最近、メキシコのカンクンで急激に話題になっている「ピンクラグーン」というスポットを知っていますか?
実はここ、世界でもとても珍しい「ピンク色に染まった塩湖」なのです!!
この記事では、
- ピンクラグーンの3つの魅力(見た目以外も!)
- 絶景を100%楽しむための、5つのコツ
について、詳しく紹介します。
その経験と、事前にこのエリアについて調べたことをまとめました!
もくじ
ピンクラグーン(ピンクレイク)が有名になったきっかけは、インスタ。
実はこのピンクラグーン、2,3年前はほとんど知られていない、まさに「秘境」でした。
人気の火付け役になったのが、皆さんご存知のSNS「Instagram(インスタ)」。ピンクラグーンは、ここで写真が投稿されたのをきっかけに一気に有名になった絶景スポットなんです。
人気の火付け役になったのは、こんな写真でした。
この投稿をInstagramで見る
まだ、ピンクラグーンに行く人が全然いなかった2,3年前、この投稿を発見した人たちの間で、
「この夢みたいに美しい場所は一体どこだ??」
と話題になり、そこからカンクン周辺の絶景スポットとして、じわじわと有名になってきました。
最近は、ピンクレイク現地ツアーがおすすめ!
数年前までは、ピンクラグーンは「自力で行くしかない場所(難易度激高)」だったのですが、最近は人気も高まりカンクンのホテルに送迎してれる現地ツアーが出てきました♪
>絶景3ヶ所セットツアー(ピンクラグーン+チチェンイッツァ遺跡+セノーテ・イキル)
このツアーでは、ピンクラグーン(ピンクレイク)と合わせて同じ方面の2つの見所にいけるので、効率がいいです!
①ユネスコ世界遺産にも登録されているマヤ文明の古代都市「チチェンイッツァ遺跡」
②チチェンイッツァ遺跡の隣にある、井戸型セノーテ「セノーテ・イキル」
ただし、かなりお値段が高めなので、バックパッカーには不向きかも。。
ここからは、「ツアーに参加した時」と「自力で行った時」、両方の体験から学んだことを紹介します!!
ピンクラグーン(ピンクレイク)の3つの魅力
ここから、ピンクラグーンの3つの魅力について説明します。
1. ほかでは見られない、メルヘンな景色
ピンクラグーンの魅力は何よりもその鮮やかなピンク色でしょう。
湖の色といえば、青や緑、茶色。
「ピンクの湖なんてファンタジーの世界にしか存在しないものだと思っていたのに…まさか実在するなんて!」
と、人々の驚きを誘いました。
…と言っても、実は世界には、他にもピンク色の湖が存在しています。(例えばオーストラリアやセネガルのものが有名です。)
しかし、ここラス・コロラダス村のピンクラグーンは、アメリカの新聞HuffPostによると「世界の数あるピンクの湖の中でも、最も美しいもの」なのだそうです。
ピンクラグーンの周辺にも美しいスポットが点在
ピンクラグーンの周辺はとてものどかで美しい干潟で、他にも美しいスポットが点在しています。
ラスコロラダス村からさらに東に10kmほど走れば、カラフルな干潟にも行くことができます。(自力でピンクラグーンまで行く場合、現地のバイクタクシーで行くことができます。ツアーなら、途中で通ります)
わたしが行った時には、きれいな黄緑色に染まった湖も見られました。ピンクラグーンの近くにグリーンラグーンもあったとは!
自力の場合、二人で1つのバイクに乗せてもらって(運転手を入れて3人乗り)、行き帰り150ペソ(1台あたり)、所用合計1時間ほどでした。
(2017年1月の情報です。2018年は200ペソ、2019年は250ペソになっていました。年々価格は上昇し、2022年は、不明…)
美しい「野ビーチ」もある
ラスコロラダス村の近くには、カリブ海のビーチもあります。この辺の海も、カンクンのようにきれいなターコイズブルー!
人がまったくいない穴場ビーチが続いています。
…といっても、誰も手入れしていないので、打ちあがった藻が大量に散乱しており、ビーチ自体はきれいではないです…。
いわゆる「野ビーチ」ですね。
しかし、人の手が入っていないビーチって本来こういうものなんです。自然のままのカリブ海は、一見の価値ありです!
航空写真で見ても、ラスコロラダスの周辺のビーチはとっても綺麗なエメラルド色。美しいビーチが広がっているのがわかります!
2. 博物館のような、多様な生態系
そして、ピンクラグーンにあるのは「絶景」だけではありません。
実はこの辺、絶滅危惧種や「生きている化石」がいっぱいの、天然博物館でもあるのです!
これは、ツアーに参加した人限定の楽しみなのですが、ピンクラグーンに向かうまでの「ジャングル・ボートクルーズ」で、ユカタン半島のいろんな動物を見ることができます♪
わたしが見ることができたのは…
野生のワニ(しかも巨大!)に、、
野生のペリカン、、(魚を食べる時、本当に喉が膨らんでいました!)
そして、野生のフラミンゴ!!
ここは、メキシコで最も巨大なフラミンゴの群れがいるエリアなんです。その数、全部で4万羽!
野生のワニやフラミンゴ、ペリカンは、他の地域ではなかなか見られないレアキャラ。そんな珍しい動物が驚くほどたくさん見られます♪
(↑)ピンクラグーンの生態系については、この記事でかなり詳しく紹介しているので、さらに一歩踏み込んで知りたい人は読んでみてください^^
- ピンクラグーン&見所セットツアー(ジャングルクルーズもあり)
わたしが参加したツアー
2. 天然泥パックができる!
ピンクラグーンの近くに、マヤ文明の時代から数百年〜数千年という、途方もない時間積み重ねてきた「良質な泥」が溜まっているスポットがあります。
ここで天然泥パック(全身もOK!)ができます♪
天然の泥が一面に広がっています!!
ここの泥、本当に細かくて柔らかくて、歩いているだけでなんだか気持ちいい。笑
現地ガイドさんが「良い泥」を掘り出してくれます。
良い泥は地中に眠っている…!
ここの泥には、数十種類のミネラルが含まれているので、肌に塗り込むと酸化した皮脂汚れを浮かせたり、老廃物の排泄を促してくれたりするらしいです。
ここまで贅沢に泥パックができるところは、世界でも稀なのでは…?!
(↑)シュールな人たち
ぜひ、顔だけと言わず、この人たちのように全身泥まみれにしてきてください!!笑
(ツアーだと、帰りのボートで乾燥させて、港に着いてから洗い流せます!)
ピンクラグーンの絶景を100%楽しむための5つのコツ
さて、ここからは、ピンクラグーンを楽しむために知っておきたい5つのコツを紹介します。
1.ピンクラグーンのベストシーズン&デイを知ろう
①乾季(11月~4月)
ずばり。ピンクラグーンのベストシーズンは、乾季(11月~4月)です!そしてその中でも、最も確実に美しいピンクラグーンが見られるのは12月~2月の間。
意外と楽しめる期間は短いんですね~…。
オフシーズンの雨季には、なんとピンクラグーンが丸ごとなくなってしまったり、色が濁ってオレンジ色や茶色っぽくなってしまうことがあります。
ピンクラグーンがピンク色なのは、湖の中に生息する微生物の効果です。なので、うまい具合にその微生物たちが繁殖すれば美しいピンクになる、という仕組みです。
微生物が繁殖しやすいのは、やはり雨の量が少なく湖が薄まらない「乾季」なので、ピンクラグーンが第一の目的の人は、ぜひ乾季にカンクンに行きましょう。確実に、最も美しい状態でピンクラグーンを拝むことができます!
(↑)2017年1月のピンクラグーン
ただし、バスなど自力で行く場合行ける範囲が限られてしまうのですが、ツアーで行けば基本的にちゃんとピンクになっているスポットを探して、連れていってくれるようです。
なので、雨季に行く人は現地ツアー参加が確実だと思います。
年によっても湖の状態は違い、雨季(5~10月)であっても、ちゃんと乾季並みに綺麗なピンクラグーンを見ることのできる日もあるそうです!
②晴天の日
そして、やっぱり晴れの日に行くのが正解です。
実は、日が当たった時と、曇っている時では、ピンクラグーンのピンクさ加減は全く違います!
わたしが行った時は、基本は晴れですが暑い雲がたまに流れてきていて、太陽が陰った時には全然色が違って見えました。やっぱり、光が差した時の方が断然鮮やかでキレイです。
行く前に天気予報を調べて、できるだけ晴天の日に行くようにしましょう。
ちなみに、ピンクラグーンが最も美しく見えるのは、太陽が真上にあり一番暑い時間帯、真昼~3、4時頃です。
ツアーで行けば、午後の「ベストタイム」に合わせて到着するので、その日の最高のコンディションで見ることができます。
③風のない日
運よく、風のない日にピンクラグーンに行くと、美しい「鏡張り」を見ることができます!
(↑)風がピタッと止んでいれば、空の模様がそのまま写し出されてとても綺麗。ピンク色のウユニ塩湖みたいです!
う〜ん、綺麗!!
風の強さばかりは天気と違って知るのが難しいので「ほぼ運次第」です。
ただ、この辺り一帯は風がとても強いエリアなので、無風の日に行けたらラッキーくらいで思っておくのがいいかも。
2.ピンクラグーンが一番きれいに見えるスポット
ピンクラグーンを見たり写真を撮ったりするなら、「ピンクの鮮やかさ」がよくわかるようにしたいですよね。
実はピンクラグーン自体は全然大きくなく、向こう岸が見えるくらいの規模です。特別「スポット」と言えるような場所は存在しないのですが、ピンクラグーンが最もきれいなのは、順光(逆光の反対)から見たとき。
なので、訪れた時間帯に合わせて順光の状態で撮れるように、ぐるっと湖の周りを一周して、南側などのベストポジションから写真を撮りましょう!
だいたい、ゆっくり歩いても20分ほどでぐるっと一周できると思います。
3.ピンクラグーンに持っていくべき持ち物
- タオル
- サングラス
- 水
- 食べ物
ピンクラグーンは塩湖なので、足を浸しただけでもかなりベタベタします。近くに足洗い場などもないので、もしピンクラグーンに行く場合は水に触れないように!
(偶然落ちるなどして触れてしまった時用のタオルは用意しておくといいです。)
また、Instagramでは、ピンクラグーンで泳いでいる強者の写真を見かけますが、あのレベルの塩濃度(&微生物濃度)の水につかるのは、体によくないので避けましょう…。というわけで水着は不要です。
2018年から、ピンクラグーンおよび周辺の塩湖で泳ぐのは全面禁止になりました。
ここは私有地で、しかも塩精製をしている会社の土地なので、違反すると見回っている警備員に捕まります。(めちゃ罰金払わされた人います💦)
この辺りは遮るものがないので直射日光&炎天下。白い地面からの照り返しもあります。
特にピンクラグーンの周辺は一切日陰がないので、持っている人は帽子やサングラスなど日よけグッズを持参することをおススメします。
自力でカンクンから来る場合、かなりの遠出になるので、バスでの移動中に食べるスナックも用意しておくといいです。(ツアーだとスナックも用意してくれます)
4.Instagramで「#ピンクラグーン」の写真を見てみよう
ここピンクラグーンは、2016年からInstagramで有名になったスポットです。「#pinklagoon」や「#lascoloradas」、「#ピンクラグーン」でタグ検索すれば、キレイな写真がたくさん出てきますよ~。
世界中の人が撮ったピンクラグーンの写真を見て「自分もこんな風に撮りたい」なんて考えながら行けば、ワクワク感も高まりそう!
また、雨季に行く人はピンクラグーンが消失していないかどうか確かめるためにも、最新の写真を見て、状態をチェックしてから行きましょう!
わざわざ行ってから、「ピンクラグーンがなかった…」なんてことになったら、泣けます…。
わたしが聞いた中で、これは「まちがえて、違う方の”ピンクレイク”に行ってしまった」(←わたしの友達。なぜか茶色かったそうです)に勝るとも劣らない、悲しい事態です。
5.ラスコロラダスの海鮮を楽しもう
ピンクラグーンのある「ラスコロラダス村」には、お昼ご飯が食べられるレストランが数件あります。
海鮮料理がカンクンよりもずっとお値打ちでおいしいので、自力でいく人は海鮮の食堂に行くのがおすすめです。
すぐ近くの海からとってきた新鮮な魚を使った魚フライやセビーチェを楽しむことができますよ。
ツアーに参加する場合は、ここに来るまでに食事を済ませているはずなので、ここでの食事は必要ないかも。自力で来た人向けです!
まとめ
ラスコロラダスの3つの魅力
- ほかでは見られないメルヘンな景色が見られる
- 博物館ばりの素晴らしい生態系がある
- 贅沢に天然泥パックも楽しめる
5つのコツまとめ
- 乾季の、晴れていて風のない日に行こう
- いい写真を撮るなら、南側(順光)から
- タオル、サングラス、スナック、水は多めに持っていこう
- 行く前にInstagramで「現在の状態」をチェックしてみよう
- ラスコロラダス村で新鮮な海鮮も楽しもう!
自力で行く場合の「行き方」については、こちらの記事で詳しく紹介してるので参考にしてください。(↓)
ハネムーン | ツアーに参加しよう! |
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普通の旅行者 | ツアーに参加しよう! |
節約旅行者 | スペイン語ができるなら自力もあり。 |
バックパッカー | 自力で頑張れ! |
ツアーで行く場合は、こちらの記事(↓)で紹介しているこのツアー
ピンクラグーンは、カンクンからかなり離れているので、ツアーにしても自力で行くにしてもかなりの遠出になります。
が、そこには、きっと「行ってよかった!」と心から思えるような絶景が待っています。
せっかくいくならば、100%楽しみたいところ。
ピンクラグーンだけではなく、その周辺もとても美しい自然が広がっているので、ぜひ、ユカタン半島北部エリア全体を楽しんできてください!
カンクン周辺のユカタン半島には、ピンクラグーン以外にもカンクンから日帰りで行ける絶景スポットがたくさんあります!美しい水中洞窟、カンクンNo.1のビーチがある「ムヘーレス島(イスラ・ムへーレス)」、などなど…。
せっかくカンクンまで行くのであれば、ビーチだけでなくいろんな絶景を楽しんできてください^^