メキシコのリゾート地カンクンの、海底美術館(or 水中美術館)と呼ばれる、「MUSA」に行ってきました〜!
ダイビングしかないと思っていたら格安のシュノーケリングのコースもあって、とても楽しかったので紹介します♪
シュノーケリング好き・ダイビング好きの人は要チェックです♪
もくじ
メキシコ・カンクンの海底美術館「MUSA」とは?
「MUSA(Museo Subacuático de Arteか、Cancún Underwater Museum)」は、日本語で「海底美術館」と呼ばれている、カンクン屈指の珍景です。
水中博物館、水中美術館、海底博物館などいろんな呼び方がありますが、どれもMUSAのこと。
最近、ここMUSAを訪れる観光客が増えて来ています!
アートプロジェクトによって生まれた珍景
ここは、実はあるアートプロジェクトによって生まれたスポット。
観光客の多いカンクンでは、観光地化によるサンゴの減少が深刻な問題になっていました。そこで、珊瑚礁を守るエコアートプロジェクトの一環として、サンゴの育ちやすい素材で作ったアーティストの作品を、国立公園内に沈めはじめました。
毎年のように新しい現在も、新しい像を沈めていますが、その数、なんと現在までで合計400以上!!
最初に沈められたのは2010年で、海底美術館の作品はすべて、サンゴの育ちやすい浅瀬(水深10mより浅い場所)に置かれています。この10年間の間にどんどんサンゴが育ち、もう作品の形がわからなくなるほどになりました。
(↑)MUSAの公式ムービー。雰囲気が伝わります!
主なアーティストは6人
このプロジェクトに参加したアーティストは、主にこの6人。
- JASON DECAIRES TAYLOR
- KAREN SALINAS MARTÍNEZ
- ROBERTO DÍAZ ABRAHAM
- RODRIGO QUIÑONES REYES
- SALVADOR QUIROZ ENNIS
- ELIER AMADO GIL
アーティストJason deCaires Taylor(ジェイソン・デカイレス・テイラー)さんの作品が沈められた時の様子を写したビデオがあります。
像が沈められてから、サンゴはそこで、少しずつ、少しずつ育っていきます。訪れる人はサンゴの成長を見守り、二度と同じ状態の像を見ることはないのです。
とても神秘的なスポットですよね。
カンクン海底美術館は危険?
海底美術館はかなり浅瀬にあり、潮の流れが強いエリアでもありません。体験ダイビングができるくらい(初心者でもOK)で、シュノーケリングは子供でも参加OKなので、危険性は低いです。
実際、シュノーケリングをしてみても危険を感じたことは一切なかったです。
安心してツアーに参加してください👍👍
カンクン海底美術館には3つのエリアがある
MUSAには、全部で3つのスポットがあり、それぞれ離れた所にあります。
- MANCHONES(マンチョネス)
- PUNTA NIZUK(プンタ・ニズク)
- PUNTA SAM(プンタ・サム)
紹介していきます!
① MANCHONES(マンチョネス)
マンチョネスは、一番有名なスポットで一番多くの像が沈められています。
深い所(約8m)に像があるので、ダイビングでないと近くで像を見るのは難しいです。(MUSAの写真を検索して出てくる画像のほとんどは、ここで撮られたものです。)
ここは古い像が多く、現在はほとんどがサンゴや海藻に覆われています。
像の数 | 473 |
場所 | Punta Sur Isla Mujeres (イスタムヘーレスのすぐ近く) |
水深 | 8〜10m |
② PUNTA NIZUK(プンタ・ニズク)
プンタ・ニズクは、マンチョネスよりは小規模になりますが、ユニークな像が沈められています。
とても浅い所に像があるので、シュノーケリングで十分近くで見ることができます。(保護エリアにあり、ガイド付きツアーでないと訪れることができません。)
マンチョネスよりも像が新しく、完全に侵食される前の綺麗な像を見ることができます。
像の数 | 33 |
場所 | カンクンの「Punta Nizuc」 |
水深 | 2〜4m |
③ PUNTA SAM(プンタ・サム)
プンタ・サムは、3つのエリアの中では一番像が少ないエリアですが、透明度は良いのでシュノーケリング初心者にはおすすめです。
近くの浅瀬には、沈没船や海亀がよく出るスポットもあり、3ヶ所合わせていくシュノーケリングツアー
像の数 | 9 |
場所 | カンクンの「Punta Sur」 |
水深 | 3.5m |
カンクンから海底美術館(MUSA)への行き方
MUSAへの行き方を紹介します。
ツアーでしか行けない(自力ではムリ)
MUSAは、ガイド付きのダイビングツアーかシュノーケリングツアーでないと訪れることはできません。
…というわけで、いきたい人は必ずツアーに参加する必要があります。
ダイビングツアーか、シュノーケルツアーで行ける
日本語がOKなダイビングツアーの多くはプラヤデルカルメンが基点なので、MUSAに行けるツアーを毎日催行している会社は少ないです。
海底美術館MUSAのダイビング情報(おすすめツアーも紹介)
MUSAでのダイビングは、一番像の多い「マンチョネス」でのダイビングです。
カンクン発の日本語MUSAツアー
>体験ダイビングツアー
一番人気のマンチョネス・エリアで潜れるツアー。最低価格保証があり、ライセンスを持っていない初心者でもOKです。2人〜予約OK(一人の場合は高い)
>ファンダイビングツアー
同じ内容ですが、ライセンスを持っている人はツアー代が少し安くなります。
英語のツアーもありますが、日本人インストラクターが付いてくれて説明も丁寧にしてくれるので日本語ツアーの方が安心だと思います!
日本語のツアーは、どちらも
- 1本はMUSAでダイビング
- もう1本はマンチョネスの近くのサンゴ礁ポイントでダイビング
という流れ。MUSAに潜れるのは1回のツアーにつき1回のみです。写真も無料でプレゼントしてくれるのがありがたい!
「英語で全然問題ない!」というライセンス保持者向けの英語ダイビングツアーは、AquaWorldという会社が催行しています。
MUSAに安く行くなら、シュノーケリングツアーもおすすめ
安くMUSAに行きたいなら、シュノーケリングツアーがおすすめです。
シュノーケリングツアーでは、浅めのポイント(プンタ・ニズク)に船で行って、シュノーケリングをしながら像を見ることができます。(プンタ・ニズクはシュノーケル専用のポイントで、ダイビングはできません)
子供も参加OKで、しかも安いので、
「ダイビングは値段が高いしちょっと怖いから行けないけど、シュノーケリングでならMUSAを見に行きたいな!」
という人におすすめ。
ホテルのツアーカウンターでも予約できる
英語でも大丈夫な人は、各ホテルのツアーカウンターで予約することもできます。
わたしと母は、ホテルのツアーカウンターでシュノーケルツアーを予約しました!値段は58ドル/人でした。結構安い!
ウェブサイトで予約した方が安いかも…?
ちなみに、あとから催行会社のAquaWorldの公式サイトを見ていたら、同じツアーが47ドルでした。(差額は、おそらくコミッション?)
なので、「これからMUSAに行きたい!」という人は、わたし達のようにホテルカウンターで予約するより、ウェブサイトから予約した方が安いです。
>MUSAのPunta Nizukのシュノーケリングツアーのページ(47ドル)
年齢制限:5〜60歳
>MUSAのManchonesのシュノーケリングツアーのページ(58ドル)
年齢制限:8〜60歳
+11ドルで、一番像が多いマンチョネスのエリアでもシュノーケリングできます。深さがあるので、かなり遠いですが…
シュノーケリングならPunta Nizukの方が近くで見られてお手軽です。
ちなみに、もっと小さい子がいるなら潜水艦ツアー(47ドル/人)という手もあります。0歳から参加OKで、3歳まで無料、4〜11歳は半額。MUSAの像も(少しだけですが)見られます!
シュノーケリングツアーに参加した体験記
ここからは、わたしがMUSAシュノーケリングツアーに参加した時のことを紹介します!
ホテルで予約しました。「AQUAWORLD(アクアワールド)」という、アクティビティ専門会社がツアーを催行していました。
こんなパンフレットをもらいました。
MUSAのことについても書いてあります!ワクワク。
ツアーは朝開始だったのですが、「現地集合」だったのでカンクンのバスでアクアワールドまで行きました!
ホテルゾーンのちょうど真ん中くらいにあります!
アクアワールドには、ツアー用にたくさんの船やボートが並んでいました!
ツアーの時間になると、名前を呼ばれてスピードボートに乗り込みます。わたしたちの目的地は、MUSAの中でも「プンタ・ニズク」というスポットなので、ラグーン側からジャングルを抜けて、カンクンのホテルゾーン南部を抜けていきます!
かなりスピード出ます!!
風が強い!
マングローブのジャングルも結構見られました!
ラグーンを抜けて、サンゴ礁のエリアに到着しました!!
水が透明!
ここで、スピードボートから…
この船?に移動します!!!
この船は、シュノーケリングの「基地」になる場所です。
ここは揺れずに安定しているので、船酔いしやすい人でも大丈夫だと思います!
透明度にワクワク!!
ライフジャケットとシュノーケルセット(マスク、シュノーケル、フィン)をつけて出発です!
レッツゴー!
全員、ライフジャケットを身に付けることが義務付けられています。なので、素潜りなどで勝手に潜っていくことはできません。(このライフジャケット、ずっと泳いでいると浮力でウエッてなります。。)
海藻やソフトコーラルがわさわさ茂ってます。
結構波が強くて、ゆらゆらしてました。
魚もいる!
しばらくすると…
輪になって座る男達の像が出てきます。真ん中の石に祈りを捧げているように見えます。
よく見ると…
お腹側に、サンゴが育っています!
背中も、モサモサしてました。
次のスポットに向かいます…。
ガイドが案内してくれるので、ついていくだけ。
次に発見したのは、爆弾。
違う種類の爆弾もありました。
ん?何だろう??
アーチの下にたつ少女の像でした。
手を広げて立つ人の像。
わかりにくいですが、「ソファーに座ってテレビを見ながらお菓子を食べる男性の像」。男性のお腹あたりに、大きい魚が。
横から見るとこんな感じみたいです。
何かの像。
これも、なんなのか謎。サンゴが付きすぎていると、もう何が何だかわからない感じになります。
赤ちゃんを抱いている母親の像。(これは後ろ姿)
敬礼している男性の像。
ここで見れた水中像は、このくらいでした!!
それにしても、この辺はサンゴが綺麗!!
一面、色とりどりのサンゴが茂っていました。
魚もいっぱい。
サンゴの間を気持ち良さそうに泳いでいます。
大きめのハリセンボンも発見しました!!
水中像だけでなく、想像以上に綺麗なシュノーケルスポットで、シュノーケル自体もとても楽しかったです!!
ツアーが終わると、基地に戻ってのんびり帰りのスピードボートを待ちます。(飲み物もある!)
海を眺めたり…
2階部分で日向ぼっこするのも◎
またそのあたりでシュノーケリングしてる人も多かったです。
ウィンドボートを楽しんでいる人もいました!
このツアーでは、ここに好きなだけ居ていいようで、1時間に一回くらいやってくるスピードボートに乗って、好きなタイミングで帰ればいいスタイルでした。
スピードボートの迎えがきたので、帰ります!アクアワールドに着いたのは、午後1時くらい。またバスに乗ってホテルに帰りました。
半日の楽しいデイトリップでした!
- サンゴ礁でのシュノーケリング
- スピードボートでマングローブのジャングル探検
- 海底美術館を見る
この3つができて、大満足♪
格安で参加できるツアーの割には、とても充実していて楽しかったです!!
わたしが参加したツアーの予約ページはこちら↓
カンクン発のMUSAツアー(シュノーケル)
まとめ
以上、カンクンのMUSA(海底美術館)についてでした!
シュノーケリングツアーでは、ダイビングほどたくさんの像は見られませんが、かなりおすすめです。
カンクンに行ったら、ぜひMUSAに行ってみてください♪
ちなみに、MUSAだけでなく亀によく出会えるスポットや沈没船にも行けるシュノーケリングツアーもあります。75ドル/人なのでかなりお得!
>MUSA水中美術館(海底美術館)シュノーケルツアー 3か所のシュノーケリングスポットで水中探検<午前・午後/英語ガイド/往復送迎/カンクン発>
このツアーでは、像が一番少ない「プンタ・サム」エリアに行くので、MUSAを見に行くのには少し物足りないかもしれないけど、シュノーケリングツアーの内容としては、わたしが参加したものよりも充実してると思います!!
このツアーは「日本語で問い合わせできる」のと「ホテル送迎付き」なのがありがたい。
おまかせで楽しみたい人にはおすすめです!