいってくらいおすすめ。
ユカタン半島の大自然と文化を1日で満喫できるので、これからカンクンに行く人はぜひ検討してみてください!
このツアーに、実際にわたしが参加した時のブログはこちら。(↓)

写真いっぱいでツアーの様子を紹介してるので、どんな感じなのかわかると思います。これからピンクラグーンに行く人の参考になれば幸いです!
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