ミチョアカンの見どころ

数億羽の「幻の蝶」が飛び交う!アンガンゲオの奇跡の景色

アンガンゲオの森の中には、毎年冬になるとカナダから4,500kmの距離を飛んでやってくる「モナルカ蝶」というオレンジ色の蝶が大集合します。

その数、なんと数億羽!!蝶がとまりすぎて、木々はオレンジ色に染まり、蝶の重みでたわんでいる枝もあるほどです。

この景色が、「世界で最もたくさんの蝶を一度に見られる場所」として、有名になってきています。

アンガンゲオの蝶とは

ミチョアカン州の山間に、「アンガンゲオ村」という小さな村があります。

このアンガンゲオ村の近くの山の中には、「モナルカ蝶保護区」がいくつか存在し、そこには世界中でここでしか見ることができない景色があります。

その景色というのが、何万羽もの蝶が森の木々と空を埋め尽くす、圧巻の「蝶まみれの世界」なのです。

この保護区は、2008年にユネスコにより世界自然遺産に登録されました。毎年たくさんの観光客が、その不思議な景色を見にやってきます。


オレンジ色の部分は全てモナルカ蝶。

モナルカ蝶の長い旅

モナルカ蝶は、カナダに住む蝶ですが、冬になるとその厳しい寒さから逃れるために南に下ってきます。

その蝶たちがここアンガンゲオ周辺の森(保護区)に集合するのです。

なぜかここに集まるのかはまだ詳しくわかっていないのですが、4,500kmもの距離を移動してここに集まってきたのだと考えながら眺めると、とても不思議な気持ちになります。

蝶の羽音を聞いてみよう

「蝶の羽音」を聞いたことがありますか?

おそらく、蝶を見た事があっても羽音を聞いたことがある人はほとんどいないと思います。それほど、蝶の羽音は小さく、かすかなのです。「蝶には羽音なんてないのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし、ここでは、無数の「蝶の羽音」を聞くことができます。その音は、とても静かなのにどこか騒がしいような、不思議な感覚のもの。

保護区内の蝶がいるエリアでは、蝶を驚かさないために、走りまわったり声を出すことは禁止されています。

音をたてないように気をつけながら数億の蝶の羽音を聞き、未だかつて見た事のないような数の蝶を目の前にすると、まるで自分が違う世界に迷い込んだような錯覚に陥ります。

モナルカ蝶に会いたい人へ

ベストシーズン

アンガンゲオの蝶を見るのに最適なのは、1月~3月まで

「11月から見られる」と書いてあるガイドブックも多いのですが、11,12月はまだ蝶の数が少なく、「数えきれないほどの蝶が空と森を埋め尽くす」ような景色は見られません。

せっかく行くなら、蝶が沢山いる時に行きたいもの。

現地のガイドに直接聞いてみたところ、毎年2、3月が最も蝶の数が多い時期なのだそうです!

天気のいい日に行こう

モナルカ蝶は、よく晴れた暖かい日に活発に動きます。

雨の日は、気温が下がりあまり飛び交っている様子は見られず、曇っている日も、日が照っている日ほどは活発にならないのだそうです。

モナルカ蝶の見られるエリアまでは森の中をトレッキングしていきます。寒い日は、気温の関係から蝶が森の奥(山の反対側)に行ってしまい、より長い距離をトレッキングしなければならなくなります。

よく晴れた暖かい日は、より短い距離のトレッキングで蝶たちに遭遇でき、蝶たちもとても活発に飛び回る最高の状態で観察できるのだそうです。

天気予報をしっかりチェックして、なるべくいい天気の日に行くのをおすすめします!

行き方

こちらの記事を参考にしてください
【行き方・おすすめ保護区】アンガンゲオの「幻の蝶」役立ち情報

おまけ

このモナルカ蝶の保護区がある森は「ミチョアカン州」にあります。

そしてチョアカン州の有名な民芸品(アルテサニア)である「ミチョアカン刺繍」にも、よく蝶が刺繍されています。

ミチョアカン刺繍の職人の方に話を聞いたところ、「これはアンガンゲオのモナルカ蝶だよ。」と教えてくれました。モナルカ蝶は普通全部オレンジ色なのですが、刺繍では色とりどりの蝶が空を飾っています。

ミチョアカンの人にとってここの蝶は、とても特別で大切なものなのです。

この刺繍は、アンガンゲオの村でも手に入れることができます。ミチョアカンのお土産にもおすすめです。

 

以上、アンガンゲオの「幻の蝶」、モナルカ蝶についてでした。