- トルティーヤのクオリティを求める人
→Victoria(ビクトリア)(6,900円〜) - 安さ・手軽さ・子供の使いやすさを求める人
→Norpro(ノルプロ)(3,400円〜)
自宅でタコスを作るのに欠かせないのが、メキシコの主食「トルティーヤ」。
特別な石灰処理をしたとうもろこし粉「マサ」を使って作る、平べったいパンのようなものです。
そして、トルティーヤを作るのに便利なのが「トルティーヤ・プレス」という道具です。
テコの原理を使ったシンプルな道具で、生地を一瞬でペッタンコにできるので、とっても便利です!(餃子作りに使う人も多いみたいです。)
わたしはタコスが大好物で、日本でもタコス作りを頻繁にやっています!これまでに、いろんなトルティーヤプレスを試してきました。
今回は、いろいろ使って比較してきた中で、「美味しいトルティーヤ」を作るのにおすすめトルティーヤプレスを紹介します!
もくじ
美味しいトルティーヤを作るのに、トルティーヤプレスは超重要!
まず…
美味しいタコスを作るのに「トルティーヤ」が何よりも大事ってことは、タコスのレシピで熱く語りました。
メキシコの美味しい屋台でも、その場でトルティーヤを焼くこだわりの店はどこも美味しいです!
そして、家で「美味しいトルティーヤ」を作るためには、トルティーヤプレスがめちゃくちゃ大事なのです!!
使い方もとっても簡単。
- トルティーヤプレスを開く
- ビニールやクッキングシートをひいて、生地を真ん中より少し上に置く
- グッと潰し、取っ手部分でさらに圧縮
- 開く
- クッキングシートを剥がす
- できあがり!
これで、フライパンなどで両面焼けば、おいしいトルティーヤのできあがりです!
次に、「トルティーヤプレスを選ぶときの基準(ポイント)」を紹介します。
ポイント① 均一な厚さで作れるか
まず大事なのは、「均一な厚さで作れるか」という点。
トルティーヤプレスに歪みがあると、トルティーヤに厚い部分と薄い部分ができてしまって、焼くときに均一に熱が入りません。
なので、歪みのないしっかりした作りのトルティーヤプレスを選ぶのが大事です。
ポイント② 薄く作れるか
そして次に大事なのが「薄く作れるかどうか」。
トルティーヤの理想的な厚さは、「1〜1.5mm」くらいです。
しかし、トルティーヤプレスによっては、どう頑張っても「2〜3mm」くらいの厚さにしかならないものもあります。分厚いと、熱が通りにくいだけでなくタコス全体のバランスも微妙になります。
良いトルティーヤプレス=薄く均一なトルティーヤが作れるもの
トルティーヤプレス機、6種を比較してみた。
日本の通販などで手に入るトルティーヤプレスを、実際に使って比較してみました。
1. Norpro(ノルプロ)
値段 | ・15cm(6インチ)3,400円〜 ・20cm(8インチ)3,500円〜←こっちの方が使いやすいです |
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素材(重さ) | アルミ(600g) |
満足度 |
日本で一番安く手に入るトルティーヤ・プレスです。アルミ製なので軽く、子供でも扱いやすいのがGood。サイズは2種類(6インチ、8インチ)あり、初心者には大きい8インチの方が使いやすくておすすめです。
わたしもタコス作りを始めてしばらくは「Norpro」のものを使っていました。…が、途中からちょっと歪んでしまったのかちょっと分厚めのトルティーヤしか作れなくなってしまいました…。
アメリカのレビューを読んでいると、Norproは安いぶん製品の個体差が大きいらしく、運よく薄く均一なものが作れる「アタリ」もあれば、最初からかなり分厚いトルティーヤしか作れない「ハズレ」もあるみたいです…。
2. IMUSAのトルティーヤプレス
値段 | 10,000円〜 |
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素材(重さ) | 鋳鉄(3.7kg) |
満足度 |
IMUSAは、1934年創業のコロンビア発の調理器具のブランド。
ここのトルティーヤプレスは鋳物でめちゃ重いのに、作ってみたトルティーヤはアルミ製の軽いNorproで作ったトルティーヤと同じくらいの厚さでした。(重さは関係ない…?)
だったら、安いNorproの方でいいかな…。ちょっとコスパが悪いです。
3. HICのトルティーヤプレス
値段 | 7,300円〜 |
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素材(重さ) | アルミ(800g) |
満足度 |
Norproと似ているHICのアルミ製トルティーヤプレス。日本で手に入るのは、直径約16cmの小さいサイズです。
アメリカだとNorproと同じくらいの安さで売られているので、品質も正直ピンキリ。
わたしが買ったものは、最初から角度(歪み)がついてしまっていて、手前は薄いのに奥側は分厚い、微妙なトルティーヤになってしまいました…。
これを買うなら、もっと安いNorproでいいと思います。使い勝手は、ほぼ同じなので。
追記※現在日本での取り扱いなし
4. 木製トルティーヤプレス
値段 | 1,400円〜 |
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素材(重さ) | 木 |
満足度 |
金属製だけでなく、「木製」のトルティーヤプレスもあります!
「洗いにくい」、「かなりかさばるので、収納スペースが必要」などのデメリットもありますが、見た目がおしゃれで、しかもかなり均一なトルティーヤが作れます!(個体差がありそうですが)
とにかくめちゃくちゃ安いのが特徴です。笑
木製の場合、自分で手作りする人もいるみたいです。(いつかやってみたい!)
5. クチーナプロのトルティーヤメーカー
値段 | 17,000円 |
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重さ | 4kg |
満足度 |
パスタメーカーで有名なイタリアの「クチーナ・プロ社」のトルティーヤプレス&ベイカーです。このモデルは潰すと同時に焼いてくれます!
友達が持っていて使わせてもらったのですが、いい具合にしっかり薄いトルティーヤが作れました!
…ただ、1つ1つ潰すたびに焼けるのを待つのがめちゃくちゃ面倒だったので、自分では買わないかな…。あまりに時間がかかるし。
トルティーヤプレスは、慣れれば1つ3秒くらいでパパッと潰せるので、一気に大量に作ることを考えると「つぶす」のと「焼く」作業は、別々でいいと思います。
追記※現在日本での取り扱いなし
6. Victoriaのトルティーヤプレス
値段 | 6,990円〜 |
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素材(重さ) | 鋳鉄(3.7kg) |
満足度 |
いろんなトルティーヤプレスを試した結果…最終的に行きついたのが、これでした!!
Victoria(ビクトリア)は、コロンビアの人気のキッチン用品ブランド。ここのプレスは、すごくしっかりした作りで安定感があります。
そして何より重要なのが…しっかり薄くて均一なトルティーヤが作れます!高級品ですが、それだけの価値ありです!!
ただし「3.7Kg」とかなり重いので、大人向け。(子供と使うときには注意が要ります。指挟むとめちゃくちゃ痛いです…骨折れる…。)
IMUSAと見た目が似てるので、買うときは注意!
わたしが買った時は、Yahoo!ショッピングが最安で12,000円でしたが、今はAmazonのこの店が一番安いです!!
以上、スペックをまとめると…
価格 | 重さ | 満足度 | |
Norpro(ノルプロ) | 3,400円〜 | 0.6kg | |
IMUSA | 10,000円〜 | 3.7kg | |
HIC | 7,300円〜 | 0.8kg | |
木製 | 1,400円〜 | 不明 | |
クチーナプロ | 17,000円 | 4.0kg | |
Victoria | 6,990円〜 | 3.7kg |
【結論】一番おすすめなトルティーヤ・プレスは、これ!
- トルティーヤのクオリティを求める人
→Victoria(ビクトリア)(6,990円〜) - 安さ・手軽さ・子供の使いやすさを求める人
→Norpro(ノルプロ)(3,400円〜)
トルティーヤのクオリティで選ぶなら、Victoria
一番美味しいトルティーヤができるおすすめプレスは、「Victoria」です!
「本気で美味しいタコス」を目指す人は、迷わずVictoria!
あとは、「餃子の生地」を作りたい人も、Victoriaが一番薄くできるのでおすすめです。
…が、やっぱり「重い」分、指を挟んだときに大変なことになるので、子供と一緒に使うのには向かないかな…。
子供と使う+早く手に入れたいなら、Norpro
タコスパーティをしてみたい人・子供と一緒に使いたい人は、軽くて安全で安い、「Norpro(ノルプロ)」が使いやすいかな〜と思います!
今は、NorproもVictoriaもAmazonプライム対応なので、注文すればすぐ届くのも嬉しい!
「本場風」にこだわらなければ、ちょっとくらい分厚くても十分美味しいトルティーヤができます。
↑Norproトルティーヤのタコス。ちょっとぶ厚め。
家でNorproで作ったトルティーヤでタコスパーティをした時に「分厚くて贅沢な気分!」と言っていた人もいたので、好みの問題かも。(わたしは薄い方が好きですが…😅)
市販のトルティーヤを使うより、ずっと美味しいトルティーヤができる、というポイントは変わらないので、予算と好みで選ぶのがいいと思います!!
自分の好みに合わせて、トルティーヤプレスを選んでみてください😊
手作りタコスにおすすめなトルティーヤ用のトウモロコシ粉(「マサ」と言います)は、こちらの記事(↓)で紹介してます!日本で手に入るマサを10種類以上試して、一番おすすめ&安いのはNatureloのマサです。トルティーヤプレスと一緒に注文しておくといいかも😊
おいしいトルティーヤの作り方は、こちら↓
本場メキシコ流タコスのレシピは、こちらです!↓