メキシコシティの「おすすめ個性派スポット」を完全に網羅した、最高の一週間モデルプランを考えました!
「メキシコシティで何をすればいいのかわからない…」
という人は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
メキシコの首都「メキシコシティ」には何がある?
メキシコシティには、歴史を感じる遺跡から、世界で最も斬新な建築、おしゃれな街並み、恐ろしいホラースポットまで、さまざまな見どころがあります。
巨大なメガ・シティーなので、各自の好みによって楽しみ方は無限大です。
今回はその中でも、
- メキシコシティでしか見られない(個性的)
- 低予算で楽しむことができる(コスパ良し)
- メキシコについて何も知識がなくてもしっかり楽しめる(事前勉強いらず)
という3つのポイントを重視して、観光地スポットを厳選・絞り込みし、プランを立ててみました。
必見スポットを網羅した一週間プラン
月曜日:歴史を感じる、遺跡Day
まずは月曜日。
天気が良ければ、郊外の「テオティワカン遺跡」に行くのがおすすめです!
ここテオティワカン遺跡は、メキシコシティから1時間ほどで行くことのできる世界的に超有名なテオティワカン文明の遺跡。ラテンアメリカ最大の都市遺跡でもあります。
「遺跡嫌い」という人でも、「メキシコシティまで来たなら、ここだけは行っておいて!!」という超おすすめ必見スポット。メキシコにはピラミッドや遺跡が数多くありますが、ここはアクセスも良く、見ごたえもあり満足度高いです。
月曜日は、比較的人も少ないのでのんびり楽しむことができます。(逆に、日曜日はテオティワカン遺跡はメキシコ人だけ無料で入れるので、混みすぎて避けたほうがいいです。)
日陰がほぼ全くないので、日差しが強くない朝の時間帯に行くのがおすすめです。
テオティワカン遺跡では、「ピラミッドに登る」という貴重な体験ができます!
最も大きい「太陽のピラミッド」、死者の道を進むと目の前にある「月のピラミッド」の2つのピラミッドは観光客も自由に上り下り可能で、結構疲れますが景色は最高。
体力のある人は両方登ってみるのもいいですが、片方だけでも十分爽快感を味わえます。太陽のピラミッドは10〜15分、月のピラミッドであれば3~5分くらいで登れますよ。
テオティワカン遺跡について、さらに詳しくはこちらの記事(↓)を参考にどうぞ。わたしはかつてここの遺跡で働いていたのですが、ぜひ行って欲しい見所を紹介しています。
注意!月曜は博物館・美術館が全部閉まる
ちなみに、月曜日は、メキシコシティのほとんどの博物館がお休みになります。
「せっかく行ったのに、開いていなかった…」と時間を無駄にしてしまわないように、月曜日は博物館以外のスポットに行くようにしましょう。
火曜日:観光客からの人気No.1!国立人類学博物館Day
火曜日は、メキシコが誇る考古学ファン垂涎の地「国立人類学博物館」に行ってみましょう。
メキシコは、世界中から考古学者や研究者たちが訪れる「古代文明の地」。メキシコ全土から、アステカ、マヤなどさまざまな古代文明の遺跡が発掘されています。
そして、そんなメキシコ各地の遺跡発掘によって発見された数々の宝物(国宝も!)が展示されているのが、ここ「国立人類学博物館」なのです。
国立人類学博物館は、メキシコ国内の観光スポット堂々の第1位=国内すべての分野の観光地の中で1位です!
つまり、メキシコNo.1の見どころなわけです!
ここは、考古学の知識が全くなくてもメキシコの多様性がよくわかるほか、ユニークな石像や大昔の宝物をたくさん見ることができます。
(↑)生贄の心臓を置いていたチャックモール像
(↑)アステカ文明の神様たちを形どった土偶
(↑)メインホールのアステカカレンダーや像たち
あまりに巨大で見ごたえがあるので、夢中で見ている間に、人によっては半日使ってしまう場合も…。ささっと見ても、最低でも2時間はかかります。
国立人類学の入場料:70ペソ(約420円・2017年夏時点)
「メキシコの学生」であれば日曜日は無料で入れます。国際学生証は使えないので、基本的にメキシコに留学していない限り正規料金を支払うことになります。
(ただし、日曜日は地元民たちでめっちゃ混んでいるうえに騒がしいです。子供が鬼ごっことかしてます。笑)
ここにある数えきれないほどの石像の内、2,3体でも日本に持って来たら立派な展覧会(入場料2,000円とかの)が開催できるはず。
500円以下で、あれだけのものが見られるのは本当にスゴい…。お得すぎます。
せっかくメキシコシティに来たのであれば、テオティワカン遺跡と並んで《絶対に行くべき必見スポット》です。
水曜日:メキシコの現代建築Day
メキシコには、世界に誇る斬新な建築がたくさんあります。
「建築のことはまったくよくわからない」という建築初心者でも、見れば思わず感動の声が出るほど素晴らしい建築ばかりです。
おすすめは、
- 光と色の魔法!世界遺産のバラガン建築(バラガン邸、ヒラルディ邸の2つ)
- 「空中図書館」ことヴァスコンセロス図書館
- 世界で最も美しい郵便局、メキシコシティ郵便局
- 蜂の巣の様な不思議な内装の、グアダルーペ寺院
- 有名建築家リカルド・レゴレッタが手がけた高級デザインホテル「Camino Real Polanco」
バラガン建築以外は、どこも無料で入れるところばかり。(ホテルは、お金に余裕のある人は宿泊がおすすめ。一泊10,000円〜と意外とお手軽です。)
ぜひ、世界で評価を受けているメキシコ建築を楽しんでください!
バラガン建築については、以下の記事で詳しく書いています。参考にどうぞ。(↓)
木曜日:怪しいメキシコを満喫…ホラーDay
メキシコシティには、ホラースポットや怪しい見所がたくさんあります。
ホラー好きの人は、メキシコシティ郊外のソチミルコ運河に浮かぶ恐怖スポット「人形島」に行ってみましょう。
なんとここ、「世界で最も気持ち悪い・怖いスポットBEST3」にランクインするほどの、実力派マイナー観光地です。本当に不気味ですが、世界にふたつとない場所。ネタ作りにぜひどうぞ。
(実は以前ここについての記事を書いたところ、謎のバグが起きどうしても対処できなかったため、記事を消さざるを得なくなりました。もしかしたら本当にヤバい場所なのかもしれないので、行く場合は自己責任でお願いします…。)
人形島に行った後は、追いうちでメキシコで最も怪しい市場、通称「魔女市場」こと「ソノラ市場」に行ってみてはいかがでしょうか。
薬草、媚薬、呪いの人形、儀式に使うための動物の剥製など、怪しいものが盛りだくさん。
詳しくは(↓)
魔女市場名物の「媚薬」を、友達のお土産にいかがですか?(笑)
金曜日:王道メキシコシティの歴史地区とルチャ・リブレDay
金曜には、中心地の散策をしてみましょう。
中心地にある「歴史地区」には、
- ソカロ広場(メキシコシティ歴史地区の中心地)
- カテドラル(ソカロに面した大聖堂)
- アステカの遺跡「テンプロ・マヨール」
- 歩行天国の目抜き通りマデロ通り←夕方以降&週末はものすごく盛りあがってます。
など、見どころが沢山あります。メキシコシティに来たら、とりあえず歴史地区に行っておけば間違いないです。
ソカロは、イベントの準備のために封鎖されていることも多々ありますが、周辺にはお店やレストラン、カフェもあり歩いているだけで楽しいです。
夜は毎晩大統領邸や周辺の建物がライトアップされ、幻想的に。
特に「死者の日」には、広場全体が死者の日風に飾り付けられ、とても美しいです。
ソカロの裏にある「テンプロ・マヨール遺跡」は、歴史好きなら必見。
かつてスペインに植民地化された際に埋め立てられた、かつてのアステカ王国のピラミッドの一部や、重要な壁画が出土しています。
金曜の夜はルチャ・リブレを見に行こう!
金曜の夜には、メキシコ人の大好きなメキシコ版プロレス「ルチャ・リブレ」を見に行ってみましょう。
会場は、安全な地域にあり最も巨大でショーアップされた「Alena Mexico(アレナ・メヒコ)」が一番おすすめです。試合は毎回とても盛り上がり、初心者でも全力で楽しむことができます。
アレナ・メヒコ会場では週3回、火・金・日曜日に試合があります。そして一番おすすめが、金曜日の回!
地元の人のテンションも週末のためヒートアップしていて、かなり盛り上がりますよ~。(ちなみに火曜日は、お客の盛り上がり具合は金曜ほどではないですが、いい席が取りやすいです。)
土曜日:おしゃれな街並み見学&ショッピングDay
メキシコシティは、「喧騒」と「排気ガス」の街だと思うのですが、そんな喧騒から逃れて少し中心地から離れると、落ち着いたコロニアル風の美しいエリアが広がっています。
土曜日にメキシコシティにいる人は、ぜひおしゃれな街並みのある「サン・アンヘル地区」に行ってみましょう。
サン・アンヘル地区で毎週土曜日に「Bazaar Sabado(土曜市)」が開催され、地元の人から観光客までたくさんの人が集まり、とてもにぎやかです。(↓)
メキシコ中から集まったアーティストや職人が、こだわりのメキシコ雑貨や家具、アクセサリーを売っています。他では見つからない掘り出し物もたくさん。
可愛いクッションカバーなどの雑貨類や、、
ハイクオリティーなメキシカン刺繍の服など、お土産もいっぱい見つかります!
また、周辺にはおしゃれな雑貨屋も多く、手仕事品やアートの屋台もたくさんあるので、半日はここで楽しめちゃいます。
ついでに、石畳のコロニアル風の雰囲気が残る美しいサン・アンヘル地区を散策するのもおすすめ。美味しいレストランやカフェもいっぱいあり、まるでヨーロッパの街のような雰囲気が楽しめます。
日曜日:博物館はしごDay/掘り出し物探しDay
プランその①:博物館巡り
日曜には、なんとメキシコシティのほとんどの博物館が無料になります!(残念ながら「国立人類学博物館」は外国人は有料です)
わたしが個人的に一番おすすめなのは、メキシコシティの中心部にある「Museo Arte Popular(ポピュラーアート美術館)」。
メキシコ各地の手仕事や先住民アート、民芸品が展示されているのですが、どれもめちゃくちゃ可愛い&併設のお土産屋さんのクオリティーも高い!!
「ウイチョル」という民族の近代民芸で、ビートルを一台丸ごとビーズでデコレーションした作品「Vochol(ボチョる)」は必見!めちゃ凄いです。
他にも、日曜日に無料になる博物館・美術館はたくさんあります。
- Fotomuseo Cuatro Caminos(クアトロ・カミーノ写真美術館)通常15〜30ペソ
- Laboratorio Arte Alameda(アラメダアート・ラボ)通常30ペソ
- Museo de Arte Carrillo Gil(カリージョ・ヒル美術館)通常45ペソ
- Museo de Arte Moderno (近代アート美術館) 通常60ペソ
など。
ぜひ、この機会を利用して様々な博物館を無料でハシゴしましょう。
プランその②:青空市場へ
毎週日曜日に開催される「ラグニージャの泥棒市場」も、おすすめスポット。
地元のメキシコ人がたくさん集まり、メキシコの青空マーケットの熱気をたっぷり感じることができます。
数えきれないほどの露店が集まり、アンティークやガラクタ、めずらしいメキシコ雑貨(アルテサニア)などが乱雑に売られています。
ひょっとしたら、お宝が見つかるかも?
少しだけ治安の悪いエリアにあるので、持ち物には気をつけましょう。詳しくは(↓)
まとめ
メキシコシティには、ガイドブックや観光ウェブサイトに載っていないような見どころがたくさんあります。知れば知るほど好きになる、とても奥が深い街です!
もっと時間があれば、少し遠出して日帰りや一泊で行くことのできる場所に行ってみるのも、とても楽しいです。
魅力あふれるメキシコシティ。
ぜひ、全力で楽しんでください!