オアハカ旅行

オアハカの木彫り天国「サンマルティンティルカヘテ村」に行こう!(アレブリヘ)

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オアハカ州の州都「オアハカ市(Oaxaca de Juarez)」周辺には、日帰りでサクッと訪れられる民芸品やメキシコ雑貨を生産する村がたくさんあります。

オアハカの民芸品は「お土産」でもあり、現地サポテコにルーツを持つ人々の「先住民アート」でもあります。オアハカの職人たちの技量は目を見張るほど。日本でメキシコ雑貨として愛されているものの中にも「Hecho en Oaxaca(オアハカ産)」がたくさんあります!

そんなオアハカに行ったらぜひ楽しんでもらいたいのが、かわいいオアハカ雑貨を探す村巡り!世界に一つだけのお気に入りの手仕事を見つけることができます。

村めぐりで特におすすめの行先が「San Martín Tilcajete(サン マルティン ティルカヘテ)村」です。

サンマルティンティルカヘテ村とは

サン・マルティン・ティルカヘテ村は、オアハカで最も人気のお土産物の一つ「アレブリヘ(Alebrije)」を生産している村で、この村には数百人のアレブリヘ職人が住んでいます。

リメンバーミーのメキシコフォークアート_180408_0011

「アレブリヘ(Alebrije)」とは、空想上の動物の木彫りに鮮やかな絵付けを施した、メキシコを代表するアルテサニア(民芸品)です!

ディズニーピクサー映画『リメンバー・ミー(洋題はCOCO)』でも、重要なキャラクターとしてこのアレブリヘの動物が登場しました!

リメンバーミー(隠れキャラ)5
「ペピータ」というキメラ(想像上の動物)で、物語の序盤ではアレブリヘが路上販売されているシーンもありました!

これ、本当にオアハカらしい景色です✨

リメンバーミーのメキシコフォークアート_180408_0012

職人によってデザインもモチーフも多様なアレブリヘ。全ての工程が人の手で作られているので、同じものはひとつとしてない、世界に一つだけの木彫りです。

サン・マルティン・ティルカヘテ村のアレブリヘ

サンマルティンティルカヘテ村(短く「ティルカヘテ村」とも呼ばれます)は、木彫りアレブリヘの生産地として一番有名な村で、本当にたくさんの職人さんが住んでいます。

なんと、村の中だけでも30か所近くのアレブリヘ専門店・工房が軒を連ねています!

職人によって彫りも絵付けも違うアレブリヘは、素朴な物、カラフルな物、ヘンテコなもの、キモカワなものなど、多種多様。

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自分のツボに入るお気に入りの職人さんや作品を探してみましょう!

ティルカヘテ村で注目のお店・工房・作家さん

アレブリヘの工房

村にはたくさんのショップ、工房があり、数えきれないほどの職人さんが住んでいます。

職人さんごとにモチーフもデザインも違うので、村を巡りながら自分のツボに入る職人さんや作品を探すのも楽しいのですが、少し知識があればさらに吟味できるはず!ということで、この数ある工房やショップ、そして職人さんの中から、とくに人気の方々を紹介します!

「巨匠」と呼ばれるような人の作品は、一目で誰ものかわかるような特徴的なものがほとんど。ここで紹介するのは、この村の巨匠としてメキシコのアルテサニアの本に何度も登場した人々です。

昔は村自体がGoogle Mapに載っていなかったのに、最近は工房の場所もGoogle Map付きで紹介できる!本当に便利な時代になりました…!!

1. Jacobo & María Ángeles夫妻

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オアハカの人は誰もが知ってる巨匠、ハコボ&マリア・アンヘレス夫婦の工房。世界中で引っ張りだこの巨匠で、現在のアレブリヘ界の第一人者です。


Photo by:RicardoAngelesMendoza CC BY-SA 4.0

ものすごい細かい絵付けとオリジナリティ溢れるデザインで有名で、村の奥の方に中庭の美しい大きな工房を構えています。

彼らのアレブリヘは、「ミトラ遺跡」の模様からインスピレーションを得たとても繊細な模様が特徴です。しかし、作品は高価で簡単には手が出せないものがほとんど…。職人というよりも「アーティスト」の領域ですね。

ここを訪れると、アレブリヘがどのような工程を経て作られるのか、実際に作っている様子とともに見学ができます。もちろん、ハコボ&マリア アンヘレス夫婦の作品もその場で買うことができます!

たくさんのお弟子さん(以前聞いた時には80人ほど!)が日々近郊の村からやってきて習いながら制作をしていて、アレブリヘ作りの学校にもなっています。

彼らのルーツである「サポテコ」の守護動物を生年月日から計算して教えてもらえるので、自分の守護動物のアレブリヘを探すのも面白いかも!

ちなみにこのご夫婦の作品は、オアハカ中心地の目抜通りアルカラ通りの「Voces de Copal」というお店でも売られています。

Voces de Copal
いつもデコレーションが綺麗なお店。超中心地にあるので、知らなくてもきっとフラッと立ち寄るはず!

Voces de Copalの場所を見る(Google Map)

2.La Iguana Mágica

La Iguana Mágica(訳すと「魔法のイグアナ」)は、Joaquín Hernández(ホアキン・エルナンデス)さんとそのご家族、なんと総勢45人が作るアレブリヘを販売する大きめのショップです。

工房は大通りに面していて、イグアナの絵が描かれた扉が目印です。

メキシコらしい真っ赤な悪魔(通称「ディアブロ」)、動物音楽隊、動物サッカーチームなど他では見ないユニークな人型アレブリヘが揃っています。

動物モチーフが多い中で、人型のアレブリヘはなかなかレア。メキシコの有名サッカーチームのユニフォームを着たアレブリヘも見かけました!(サッカーファンは好きそう!)

値段もかなり良心的なので、行くたびにまとめてセット買いしてしまう…。笑

 

3.Taller Matlacihua (Sosa一家)

村の中心地の教会の向かい角にあるお店です。

Sosa(ソサ)一家は、メキシコらしい悪魔のアレブリヘが得意です。

お店には、仮面などの大きめの作品から、人気のハート形浮き彫りキーホルダーなど小さめの作品まで、小規模ながら様々なアレブリヘを見ることができます。値段も良心的です。

4. 故 Isidoro Cruz Hernándezさん


Photo by:Friends of Oaxacan Folk Art

ハコボさんたちの工房を出てすぐ左側にある家に住んでいたイシドロさんは、木彫りの仮面づくりの巨匠です。

かつて、アレブリヘ産業をこの村に広めたこの村の木彫り工芸の第一人者でもあります。

残念ながら2015年に亡くなってしまったのですが、現在は彼の息子家族がここでアレブリヘを作っています。

イシドロさんの仮面はさすがにプレミアがついていて村まで行っても見つからないほど入手困難なのですが、今でも木彫りの仮面を作っている方はちらほらいます!

5. María Jiménez Ojedaさん

絵付け小物入れ

写真は若い頃のお写真。細かく鮮やかな花模様(パンジーなど)や白いハトの美しいアレブリヘを作ります。その繊細な絵付けは多くの人、とくに女性の心をつかみ、海外にも多くのファンがいます。


Photo by:Friends of Oaxacan Folk Art CC BY-SA 3.0

基本的には、彼女の兄弟が木を彫り、彼女が絵付けをする分担制です。

彼女の家(工房)にはほとんど作品はないので、彼女の作品が欲しい場合は村のメイン通りにある「Raíces」というお店に行くといいです。

6. Taller Una Inspiración de mi Vida

アレブリヘの工房

天然の木の形をそのままアレブリヘに取り入れて、いくつものコンクールで入賞している実力派ファミリーです。

一般的なアレブリヘのように完全に加工したものもありますが、一部木のうねりをそのまま残したアレブリヘも作っていて本当にユニーク。

175号線(オアハカ市に行くとき通る大通り)と村の分かれ道のところにも、この家族のミニ工房があります。(今は不明💦)

Google Mapで見る

7. Martín Melchor Ángeles

住所【Andrés Portillo #2】

上記の住所の家の敷地内の工房で、自転車や人力車に乗った動物、釣りをしている動物など、とてもユニークな大型アレブリヘのおもちゃを作っています。

種類はあまりないのですが、家(兼工房)に行けばいくつか作り置きの作品を見せてもらえます。値段はクオリティーとオリジナリティーの割にかなり良心的です。

8. Xuana一族

木彫りのマスクや木製ミニチュア作りが得意な一家です。

Adadさんは、 動物系のマスクを作る達人で、亡きマスク作りの巨匠イシドロさんの甥っ子です。

イシドロさんに習って木彫りを学んだ最初の6,7人のグループの一人で、村で毎年行われるカーニバル用の木彫りマスクも作っています。

彼の娘のAnaも、マスクを作ります。父からマスク作りを教わり、ミニチュアサイズでもとても細かく模様を入れ、素晴らしいミニマスクを作ります。マスクの他にも、マーメイドなどマリン系のアレブリヘも好んで製作しています。

メイン通りにある「Xuana」、「Taller Antonio Xuana」という二つのショップで、Xuanaファミリーの作ったマスクを見ることができます。

 

サンマルティン・ティルカヘテ村には、ほかにもたくさんのお店や工房、巨匠と呼ばれる職人さんがいます。

ここも有名。↓

Alebrijes Casa Don Juan

工房を気の赴くままに訪れて、お気に入りの一品を探すのも楽しいです。

本に載っているような巨匠の作家さんもふつうに店番をしていたりするので、面白いです!

サンマルティンティルカヘテ村への行き方

オアハカ市内からサンマルティンティルカヘテ村まで行く方法を紹介します。

San Martín Tilcajeteの場所

San Martín Tilcajete村は、オアハカシティーから南に25kmほど下ったところにあります。

サンマルティンティルカヘテ村へ乗合タクシーで行く方法

サンマルティンティルカヘテ村へは、乗り合いタクシーで行くことができます。

乗り合いタクシーは、オアハカシティーの南西部にあるマーケットの近くから出ています。

オアハカの乗合タクシー2

フロントガラスに「San Martín Tilcajete」もしくは「SM.Tilcajete」と書いてあるタクシーを探しましょう。5人集まったら、出発です!

所要時間は、45分ほど。主要道路沿いに降ろされるので、そこからトゥクトゥク(三輪タクシー)みたいな乗り物「モト(moto)」に乗り変えて村の中心地まで行きます。

アレブリヘのお店が出てきたら降ろしてもらい、散策しながら買い物を楽しみましょう。

ちなみに、同じ方面の「Ocotlan」「San Antonino Castillo Velasco(またはSan Antonino C.V.)」などと窓ガラスに書かれた乗合タクシーでも行けます👌ちょっと割高もですが。

サンマルティンティルカヘテ村へ普通のタクシーで行く方法

お金に余裕があり、時間に余裕がない人は、「普通のタクシー」に乗って行くこともできます。

ちょっと離れているのでそれなりにかかりますが…おそらく片道500ペソ/台くらいで行けるんじゃないかな?帰る時は、行きで乗ったタクシーのドライバーにしばらく待っててもらうか、大通り175号線までモトで行き、そこから乗合タクシーを止めて(手を挙げて)乗ります。

まとめ

ティルカヘテ村では、オアハカ市内のショップではなかなか見つからないような個性的で面白いアレブリヘも見つけることができます。

お気にいりのアレブリヘや職人さんを探して、お店を見て回るのもとても楽しいです。

しかも!!オフロードの田舎村なのにビックリ。ほとんどの工房でクレジットカードが使えます!かなり高額の作品もあり、「現金がないから買えない」と言って去ってしまう観光客を引き止めるための、職人たちの企業努力ですね…!(客的にも、せっかくの「運命の出会い」を逃さなくて済むのは嬉しい♪村までまた行くのは面倒で結局諦めるので…)

オアハカに行く際には、ぜひ少し足を延ばして遊びに行ってみてください♪

オーダーメイドも可能♪

そんなアレブリヘですが、実はオーダーメイドも可能です!

これはアレブリヘで有名な別の村(アラソラ村)の作家さんですが…。

わたしも自分のペットの犬(ダックス)を作ってもらいました^^

ダックス頼んだら、ちゃんと足が短い!!お気に入りの「緑の骨のおもちゃ」もリクエストしてつけてもらいました!

ただし納期は1週間以上(大きめの作品だともっと)かかるので、もしオーダーメイドでアレブリヘを作ってもらうならオアハカ滞在の序盤にお願いするのがおすすめです。

お気に入りの作家さんを見つけたら、オーダーメイドをお願いするのも楽しそうです。

 

 

アレブリヘについては、さらにこちらで詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください!↓

アラソラ村のアレブリヘ
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