オアハカ旅行

オアハカ最大のメルカド「アバストス市場」で、ローカルの暮らしを知ろう!

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「Central de Abastos(セントラル・デ・アバストス)」は、オアハカ最大の市場です。

固定ブース(スタンド)が多いですが、一部はティアンギス(移動可能な先住民市場)スタイル。昔から、ありとあらゆるものが集まります!

オアハカ市周辺を中心に、州中から人が集まり、ここで売り買いをしています。本当に、いつ行っても人がいっぱいの、活気あふれる市場です!!

アバストス市場は、ぜひ一度は行こう!

オアハカ市内や、近郊に住んでいる人々にとって、アバストス市場は「オアハカの台所」。

最近、急激に観光地化(&おしゃれ化)が進むオアハカ市内ですが、そんな中でもアバストス市場には昔ながらのゴチャゴチャ感と雑踏が残り、ローカルの熱気をしっかり感じられます。

ローカルの熱気ムンムン!

所狭しと並ぶ野菜やフルーツ、そして生肉。民芸品があるかと思えば、見たことのないようなハーブや薬草、そして用途のわからない調理器具、格安の衣服類も。

コンクリートの床は、肉屋のあたりから流れてくる水でビタビタで、この市場を訪れるとだいたい靴が汚れます。

トルティーヤの香り、埃くささ、トロピカルフルーツの腐敗臭、生肉の匂い、メキシコのあの強烈な洗剤の匂い、フレッシュな生花の香り…そんなものが全部混ざったような、強烈な「ザ・メルカド(スペイン語で市場)」な空間です。

オアハカ市内の北部の洗練されたコロニアルの街並みとは全く違う、オアハカの荒削りで豪快な一面を体験できます!

観光地らしい綺麗な街はつまらない!」…というちょっと捻くれた人も、ここに行けばきっと満足するはず。(カップルで行く人、女性の買い物三昧に付き合い疲れた男性がそんな事を言いだしたら、ぜひアバストス市場に行っていてもらいましょう。笑)

「アバストス市場には何でもある」

Aquí es posible encontrar casi de todo, si no lo encuentras en los Abastos es probable que no lo encuentres en el estado de Oaxaca.

訳:ここでは、ほぼすべてのものを見つけられる。アバストスで見つけられないものは、オアハカ州では見つからないだろう

…とまで言わしめる。笑

まあ、手仕事とかはアバストス市場にはないものも多いので、これはちょっと盛りすぎですが(笑)、食材に関しては本当にそうかもしれない、ってくらいたくさんのものが集まります!

「手仕事の村」への出発点

アバストス市場の近くからは、近くの村行きの乗合タクシーやバスが出ています。

わたしも、オアハカ市滞在中はほぼ毎日行ってました!

  1. アバストス市場に行って朝食を食べる
  2. 乗合タクシーで村に行く
  3. 帰ってきてアバストス市場で軽食を食べたり買ったりして帰る

…というルーティンをほぼ毎日のように繰り返す時期も。

アバストス市場のティアンギス(先住民青空市)は、毎週土曜日!

毎週土曜日は、アバストス市場のティアンギスが開催されます!

ティアンギスとは、プレヒスパニック(古代メキシコ)の時代から続いている先住民の青空市場のこと。オアハカのCentral Valleyエリアのティアンギスは、村ごとに週1で開催曜日が決まっています。

有名どころだと、日曜日のトラコルーラ村、金曜日のオコトラン村はかなり見応えがあります。→オアハカ市周辺のティアンギス開催日一覧(曜日ごと)

なのに、一番お手軽に行けるアバストス市場のティアンギスは、なぜかまだあまり知られていない…!

たぶん、観光客に人気の手仕事品(民芸品)があまり集まらないからかな?…アバストスでは、どちらかというと観光客よりローカルのお母さんたちが集まり、普段はなかなか手に入らない野菜や果物、唐辛子やスパイスなど乾物の買い物をしています。

オアハカに土曜日にいて暇な人は、ぜひ午前中に見に行ってみてください!

アバストス市場への行き方

オアハカ市内の中心地から、歩いて簡単にアクセスできます。

ティアンギスの日の青空市場もあわせると、なんと東京ドーム2個分の広さがあります!

中心地からの行き方

わたしは前まで、 ソカロから3ブロック南の「フランシスコ・ハビエル・ミナ通り」をずっと西に行き、そのまま大通りを横切って辿り着いていましたが、オアハカ出身&在住の人に「そこは観光客はあまり通らない方がいいよ」と言われました。(たしかに、思い返すとなんか売春婦っぽい人がいるエリア通ってたわ〜)

なので、最近はなるべく、ソカロ広場からすぐに西に向かっています。

アバストス市場への行き方

バレリオ・トルハノ通り、もしくはラス・カサス通りを通るルートで、そのままペリフェリコ(大通り)に到着します。そこから少し南に下り、この店の近くに歩道橋があるのでこれでアバストス市場側に渡ります。

ローカルはだいたいみんなこのペリフェリコ大通りを、歩道橋は使わずに道路を勝手に横断するのですが、かなりの勢いで車が走ってるので慣れていないとちょっと危ないです。

ちなみに、各村に行く乗合タクシーが出ているのは、ビクトリア通りの周辺(Google Mapで見る)です。ビクトリア通り周辺は、美味しいグルメのスタンドも多いです。

周辺の治安について

アバストス市場は、安全なオアハカ市の中ではやや治安の良くないエリアにあります。

…といっても、メキシコシティの治安の悪いエリア(テピートなど)とは比べ物にならないほど安全で、起こる犯罪といえばスリくらいですが。

旅慣れた人なら一人でも問題なく訪れてOKだと思いますが、あまり旅慣れていない人は、気を引き締めて、できれば複数人で行ってください。

あとはなるべく、上記で紹介したルートで行くことをお勧めします!

治安が気になる人は…

オアハカ市内では、いろんなお店で料理教室(半日〜1日コース)が開催されています。

オアハカの料理教室の面白いところは、まず近所のメルカド(市場)へ食材の買い出しからスタートするところ。オアハカの料理クラスの先生兼シェフは、だいたい食材の買い物のプロでもあるので、いろんな食べ物のこと、選び方などまでしっかり教えてくれて楽しいです。

料理教室の中には、アバストス市場で買い出しをするところもあるので、そのクラスに参加すれば安全にアバストス市場を訪れることができます!

オアハカの料理教室については、別の記事で詳しく紹介します!!美食の街オアハカでぜひ体験したい、とってもおすすめなアクティビティです。

アバストス市場内での注意点3つ

3つのことに気をつけて!

1. 貴重品は、しっかりしまっておく

アクセサリーやジュエリー類は身につけず、ポケットに財布、スマホなども入れないようにしましょう。

2. なるべく人が多い場所を歩く

アバストス市場の中は迷路のようになっていて、始めていくとだいたい迷子になるのですが、絶対にどこかの出口から出られるので安心してください。笑

そして、なるべく人が多いところを歩くようにして、閑散として暗い場所(店が全部閉まっているなど)は念のため歩かないようにしましょう。

3. おしゃれな服は着ない

これは安全のためというよりも、おしゃれな服が汚れる可能性が高いから。笑

なぜか床が濡れていることが多いので、バシャッと足を入れてしまって靴とかスカートの裾が汚れたり、突然横から巨大な肉を運んできた肉屋さんとぶつかりそうになり、着ていたTシャツに豚の血がついたり。(だいたいわたしの不注意が悪いんですが)

でもなんか、市場の中には面白いものが多すぎて、ついついよそ見しながら歩いちゃうんですよね…💦というわけで、おしゃれな格好や可愛い刺繍服を着るなら、アバストス以外で!

アバストス市場のグルメ

アバストス市場周辺は、オアハカ市内で最も安いグルメが集まるエリアです!

タコス屋台(オアハカ)2

市場内のプエスト(屋台スタンド)にも美味しいものがあるし、ちょっと前まで「2ペソタコス」なるものもありました。2口で食べ終わるようなミニタコスですが、1コたったの2ペソ…!激安です。わたしは5コ頼めばお腹いっぱいになれました。合計10ペソ😂安い😂(今は値上がりしてます)

タコス屋台(オアハカ)1

さらに、アバストス市場には「ここでしか食べられない絶品グルメ」もあります!

それが、「Memelas Doña Vale(バレ夫人のメメラス)」というお店のメメラスというオアハカの名物グルメです!このお店は、Netflixでも紹介され一躍話題に。知名度が上がっても、淡々と本当に美味しいメメラスを作り続けるDoña Valeはかっこいいです!

この次の記事では、そんなDoña Valeのメメラスを紹介します。