夏シーズン(6月、7月、8月、9月)のカンクンでは、「野生のジンベエザメと泳ぐ(シュノーケリングする)」という、夢のような体験ができます!
海外ブログやインスタグラマーに紹介されたことで、最近はカンクンの夏の一大人気アトラクションになりました😊
ジンベイザメと出会うこと自体、ダイバーにとって憧れの体験なのに、何十匹もの群れに囲まれてシュノーケリングをすることもできちゃいます。
2024年におすすめなツアー:
>ジンベイザメ・ツアーの値段
もくじ
夏の時期のカンクンの、ユニークな楽しみ方
メキシコの「夏」は、雨季の時期です!
メキシコの季節は、日本のように四季があるわけではなく「雨季と乾季」に大きく分かれています。グラフで見ると、こんなかんじ。(↓)
カンクンを旅行する際には、基本的に天気が安定している「乾季」をおすすめしているのですが、雨季にもいいことがあります。
夏のカンクンには、野生のジンベイザメがやってくる!!
それが、カンクン周辺の海に大量のジンベイザメがやってくるということ!!
ジンベイザメといえば、沖縄の美ら海水族館。(笑)
(↓)
あそこの巨大水槽で優雅に泳ぐジンベイザメは、確実に美ら海水族館一の見どころです。世界的に見ても、ジンベイザメを飼育できるほどの水槽を持つ水族館は少ないので、「ジンベイザメを見れる」こと自体、本来はスゴイことなのですが、、
カンクンでは、野生のジンベイザメに出会えるんです!!すごすぎる…!!
「ジンベイザメ(ジンベエザメ)」とは
ジンベイザメについてちょっと説明すると…
- 世界最大の魚
ジンベイザメは、「すべての魚類の中で世界最大の種」だといわれています。大きいものだと12mを超えるものも!巨大な体で優雅に泳いで海を周遊しています。 - とても温厚な性格
「サメ」といっても危険ではなく、主食はプランクトンです。大きな口を開けて、大量の水とともにプランクトンを吸いこみます。人に危害を加えることはまずありません。 - 超レア
世界を見回しても、ジンベイザメにこの確立で出会えるスポットは片手で数えるくらいしかありません。しかも他スポットは、人に餌付けされたジンベイザメだったり、高級クルーズじゃないと行けなかったり…。カンクンは実は穴場です!! - 実は古い種
ジンベイザメは、約6,000万年前に誕生したといわれています。人間よりもだいぶ地球の先輩です。
こんなかんじのサメです。世界一大きい魚が、温厚な性格でよかった…。(笑)
のっぺり。
ちなみに豆知識として、ジンベイザメの「ジンベエ」は、羽織の「甚兵衛」に柄が似ていることが由来なんだそうです。
たしかに、斑点模様はなんだか見たことがある気もしなくはない…?
英語では「Whale Shark(ウェールシャーク)」と呼ばれています。直訳すると「クジラザメ」ですね。たしかに、サメというよりもクジラに似てるかも。
カンクンで、ジンベエザメに出会える時期(ベストシーズン)
ジンベイザメは、6月~9月前半と、1年間のうち3ヶ月半の間しかカンクン周辺の海にいません。
なので、ジンベイザメ狙いのダイバーや観光客は、あえてこの時期を狙ってカンクンを訪れます!!ヨーロッパやアメリカの人の間ではかなり有名で、特にカンクンを何度も訪れているリピーターの中には、ジンベイザメに会うために来る人もいます。
7月、8月の遭遇率は、ほぼ100%!
ジンベエザメが見られると言われる6〜9月の中でも、7,8月のジンベイザメ遭遇率は素晴らしく、自然の中で見るのはとても難しいはずなのに、7,8月は「100%の確立」で見られるとのことです。
この遭遇率は、驚異的!!!
しかも、普通はジンベイザメは「群れない」生物なのですが、カンクンでは「あ、いた」「こっちにも!」「あれ?たくささんいる~!」といった感じで、ジンベイザメを沢山一気に見られます!
1匹でも見られたら超絶ラッキーなのに…しかも、なんと多い日には100匹以上のジンベイザメを見られるんだとか…!100匹て…!!!贅沢極まりないです。
6月と9月も、高確率で出会える!
もちろん、6月・9月もかなりの高確率(90%以上)で出会えます。
ツアーが開催されている期間中は、基本的によっぽど運が悪くなければ出会えると思います。
5月や9月下旬以降だと、カンクンでジンベイザメに出会える確率は低くなり、ツアーも開催されていません。
カンクンでジンベイザメツアーに参加する時の注意点2つ。
注意点を2つだけ紹介します。
① カンクン発のツアーでしか見にいけない
ジンベエザメが見られるスポットは、自力では行けないのでツアー参加が必須です。
シュノーケリング・ツアーであれば、子どもも5歳~参加することができます。海の中で一緒に泳ぐのが怖い場合は、船の上から見ていることもできるんだとか。
② ツアー中の船酔いに注意!!
雨季には風が強い日も多い=波が荒れやすく、船がものすごく揺れます!
口コミやブログを見ていてもわかる通り、船酔いで苦しむ人続出なので、絶対に酔い止めを忘れないように!!
カンクンで薬を購入できる場所は限られているので、日本から持って行った方が安心です。
ジンベエザメと泳げる、カンクン発現地ツアー(シュノーケリング、ダイビング)
カンクンでジンベイザメと泳ぐとなると、「ダイビング免許を持っていないといけないのかな?」と思いきや。
実はカンクンではダイビングよりもシュノーケリングツアーの方が主流です。
ジンベイザメダイビングツアーはあまりない。
実は、ジンベイザメを見るためのダイビングツアーはほとんどありません。
なぜなら、ジンベイザメたちはプランクトンを食べるために水面近くまでやってきてくれるから。
水面近くで待っているだけで、ちゃんと出会えるんです^^ 水面近くで遭遇します。めちゃくちゃ近づけます!
一応、「2m以内に近づいてはいけない」というルールがあるのですが、だいたいジンベイザメの方から近づいてくるパターンが多いです。不可抗力なので、仕方なし。笑
ダイビングだと深いところまで潜ることになり、基本的に「見上げる」かたちになります。むしろシュノーケリングの方が近くで見ることができるってことです。
なので、おすすめはシュノーケリングツアー!
いろいろ見た中でも、とくにおすすめなツアーを紹介します。
おすすめのジンベイザメ・シュノーケリングツアー(2022)
ジンベエザメ・シュノーケリングができるツアー会社は数が限られていますが、こちらがおすすめ。(↓)
- ジンベイザメと泳ぐシュノーケリング・ツアー
日本語ガイド・船での移動代・シュノーケリング器材レンタル代・ライフジャケットレンタル代が全て含まれています。催行期間は、6月1日〜9月15日です!
所要時間 | 半日(7:00〜14:30) |
---|---|
含まれるもの | 往復ホテル送迎/飲み物/救命胴衣(ライフジャケット)/ガイド/軽食/シュノーケル器具(シュノーケル、マスク、フィン) |
含まれないもの | ・海洋保護料(13ドル/人) ・ガイド・ボートキャプテンへのチップ(各5ドル程度) |
値段 | ・英語ツアー:167ドル(毎日) ・日本語ツアー:180ドル(火・木・土のみ) |
予約ページ | ジンベイザメと泳ぐシュノーケリング・ツアー予約ページ |
英語ツアーと日本語ツアーの差額はたったの「13ドル」なので、日程が合えば日本語ツアーにすると安心です😊
カンクンの海を知り尽くしたインストラクターが案内してくれて、口コミ&評価も高いです!
人気なので、早めに押さえておくのがおすすめ。
現地(カンクン)でジンベイザメツアーを頼んだ場合の値段は?
現地で頼んでも、事前に予約しても、あまり値段は変わりません。
わたしがハイアット系のホテルでアクティビティ・リストを見たときには、ジンベイザイツアー(英語ツアー)は、「175ドル」でした。↓
↑黄色で囲んだ部分。ただし、これは2018年の値段なので、もっと値上がりしている可能性が高いです。
また、ジンベイザメツアーを催行している、カンクンで一番有名なマリンアクティビティの会社「Aqua World」でもチェックしたところ、2020年の値段は「199ドル/人」でした。(参考:SWIM WITH WHALE SHARKS CANCUN)
どっちにしろ、Web予約すれば「167ドル」なので、事前にWeb予約しておいた方がお得です。
また、現地で予約しようとしても、人気のシーズンだと船の空き状況によって「参加できるのは早くて2日後」とかになってしまう可能性もあるので、なるべく事前にWeb予約しておくのが確実です。
子供はジンベイザメツアーに参加できる?(ツアーの年齢制限)
ツアーに参加できるのは、「8~65歳」の健康な人です。(妊婦はNG)
ただし、英語ガイドツアーと日本語ガイドツアーでは、少しだけ年齢制限が違います。
- 英語ツアー:8〜62歳まで
- 日本語ツアー:8〜64歳まで
7歳以下の子供と、65歳以上の人は、残念ながらどのジンベイザメツアーにも参加できません…。また、子供料金(割引)はなく、8~64歳は一律で同じツアー代金です。
未成年(8〜19歳)の単独参加は、親の許可があればOKです!
カンクンのジンベエザメツアーがおすすめな、3つの理由
ジンベエザメが見られるツアーとして、フィリピンのセブ島がより有名ですが、カンクンの方がずっとおすすめです。
なぜなら…
1. 「野生」のジンベエザメだから
フィリピンのセブ島で見られるのは、餌付けしたジンベエザメです。
元は野生だったので「野生の」と謳っていますが、観光客向けに餌付けしているのでもはや野生とは言えません。。
それに対して、カンクンでは夏にだけこの辺りに訪れる「本物の野生のジンベエザメ」を見ることができます!
2. ジンベエザメの群れの規模が巨大だから
カンクンのジンベエザメは群れで、セブ島とは規模が全く違います!!
セブ島ではラッキーで数十匹(20見られればとても良い方)ですが、カンクンではベストシーズンなら100匹以上見られることも!
80匹見られるのも珍しくないことを考えると、ここにやってくるジンベエザメが圧倒的な数だということがわかります。
3. 透明度の高い海で見られるチャンスだから
先ほどジンベイザメの主食はプランクトンだと話しました。
つまり、ジンベイザメは普段、プランクトンが多い濁った場所にいるということです。=基本、濁った場所でしか見られない生物です。
有名なセブ島でも、コンディションによっては濁っていることも多いんです。
しかし、カンクン周辺には、ジンベイザメは産卵のためにやってきているので、この時期プランクトンはそこまでいません。つまり、「透明度の高い海で見られる数少ないチャンス」でもあります^^
こうやってまとめてみると、カンクンはつくづく贅沢な場所だなあ、と思わされます。
雨季にカンクンに行く人で、ダイナミックなマリンアクティビティーが好きな人や動物好きは、参加するっきゃないです!
まとめ
世界中を探しても、野生のジンベイザメと出会える場所なんてほんの数か所。しかもこの遭遇率(ほぼ100%)は、他の場所ではありえません。
カンクンに夏の雨季の時期、とくに「6月、7月、8月、9月前半」に行く人たちは、ぜひ、世界中のダイバーが夢焦がれる大物・ジンベイザメと出会ってきてください!
2022年に一番安いツアーはこちらです。↓
メキシコの大自然に触れ、最高の思い出になると思います^^