可愛いメキシコ雑貨といえば、オアハカ!
刺繍、木彫り、民族衣装、織物、焼き物など、Oaxaca(オアハカ)は手仕事による民芸品の宝庫。
雑貨屋さんや専門店もたくさんあり、買い物がとにかく捗るショッピング天国です!
今回は、そんなオアハカ産の人気の手仕事&雑貨を10コ紹介します。
もくじ
1. サンアントニーノ村の刺繍服
まず最初に紹介するのは、日本でも刺繍好きの間で有名になってきているサンアントニーノ村の刺繍!
パンジーやバラなどの花や小鳥のデザインで彩られ、「平和をそのまま刺繍したような伝統衣装」です。
ここの刺繍は、メキシコ雑貨の中でも特に大人気の民芸です。
職人によっても癖があり、花の刺繍の仕方が少しずつ違います。特に人気のパンジーのデザインのものは、パンジー部分のグラデーションが美しいものの方が人気が高いみたいです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事からどうぞ。
2. 銀のフィリグラナ細工
銀の「フィリグラナ」は、柔らかい銀を使った繊細な装飾品。
技術自体は、植民地時代にスペインから持ち込まれたものです。ポルトガルのフィリグラナが有名ですが、メキシコのものはデザインが少しだけ違います。
とても薄い銀の板をピンセットで曲げバーナーでくっつけながら、少しずつ形作っていきます。ひとつ作るのにも数日かかるトップレベルに手の込んだ銀細工です。
そのレースのように細かいデザインには、感動するばかり。世界的な銀の産地であるメキシコらしい一品と言えそうです。
ピアスやネックレスなどの形が多く、「身に付けることのできるオアハカ民芸」としても人気。
オアハカの手仕事の中ではかなり高級品ですが、メキシコは材料の銀の生産地なので、銀製品はヨーロッパで買うよりもずっとリーズナブルです♪
3. メルカドバッグ
メルカドバッグは、最近日本でも大人気のカラフルなプラスチック紐を編んで作るバッグ。実用品としても優秀なアイテムです。
丈夫で物持ちも良く、カラフルなモザイク柄が大人気です。
メキシコの「ティアンギス」と呼ばれる先住民市場でも、メルカドバッグ片手に買い物をしている地元民をたくさん見かけます。
かなりしっかり編みこまれているので、ぶつかってもすれても大丈夫。ちょっとやそっとでは壊れない丈夫さと、汚れてもすぐに洗い流せる便利さが特徴です。
詳しくはこちら(↓)
4. イスモの花刺繍
メキシコを代表する女流作家、フリーダ・カーロも愛したイスモ地方の花刺繍は、フリーダの影響により世界中で人気です。
もともとは、フチタン始めイスモ地方の女性が来ているウイピル(民族衣装)です。
現在も、年に一度のゲラゲッツァ祭やイベントのときには、この衣装に身を包んたイスモの女性がオアハカを練り歩いています。
花びら一枚一枚のグラデーションがとても美しく、見るだけで明るい気分になれるような素敵な刺繍です!
伝統衣装は普段使いしにくくても、アレンジした小物は日常使いできます♪
この花刺繍については、たくさんの記事で紹介しています。(↓)
5. 花装飾のロウソク
花装飾のロウソクは、オアハカ周辺の村々の教会に行くとよく飾ってある装飾品です。
メキシコの他の地域では生花が飾られているのですが、オアハカでは生花とこのロウソクの花のコンビネーションが多いです。
お土産物としてよりも実用品として、昔からオアハカの人々に愛されています。
バラ、ボタンのような大ぶりの花、カラー、ポインセチアなど様々な花が作られます。
詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。⇒テオティトゥラン・デルバジェ村の花の装飾ロウソク
6. ブリキの装飾「オハラタ」
オハラタとは、ブリキの板を切りだして、様々な模様を打ちだした装飾品で、メキシコを代表する民芸品のひとつです。
ブリキ装飾と一口に行っても、色を付けたタイプやあえて酸化させて味わいを出したものなど様々。メキシコらしさもあり、安く手に入るので、お土産としても大人気の民芸品です。
オアハカの他にも、サンミゲル・デ・アジェンデなどでもよく作られています。オアハカのものは、ブリキらしいテカテカの光沢を活かしたカラフルなものが多いです。
詳しくはこちらから(↓)
7. 素焼きの砂糖入れ
この素焼きの陶器は、土の色をそのまま活かした、素朴な色合いが魅力的な民芸品です。
オアハカ市からすぐ近くの、素焼きを専門に作る村で作られます。特に、花の装飾がほどこしてある砂糖入れ(小物入れ)や陶器アクセサリーは、要チェック!
珍しい、陶器のピアスもあります。
8. カラフルな木彫りアレブリヘ
オアハカ周辺には、アレブリヘ作りが盛んな村が二か所(サンマルティン・ティルカヘテ村と、アラソラ村)あり、何十件もある工房ごとにさまざまな木彫り動物が作られています。
職人ごとにモチーフやデザイン、絵付けの癖も違い、自分のお気に入りを探すのが楽しい民芸品です。村に行けば専門店がたくさんあるので、お気にいりのお店でじっくり品定めをしていると、すぐに時間が過ぎてしまいます。
アレブリヘはメキシコ全土で売られていますが、最もクオリティーが高くてお買い得なものは、オアハカ周辺にしかありません。特に村では職人から直接買えるので、模様の意味を教えてくれたり、値段交渉が可能な場所もあります。
⇒オアハカの村へ、メキシコが誇る手仕事「アレブリヘ」を見に行こう!
9. ドライフラワーのオーナメント
ドライフラワーの装飾は、主にNo.1にもランクインしている刺繍で有名な「サンアントニーノ村」で作られます。サンアントニーノ村は花の生産も盛んだそうで、刺繍のモチーフにもなっている、花に関係した民芸品が多く作られます。
色鮮やかなドライフラワーがぎっしり貼り付けられたオーナメントは、一見の価値あり!持ち帰るのは大変ですが、とてもかわいらしくのほほんとした気持ちにしてくれる民芸品です。
2018年10月から日本の検閲が厳しくなり、ドライフラワーを日本に持ち帰ることができなくなってしまいました。涙
見つかると没収されてしまうので、これからはドライフラワー系のアイテムは要注意です。
10. 木彫りのミニマスク
アレブリヘの生産が盛んな村で、木彫りのミニマスクも見ることができます。
木彫りのマスクというとおどろおどろしいものを想像してしまいそうですが、このエリアのものは動物系のデザインが多く、手彫りのキーホルダーなどはお土産としても人気です。
カラフルなジャガーのミニ仮面が人気が高く、いろんなお店で売られています。
まとめ
以上、オアハカのかわいいメキシコ雑貨10選でした!
今回は紹介しなかったものでも、民芸品の宝庫であるオアハカにはほかにもたくさん民芸品があります。そのひとつひとつが、職人の手仕事で作られたぬくもり溢れる「作品」です。
好みは人それぞれ。ぜひ、自分の好みの手仕事を探してみてください。
この記事を読んだみなさんに、「メキシコで最も文化の多様性豊か」と言われるオアハカの魅力が少しでも伝われば嬉しいです♪