メキシコシティ旅行

メキシコシティ観光で、本当におすすめな見所21選。【2024版マップ】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

メキシコシティをなんども訪れて、いろんな見所スポットに行ったわたし的、「メキシコシティで本当に行くべき、おすすめな見所」をまとめました!!

「定番スポット」から、ガイドブックに載ってない「個人的に超おすすめなスポット」まで、いろいろ網羅しています。

効率よく巡るための「1日コース」もいくつか紹介します。

これからメキシコシティに行く人はぜひ参考にしてみてください!

もくじ

メキシコシティで行くべき「必見の見所」は、3つ。

とりあえず、「メキシコシティに行ったらここは押さえておきたい!」という「最優先スポット」を、3つだけピックアップしました。

  1. メキシコシティ歴史地区エリア
  2. メキシコ国立人類学博物館
  3. テオティワカン遺跡

メキシコシティであまり時間のない人は、この3つを優先的に巡りましょう😊

① メキシコシティ歴史地区エリア(ダウンタウン)

メキシコシティ夜の歴史地区2

メキシコシティには「Centro Hisctorico(セントロ・ヒストリコ=歴史地区)」というエリアがあります。(「ダウンタウン」とも呼ばれています。)

「歴史地区」の歴史

この歴史地区は、かつてメキシコシティが湖だった頃にも「島」として存在していて、アステカ帝国の首都「テノチティトラン」だった地域です。

テノチティトランphoto by Xuan Che CC BY 2.0
中世にスペイン人が占領したあと、このエリアに建っていたアステカの神殿や街はすべて壊され、その上からどんどんヨーロッパ風の建物を立てた結果、このエリアは「中世ヨーロッパの街並み」に変貌しました。

そんな「占領の歴史」を持つのが、ここ「歴史地区」なのです。

このエリアには、メキシコシティで必見の見所がたくさん集まっています!!

  1. 街の中心地である「ソカロ広場」
  2. ソカロ広場に面した「メトロポリタン大聖堂」
  3. 埋められたアステカ時代の神殿を掘り起こした「テンプロ・マヨール遺跡」
  4. 圧巻の壁画を「国立宮殿」
  5. 歩行者天国の目抜き通り「マデロ通り」

などなど。

このエリアは、それ自体が博物館のようなもの。これまでのメキシコの歴史を色濃く写していて、さらに中世の建物も多いので、雰囲気たっぷりです。

現在も、中世の街並みの地下には「埋め立てられたアステカの遺跡」が残っているという、不思議な街です!

見所はすべて「歩いて回れる範囲」にあり、治安もいいです。

ぜひ「数時間〜半日」くらいかけて、じっくり観光してみてください♪

メトロ最寄駅 ・2番線「Zócalo」を降りるとすぐソカロ広場
メモ ベジャスアルテスのあたりから、マデロ通りを通ってソカロ広場に行くコース(もしくは逆)がおすすめです。

ダウンタウンの見所やグルメスポット、ホテル情報は、こちらの記事で詳しく書いてます!↓

メキシコシティ・ダウンタウンの見所・グルメおすすめ
メキシコシティ歴史地区(ダウンタウン)観光のおすすめ。【見所+グルメ】メキシコシティの中心地であるダウンタウン(歴史地区)の、おすすめの見所やお気に入りのグルメ(レストラン)、ホテルや穴場の観光情報を紹介します!...

② メキシコ国立人類学博物館

メキシコシティの国立人類学博物館16

ここは、メキシコにきたすべての人が絶対に行くべき、「人類の宝まみれの博物館」です!!

メキシコは「遺跡の宝庫」ですが、各地で見つかった重要な発掘品の多くがこの博物館に集められ、巨大な建物内に展示してあります!

  • オルメカ文明
  • テオティワカン文明
  • アステカ文明
  • サポテコ文明
  • マヤ文明

などなど、さまざまな時代の、さまざまな地域の文明で作られた建物が再現され、巨大石像や、発掘物が並べられています。

見応えたっぷりで、古代文明の人々のクリエイティビティに触れられます♪

とくに必見な展示物
  • アステカ・カレンダー(暦が書かれた巨大石版)
    メキシコシティの国立人類学博物館23
  • チャック・モール(ピラミッドの上で、「生贄の儀式」で取り出した心臓を乗せていた像)
    チャックモール
  • ピラミッド内部の再現と、「ヒスイの仮面」をつけた王の墓
    メキシコシティの国立人類学博物館14

などなど。

博物館は2階建。1階部分は考古学2階部分は民俗学エリアになっているので、メキシコの「過去」と「現在」を両方学ぶことができます!

メキシコシティの国立人類学博物館29
1階しか見ない人が多いのですが、個人的には2階もユニークな民族アートがたくさんあって、めちゃくちゃ面白いです!

もうココの博物館には10回くらい行ってますが、全然飽きない!

興味のある人は半日〜1日、サクッと見るのにも2時間はかかる、巨大博物館です!

入場料 70ペソ(約420円)
営業時間 9:00〜19:00
(月曜休み)
場所 Av. Paseo de la Reforma s/n, Polanco, Bosque de Chapultepec I Secc, Miguel Hidalgo, 11560 Ciudad de México
メトロ最寄駅 ・1番線「Chapultepec」から徒歩20分
・7番線「Auditorio」から徒歩15分
メモ メトロだと歩くので、タクシーかUberで行くのが便利!

詳しくは、こちらの記事でも紹介してます!↓

国立人類学博物館にあるアステカカレンダー(太陽)
メキシコ国立人類学博物館は必見!【料金、行き方、営業時間】わたしがメキシコ大好きなことを知っている旅好きな友達から、 「メキシコシティに遊びに行くんだけど、最低限どこに行ったらいいかな?」...

 

③ テオティワカン遺跡

テオティワカン遺跡でヨガをしている人

テオティワカン遺跡は、「メキシコシティ郊外(バスで1時間)」のところにあるので、ちょっとした「エクスカーション」として訪れるのがおすすめ。

メキシコで人気No.1の古代都市(遺跡)」で、ユネスコの世界遺産にも登録されています✨

テオティワカンの目玉

目玉は、遺跡エリアにある3つの巨大ピラミッドです。

  1. 太陽のピラミッド(頂上まで登れる!)
    テオティワカン遺跡の太陽のピラミッド
  2. 月のピラミッド(途中まで登れる)
    テオティワカン遺跡の月のピラミッド
  3. 羽毛のはえたヘビの神殿(装飾が見事!)
    テオティワカン遺跡のケツァルコアトル神殿の彫刻

ピラミッドを頂上まで登ってみる景色は、圧巻です!アメリカ大陸有数のパワースポットでもあるらしく、「頂上でのヨガ」や「気球に乗って空から遺跡見学」も、人気のアクティビティです。

日中はかなり暑いので、「朝」行くのがおすすめ。

サクッと観光すれば、メキシコシティにお昼までに帰ってこられます。

入場料 70ペソ(約420円)
営業時間 毎日9:00〜17:00
(金曜:4:45〜17:00)
場所 San Martín de las Pirámides, State of Mexico, Mexico

テオティワカンまでは、「北バスターミナル」からバスを使って1時間です。

詳しい行き方や、テオティワカンの見所はこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にどうぞ!!↓

テオティワカン遺跡へ続く一本道
【2024】メキシコシティからテオティワカン遺跡の行き方+見所まとめ。テオティワカン遺跡といえば、メキシコシティに行く人は絶対に訪れるべき必見スポット。 市内から1時間で簡単にアクセスでき、見応えもバ...

 

メキシコシティでぜひ行ってほしい、おすすめ観光地5つ

次は、わたしが個人的に「見応えめっちゃあり!!!」と感じた、おすすめスポットをまとめました。

上で紹介した3スポットと合わせて、ぜひ訪れてみてください♪

  1. バラガン建築(ルイス・バラガン邸、ヒラルディ邸)
  2. フリーダカーロ美術館(カサ・アスール)
  3. メルカド(市場)
  4. ラテンアメリカ・タワー
  5. ソチミルコ運河(世界遺産)

一つ一つ、くわしく紹介します!!

① バラガン建築(ルイス・バラガン邸、ヒラルディ邸)

ヒラルディ邸のプールと廊下

バラガン建築とは、メキシコの伝説的建築家「ルイス・バラガン氏」が作った建築のことです。

太陽の光、色などにこだわった建築で、とにかく感動的な美しさ!!

バラガン氏は「自分の建築は、メキシコの太陽がないと完成しない」というこだわりを持っていたので、彼の建築は「メキシコにしか存在しない」んです。

空間一つ一つが美しく、「家」に対する価値観が変わります!

「予約必須」なので、観光のハードルはちょっと高めですが、せっかくメキシコシティに行くなら、絶対に行っておきたいスポットです。

(とくに、建築、デザインに興味のある人は必見!)

今、メキシコシティ内で気軽に見学できるのは、この2つ↓

  1. ルイス・バラガン邸
    …バラガンが自分自身のために設計し、住んでいた家。世界遺産。
    ルイスバラガン邸(世界遺産)
  2. ヒラルディ邸
    …「バラガンの最高傑作」といわれるカラフルな建築。
    ヒラルディ邸のプール
わたし的には、「ヒラルディ邸」の方がカラフルな空間が多くて面白かったです!

バラガン建築については、こちらで詳しく紹介してます♪↓

ルイスバラガン邸(世界遺産)
メキシコシティの世界遺産、バラガン邸へ!【予約方法、行き方】メキシコシティには、有名建築家「ルイス・バラガン」の建築作品がたくさんあります。 その中で唯一世界遺産にも登録された、「ルイス・バ...
ヒラルディ邸のプールと廊下
建築家ルイス・バラガンが愛した「メキシコの8つの色」。没後なお、現代の建築家にインスピレーションを与え続ける、メキシコを代表する建築家、ルイス・バラガン。 今回は、彼が愛した「メキシコ...

 

② フリーダカーロ美術館(カサ・アスール)

フリーダカーロ美術館(博物館)4

フリーダ・カーロ」とは、メキシコでもっとも有名な女流画家のこと。壁画画家ディエゴ・リベラの妻でもあります。

フリーダカーロと猿(1)
世界的に有名なアーティストで、メキシコでは国民全員が知っているアイコン的存在です。

ここ「フリーダカーロ美術館(カサ・アスール)」は、彼女の生家をミュージアムにした見所!Casa Azul(=スペイン語で青い家)の名の通り、真っ青な家です。

フリーダカーロ美術館(博物館)5
中では、彼女の生き様や暮らしぶりから、彼女の最後の作品『Viva la Vida(人生万歳)』、そしてメキシコ文化を愛した彼女の民芸品コレクションを、たくさん見ることができます😊

死後60年たってもフリーダ・カーロの人気がまったく色褪せないのは、今でも彼女がメキシコにとってとても大切な存在だから。

2016年に公開されたディズニー・ピクサー映画『リメンバーミー(洋題:Coco)』でも、キャラとして登場していました!

リメンバーミー(隠れキャラ)2
つながった眉毛が、彼女のチャームポイント!!

ココは「超人気スポット」なので、予約した方が確実です!

詳しくは、こちら↓

フリーダカーロ美術館(博物館)4
フリーダカーロ美術館の場所・行き方・チケットの買い方まとめ。「Casa Azul(青い家)」や「フリーダカーロの家」と呼ばれる、フリーダカーロ博物館(美術館)。 今回は、行き方と、事前予約の...

 

③ メルカド(市場)

メルセー市場

メキシコシティには、大小様々な「メルカド(Mercado=市場)」がたくさんあります!

チランゴたち(メキシコシティの庶民)の生活を知りたいなら、活気のあるメルカド(市場)に行くのが一番!!

果物や野菜、お肉などの生鮮品から、手仕事やお土産まで、本当にいろんなものが売っていて、いつもとても賑やかです!

「メルカド」ほど活気溢れる場所は、他にはありません!!

商人たちの掛け声や、美味しい立ち食いフード、大量に積み上げられた野菜など、メキシコシティのパワーを肌で感じられます♪

庶民の台所!巨大な市場

グアナファトのイダルゴ市場4

生鮮品や日用品を売っている市場でおすすめなのは、以下の2つ。

  • セントラル・デ・アバストス:メキシコで一番巨大な新鮮品の市場。2,000以上の小売業者が、果物、肉、魚などあらゆる新鮮食品を売ってます!雰囲気を味わいに行くのもおすすめ。(フードスタンドもいっぱい)
  • メルセー市場:メキシコシティの中心地にあって気軽に訪れることのできる、メキシコシティで2番目に大きい巨大市場です。治安面や中心地からの行きやすさで考えると、こっちの方がおすすめです。

ありとあらゆる食材が販売されてます!

個性派市場

ソノラ市場死者の日

あとは、ちょっと変わった、個性的な市場も!

  • ソノラ市場:通称、「魔女市場」と呼ばれる、呪術グッズや薬草など怪しいものがいっぱいの珍名所!メルセー市場の隣なので、セットで訪れるのがおすすめ。死者の日のシーズンには、仮装グッズも充実します!
  • シウダデラ市場:メキシコ全国の民芸品やお土産物を安くゲットできる、民芸品専門市場。ブースは200以上あり、メキシコ雑貨好きなら必見です!

個性派市場について、詳しくはこちら↓

メキシコの珍名所「魔女市場」には何が売ってる?【行き方も紹介。】メキシコの首都「メキシコシティ」に、とんでもなく怪しい市場があります。 通称「魔女市場」と呼ばれている、「ソノラ市場」です。少し治...
メキシコらしいお土産なら、シウダデラ市場へ!【行き方も紹介】メキシコシティでお土産を買いたい人に一番おすすめしたいのが「シウダデラ市場(Mercado de Artesanías La Ciuda...

④ ラテンアメリカ・タワー

メキシコシティ ラテンアメリカタワー4

ラテンアメリカタワーは、歴史地区の目抜き通り「マデロ通り」の脇からすぐにアクセスできる、メキシコシティで一番高い展望台のあるタワーです!

ラテンアメリカタワーの夜景(メキシコシティ)5
ここから見る夜景は最高なので、ぜひ夕方〜夜の時間帯に行ってみてください♪

メトロポリタンシティであるメキシコシティを見渡すことができ、天気がよく空気の澄んでいる日には、遠くの方にメキシコ人にとっての富士山「ポポカテペトル山」が見えることも!

ラテンアメリカタワーについて、詳しくはこちら↓

ラテンアメリカタワーの夜景(メキシコシティ)2
メキシコシティNo.1の夜景を見に、ラテンアメリカタワーに行こう。メキシコの首都、「メキシコシティ」。ラテンアメリカの中でも最大規模の巨大都市です。 メキシコシティの中心地では、毎晩夜中まで煌々と...

⑤ ソチミルコ運河(世界遺産)

ソチミルコ
ソチミルコは、メキシコシティ中心部から南に30分ほど行ったところにある、古代から残る運河です!ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

ここでは、とってもカラフルな遊覧船「トラヒネラ」に乗って、運河巡りを楽しむことができます♪

メキシコシティの人々にとって、ソチミルコでの運河遊び=「最高の週末」の過ごし方。

ソチミルコのマリアッチ隊
週末になると、家族連れや友達グループが集まり、船に乗った花売りや船上マリアッチ隊が陽気な音楽を奏で、とっても賑やかになります!!

(平日も船に乗れますが、閑散としているので週末の方が雰囲気は◎)

ソチミルコの歴史

中世16世紀のころも、スペイン人貴族たちがここで船遊びをしていたんだとか。

「数百年前から続く、人々の娯楽」が今でも残っている、とても歴史のあるスポットなんです。

メキシコシティの大都市の喧騒を忘れて、自然を感じることができます。

わたしも大好きなスポットで、友達とよく行ってました!週末にソチミルコに行く予定の人は、ぜひ遊びに行ってみてください♪

詳しくは、こちらで紹介してます!↓

ソチミルコのトラヒネラ
メキシコシティのソチミルコ観光の楽しみ方。【行き方、船のコースも紹介】メキシコシティ南部にある、ユニークな見所「ソチミルコ(Xochimilco)」。 ソカロ周辺の歴史地区とともに、ユネスコの世界文化...

 

余裕があれば行きたい、おすすめの見所8つ

次に、メキシコシティで「余裕があれば行ってみたいスポット」をまとめてみました!

  1. メキシコ国立大学の壁画(世界遺産)
  2. グアダルーペ寺院
  3. チャプルテペック城
  4. ポピュラーアート美術館
  5. ソウマヤ美術館
  6. コヨアカン地区
  7. ディエゴ・リベラ壁画美術館
  8. ローマ地区&独立記念塔

それぞれ紹介していきます!!

① メキシコ国立大学の壁画(世界遺産)

UNAMの壁画
メキシコ国立大学(UNAM)には、メキシコ壁画運動の時代(1920年代初頭)に巨匠たちによって描かれた壁画がたくさん残っています!

ここも、ユネスコの世界遺産に登録されています。

UNAMのキャンパスには観光客も自由に入ることができ、無料で壁画巡りができます。

アート好きの人はぜひ!!

 

② グアダルーペ寺院

メキシコシティのグアダルーペ寺院

「グアダルーペ寺院(Basilica De Guadalupe)」とは、メキシコ人からの支持率圧倒的No.1、褐色の聖母「グアダルーペ」が祀られている寺院です。

信心深いカトリックのメキシコ人にとって、グアダルーペは「心の支え」であり、もっとも重要な存在です。

グアダルーペ寺院は、そのグアダルーペが初めて人々の前に現れた「世界三大奇跡」が起こった場所として、バチカンにも公認されています。寺院内部には、なんと、彼女がその時羽織っていた「マント」も飾られています!

メキシコシティのグアダルーペ寺院(新しい教会)
最近できた「新寺院」は、とてもモダンなデザインで「建築」としてもとても面白いです。

③ チャプルテペック城

チャプルテペック城は、メキシコシティの西部にある「チャプルテペックの森」の中にあるお城です。「北米で唯一のお城」なんだそうです。

チャプルテペックとは、アステカの先住民言語ナワトル語で「バッタの丘」という意味。

もともとはスペイン総督の「週末用の別荘」として建てられたお城ですが、その後「国立歴史博物館」になりました。

大統領公邸としても使われ、当時の豪華な調度品や装飾の数々を見学することができます!

映画好きの間では、映画『ロミオとジュリエット』(レオナルド・ディカプリオ主演)の撮影現場になったことでも有名です!

④ ポピュラーアート美術館

張り子のガイコツショー(museo de arte popular)

ポピュラーアート美術館(Museo de Arte Popular)は、わたしが密かに猛プッシュしている、めちゃくちゃおすすめのミュージアムです!

メキシコ各地で作られる民芸品(Arte Popular)を集めた美術館で、見応えバッチリ!!

現代のメキシコの人々の、クリエイティブな作品や有名作家の傑作をじっくり楽しめます。中心地にあるので、アクセスも便利。

季節限定展示も豊富で、いつ行っても楽しく、わたしもメキシコシティに行くたび必ず行くスポットの一つです。

⑤ ソウマヤ美術館

ソウマヤ美術館の外見
ソウマヤ美術館(Soumaya Museum)は、ユニークなアルミ板の外見が特徴的な、完全無料のミュージアム

メキシコの大富豪実業家、カルロス・スリム氏によって創立され、7万点以上のコレクションが保管されています。スリム氏の亡き妻「ソウマヤ」から、名付けられました。

ブロンズ像『考える人』で有名なフランスの有名彫刻家「オーギュスト・ロダン」の世界有数のコレクションを誇り、アート好きにはとってもおすすめなスポットです!

⑥ コヨアカン地区

コヨアカンの死者の日イベント

「コヨアカン地区」は、メキシコシティ南部にある市内有数の「おしゃれ・エリア」。かつての中世の街並みが今も残り、アーティストたちがたくさん住んでいます。

さっき紹介した「フリーダカーロ美術館」も、コヨアカン地区の中にあります。

コヨアカンの中心地は、週末になると多くの人が集まり、様々なイベントが開かれたり、ただただ散歩を楽しむ家族連れがやってきて、週末を楽しんでいます。

ギャラリーやミニ美術館、おしゃれなショップやカフェも多いので、散歩するだけで楽しいです♪

週末の夜は、とくに盛り上がっていておすすめ!

⑦ ディエゴ・リベラ壁画館

ディエゴ・リベラ

中心地の「イダルゴ駅」からすぐ近くにある「ディエゴ・リベラ壁画館」は、有名壁画画家ディエゴ・リベラ(フリーダカーロの夫!)の作品が集められたミュージアム。

小規模なミュージアムですが、リベラの名作『アラメダ公園の日曜の午後の夢』が展示してあります。超巨大な絵で、なんとサイズは「横15.6×縦4m」!

メキシコの歴史上重要な「メキシコの偉人たち」が描かれ、真ん中にはリベラ自身とフリーダ・カーロの姿も。

この壁画を一目見るためだけに行くのも、アリです!!

⑧ ローマ地区&独立記念塔

ローマ地区は、メトロ「インスルヘンテ」周辺に広がるエリアで、美味しいレストランやおしゃれカフェ、バーが集まっています!

メキシコシティ在住の日本人からは「メキシコの代官山」と呼ばれていて、若者にも人気のエリアです。治安もいいので、このあたりに宿をとるのもおすすめ。

有名な「独立記念塔」も、このエリアにあります。

美味しい韓国料理屋と、おなじみ「すき家」もあります。

メキシコ料理に飽きたりアジアの味が恋しくなったら、ここにきてみるといいかも。笑

 

曜日限定の見所や、イベント、ショー5つ

次に、「特定の曜日限定」の見所やイベント、ショーについて紹介します!

  1. ルチャ・リブレ(メキシコ流プロレス)(火・金曜のみ)
  2. サンアンヘルの土曜市(土曜のみ)
  3. ラグニージャの泥棒市(日曜のみ)
  4. 闘牛(日曜のみ)
  5. ビジャス・アルテスの伝統舞踊ショー(水・日曜のみ)
曜日限定のイベントにこそ、「メキシコシティの面白さ」が詰まっています!!!

① ルチャ・リブレ(メキシコ流プロレス)(火・金曜のみ)

ルチャドールの登場シーン(アレナメヒコ)
これは、メキシコシティに行くなら、ぜひ行ってほしい!!!

メキシコ人にとっての一番の娯楽であり、庶民にとっては最高のエンターテイメントです!

メキシコシティには、国内最大級の会場「アレナ・メヒコ」があり、格段にショーアップされた会場で、ルチャドール(プロレスラー)たちの戦いを観戦します。

とにかくめちゃくちゃ盛り上がるので、観客として来ているローカルの声援を聞いているだけでも楽しい!覆面をつけたスペル・エストレジャ(スーパースター選手)の登場シーンの会場の湧き上がり具合は、鳥肌モノです!

いい席でもかなり安く取れるので、迫力満点のリングに近い席で見るのがおすすめ!

ルチャ・リブレ観戦について詳しくは、こちらの記事で!↓

ルチャ・リブレ(クライマックス)アレナメヒコ
メキシコシティでルチャリブレ観戦!【チケットの買い方、注意点5つ】メキシコといえば??サボテン、タコス、テキーラ…そんな「メキシコらしい」ものの一つに、メキシコの庶民が愛する格闘技「ルチャ・リブレ」があ...

② サン・アンヘルの土曜市(土曜のみ)

メキシコシティの土曜市

コヨアカン地区のお隣の「サン・アンヘル地区」は、メキシコシティの高級住宅街。コロニアルな街並みと石畳の道が続く、ステキなエリアです。

そんなサン・アンヘル地区、毎週土曜日に「Bazar Sabado(土曜市)」を開催していて、これがめちゃくちゃ楽しいのです!!

絵画や現代アートから、小物や雑貨、可愛い刺繍や服、織物、陶器など、とにかくメキシコの可愛いものが勢揃い!ショッピング好きには天国です。

メキシコシティ市内だけでなく、市街からもクリエイターが集まり、手仕事品や民芸品を直接販売しています。(しかも、作品のクオリティがどれもすばらしい!)

わたしもこの土曜市が大・大・大好きで、土曜日にメキシコシティにいるときは必ずいきます!お土産探しにもおすすめ!

サン・アンヘルの土曜市について、詳しくはこちら↓

メキシコシティの土曜市バザール・サバドの紹介
メキシコシティ、サンアンヘルの土曜市を紹介。【行き方・おすすめ店も】土曜日にメキシコシティにいる人に絶対に行ってほしいおすすめの買い物スポットが、「サン・アンヘルの土曜市」! 通称「Bazar Sa...

③ ラグニージャの泥棒市(日曜のみ)

ラグニージャ市場のアンティークや民芸品

「ラグニージャの泥棒市場」は、かつて泥棒がお金持ちの家から盗んだもの・スリで手に入れたものを売っていたことから名付けられた、青空市場。

毎週日曜限定で1,000ヶ所以上の露店がずらーっと立ち並び、レアな骨董品、ガラクタからユニークな民芸品まで様々なモノが手に入ります!

ここでしか食べられない美味しいグルメ屋台も多く、ここの「バカリャオ(タラ)のサンドイッチ」は絶品です!

掘り出し物もたくさんあり、産地でも手に入らないようなレアものが、格安で手に入ることも!

(わたしはメキシコ民芸品コレクターなので、日曜日にメキシコシティにいる時は必ず午前中にのぞいてます!)

詳しくは、こちらで紹介してます!↓

メキシコシティの日曜名物"ラグニージャの泥棒市場"に行こう日曜日は、メキシコシティで最も大きいマーケット「ラグニージャ市場」で買い物天国はいかがでしょうか? 本記事では、ラグニージャで売っ...

④ 闘牛(日曜のみ)

闘牛
もともとスペイン由来の「闘牛」ですが、植民地時代に持ち込まれて以来、メキシコでも「民衆の娯楽」として定着しました。

ただ、最近は「動物虐待」として批判されることも多く、スペインでは「現代風(牛は殺さない)スタイルの闘牛」しか見られないので、もともとの姿の闘牛が見られるのは、世界でメキシコだけです。

ちょっと残酷ではありますが、興味のある人はぜひ!

闘牛観戦のチケットは、現地「Plaza de Toros México」で直接購入します。

 

⑤ べジャス・アルテスの伝統舞踊ショー(水・日曜のみ)

雨の夜のベジャスアルテス
「ベジャス・アルテス宮殿」は、歴史地区のすぐ隣にある宮殿。外見はアール・ヌーヴォー様式で、内部は壮観なアール・デコ様式で、とても美しいメキシコシティのアイコンです。

この中で、毎週水曜と日曜の夜限定で「Ballet Folklorico de Mexico(メキシコ伝統舞踊ショー)」が開催されます!

カラフルで美しい民族衣装に身を包んだプロダンサーたちが、各地の歌や音楽に合わせて踊ります。

国内で、ここまでレベルの高い舞踊を見られるのはココだけ&舞台の内装もすばらしいので、予算とプランに余裕のある人は、ぜひ!!

予算は、一番安い席は365ペソ(約2,000円)〜、最前列で1,400ペソ(約8,400円)。Ticketmasterの公式サイトから予約できます。

Ballet Folklórico de México Tickets(Ticketmaster)

 

効率よく見所を巡る、コース例

「曜日別のおすすめ観光モデルコース」は、こちらで詳しく紹介しています。↓

メキシコシティのCDMXサイン
メキシコシティを100%楽しむ、観光モデルコース!【曜日別】メキシコシティの「おすすめ個性派スポット」を完全に網羅した、最高の一週間モデルプランを考えました! 「メキシコシティで何をすればい...

↑メキシコシティで観光する「曜日」がわかっている人は、要チャック!

ほかにも、効率よく巡るルートをいろいろ作ってみました!

必見スポットだけを巡る1日コース

  • 朝:テオティワカン遺跡
  • 昼:歴史地区(ランチもここで)
  • 夕方:メキシコ国立人類学博物館
正直、3つ一気に1日で巡るのはかなり急ぎ足になりますが、可能です!

 歴史地区を中心に見所を巡る(全部歩いて観光OK)

  • 朝:歴史地区の「テンプロ・マヨール遺跡」見学
  • 昼〜夕方:歴史地区でランチ・観光
  • 夜:ラテンアメリカタワーで夜景を楽しむ
歴史地区だけでも、1日過ごせるほど見所いっぱいです。

ショッピングを楽しむ1日コース

  • 朝:「メルセー市場」で庶民の活気に触れる
  • 昼〜夕方:「シウダデラ市場」で買い物
    →歩いて「ポピュラーアート美術館」へ(ミュージアムショップが充実してます)
  • 夜:「火・金」なら、アレナメヒコ前のルチャ・リブレグッズ屋台へ
土曜日なら、迷わず「サン・アンヘルの土曜市」へ!!

 名物グルメを楽しむ1日コース

  • 朝:メルセー市場のフードスタンドへ・朝食の美味しいカフェでメキシコ流モーニング・道端のタマレス屋台で軽く楽しむ
  • 昼:「世界一のタコス屋」でタコスを楽しむ
  • 夕方:メキシコシティ人気No.1のチュロス専門店「エルモロ」へ
  • 夜:お好きなレストランでディナーを楽しむ!
    (おすすめはLa Casa de Toñoのポソレ、「Gotan」のアルゼンチンステーキ)

建築を楽しむ1日コース

  • 朝:グアダルーペ寺院見学
  • ランチ:本屋カフェ「Cafebrería El Péndulo」
  • 昼:バラガン建築の「ヒラルディ邸」見学(予約必要)
  • 夕方〜夜:水・日なら、ベジャスアルテスの舞踊見学(&内部も見学)

+ユニークな建築のホテルに泊まれば、完璧です😊

自分の好みや興味に合わせて、いろんなプランを作ることができます!!

 

メキシコシティ観光時におすすめな移動手段について

観光に使える移動手段についても、サクッと紹介します。

最安なのは地下鉄(メトロ)

節約旅行者やバックパッカーであればメキシコシティのメトロを使うのが便利。

どこまで行っても一律5ペソ(約30円)で、格安です。

メキシコシティーのメトロ

ただし、スリや痴漢がかなり多いので要注意です。

あと、「ラッシュ」の時間帯もあり、東京並みにヤバイのでその時間帯の利用は絶対避けたいところ。。

あとは、路面の「メトロバス」もあります。

乗り方などちょっとわかりにくいですが「サン・アンヘルの土曜市」に行く時などには便利です。

効率的なのは、タクシーやUber

より安全に&効率よく巡りたい人は、タクシーUber(ウーバー)を使うのがおすすめ。

メキシコシティーのタクシー女性は一人旅の時は、なるべくタクシー利用は避けて、より安全な「Uber」を利用しましょう。

Uberの車
メキシコシティではタクシーよりUberが安全。【クーポンも紹介】メキシコシティでは、最近タクシーよりもUber(ウーバー:スマホのアプリで呼び出す配車サービス)の方が利用されています。 なぜかと...

↑「Uber」はめちゃくちゃ便利&安全で、しかも安いので、メキシコシティで一番おすすめな交通手段です。

わたしも最近は、メキシコシティ内での移動ではだいたいUberを使っています。

ただ、Uberは現地で使えるSIMフリーのスマホ(+メキシコのSIM)がないと使えないので、「現地で使えるスマホは持ってない」という人は、タクシーを利用するといいです。

タクシーの中でも、「Citio(シティオ)」という呼び出しタクシーは「普通のタクシーの2倍の値段」でかなり高めですが、確実に安全なので夜間はおすすめ。

流しのタクシーを場合でも、「ピンク&白」もしくは「赤&金」のタクシーにしておけば、基本的に安全です。(流しで、この色以外のタクシーは避けておきましょう)

交通手段を安全な順番に並べると…

  1. Uber(安全で安い)
  2. Citioタクシー(呼び出しタクシー。高い)
  3. 流しのタクシー(ピンク&白、金&赤のタクシー。安い)
  4. 地下鉄(スリ・痴漢多発。旅慣れた人向け)

という感じ。

自分の好みの方法で、観光してください♪

まとめ

メキシコシティ歴史地区の夕方の景色

以上、「メキシコシティ観光でおすすめの見所まとめ」でした!!

どこも、実際に行きましたが見応えバッチリでとってもおすすめです!

とくに、「ヒラルディ邸(バラガン建築)」や「フリーダカーロ美術館」は本当に感動したので、ちょっと高い&予約必須でハードルは高めだけど、ぜひ行ってほしい…!

(世界中で、メキシコでしか見られないし!!)

メキシコシティは、しっかり観光すると1週間でも足りないくらい見所がたくさんあるので、ぜひ自分の好みに合わせてプランを立ててみてください♪

 

次の記事では、

  • わたしがメキシコシティを歩いていて「たまたま見つけた面白いスポット
  • 宿/ホステルで聞いて初めて知ったような「マイナーな穴場スポット

をまとめてます!↓

メキシコシティの穴場観光スポットまとめ
メキシコシティ観光の、穴場スポット17選。【街を歩いて見つけた!】メキシコシティの本当の「穴場」を紹介します! わたしがメキシコシティを歩いていて「たまたま見つけた面白いスポット」 宿/...
ガイドブックには載っていないけど、とてもおすすめなスポットを、詳しく紹介してます!

ぜひチェックしてみてください😊