オアハカの見どころ

オアハカ市内を散歩♪地震後もここは、こんなに美しい街です

現在のオアハカ市の様子についての問い合わせが少しあったので、ここらで今わたしが滞在しているオアハカ市について紹介します。

現在は地震の影響はほとんどなく、平和な日々が続いています♪

ちなみに、ここで載せている写真は、全てここ3日(9月25,26,27日)の間に撮影したものです。

オアハカ市って、どんなところ?

オアハカ市は、メキシコの南部にある「オアハカ州」の州都です。

「州都」といっても、メキシコシティのように大きい街ではなく、中心街にはこじんまりとしたコロニアル風の美しい街並みが続きます。

そして、オアハカ州はメキシコで最も先住民族の割合の高い州です。

オアハカ市から車で数十分移動すると、サポテコ語やミステコ語を話す先住民の人々に出会うことができます。

(↑)市場の花屋のおばちゃんたち

山あり海ありと気候も多様で、メキシコで最も生態系が多様な場所といわれています。また、珍しい動植物の宝庫でもあります。

そんな土地柄に加え、メキシコを代表する芸術文化も豊富なため、「メキシコ凝縮したような場所」と言われています。

例えるならば、ちょうど「メキシコ版の京都」のような場所が、オアハカです。実際の京都よりはだいぶ小規模ですが^^:

9月に起きた大地震の影響もありましたが、普通に観光する分には現時点で全く問題ありません。

オアハカ市内を散歩

オアハカ市内の中心地は2km×2kmくらいのエリアに収まっているので、すべての場所に歩いて行くことができます。

これまた作りも京都のような碁盤の目のような街なので、行きたい方向さえわかっていれば、迷うことなく目的地に着きます。

2つの教会を繋ぐメインストリート

オアハカ市で一番盛り上がっているのが、中心地にある大きな2つの教会「Catedral de Oaxaca(カテドラル)」と「Templo de Santo Domingo de Guzman(サント・ドミンゴ教会)」を繋ぐマセドニオ・アルカラ通り(通称:アルカラ通り)です。

(↑)街の中心地のシンボル、「カテドラル」。

(↑)カテドラルに負けず劣らずの存在感を誇る「サント・ドミンゴ教会」。カラフルでかわいい「OAXACA」マークと一緒に写真が撮れます。

ついでに、オアハカのおすすめスポットも少し紹介しようと思います!

散歩するときは、まずは、カテドラルの目の前にあるソカロ広場からスタートしてみましょう。

ソカロでは、風船売りはじめ物売りがあるきまわり、地元の人がベンチに座ってのんびり談笑しています。

とてもにぎやかで、雰囲気としてはちょっとしたテーマパークのようです。

ソカロの南側の通りには、ずらっと刺繍服のお店が並んでいます。ソカロから続くアラメダ広場の一角にも、刺繍服ばかり大量に売っているエリアがあります♪

オアハカ州中にいる先住民の民族衣装は、多くが織物や刺繍で飾りつけられていてとっても華やかです。

メキシコの刺繍服は世界中で人気があり、とくにここオアハカのものはクオリティが高いうえに安い!と、最高にコスパが高いので、刺繍服好きは要チェック!掘り出し物が見つかるかもしれません。

女性は、ここだけで一時間くらい使えるかも。(笑)

アルカラ通りは、歩行者天国になっています!

メキシコ国内には、コロニアルな街並みの街がたくさんあります。が、一番の悩みが「排気ガス」。

車が通るたび排気ガスがひどくて、「こんなに綺麗な街なのにもったいない」と思ってしまうのですが、ここオアハカのメインストリートはには車が来ないので、美しい街並みを思う存分楽しめます。

オアハカは買い物天国♪

オアハカに買い物のために来たという人もいるほど、オアハカは買い物が楽しい街です!

地震直後は閉まっているお店も多かったのですが、10日以上前からいつも通り営業しています。

というわけで、いつも通り買い物もバッチリ楽しめます。

メイン通りに数えきれないほど並んでいるのが、オアハカ雑貨含むメキシコ雑貨のショップたち!店内のインテリアも可愛らしく、所狭しと並ぶカラフルなメキシコ雑貨にも心奪われます。

お気に入りを探してお店をはしごするのも楽しいです!

星の数ほどあるオアハカの雑貨店のなかでも、メインストリートにあるおすすめのショップは、「Huizache」というオアハカ雑貨の専門店と、これまたオアハカの工芸品を丁寧に集めているコレクトショップ「Mano Magico」です!

「Huizache」は70以上の職人ファミリーと直接契約をしていて、クオリティの高い工芸品がお手軽に手に入ります。

「Mano Magico」では、なかなか手に入らない職人さんの作品などのレアものが、これまたお手軽価格で手に入ります♪

(↑)Mano Magicoの店内

オアハカ中心部にあるほとんどの雑貨屋が、元値からかなり価格をあげて販売しているのですが、ここは本当に良心価格。

メキシコ民芸品には割とこだわるわたしも、この二つのお店ではよく買い物しています。お気に入りのお店です!

美味しいコーヒーやホットチョコレートが楽しめるカフェ

オアハカには、とにかくカフェがたくさんあります!

欧米人が好みそうなおしゃれで洗練されたカフェから、中庭がテラスになっている隠れ家風カフェまで、さまざま。ドリンクだけでなく、ケーキやクッキーなどのフードもこだわっているところが多いです。

(↑)内装にこだわった、とてもかわいいカフェも。(写真は、「The Oaxaca Coffee Company」の内装)

コーヒーを楽しむなら

メキシコはコーヒーの産地としても有名なので、オアハカ産の豆をこだわり手法で焙煎して出すカフェもあります。


(↑)Cafe La Antiguaのコーヒー。

メインストリートの中では、カテドラルの目の前にある「ソカロ(中心広場)」から2ブロックほど北に行ったところにある「Cafe Brujula(カフェ・ブルフラ)」がおすすめです。

真っ白な壁に囲まれた中庭がテラス・カフェになっていて、おしゃれな空間でゆっくりと休憩することができます。

ここも、オアハカの豆はじめ国産や隣国グアテマラの豆をこだわって選び、ブレンドしています。

チョコレートを楽しむ

また、「チョコレート」も実はオアハカの名産品。

多くのカフェがカカオからこだわって選んだホットチョコレートを出しています。

カカオの香りがしっかり楽しめるもの、スパイスの効いたメキシコ風のもの、シナモンの入ったものなど、味はお店によってさまざま。

自分好みのホットチョコレートを探して、カフェを巡るのも楽しいです。

また、オアハカ名物料理には「モーレ」というチョコレートを使ったソースがあります。味は、チョコレートを使っているだけあって甘辛風。これを煮たチキンにかけて食べます。

モーレは、チョコレート、スパイス、ナッツ類、野菜を丁寧に煮込んだとても複雑な郷土料理です。これも、オアハカ滞在中にぜひ一度試してみてください!

オアハカのコロニアル風の美しい街並み

オアハカ市の特に北部には、歩いているだけで幸せになれるような可愛らしいコロニアル風の街並みが広がっています。

散歩で見られる景色をちょっとのぞいてみましょう。

おとといは暑すぎるほどにさんさんと晴れて、カラフルな街並みと青空の組み合わせが最高でした!

オアハカには、やっぱり太陽と青空が似合います。

オアハカ市内は、淡くて品のいい色味の建物が多い印象です。


こんな、ヤシの木も生えた南国風の一角も。

サント・ドミンゴ教会の近くには、カラフルな建物などのフォトジェニックなスポットや、おしゃれなアートギャラリー、カフェなどのおしゃれスポットがたくさんあります!


(↑)石畳が美しい、狭めの路地。

オアハカ市内の石畳や教会などの大きな建物には、オアハカでよくとれる緑がかった切石が使われていることが多いです。

この写真の左側の壁にも使われていますね~。オアハカ・カラーです!


ここは、サント・ドミンゴ教会のちょうど裏側にある、オアハカ州の多種多様な植物が集まるオアハカ民族学植物園の入り口。

ツアーでないと入れないので少し面倒ですが、個人的には時間に余裕のある人にぜひおすすめしたいオアハカの必見スポットです!

(↑)中には、こんな素晴らしいサボテン畑が広がっています!(この写真だけ、2016のものです)

ほかにも、オアハカ料理に使われる重要なハーブやチレ(唐辛子)、珍しい多肉植物やマヤ族の神聖な木など、盛りだくさん。植物好き・オアハカ料理好きにとっては特に興味深いと思います。


植物いっぱいの、ショップへの通り道。

小さなゲートをくぐると内側にこんな景色が待っていたりして、散歩が本当に飽きないです♪

植民地時代スペインの影響を受け、オアハカには「パティオ(中庭)」付きの建物が多いので、「外からはわからないけど、中が美しい!」といった、秘密の花園的なスポットが多いんです。

自分だけのお気に入りスポットを探すのもオアハカの楽しみ方のひとつ。


品のいいオアハカ料理を出すお店「La Olla(ラ・オジャ)」は、ビビッド・ピンクとコバルトブルーの壁がかわいらしいレストランです。

ピンク色の壁にちょっとだけ見えるモノクロカラーの鶏の壁画は、オアハカ出身の人気壁画アーティスト「Lapiztola(ラピストラ)」によるものです。

彼の壁画は、オアハカ市内でほかにも何か所かで見ることができます。

さすがアートの街。壁画もたくさん!

オアハカは、アーティストがたくさん住むアートの街なだけあり、壁画は沢山あります!

(↑)これは、「壁画」なのかはよくわからないのですが、版画が壁に貼り付けてあります。オアハカ市内ではよく見かけます。

オアハカは版画でも有名なので、街を歩くと版画の展示をしている現代ギャラリーもよくあります。

面白い・かわいいデザインの壁画を探しながら歩くのも楽しいです。

「こんなところ、誰も来なそう…」って道にもアートが隠れていたりするので、メインストリートだけでなく、路地散歩も楽しいです!

地震の影響について

それでも、オアハカ市が地震の影響をまったく受けなかったわけではありません。

街中を歩いていると、「PELIGRO(危険)」と書かれた赤や黄色のテープが張られた建物をたまに目にすることがあります。

このテープが張られているのは、地震によって崩れる恐れのある建物です。

まあ、見るからに「もとからボロボロの廃墟」ってところが多いのですが…。この建物も、地震前からだいたいこんなかんじでした。(笑)

とりあえず、危険性のある建物にはこのテープが張ってあります。オアハカの街全体で10か所くらいでしょうか。(もっとあるのかもしれないのですが、わたしの行動範囲ではそれくらいです。)

なので、今オアハカに来る予定の方で気を付けることといったら、「カラーテープが張り巡らされている建物には近づかないようにする」、ということくらいだと思います。

電気、水、ガス、すべて正常で、いつも通りのオアハカ市です。しいて言えば、今は雨季なので雨が多いことくらいが難点です。といっても、それによる被害は突然降られて濡れるくらいです…。

治安も、まったく問題ありません。いつも通り、平和なオアハカ・シティーです。

オアハカ市はまったく「悲惨」ではない

地震後、オアハカへの観光客は激減しました。

感じられないほどであっても余震が未だ続いているので、それも当然かと思いますが、現在のオアハカ市は多くの人が思っているような「悲惨な状態」ではありません!

今回、この記事に載せた美しいオアハカの写真が、サボテン写真以外は全てここ3日以内に撮ったもの、という点からもわかると思います。オアハカは、相変わらずとても美しい街です。

なので、もしオアハカへの旅行を考えていて、「(余震など)これからの心配」ではなく
「震災後のインフラや治安が心配」、「ちゃんと街が機能しているのかどうかがわからない」という方は、

オアハカ、めっちゃ普段通り機能してます!なので安心してください^^

心配なのは、オアハカ州南部

ただ、正直オアハカ市から300km(バスで6,7時間)ほど離れた「Istmo(イスモ)」地方をはじめとするオアハカ南部は、はっきり言って「悲惨な状態」です。

日本のニュースなどで「メキシコのオアハカが甚大な被害」などといって紹介されているのは、この地方の話です。(わたしが支援を送っているのもココです!)

他の記事でも紹介している通り、まだこちらへの旅行は現時点では控えた方がいいと思います。

さいごに

あともうひとつ、オアハカ市で地震後から見るようになったものは、多くの「Centro de Acopio(支援物資収集センター)」という張り紙やポスターの張ってある建物や仮設テントです。

支援物資収集センターはオアハカ市内に本当にいたるところにあり、だれでも支援物資提供し放題です!
(どこがしっかりしたところなのかをちゃんと見定めて選ぶ必要はありますが…。)

地震後は、そんな風に「みんなで助け合おう!」という空気がここにはあります。

それを見ると、「ああ、本当に震災があったんだ。」と思うのですが、普段オアハカにいるとそれを感じられないくらい、本当に平和な日々が続いています。

オアハカ名物の「死者の日(Dia de Muertos)」(11月1,2日)も近づき、街では死者の日に向けた飾りつけも見られるようになりました。

早く、オアハカ市だけでなく、オアハカ州全土、そしてメキシコ全土に、活気と平和が戻りますように。

オアハカ市から、願いを込めて。