前回の記事では、メキシコの屋台飯を21種類紹介しました。
⇒メキシコで絶対に食べたい、屋台飯図鑑①(ごはん&ファストフード)
この記事では、そんな屋台飯を食べたあとや小腹がすいた時、また、スッキリしたいときに食べたい食べ物や飲み物を、12種類紹介します。
スナック&スイーツ系
カットフルーツ

スイカ、マンゴー、パパイヤなど、いろんなフルーツがプラスチックカップに入れられて売られています。
メキシコ人は、それにチリパウダーとライムを大量にかけて食べます!
チップス

Chips(チップス)は、ポテトチップスのこと。
公園や競技場などでよく売られている屋台スナックです。
その場で揚げている場合もあれば、市販のポテチをそのまま売っている場合もあります。
メキシコ人は、チップスの上に、チリパウダーやサルサソース、ライム、塩などをかけ、さらに塩分を濃くして食べます。
一度、「なにもかけなくていい、そのままで」といったら、とても怪訝な顔をされました…。
それくらい、みんなかけるのが普通です!
ドーナッツ

日本と同じ、砂糖を振りかけたシンプルなドーナッツで、駅などでよく売られています。
ひとつ5ペソ~(30円~)と、とても安いので、少しおなかが減った時にぴったりです。
チョコレートがかかったものもあります。
チチャロン
Photo by: Russ Bowling CC BY 2.0
Chicharron(チチャロン)とは、メキシコ人が愛してやまない、サックサクに揚げた豚の皮のことです。
スナックとしてだけでなく、料理のトッピングや、煮込んでおかず(タコスの具にも!)など、とても幅広く食べられています。
旨みが凝縮されていて、とても美味しいです!
屋台で売られているチチャロンの中には、豚の皮ではなくただの揚げ菓子のようなバージョンもあります。
カモーテ
Photo by:Dtarazona CC BY-SA 3.0
メキシコシティーなどで道を歩いていると、とつぜん、ビックリするような大きな笛の音とともに現れる、パイプ煙突のついた小さな移動屋台に遭遇することがあります。
「Camote(カモーテ)」とは、サツマイモという意味。ミニミニ焼き芋屋っぽい外見のその移動式屋台では、本当に日本で食べるような「焼きいも」や、焼きバナナが買えます。
ただし、メキシコでは、焼きいもにジャムや練乳をかけます。そのままがいい人は「カモーテだけで。」といいましょう。でも、メキシコ流の焼きいもを一度試してみるのもいいかも?
ちなみに、メキシコの屋台の中でも、最も古い歴史を持つ、伝統的な屋台です。
チュロス

かつてスペインの植民地だったメキシコには、スペインの名残があちらこちらで見られます。
Churros(チュロス)はスペインからやってきたお菓子です。日本で食べられるチュロスと同じものです。
「Relleno(レジェノ)」と呼ばれる、穴の中にジャムや練乳が入ったものと、「Sencillo(センシージョ)」と呼ばれる、日本で良く食べるようなシンプルなものの二種類あります。
基本的に、レジェノはものすごく甘いので注意!
アマラント
Photo by:Adrián Cerón CC BY-SA 4.0
メキシコには、Amaranto(アマラント)と呼ばれる、日本の「おこし」とソックリなお菓子があります。
これを見つけたときは、本当に同じ見た目&味も同じで、ビックリしました!
このアマラントは、なんと古代メキシコ時代からある伝統的なお菓子で、生姜が香るもの、ナッツも一緒にかためたものなど、さまざまです。
ラスパドス

Raspados(ラスパドス)とは、メキシコ流のかき氷のことです。オアハカ州では、「Nieve(ニエベ=雪)」とも呼ばれています。
シロップの種類は、甘酸っぱいタマリンドやマンゴー、いちごなど、さまざま。屋台によって、シロップのクオリティーが全然違います。
高クオリティーな屋台のシロップは、本物のフルーツをたっぷり使った濃厚なフルーツシロップで、感動するほど美味しいです!
(そしてやっぱり、かき氷にもチリパウダーをかける人もいます。)
飲み物系
アトレ
Photo by: Sxmuelfernandez CC BY-SA 3.0
Atole(アトレ)は、トウモロコシ粉で作ったおもゆで、とろとろした熱々の飲み物です。
タマレスと一緒に早朝の時間帯に売られていて、体がとても温まります。
味は、チョコレート、米、いちごなどいろいろあり、「Champurrado(チャンプラード)」と呼ばれる、チョコレート味のアトレをさらに濃くしたものが人気です。
米のアトレは、少し甘酒に似ています!
フレッシュジュース
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ジューススタンドは、あらゆるところで見ることができます。Jugo(フゴ)と呼ばれるものは、すべてフルーツ100%です。
その場でフルーツをカットして、100%のジュースを10~15ペソ(60-90円)で作ってくれます。
日本ではフレッシュジュースは高いので、わたしもメキシコに行くたび毎日飲んでいます。
食生活が偏りがちなメキシコ生活の、貴重なビタミン元!ニンジン100%のジュースが特におすすめです。
リクアド

Licuado(リクアド)とは、フルーツ&ミルクシェークのことです。生のフルーツとミルクや練乳をミキサーで混ぜて出してくれます。
おすすめは、「Licuado de Mamey(マメイのリクアド)」。「マメイ」という、オレンジ色のアボガドのようなフルーツで、とても甘くて濃厚です。
ほかにも、バナナチョコレート、いちごミルクなど、さまざまな種類があります。
アグア

Agua(アグア)は、「水」という意味ですが、メキシコでは「味付きの水」、つまりジュースのことです。
フルーツと水を混ぜたものが多く、フレッシュジュースよりもあっさりしたナチュラルジュース、とった感じです。
おすすめは、「Agua de Alfalfa(アグア・デ・アルファルファ)」。
緑色の「アルファルファ」というスプラウトのような野菜を使ったジュースで、栄養たっぷり&とても飲みやすくあっさりしています。
さいごに
以上、「メキシコの屋台飯図鑑」でした。
ここで紹介したのは、屋台でよく見かける食べ物だけで、レストランに行けばさらにたくさんのメキシコ料理があります。
メキシコの屋台は安くて美味しいところがたくさんあるので、ぜひいろいろ試して「お気に入りの屋台」を見つけてください。
屋台飯を楽しめると、メキシコが数倍楽しくなりますよ~!