メキシコ名物の「ホットチョコレート」。
本場のホットチョコレートは、日本で飲むような「甘〜いココア」ではなくて、スパイスや唐辛子の効いた刺激的なドリンクです。
チョコレートのカカオ豆は、メキシコ原産です。メキシコのチョコレートの歴史はとても古く、かつては飲み物として嗜まれていました。紀元前1750年(約3800年前)にはすでにカカオドリンク(ショコラトル)が飲まれていたんだそう。
古代メキシコ(アステカ文明の時代など)では、カカオはお金の代わりになるほど高価なもので、カカオドリンクは「神の飲み物」として大切にされていました。
その後、メキシコの征服者がカカオを発見してスペインに持ち込み、ヨーロッパ中に広まります。そして、現在の砂糖を混ぜた甘いチョコレートが生まれました。
今でも、チョコレートドリンクは(アステカの頃とは違う形で)メキシコ人に独自のレシピで愛されています。
ホットチョコレート専門のカフェもあり、よくチュロスとセットでカフェにも置いてあります。
本場メキシコ流のスパイシーなホットチョコレートが飲みたくなったら、ぜひこのレシピで作ってみてください!
材料
- お菓子用ダークチョコレート:300g
- 牛乳:300ml
- 砂糖:好みの分量(100gなど)
- シナモンパウダー:小さじ4杯
- バニラエッセンス:小さじ1杯
- ナツメグ:小さじ1杯
- 唐辛子パウダー(カイエンペッパーなど):ひとつまみ
おすすめの材料
ダークチョコレートは、お菓子作りで使うようなチップを使います。
用意するのが面倒だったら、市販の板チョコをとかしても大丈夫です。
また、牛乳の代わりに無糖練乳(エバミルクなど)を使うと、より美味しく作れます!
作り方
- 砂糖以外の材料を全部鍋に入れて中火で1分煮る
- 弱火にしてさらに3分
- 味見をしながら砂糖を加え、好みの甘さにする(一気に入れてもOK)
- 完成!
本当はもっとこだわって作るパターンもありますが、これで十分美味しいメキシコ流ホットチョコレートができます♪(色々試したけど、だいたい一緒だった。笑)
というわけで、ぜひ自宅でメキシコのホットチョコレートを楽しんでみてください!
メキシコ流アレンジ
トウモロコシ粉(マサ)を水に溶いて入れると、ドリンクにトロみがつきます!(トルティーヤを作るときに使うものでOK)
ちょうど、小麦粉や片栗粉を入れるのと同じ原理です。
これはお好みで挑戦してみてください。(メキシコ人は結構トウモロコシ粉を入れてトロトロした状態にするのが好きです。まろやかになります。)
以上、メキシコ流ホットチョコレートの作り方でした!