メキシコシティー周辺の見どころ

メキシコシティで絶対に行ってはいけない「危険エリア」5選

メキシコシティの中には、地元民が避ける「絶対に行ってはいけない」地域があります。それも、いくつかの危険地域は、なんとメキシコの中心地にもあります。

それらの場所を知っておくだけで、「いつの間にか行ってしまっていた」となるのを防ぐことができます。メキシコシティに行く予定の人は必ず知っておきましょう。

絶対に行っては行けない場所:Tepito(テピト)

メキシコシティに住むわたしのメキシコ人の友達に聞いた、

「現地に住むメキシコ人でも行かない、絶対に行っては行けない場所」を紹介します。

一体、どんな場所なのでしょうか?

ここ「Tepito(テピト)」は、メキシコシティ中だけでなく、メキシコの中でも最も危険とされている場所のひとつです。

メトロ線Tepito(テピト)駅から降りてすぐの大通りは、にぎやかで危険そうな雰囲気はありません。


photo by A01168527 CC BY-SA 4.0 

実はテピト地区は、「コピー商品の巨大マーケット」としても有名なので、主に中国産のコピー商品の屋台や露店がずらっと並んでいます。


photo by A01168527 CC BY-SA 4.0 

↑の写真は、DVDやCDの海賊版販売。もちろん海賊版の販売は犯罪行為ですが、堂々と売っています。

このような場所はメキシコ各地で見ることができるので、一見そこまで危険には思えません。

しかし、奥の方に入っていくと、そこにはメキシコ最大級のブラック・マーケット(銃やドラッグが違法的に取引されている市場)が広がっています。

tepito(テピト)はなぜ危険?

テピトがなぜ「圧倒的に危険」と言われているかというと、ここで起こる犯罪が特に悪質で悲惨だからです。

メキシコシティではスリなどの軽犯罪は(特に地下鉄などで)よく起こりますが、人が亡くなるような事件は滅多に起きません。
マフィア組織が固まっているメキシコ北部は危険度が高いですが、メキシコシティでは「マフィアの抗争」なども最近はほとんどありません。

ですが、たま~に起こるメキシコシティ内の人が亡くなるような事件は、テピトで起きることがあるのです。ここでは「外国人が撃たれて亡くなる」など、わたしたちにとっても他人事ではない悲惨な事件も起きています。

誘拐(身代金もしくは人身売買のため)、強盗などのリスクも非常に高いです。なので、普通のメキシコ人(地元民含め)は、このエリアには近づきません。

生まれてからずっとメキシコシティに住むメキシコ人の友人いわく、「昼でも絶対に行かないし、車でも近づかないようにしている」とのこと。

タクシーに乗る際にも、ほとんどのドライバーがこのエリアを避けて運転します。(車に乗っていても狙われることがあるので…。)それだけ危険だということなので、メキシコに慣れた人でも、決して近づかない方がいいでしょう。

テピトでは、例えばこんな事件が報告されています。

  • コピー品を運んできたトラックがジャックされる(よくある)
  • (特に外国人を狙った)強盗、誘拐(よくある)
  • 行方不明(たまにある)
  • テピトをタクシーで通りかかったところ銃を持った人達に囲まれ金銭を要求され、思いっきり車を飛ばして逃げたが追いかけられて撃たれる
  • 喧嘩が発展し、死亡者の出る事件に
    (誰かが銃を持っている可能性があるので、テピトでもめ事は本当にNGです。)
  • タクシー強盗

ちなみに、メキシコシティ内で「絶対に行ってはいけない」レベルの場所は、ここだけです。

迷い込んで運悪く何か怪しい取引を見てしまった日には、証拠隠滅のために「消されて」しまうかも…。(最悪の中の最悪の場合ですが、、)

とにかく、絶対に行かないようにしましょう!

テピトの場所

テピトは、なんと中心地である歴史地区(ソカロと呼ばれる中心広場周辺)から歩いて行ける場所にあります!

このように、ソカロ広場からたったの1km(徒歩15分)で辿りついてしまいます。

歴史地区を散策する際には、決してこの近くには行ってしまわないように気を付けましょう。
特に、一人の時はソカロ広場から北側の方を散策しない方がいいかもしれません。周辺には特に見どころもありません。

テピトに一体何があるのか気になる人は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

メキシコシティで行かない方がいい場所4選

これから紹介する場所も、テピトほどではないにしろ非常に危険です。

人が亡くなるような事件は滅多に起きないのですが、強盗やスリなどの中・軽犯罪が多発しているそうです。よほどのことがない限り、うろうろするのは避けましょう。

特に日本人は見た目でどうしても目立ってしまうので、それを自覚して、旅慣れた人でも立ち入らないよう気を付けましょう。

また、これらの地域に特に見どころがあるわけでもないので、観光客は「迷い込む」ことがない限りは行く機会もないと思います。

危険地区2. Tacubaya(タクバヤ)

メトロ1番線7番線9番線が通る、巨大な乗換駅「Tacubaya」の周辺です。

メトロ駅内は安全ですが、「乗り換えついでに、その辺を散歩してみよう。」と、外には出ないようにしましょう。

人が亡くなるような事件は滅多に起きないのですが、メキシコ人でも避けるところです。

危険地区3. Mixcoac(ミスコアク)

メトロ7番線が通ります。近くには見どころも特にないので、おそらくここに来る用事はないと思います。

危険地区4. Oceania(オセアニア)

メキシコの玄関口「メキシコシティー国際空港」の、ターミナル 1の近くです。

といっても、空港のエリア内やメトロ駅は安全です。

メキシコシティー国際空港に到着したら、うろうろ歩いたりせず、メトロ、メトロバス、タクシーなどなにかしらの交通手段を使って移動しましょう。

危険地区5. Pantitlan(パンティトラン)

メトロ1番線5番線9番線A番線の終点駅で、東バスターミナルと、メキシコシティー国際空港ターミナル 2のすぐ近くです。

パンティトラン駅は、メキシコシティーの中で最も利用する人の多い駅の一つです。

メトロからバスターミナルへの道やバスターミナル内、空港エリア内は心配いりません。

空港周辺は、ターミナル1、2ともに治安は良くありません。

なので、もし空港のすぐ近くのホテルを予約する際には、次の2点をかならず確認するようにしてください。

  • 送迎サービス(行き帰りどちらも)があるか
  • この二つの地域外で、なるべく離れた所か

そして、このエリアでは流しのタクシーは使わないように!タクシー強盗の恐れがあります。

空港の公式タクシーは、もちろん安心して使えます。

ホテルの送迎サービスがなかったとしても、絶対に空港の公式タクシーか、「シティオ」と呼ばれるタクシーをホテルで呼んでもらうようにしましょう。

シティオ・タクシーは流しのタクシーの2倍ほどの値段なのでかなり高く感じますが、流しのタクシーの10倍は安全です。

ちなみに、この空港近くは「テピトよりも危険」とも言われていることがあるようですが、人が亡くなるような重大事件の発生はほとんどがテピトです。

おまけ:Lagunilla(ラグニージャ)

Tepitoのすぐ西隣にある、「Lagunilla(ラグニージャ)」という駅の周辺も、治安は良くありません。

毎週日曜にこのあたりで開かれる「ラグニージャの泥棒市場」はとても有名ですが、午前中に行くようにし、暗くなる前までには移動しましょう。

スリも多いので、貴重品はカバンの中にしまっておくのをおすすめします。

ラグニージャの泥棒市については、こちらの記事を参考にどうぞ。

ラグニージャでは、フラフラ歩いているうちに、そのままテピトエリアに入ってしまわないよう充分に気をつけてください!

まとめ

以上の危険エリアを、メトロマップ上でまとめました。黒い丸で囲ってあるところが、危険エリアの近くの駅です。

とくに危険なテピトは、二重丸にしています。

これを見るとわかるように、メキシコシティの危険エリアはバラバラに分布しています。「このエリアは絶対に安全!」とは思わずに、常に自分がどこにいるのかを地図で確認するようにしましょう。

メキシコシティーの治安は以前と比べるととても良くなり、スリなどの軽犯罪は起きますが重犯罪はかなり減ってきています。特に、殺人事件発生数も近年は激減し、中年米のほかの国々と比べてもかなり低い数字になっています。

それでも、観光客が気軽に行ってはいけない危険な場所が存在するのは事実。

手持ちの地図にマークを付けておくなどして、間違って行ってしまわないようにし、気を引き締めてメキシコシティー観光を楽しみましょう。

メキシコの治安については、こちらの記事も参考にしてください(↓)メキシコがなぜ世界から「危険な国」と言われているのかを説明しています。