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SNSで話題!旅人が選ぶ、メキシコのおすすめ観光地&見所10選!!

カラフルな街並み、美しいビーチ、見たこともないような美しく壮大な自然…。メキシコには、とても魅力的な見どころがたくさんあります!

わたしも、5年前に世界一周して60か国以上を回ってきた中で、一番好きになったのがここメキシコでした。メキシコには、短期間訪れただけの旅行者をもハマらせてしまう「何か」があります。(笑)それから数えきれないほど何度もメキシコを訪れていますが、今でもその文化や伝統の豊かさや自然の壮大さ、街の美しさに魅了され続けています♪

今回の記事では、SNSや各「絶景本」等でも話題になり、旅人の目を楽しませてくれる美しいスポットを中心に、「メキシコ初の旅行者にぜひ行ってほしい、おすすめスポット」を紹介していこうと思います!


1~5番の見どころはカンクン周辺、6~9番はメキシコシティ周辺、10はその他のエリアについて紹介してます!

1.カリブ海ビーチ

なんていったって、カンクン周辺に広がるカリブ海のビーチは最高です!!!まるで絵の具を落としたかのように鮮やかに輝く美しいカリビアン・ブルーは、本当に美しく、思わず笑みがこぼれます。この海の色は、カリブ海でしか見られないもの。わたしも初めて目にした時には、その美しさに唖然としました^^透明でキラキラしたアジアのビーチとはまた違う、魅了される色合いなんです。

そんなカリブ海を目の前に、「ビーチで海を眺めながらただただのんびり過ごす」なんて贅沢を味わえば、一気にカリブ海リゾートの虜になってしまうはず!カンクン周辺には(これから紹介する場所も含め)見所もたくさんあるので、全く退屈しません。しかも、カンクンのホテルは半分以上が「オールインクルーシブ」スタイル。オールインクルーシブでは、食べ放題、飲み放題という究極の贅沢も味わうことができます。コスパもとても高く、世界中から美しい海と贅沢な一時を求めて旅行者がやってきます。ぜひ一生に一度は、アメリカ大陸No.1のビーチリゾートを体験してみてください♪


カンクンのビーチは東側なので、水平線に太陽が沈む日没の瞬間は見えませんが、夕日で赤く染まった夕焼けを見ることができます。


カンクンは新婚旅行のメッカ。カリブ海ビーチでのウエディングフォトもおすすめです。

  • おすすめの時期:通年。雨季(5~10月)よりも乾季(11~4月)の方が、天気が安定してます。クリスマスバケーション(12/15-12/31)シーズンはとても混みあうので避けて。
  • アクセス方法:メキシコシティから直行便で2時間。
  • 注目ポイント:カリビアンブルーの絶景ビーチ。せっかくならオールインクルーシブホテルに泊まるのがおすすめ!

2.ピンクラグーン

2016年からSNSを中心に話題沸騰中のスポットがこちら「ピンクラグーン」!その名の通り、真っピンク色のとてもメルヘンな見た目の湖です。このピンク色の秘密は、湖の水の中にいる微生物。塩分濃度が極めて高い状態の水に発生する微生物で、ここのピンクラグーンはその微生物の生存密度がとても高いので、ピンク色に見えるんです!

実は世界には他にも何カ所か同じ微生物が大量発生しているピンクの湖は存在するのですが、メキシコのピンクラグーンは、海外旅行誌などでも「世界で最も美しいピンク色の湖」として紹介されているほど、鮮やかで美しいピンクが自慢。実際に見てみると、その美しさにとても感動します。最近はここまでのアクセスも楽になり、日本語対応可能なツアーで簡単に行くことができるようになりました!カンクンに行く人は、絶対に行くべき今一番熱い絶景スポットですので要チェックです^^


とにかく真っピンクで綺麗!


すぐ隣には、人の手が入っていない秘境的な野ビーチ(?)も。

  • おすすめの時期:通年。乾季(11~4月)の方が安定しています。雨季に行く場合は、できるだけ午前中に到着を目指そう!
  • アクセス方法:ツアーがおすすめ。公共バスだと超大変(乗り替え有り&片道5時間以上)です…。
  • 注目ポイント:真っピンクな湖、周辺の不思議な生態系(絶滅危惧種のカブトガニ、フラミンゴが沢山います!)
  • さらに詳しい記事:『【ピンクラグーンへの行き方】 バスが最安値。偽ピンクレイクに注意!

3.MUSA海底美術館

MUSA海底美術館とは、2010年にカンクン国立海洋公園が始めた「約500体の彫刻を海に沈める」という環境保護プロジェクトによってできた海底のフシギ空間です。海底には、ポーズをとった老若男女の全身像(モデルはカンクンの地元民!)、車の彫刻、海底バー(&バーテンダー)、グランドピアノに家など、様々な彫刻が沈んでいます。

海底彫刻を専門で制作するアーティスト、ジェイソン・デュケー・テイラーさんの作品でもあり、環境保護×アートを実現させたこのプロジェクトの目的は「観光地化によって傷つけられたこのエリアを守る」こと。彫刻の一体一体はサンゴのつきやすい素材でできていて、いつかは珊瑚礁になります。どんどん珊瑚に覆われていくので、二度と同じ状態の彫刻は見られないんです。大量の彫刻が海の底に沈んで静かに朽ち、自然のサンゴに淘汰されていく様子は、美しくも圧巻です。ぜひ、カンクンを訪れた際にはMUSA海底美術館を訪れてみてください^^

アート好きの人は「ここってメキシコにあったんだ!」と驚く秘境的ポイント。あまりガイドブックでは詳しく紹介されていないのですが、シュノーケルやダイビングのツアーで訪れることができます。


テレビを見ている肥満のおじちゃん…。(実はメキシコは世界一の肥満大国。)


メキシカン・ビートルの車と、ボンネットで眠る少年。不思議な景観です。

  • おすすめの時期:通年。海の荒れにくいモンスーン期(9月後半~10月)はできれば避けて。
  • アクセス方法:カンクンでダイビングorシュノーケリングツアーに申し込んでボートで行けます。
  • 注目ポイント:海底に沈んだ多種多様な彫刻たち。経年変化によるサンゴのつき具合も楽しんで。

4.水の洞窟セノーテ

カンクンに来たら絶対に行っておきたいのが、水中洞窟「セノーテ」!セノーテとは、石灰岩のエリアにある隙間に雨水や地下水が溜まった「天然の井戸や泉」のことで、何層もの地層を通ってろ過されたとても透明度の高い美しい水が溜まっています!その透明度は、無限。約100mも先が見渡せるほどと言われています(普通の海だと10~15mの透明度)。メキシコのユカタン半島にはなんと3,500~4,000か所ものセノーテが存在し、そのうち観光客が行けるのは一握り。

  • 最も巨大で一番人気の「グランセノーテ」
  • 青い光のカーテンと、美しい鍾乳洞が見られる「ドスオホス・セノーテ」
  • ジャングルにぽっかり空いた穴と差し込む日光が幻想的な「セノーテ・イキル」

の3か所が特に有名&人気です。一つ一つのセノーテにそこにしかない魅力があり、時間のある人はいろんなセノーテを巡るツアーに参加しても楽しいと思います♪わたしのお気に入りは、鍾乳洞と洞窟空間が美しい「ドスオホス・セノーテ」です。


メリダ方面にある幻想的な洞窟型セノーテ。日の光が差し込むと美しい!


ドスオホスのエンターポイント。本当に美しい透明感のあるブルーに光っています。


セノーテは森やジャングルの中にあります。マヤ文明の時代には、マヤの人々の水源になっていたんだとか。納得の不純物のなさです。

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:ツアーに参加するか、グランセノーテとドスオホスは公共バスでもアクセス可能。できれば朝一に到着が吉!(他の観光客が少なく、最も美しい透明度を楽しめる)
  • 注目ポイント:水中で見られる青い光のカーテン、圧倒的な水の透明度、洞窟&鍾乳洞探検(野生のコウモリがいることも!)

5.イスラ・ムヘーレス

イスラムヘーレスは、カンクンからフェリーで20分ほどのところにある小さなサンゴ礁の島です。ここの島の魅力は、ビーチや岬など美しい自然と、ユニークなアートプロジェクト。カンクン周辺でも特に美しい遠浅のビーチや、様々なメキシコ人アーティストによる大規模なストリートアートを楽しむことができます!数年前には、写真家の蜷川実花さんが「アナザースカイ」でここを彼女のアナザースカイとして紹介し、日本でも話題になりました。紹介されていたように、パステルカラー基調でカラフルな、目を楽しませてくれる街並み。カラフルな壁の家々、鮮やかに彩られた市民の墓地、アート作品が並ぶ岬など、見どころがいっぱい&ゆったりのんびりできる島です。

また、ここにある「貝殻の家」はメキシコで最もユニークな宿の一つ。建築家による特別な建築で、AirBnBで泊まることもできます!カンクンのビーチよりも遠浅で波が穏やかなので、子どもを遊ばせるのにもぴったりです^^


思わず飛びこみたくなるようなカリビアンブルー!!


ビーチには、のんびりくつろげるスペースも。

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:ツアーに参加か、自力の場合カンクンの港からフェリーで約20分。詳しい行き方はこちらの記事を参考に。
  • 注目ポイント:美しい遠浅のビーチ、カラフルな島の町並み、公共のお墓、シュノーケリングポイントもあり。

6.サンミゲル・デ・アジェンデ

サンミゲルデアジェンデは、メキシコシティから北に4時間ほど行ったところにある平野に突然現れるカラフルな街。実は、『Travel+Leisure』という世界的な旅行雑誌が毎年夏に公開する「世界の魅力的な街ランキングBest15」にて、なんと2017年、2018年連続でNo.1に輝いた「今、世界一行くべき街」なんです!

その魅力は、植民地代のスペインの影響を受けたコロニアル風の、おとぎ話に出てきそうなカラフルな街並みと、石畳のレトロな道、豊富で洗練されたメキシコ料理レストランやバー、カフェの数々、そして魅力的なメキシコ雑貨屋の多さ!特に買い物好きには、「メキシコ雑貨を買うならとりあえずこの街に行ってみてほしい」ほどに雑貨屋の種類が豊富なので、ショッピングがとても楽しいです♪さらに、アーティストが集まる街としても有名で、街中に素敵なアートスポットがいっぱい。カフェなどの内装にもこだわりが見られ、数百年前に建てられた建物を現代風に改装したホテルでは、タイムスリップしたような感覚を味わうことができます。メキシコには、政府が認定する「魔法の村」が100か所以上点在しているのですが、ここサンミゲルデアジェンデはその中でも最も魅力的なメキシコの魔法の村としてメキシコ人にも大人気。わたしも何度も訪れていますが、知れば知るほど新しい魅力を発見で着る奥深い街です!週末は、中心広場にマリアッチ楽曲隊が集まり、伝統的なメキシコの曲を演奏してくれて、踊ったり歌ったり。メキシコシティなどの都会やカンクンでは味わえない、楽しい時間を過ごすことができます!


アートな天井画&壁画が施された効率の図書館兼本屋さん。誰でも立ち寄ることができ、なんと奥にはおしゃれな中庭カフェも♪


道を散歩するだけで、素敵スポットを発見できます。


中心地に建つ大聖堂。このあたりのエリアでとれるピンクの大理石を利用したネオゴシック様式風の教会です。まるでシンデレラ城のような、サンミゲルデアジェンデのシンボル。


可愛い雑貨屋も盛りだくさんで、目移りします^^

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:メキシコシティの北バスターミナルから長距離バスで4時間。毎日10本ほど運行。
  • 注目ポイント:おしゃれな雑貨店やレストラン、バー、カフェ、展望台からの眺め、カラフルな街並み

7.グアナファト

ここグアナファトは「世界で最もカラフルな街」と呼ばれている山間にある街です。その魅力は、山裾に広がる超カラフルな家々とその景観!!「おもちゃ箱をひっくり返したよう」と形容されるように、赤、青、黄色、ピンクと、色とりどりの家が目の前いっぱいに広がります!展望台である「ピピラの丘」から見た景色は、間違いなくメキシコ屈指の絶景です。ここでは、日中は路地をあてもなく散歩するのがおすすめ。ブーゲンビリアなどの花が咲き乱れる美しい一角や、隠れたストリートアートを発見できるかも?!

実は、最近公開されたディズニーピクサー映画『Coco(邦題:リメンバーミー)』に登場する「死者の国」のモデルになった場所でもあり、ピクサーの取材スタッフはここグアナファトを何度も訪れて、立体的な街の作りとカラフルでワクワクするような街並みを参考にしました。ちょっと非現実的にすら見えるこの街には、地下にも不思議な空間(レンガ造りの地下道)があったり、近郊にはミイラ博物館もあったりと、見どころもいっぱい。メキシコシティから日帰りでも行けますが、ぜひ1泊してピピラの丘からの夜景も楽しんでいってほしいです。ここの夜景は、個人的にはメキシコNo.1だと思っています♪ 幻想的な光が水平方向にも浮かび上がる様子は「(平面的に)夜景を見下ろす」という概念を覆し、「目の前いっぱいに光が浮かび上がる」というとてもユニークで感動的な夜景を提供してくれます!

グアナファト名物であり、メキシコ在住の駐在員御用達の人気土産でもある「セルビン焼き」が生産されているのもここ。超細かい超絶技巧な絵付けが100%手仕事で施された焼きものには、職人の国から来たわたしたちでもため息をついてしまうほど。ショッピングも楽しい街です!


花と光とカラフルな家の壁。どこを切り取っても絵になる街!


「両隣の家とは違う色で塗らなければいけない」というルールがあるんだそうです!どうりでカラフル。


グアナファトの夜景。この素晴らしい景色は、ぜひ肉眼で見てほしいです!

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:メキシコシティの北バスターミナルから長距離バスで5時間。
  • 注目ポイント:カラフルな街並みや路地、展望台(ピピラの丘)からの眺め(できれば昼景も夜景も)、ミイラ博物館(バスorタクシーで行けます)

8.タスコ

タスコは、まだ日本人旅行者の間ではあまり知られていない、メキシコから南西に3時間ほどのところにある小さな街です。カラフルな街とは打って変わり、この街は真っ白な家で埋め尽くされています!山の中に突然現れる白い街なので、「山間の真珠」とも形容されています。「白い街」といえば、スペインのアンダルシア地方も有名ですよね。わたしはアンダルシアの白い街巡りをしたこともあったのですが、ここタスコの白い街の方が雰囲気があると個人的には思います!スペインの白い街は「洗練された綺麗な観光地」というイメージですが、ここタスコは「地元民が暮らす中に、植民地時代の空気感と中世の香りが残っている」感じ。迷路のような路地や、安くて美味しいご飯を提供してくれる屋台があるのも魅力的。家の屋根は蜂蜜色やレンガ色のレトロな色合いで、ベランダや窓の格子も鉄やレンガのレトロな造りで独特の味わいがあります。ボコボコの石畳の道を真っ白なメキシカンビートルの車(タクシー)が走りぬけ、古い建物を改装したホテルに滞在すれば、タイムスリップしたような気分になります^^何度行っても、ノスタルジーを感じる街です。

また、銀の生産地としてもとても有名なので、メキシコ中から腕のいい銀職人がたくさん集まってきて、アクセサリーや食器、オブジェなど様々な銀製品を販売しています。メキシコ人も「銀を買うならタスコ!」というほど有名で、わたしもネックレス用の銀のチェーンはここタスコで買ったものを使用しています。品質が良いものがとても安く手に入るので、メキシコで銀製品を買うならぜひタスコへ^^メキシコシティから日帰りで行けます。木彫りの仮面で有名なゲレロ州にあるので、面白い仮面を買うのにもうってつけです!


一つ一つの家に懐かしい味わいを感じるタスコ。


職人技が光った細工が美しい、一点物の銀製アクセサリーが見つかるかも。

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:メキシコシティの南バスターミナルor西ターミナルから長距離バスで3時間。
  • 注目ポイント:白い壁の街並み、2つある展望台からの景色、銀のお店、土日の銀市場

9.メキシコシティ


メキシコの首都「メキシコシティ」も、とっても面白いおすすめの街です!普通、首都はどこの国でも均一的で同じ「つまらないイメージ」なのですが、メキシコシティは見所がたくさんあって飽きません!近郊も含めると、1週間では足りないほど。特におすすめなのは、光の使い方とカラフルな色使いが美しいバラガン建築、世界で最も有名な女流作家の一人フリーダ・カーロの生家、コロニアル風の建物で埋め尽くされた歴史地区、その地下にあるアステカ文明の遺跡、近郊にある2世紀~7世紀に栄えたといわれるテオティワカン遺跡(ココで発掘のお手伝いしてました。素晴らしい遺跡です!)、メキシコ中の遺跡から発見された出土品を集めた国立人類学博物館などなど。数えきれない!!最近メキシコシティの見所の中でSNSで話題になったのは、重力に逆らっているように本棚が並ぶ「空中図書館」や、中世の超豪華で立体構造の建物を利用した「郵便局」、カラフルな屋形船が浮かぶ世界遺産「ソチミルコ運河」と、その運河の奥地にひっそりと存在する壊れた人形まみれのホラースポット「人形島」など。

メキシコシティは実は「世界一ミュージアムが多い街」としても有名で、その数なんと150か所以上!必見の「国立人類学博物館」をはじめ、民芸品博物館、車博物館、フリーダカーロ美術館から、テキーラ&メスカル博物館、ドラッグ博物館などの変わり種まで、様々!

メキシコ料理など食べ物の種類も豊富で美味しく、タコス屋台の数は圧倒的にメキシコNo.1ですし、「世界一美味しいタコス屋」もここメキシコシティにあります。最近では日本食ブームに乗ってラーメン屋さんやすき屋なんかもあります^^カフェのレベルも高く、内装がおしゃれなカフェ、メキシコ名物のチュロスの専門展、メキシコ産カカオを使用したチョコレートの専門店などあり、毎日どこに行こうか目移りするほど。街に点在する市場巡りも楽しく、花専門の市場、民芸品&手仕事専門の市場、おもちゃの市場、骨董品売り場(お宝盛りだくさん!)など様々。中には伝統魔術で使う道具や薬草などの材料を集めた「魔女市場」なんて異色の市場も…!ちょっと不思議でコアな見どころが多いので、知れば知るほど面白く、何度行っても飽きないとっても楽しい街です。


豪華すぎる内装の郵便局。普通に荷物を送れます。(笑)


テオティワカン遺跡。ピラミッドの頂上まで登れる遺跡は、メキシコだけ!


どうなっているのか全く分からない、空中図書館「バスコンセロス市民図書館」。高所恐怖症の人には辛いかも?!

  • おすすめの時期:通年。
  • アクセス方法:日本からメキシコシティまでは、ANAとアエロメヒコの2社が直行便を出しています。
  • 注目ポイント:見どころは超豊富!!グルメ&屋台好き、アート好き、建築好き、市場好き、遺跡&歴史、博物館好きにとっては天国です!

10.オアハカ

最近日本人の間でかなり話題になってきているのが、ここオアハカ!メキシコシティから飛行機で1.5時間、長距離バスで7時間のところにあるメキシコ南部の街で、様々な伝統文化を持った先住民が住み、住民率が40%以上なので、その文化多様性から「メキシコで最もメキシコらしい街」と言われています。グアナファトと同じく映画『リメンバーミー』の舞台になった街で、主人公ミゲルの住むサンタ・セシリアという村はオアハカにある村という設定です。ここオアハカの魅力は、伝統を感じられる人々の暮らし、手仕事の豊富さ、見どころの多さ、食べ物の美味しさ!先住民や職人たちが丁寧に真心こめて作った木彫りや刺繍服、織物の品質のいいものを手に入れるならオアハカに来るのが一番。買い物好きにとっては天国のような場所です。(最近日本のファッション界でも人気爆発中のビニール製かごバッグ「メルカドバッグ」も、オアハカでは驚くほど安く手に入りますよ!)近郊の村を訪れれば彼らの伝統的な暮らしぶりや手仕事の様子を見ることもできます。さらにオアハカ周辺は自然も豊富で、石灰岩が滝の形に固まったイエルベ・エルアグアという絶景天然プールや、世界一太い迫力満点の大木「エル・トゥーレ」も。(←「たかが木」と思って行きましたが、ものすごく感動しました。)サポテコ文明の超重要遺跡「モンテ・アルバン」や、幾何学模様の石組が驚くほど完璧で美しい「ミトラ遺跡」などもおすすめ。一つ一つの見所の満足度がとっても高く、オアハカを訪れるたびに「魅力あふれる土地だなあ」って感動します。

食べ物がとっても美味しく、郷土料理の種類が豊富なのもオアハカの魅力。オアハカ流ピザ「トラジューダ」は日本人も大好きな味ですし、チョコレートソースを使った「モーレ」や、バッタを乾燥させた「チャプリン」という珍味も!レベルの高いレストランもたくさんあります♪ メキシコ人がテキーラよりも愛してやまない「メスカル」というリュウゼツランから採れるお酒も、オアハカ産が一番人気ですし、コーヒーの産地なので街中かカフェで飲めるコーヒーのレベルも超高い!

毎週末、何かイベントやお祭りが開催されるので、ぜひ週末に滞在したいところ。


イエルベエルアグアの、石灰岩でできた天然絶景プール!


オアハカ市内の有名カフェ「The Oaxacan Coffee Company」の可愛い内装。


オアハカ産の手仕事を集めた雑貨やさん。眺めているだけで楽しい♪


オアハカ中心部の植物園にあるノッポサボテンの林。全然知られていないけど、超おすすめなメキシコらしいスポットです♪

おまけ.「死者の日」の祭り

スポットではないので「おまけ」として、どうしても紹介したいのが毎年11月始めにある「死者の日」

「ガイコツ祭り」「死の祭り」とも呼ばれていますが、メキシコの公式な祝日で、日本のお盆のようなお祭りです。

「お盆」と言っても、しんみりした暗いものではなく、メキシコの死者の日は完全にお祭りモード。映画『リメンバーミー』のように、街の中心地でイベントが開催されたり、お墓をマリーゴールドやケイトウなど鮮やかな花々と供え物で「これでもか!」ってほど派手に飾り付けをしたり、家に雛壇のような豪華な祭壇を飾ったり、パレードで夜通し音楽が鳴り響いていたりと、とにかくにぎやかで楽しいお祭りなんです!!

お盆と同じようにこの時期には先祖や故人が帰って来る日なので、「せっかく一年に一度この世に戻ってきてくれるのだから、明るくにぎやかに楽しく迎えてあげたい」という想いから、この賑やか&楽しいモードで迎え入れるようになりました。

毎年死者の日が近付くと、メキシコシティの巨大花市場はマリーゴールド(死者を導く花とされている)のオレンジカラーで埋め尽くされ、手仕事市場や雑貨屋さんにはガイコツグッツが大量に並びます。

街のいたるところに豪華な祭壇が登場し、街を歩いているだけで楽しい。さらに、当日の夜は仮装パーティ状態に!みんなガイコツのメイク&衣装も着て、道行く人とワイワイ写真を撮り合い、パレードを楽しみ…と、とにかく盛りあがる!「旅行者も気軽に参加できるお祭り」なんです!

伝統的な死者の日は、かつてはメキシコの中でも田舎の方(伝統が残る地方)でしか見られなかったのですが、2016年からはメキシコシティで大規模な「死者の日パレード」が開催されるようになり、オアハカ市など「死者の日スポット」として有名な街では様々なイベントが開催され、毎年とても盛り上がっています。

死者の日は毎年だいたい10月終わりから盛りあがり、11月1,2日が本番。具体的なおすすめスポットについては別記事でも紹介しているので参考にしてみてください^^

旅人の友達に「メキシコに行くなら、いつが一番いいと思う?」と聞かれたら、いつも「せっかく行くなら、絶対に”死者の日”に合わせて行くといいよ!」と答えてるほど、超おすすめです♪ぜひ、メキシコに行くなら「死者の日」に!(カンクンはあまり伝統的な死者の日のイベントはないので、メキシコシティ周辺の街やオアハカなどで過ごすのがおすすめ!)


可愛いカトリーナ!(みんな、ただのガイコツではなく、昔のイラストレーターポサダ氏の描いたガイコツ「カトリーナ」の仮装なんです。)


ガイコツのにぎやかな壁飾り♪


メキシコシティのパレードの様子。豪華な山車や行進が永遠に続きます♪


みんなガイコツに変装していて、街全体が一気にガイコツの街と化します。

まとめ

メキシコはその色彩豊かな文化と美しい自然から、最近では「世界一インスタ映えする国」としても知られるようになりました。それは、SNSによる「短いスパンでの流行り」というよりも、メキシコのもともとの魅力が写真を通して広まったんだと思います!

メキシコの魅力&見どころはまだまだ沢山あり、今回は紹介できなかった場所もたくさんありますが、メキシコの心が躍るようなエッセンスを少しでも伝えられたら、と思っています!^^これからメキシコに行く人はぜひメキシコの素敵な見どころをたくさん巡って、たっぷり楽しんできてください!!

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