カンクン観光の役立ち情報

なぜピンク?知っていたらより楽しめる、ピンクラグーンのマメ知識

ピンクラグーンにあるのは絶景だけではありません。

実はこの辺、絶滅危惧種や「生きている化石」まみれの、天然博物館でもあるのです!

さらに一歩踏み込んでピンクラグーンを楽しみたい人へ…。

ピンクラグーンとは?

ピンクラグーンとは、2016年からInstagramに投稿されたことがきっかけで大人気になった、カンクン周辺エリアの塩湖です。

Instagramでは「The most Instagram-worthy spot(最もインスタグラム映えする場所)」としても有名になり、その景色を一目見ようと、世界中から人が集まっています。

その特徴は、なんといってもその色!写真で見ても分かる通り、とってもきれいなピンク色なんです。

ピンクラグーンは、なぜピンク色になった?

ピンク色の正体は、この湖にいる「スピルリナ」という微細藻類と「アルテミア」という、ミニ海水エビです。

ピンクラグーンには、この2つの生物が大量生息しています。

目には見えないのですが、おそらく顕微鏡で覗いてみるとものすごい密度にビックリするでしょう。(これを見たら、たぶんピンクラグーンで泳ぎたくなくなると思います…)

その2つの生物には、「カンタキサンチン」、「βカロチン」という赤い色素が含まれています。

この赤い色素によって、ピンクラグーンはあのような美しいピンク色に見えるのです。

メキシコのピンクラグーンの他にも、世界中に何か所かピンク色の湖が存在するのですが、それらの湖にはほぼ100%、この赤色素を持つ2つの生物がいます。

これらの藻類や微生物は、強度のアルカリ性の湖に生息します。

なので、世界中どこに行っても、ピンクの湖はどこもかな~りしょっぱめの塩湖なのです。

ちなみに、このアルテミアという小さなエビ、実は一億年前から姿を変えずに生き続けているスゴイ生物。

生きている化石」と呼ばれているんだそうです!

ピンクレイクの近くで見られる生き物

フラミンゴの秘密

ピンクラグーン周辺には、フラミンゴが沢山生息しています。「アルテミア」や「スピルリナ」をエサにしているのが、そのフラミンゴたちなのです。

そして、フラミンゴの体が赤いのは、この2つの生物が原因です。

これらの生物を食べないフラミンゴは、なんと体が白っぽくなっていくのだそう。

動物園などで見るフラミンゴの住む檻の中の池には、アルテミアやスピルリナは生息していません。

なので、みんなの見たい「ピンク色のフラミンゴ」を作りだすため、実はえさの中に色素を混ぜて与えているそうです!

フラミンゴの祖先は恐竜のいた時代から地球上に存在している、世界で最も古い鳥でもあります。

確かに、恐竜たちに混ざっていても違和感のない風貌ですね!

現在は、生息できる場所がかなり減ってきて、数も激減しています。しかし、世界各地の湖や海岸、そしてここ、ラスコロラダス周辺のような、特殊な環境の中で生き延びています。

フラミンゴはピンク色の方がモテる!

この辺は天然の餌が豊富なので、ピンクラグーン周辺に生息するフラミンゴたちは、どのフラミンゴもとってもキレイなピンク色です。

ちなみに、フラミンゴたちの中でも「色が濃い方が素敵」説があるらしく、ピンク色が薄い、白っぽいフラミンゴはモテず、うまくペアを組めないことがわかっているのだそうです…。

ピンクラグーン周辺には、モテモテに違いない濃いピンク色の美しいフラミンゴが沢山いるので、ぜひチェックしてみてください!

ほかの絶滅危惧種の生き物もいます!

この周辺は、絶滅危惧種に指定されている超レアキャラのはずのカブトガニも大量発生しています。

彼らも、太古の昔からその姿を変えずに生き延びてきた「生きている化石」。

普段は湖の底で暮らしているので、生きている姿を見ることは難しいのですが、ピンクラグーンの近くの湖などで湖畔に大量に打ちあがっているのを見ることができます…。

まとめ

小エビのスピルリナやフラミンゴ、カブトガニ…と、ピンクラグーン周辺には、本当に面白い生態系があります!

しかもそれらのほとんどが、他の地域では簡単に見ることが出来ないレアなものばかり。

それだけ、ここの環境がユニークということでしょう。

その生物たちが数千万年前からほとんど同じ姿なのだと考えると、このあたりの景色も数千万年前から地球上のどこかに存在してきたものなのかもしれません。

そう考えながら見ると、まるでタイムスリップしたような不思議な気分になりますね。

ピンクラグーンに行く際には、絶景だけでなく、ぜひこの世界有数の素晴らしい生態系に注目してみてください!