これまで通算7回以上来ているカンクンで、数々参加したツアーの中でも、ピンクレイクに行った日のことを紹介します!
その時のカンクン旅行のハイライトとして、母と一緒にユカタン半島の絶景「ピンクラグーン」ツアーに参加してきました!!
いろいろ迷った末に「プラン的にベスト」だと思って選んだのは、このツアー。↓
丸一日使って、美しいユカタン半島の北部の見所を網羅できます。
ツアーの流れがどんなかんじだったのか、記録がてら紹介します。これからカンクンに旅行に行く人の参考になれば幸いです^^
もくじ
ツアーには「ホテル送迎」も含まれている
まずはじめに、このツアーは「早朝〜夜」まで丸一日使うので、参加前日はたっぷり寝てください。笑
しかもホテルへの送迎が朝の5時半だったので、睡眠時間は3時間くらい→ツアー始まったときは眠すぎて死にそうでした…。
送迎は、予定時間通りだった!
このツアーは送迎付きなのでホテルのロビーで送迎を待ちます。
参加者は、合計6人と少人数制だった
わたしと母が車に乗りこんでから、違うホテルで他の4人組のお客さんをピックアップ。
今回は、参加者6人+ガイドさん+ドライバーさんの合計8人で行くみたいです。
人数が多い時は、2台に分かれて出発するんだそうです!(ガイドさんも2人)
(↑)ドライバーさん(左)とガイドさん(右)
早速、1つめの目的地「チチェンイッツァ遺跡」へ向かいます。
車窓から見える景色
かなり距離があるので、永遠に車を走らせます。
かなり頻繁にトイレ休憩を取ってくれるので、ありがたかったです。
(↑)寄ってくれるトイレ。トイレットペーパーもあって意外とちゃんとしてます。清潔。
このあたりには何もなくて、民家もないエリアだとこんなかんじの景色が永遠に続きます。メキシコ北部のサボテンが生い茂る乾燥した景色とはまた違い、ユカタン半島はやっぱり緑豊かなエリアだなあと思いました!
トイレ休憩をはさみながら爆睡してたら、3時間半くらいでピンクラグーンの近くの「リオラガルトス」に到着しました!
まずはジャングルサファリボート!
リオラガルトスは、ピンクレイクの近くにある港街です。そこの港で降ろされました。
ボート発着所。
写真だとわからないけど奥の方の海がカリビアンブルーに輝いていてテンション上がります!(この時の旅行では、カンクンに到着してから初めて日中に海を見た…!)
まずはジャングルツアー
これからピンクラグーンに行く前に、ジャングルツアーに参加するとのこと。
そんなんあったのか!と衝撃を受けつつ(←ツアー内容をいまいち把握できていなかったw)、そのままピンクラグーンに行くとのことだったので荷物を持ってジャングルツアーの小さいボートに乗りこみます。
プライべートジャングルツアー!
「ジャングル」といってもアドベンチャーな感じではなく、マングローブジャングルなので静かで平和なボートクルーズって感じです。
(↑)マングローブの森。ここに南国の珍しい動物たちがいっぱい暮らしています。
このジャングルツアー、全然期待してなかったけど想像以上に楽しかった!!(笑)
(↑)ボート運転手兼、魚を使っていろんな動物をおびき寄せる係(笑)のアンヘルさん。
うっそうと茂ったマングローブのジャングルの中を、うまいこと運転してくれました。
最初に発見したのはペリカンたち。日本だとなかなか見る機会はありませんよね。アンヘルさんのおびき寄せによってかなり近くで見られました!
ワニ探し
そして、「もしラッキーだったら野生のワニが見られるかも」とのことで、めっちゃワクワク!「見られたらいいな~」くらいに思っていたのですが、さっそくアンヘルさんが茂みの中に小さい子どもワニを発見。
(↑)真ん中の枝に乗ってます。保護色でわかりにくい。てかこれをボートで走りながら瞬時に見つけるとかアンヘルさんの動体視力すごすぎ!笑
(↑)子どもワニにテンションが上がっているわたしたちを、愛娘を見守る父親のようなまなざしで満足げに見るアンヘルさん。(この、のんびりと優しい風貌からは想像のできない鋭い動体視力の持ち主。)
「珍しいワニ赤ちゃんでも見られてよかったわあ~」
とわたしたちは大満足だったのですが、その後も引き続き鋭い目線をマングローブに浴びせ続けるアンヘルさん。
そして…静かにマングローブの中を指さしたかと思うと、おびき寄せ用の魚を投げつけはじめます。何か見つけたのかな?!と思ってみていると…
なんと!!巨大な大人のワニが出てきました!!
(↑)アンヘルさんのおびき寄せによってこんなに近くまで来た!
いや、近あっ!!!
ちょっと近すぎる。(笑)
ボート小さいので怖いですが、野生のワニをこんなに近くでみられる機会はもう人生で二度とないかも…。しっぽを横にスイスイさせながら、手足は全く動かさずに不思議な泳ぎ方をしていました。面白い~
フラミンゴの群れを見学
ワニを見てからはマングローブジャングルを抜けて、ちょっと開けた海の上を走っていきます。すると、アンヘルさんが遠くの方を指さしてフラミンゴがいる!と教えてくれました。
かなりレアな野生のフラミンゴ!!世界的に絶滅危惧種で超レアキャラです。
フラミンゴの体はエサの中に含まれている色素によってピンクになっているのですが、すごく美しいビビッドなピンク色のフラミンゴが何匹か見られました。この写真のフラミンゴの5倍くらいの鮮やかさでした!!
ボートでそのまま、ピンクラグーンに向かう!
そしてそのまま、ついに待望のピンクラグーンへ。
その前に、ガイドさんからちょっと残念なお知らせ。実は普通みんなが行くLas Coloradasという村のピンクラグーンは、「つい3日前に塩の収穫のために水が抜かれてしまった」とのこと。
=行っても何も見られない?!
ガイドさんからその事実を突きつけられた時、「えっじゃあわたしたちはピンクラグーンを見られないってこと…??」とボート内が多少ざわついたのですが、やっぱりツアーってすごい。「現時点でこのエリアで最もピンク色になっている湖に、特別な許可をもらって行きます」とのこと!すごい!!!
…てなわけで特別に許可が出た方のピンクラグーンへ向かいます。
わたしは8年ほど前に初めてピンクラグーンに行ってから、このウェブサイトに「ピンクラグーンの情報ページ」を作って季節ごとの情報を集めていたのですが、やっぱり時期によって見られるピンクラグーンの質に差があるんです。わたしの友達は「行ったら何もなかった」という悲惨な状況だったそうでめっちゃ可哀想だったのですが、その理由はたぶん「塩の収穫直後だったから」なんだとこの時気付きました。。雨季(4~10月)は本当にいつ塩の収穫があるかわからないので、夏の時期は絶対にピンクラグーンはツアーに参加するのが正解だと確信。だって自力で行ってもし何もなかったらどうしようもないから( ノД`)
ピンクレイク(ピンクラグーン)に到着!
というわけで雨季真っただ中にピンクラグーン行ったわたしたちですが、無事見ることができました!!
(↑)写真加工は一切なし。奥の方はちゃんとピンクです!
やっぱり乾季に行った時よりは鮮やかさが劣ります。
カメラでは色味が少し落ちているので、実際に目で見た方が綺麗です。


ただ、わざわざ遠方まで来てこれだと微妙、、かな。。
遠くの方に真っ白な台形の山が見えますが、あれが収穫した塩だそうです。ここの場所自体、塩を収穫するためい作られた場所なので、しょうがないですね…。
もしピンクラグーンのツアーに参加するのであれば、わたしたちは塩の収穫直後という「最も最悪な時期」に行っているのでこの写真で見られるレベルのピンクラグーンが最低ラインだと思えばOKだと思います。最低ラインでもそれなりに綺麗です。普段はさらに鮮やかですよ~。
(↑)ピンクラグーンに1月に行った時、わたしが撮影したもの
このあと、すぐ近くにある穴場ビーチに連れて行ってくれたのですが、本当に綺麗でとても感動しました。まさに「手付かず」「自然のまま」という感じ。
かつてのカンクンも、こんな感じだったのかな〜。
ここでのんびりしながら海沿いのローカルカフェでいただく、地元料理はとても美味しかったです!
これで、このツアーのハイライトは終了。
あとは帰るだけか…と思っていたら、ガイドさんが「まだありますよ!」と。
ここから天然の泥パックをしに行くらしいです!!
天然の泥パック体験
泥パック用の「天然の泥」は、数千年かけてマヤ文明の時代から蓄積されていた泥なんだそう。ただの泥かと思いきや、壮大な歴史が詰まってました…!
ボートをまた10分ほど走らせて辿りついたのがココ!
真っ白な泥まみれの場所!!写っている部分見渡す限り全部ドロです!ボートを付けて見渡すと、ほかの外国人グループが真っ白になりながら歩いているのを発見しました。
めっちゃシュールww
しかもこのまま帰るらしい(笑)
わたしたちも、彼らと同じように泥を体に塗ってからこのボートに乗っている間に乾かして、それから洗い流すって流れでした。
わたしたちの泥パックのために、アンヘルさんが一生懸命「いい泥」を掘り起こしてくれました。
「いい泥」は下の方に眠っているらしい…。けっこう深く、50㎝くらい掘ってました。いい泥への妥協は決してしないアンヘルさん。このままアンヘルさんに顔を塗られます(笑)
「顔だけ」とか「手足だけ」でもOKでした。肌の弱めな母も顔に挑戦してましたが大丈夫でした!(わたしはこれ系でいつも肌が大荒れするのでやらなかったけど、母が大丈夫なら挑戦できたかも。粒子の細かそうなすごくいい泥パックでした。)
ここからあの外国人グループのようにボートに乗りこみ、港に帰ります。スピードボートで30分くらいでした。意外と遠くまで来たんだなあ。
港に到着して、シャワーで泥を洗い流し、楽しかったジャングルツアーも終了。
何気に目玉のピンクラグーンよりもジャングルツアーでレアな動物がいっぱい見られたり、泥パックで遊んだりした方が楽しかったかもw(ピンクラグーンは前にも一度行ったことあるし)あとは車でホテルに送ってもらうだけです!
帰りの車〜ホテル到着まで
帰りの車ではみんな疲れ切って爆睡。
わたしも写真の整理をしつつ、いつの間にか寝てしまっていました。
港のあるリオラガルトスからカンクンまでは250Km以上離れていて、所要3時間半~4時間です。(ちょうど「東京から福島」とか「東京から浜松」の距離と同じくらい。)
こんなに一日中(合計約7時間とか)運転してるドライバーさんもすごいなあ…(-_-;)
無事、その時に宿泊していたホテル(フィエスタアメリカーナ)のロビーまで送り届けてもらいました!!(疲れすぎて港以降の写真がない。笑)
めちゃくちゃ疲れたけど、超充実&楽しすぎるツアーでした!
すべての見所について、ガイドさんが丁寧に説明してくれたのも勉強になってとても良かったです。
おかげで、カンクン周辺では見られないような、ユカタンの素晴らしい自然を存分に楽しむことができました!
今回わたしたちが参加したツアーの情報
わたしたちが参加したのはこのツアー!(↓)
-
カンクン発:リオ ラガルトスとラス コロラダスの日帰り旅行とランチ
ここから予約できます。
参考に、ちょっと詳細書いていきます。
このツアーのいい所
このツアーのこだわりについてガイドさんに聞いたところ、こんなことを教えてくれました。
- ピンクラグーンには午後(ベストタイム)に着く
午後の方が、日の光や水の温度の関係でピンクラグーンがより美しく見えるので、それを考慮してプランを組んでいるそうです!ちなみに午前中はピンク色が鮮やかに出にくいんだとか。ただ、夕方など遅すぎても雨季は雨が降る可能性が高まるので、季節によって「ちょうどいい時間帯」に行くのが大事。 - ピンクラグーンは「その日一番綺麗に見える場所」に連れていってくれる
ピンクラグーンは今回のように「その日、その時点で一番美しいピンク状態の場所に必ず連れていってくれる」ようです!
すべての見所にベストタイミングで行ってもらえるのは、やっぱりとてもありがたいです!
あとピンクラグーンの「その日のベストスポットに、特別に許可をとって連れていってくれる」というのはスゴイと思いました。それだけでこのツアーに参加する意味があると思います。
あと実際に参加して感じたグッドポイント◎は、
- 気遣いがスゴイ
スナックや飲み物もくれて、傘だって用意してくれたので雨が降っても大丈夫! - 素敵なガイドさん&ドライバーさん
これ、なんやかんやで一番大事!!本当にみなさん親切で、素敵な方たちでした。彼女たちのおかげで、最高の一日になりました^^
あと、母的にはトイレ休憩をちゃんと頻繁に取ってくれるのがめちゃありがたかったそうです(笑)
全部「公共交通機関で」行こうとすると、どうなるか
このツアーはユカタン北部のアクセスが難しい見所を網羅できます。
実は、今回行った見所にバスで行こうとするとめっちゃくちゃ大変&時間もかかるんです。
わたしも現地のバスでピンクラグーンに行ったことがありますが、大変すぎて死にそうでした。しかも、丸一日かけて見れるのはピンクラグーンだけっていう。
時間のあるバックパッカーならいいと思いますが、短期旅行者なら時間と労力がもったいないです。
今回のツアーは、
- ランチビュッフェ
- ジャングルツアー
- ピンクラグーン(←一番行きにくい)
- 泥パック
ぜんぶ「カンクンでは見られないもの・体験できないこと」をしっかり楽しめて、本当に時間対効果が高い(コスパいい!)と思いました。
ツアーを選ぶときの「ポイント」と「決め手」
それで、このツアーを選んだときのポイントは…
- 無理のない行程
あまり詰め込みすぎず、ゆったり楽しめる余裕のあるツアーの方が、結局満足度は高い! - 滞在時間がたっぷり
ガイド付きなので、説明もしっかりしてくれそうでした。
というのが決め手になりました。
いろいろ考えて、悩んだうえでかなりこだわって決めました。
結果的に、ちゃんと自分たちにとってベストなツアーを選べて本当によかったです!!