大・大・大好きなオアハカの郷土料理、「Garnachas(ガルナチャス)」。
- 「ガルナチャスって何…?」
- 「聞いたことすらない」
…という人が大半だと思いますが…
ガルナチャスは、いろんなメキシコ料理を食べてきたわたし的「TOP5」に入るくらい、大好きなメキシコ料理です。
本当にハマります!!!
もくじ
ガルナチャスとは?
ガルナチャスとは、↑こんな料理。
油で揚げたミニサイズのトルティーヤの上に、
牛肉、トマトのサルサ、粉チーズ、そして付け合わせのキャベツの漬物を乗せて食べる料理です!
シンプルだけど奥深い味わいで、すべての材料が絶妙にマッチして、めちゃくちゃ美味しいのです…!(ぜひ、一度食べてみてほしい…!)
オアハカ・イスモ地方の郷土料理
ガルナチャスは、メキシコ南部のオアハカ州にある、「Izmo(イスモ)」という地方で作られる郷土料理です。
イスモは、華やかな花の刺繍ドレスでも有名な、海沿いのエリアです!
ガルナチャスは、メキシコ国内でもオアハカ以外ではなかなか食べる機会がありません。(オアハカ市内でも、ガルナチャスが食べられるのはイスモ料理専門店くらい!)
日本でも再現できる!
そんな「ガルナチャス」に、ハマること3年。
最近メキシコに行く機会がなさすぎて、ガルナチャスへの渇望が溢れ…ついに、レシピを調べて日本のわが家で自作しました…!
かなり美味しく作れたので、ぜひオアハカ好きな人は挑戦してみてください😊
ガルナチャスの材料と、準備するもの
用意すべき材料は、こんな感じ!
「2人分」を目安に紹介します。
ガルナチャスの材料(2人分)
【ガルナチャス本体】
- ブロックの牛肉(ビーフシチュー用、ステーキ用など)…250g
- 玉ねぎ…1/2コ
- にんにく…1カケ
- マサ(トウモロコシ粉)…150g
- 塩
- 油(なんでもOK)
【付け合わせ】
- キャベツ 1/8
- にんじん(好みで少し)
- 酢
- 塩
- 無糖のヨーグルト…少し
- 粉チーズ(パルメザン)…少し
【サルサ】
- トマト…1コ
- 玉ねぎ…1/2
- にんにく…1カケ
- 青とうがらし…1〜2本(好みで)
- 塩
- パクチー(好みで)
「マサ(トウモロコシ粉)」以外は、ふつうにスーパーで手に入るものばかりです!
マサは、楽天で買えるコレがおすすめ。↓
わたしも、家でメキシコ料理を作るときはいつも「キョウダイマーケット」のマサを使ってます。
とうがらしは、こだわるのであれば「ハラペーニョ」を使えば、より本場っぽくなります!
↑マサをキョウダイマーケットで買う人は、ハラペーニョもついでに買うといいかも。
準備する道具
- ボウル
- 鍋
- ミキサー
このガルナチャス、タコスと違って「トルティーヤプレス」が要りません。
なので、普通の家庭にある料理道具だけで十分作れてしまいます!
ミキサーが家にない人は「ぶんぶんチョッパー」っていう道具が、安くてめっちゃ便利なのでおすすめです。
↑手動でみじん切りができる道具なのですが、ミキサー代わりにもなります!
わたしは本家「K&A」という会社の、3枚刃の700mlサイズ使ってます。
メキシコ料理を作るだけじゃなく、普段から大活躍です!
ガルナチャスの作り方
所要時間 | 2時間 |
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1. ガルナチャスの肉を作る
まず最初に、ガルナチャスの「肉」部分を作ります。
- 牛肉ブロックを、適当な大きさ(一口大くらい)に切る
- にんにく1カケと、玉ねぎ半分を薄切りにして、鍋に入れる
- 水をひたひたに入れて、塩を小さじ2杯入れる
- 蓋をして、弱火〜中火で1時間半煮込む(アクが出たら、取る)
「1時間半」も待つのはけっこう面倒ですが、基本放置で大丈夫です!
わたしは、「ホットクック」を使うので完全放置。ホットクック仲間の人は、「ビーフシチュー」のメニュー(No. 010)で料理すれば完璧です!
2. キャベツのピクルスを作る
ガルナチャスに欠かせない、「キャベツのピクルス」を作ります。
- キャベツをなるべく薄〜く千切りにする
- にんじんも皮むき器で薄〜くスライス
- キャベツとにんじんを合わせ、塩小さじ2でよくもむ
- レンジで30秒チンして、しっとりさせる
- お酢を入れる→冷蔵庫で放置
にんじんは必須ではないですが、一緒に漬けるとより美味しいです!
また、家にある人は「オレガノ」を少し入れるのもおすすめ。(本家オアハカでは、地元のハーブを入れます)
千切りが苦手な人は、コンビニとかでも売ってるキャベツの千切りが便利です!
3. サルサを作る
次に、ガルナチャスにかける用の「トマトのサルサ」を作ります。
ガルナチャスで使うトマトのサルサは、タコスで使うものと同じです。
- トマト1コ、玉ねぎ1/2、にんにく1カケ、とうがらし1〜2本を、適当な大きさに切る
- フライパンで焦げ目がつくまで焼く
- 塩小さじ1/2杯と合わせて、ミキサーでミックス
↑こんな感じになればOK!
ミキサーで混ぜるとき、水分量が足りなそうだったら水を足してください。
とうがらしの量は、お好みで。(サルサ自体がけっこう辛くても、料理と合わせるとそんなに気にならないです。)
4. 生地を作る
サルサができたら「ガルナチャスの生地」を作っていきます!
- マサ150gに塩小さじ1、オイル少々を加える
- 耳たぶの柔らかさになるまで水を足し、混ぜる
- 直径3cmくらいのボールを作る(10コくらいできます)
ーーここまでは、タコスの作り方と全く同じです。ーー
- ボールを手のひらで潰し、形を整える
- 5mmくらいの厚さにする
- 油を引いていないフライパンで両面を焼く
(水を少し入れて蓋をして、蒸し焼きにするとGood)
途中までは、タコスと全く同じです。ガルナチャスではトルティーヤプレスを使わず、手のひらの上で形を作っていきます。
焼きあがったものは、適当な皿に置いて、乾燥しないように上からキッチンペーパーをかぶせておくといいです。
ここから、牛肉が出来上がるまでしばらく待ちます。
5. できた肉を細かくする
牛肉スープが出来上がったら、「お肉だけ」取り出します!
↑鍋に残っているスープは、あとでガルナチャスと一緒に食べます。
そして取り出したお肉を…ミキサーでガーーーーっとやります。
「肉をミキサーに?!」…と思うかもしれないですが、思い切ってやっちゃって大丈夫です。ただし、あんまり混ぜすぎないように!
わたしは、ここではミキサーの代わりに「ブンブンチョッパー」を使ってます。
↑だいたい、これくらいがベスト!!
調べたスペイン語のメニューだと、「フォーク2本を使って肉をさく」と書いてあったのですが…、
やってみたら、めちゃくちゃ時間かかる&面倒&しかもあまり細かくならないです。(↑この写真くらいが限界)
オアハカの友達は「ミキサーでやる」って言ってたので、彼女の方法でやったら一瞬でうまく細かくなりました!
細かくした肉には、あまり味が付いてないはずなので、塩を少々加えます。
パサパサなので、鍋のスープを少しだけ混ぜこんでおくといいです!
6. 生地を揚げ焼きにする
肉の準備ができたら、さっき蒸し焼きにした生地を、今度は「揚げ焼き」にします!
↑両面、こんがり「きつね色」になるまで揚げましょー!
7. 盛り付け→完成!
最後に、盛り付けです!!
熱々サクサクの生地を楽しみたいので、なるべくササッとやりましょう!!
- 揚げたガルナチャスの生地の上に、さっきの牛肉をのせる
- トマトサルサと、キャベツの漬物を乗せる
- ヨーグルトをかける
- 粉チーズをかける
ガルナチャス、完成〜〜!!!
ついでに、あまった牛肉を鍋のスープに戻せば、、
「Cardo de res(牛肉スープ)」も、一緒に出来上がり!
Cardo de res(牛肉スープ)には、
- 生の玉ねぎ
- パクチー
のみじん切りを浮かせると、めちゃくちゃ美味しい本場メキシコ風のスープになります!
ガルナチャスと一緒に食べると、、もう、ただただ最高です🤤🤤🤤
ビバ! ガルナチャス!!!!!!!
ビバ!オアハカ料理〜〜!!!!!!!
まとめ
以上、オアハカの郷土料理「ガルナチャス(Garnachas)」の作り方・レシピでした!
ガルナチャスは油で揚げるのでけっこうジャンキーですが、キャベツの酢漬けとヨーグルトがスッキリしているので、とてもバランスがいいです。
ライムを絞ってもおいしいです!
1つ1つのポーションは小さいですが、ボリュームがあるので5つでお腹いっぱいに。
ガルナチャスを作る過程で、一緒に「Cardo de res」まで作れてしまうので、
「今日はガッツリ、メキシコ料理を食べたいな〜!」
…という日には、本当におすすめ。笑
- 「タコスと違うものを作りたい!」
- 「変わったメキシコ料理に挑戦したい!」
という人には、ぜひ挑戦してほしい料理です😊
…ちなみに、この牛肉を使って「タコス」を作っても、さらにまた旨しです。
今回、1コ反省すべきは、キャベツの千切りが、下手クソすぎるという点ですね…。
(これは…果たして「千切り」と呼べるのか…?)
こんなに雑だと、2時間でうまいことピクルスにならないです💦なるべく細かくするのが大事!
今度からは、すでに千切りしてあるものを買って来ようと思います。。
時間と手間は少しかかりますが、本当に美味しいです!!
ぜひ作ってみてください😊♪
ちなみに、オアハカ市内で美味しいガルナチャスが食べられるレストランは、『絶品イスモ料理レストラン「Zandunga」を紹介』の記事で紹介してます✨
ここのレストランでは、「オアハカでしか取れないハーブ」を使用していて、めちゃくちゃ美味しかったです♪
余裕のある人は、さらに「トマト、生玉ねぎ、にんにく、パクチー、小エビ」を混ぜた「イスモ風のサルサ」を作って、サラダにするのもおすすめ!
レシピは…
↑この記事の3番目で紹介している「素材ゴロゴロ角切りサルサ」に、小エビを混ぜるだけです!