豊かな自然に囲まれながら、ゆったりと時が流れるコロニアルシティ「パツクアロ(Patzcuaro)」。
メキシコシティからバスで片道5時間で訪れることのできる、おすすめの街です!
今回は、そんなパツクアロへの行き方と、楽しみ方を紹介します!
もくじ
メキシコシティからパツクアロ(バスでの行き方)
メキシコシティからパツクアロへ行く場合、メキシコシティの空港からモレリア空港 (MLM)への直行便はないので、長距離バスで行くことになります!
バス情報まとめ↓
方法 | 長距離バス |
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発着バスターミナル | メキシコシティの西バスターミナル(Central Poniente) |
料金 | 約550~600ペソ |
運行している会社 | Autovias社、Primero Plus社 |
所要時間 | 片道5時間 |
メキシコシティの西バスターミナルへ
まずはメキシコシティの「Central Poniente(西バスターミナル)」へ向かいます。
メキシコシティメトロ(地下鉄)1番線のObservatorio(オブセルバトリオ)駅と直通なので、簡単に行けます!
相当な繁忙期(死者の日など)でない限り、基本的にバスチケットの事前予約は必要ありません!ほぼ確実に次のバスに乗れます。
「繁忙期に行くから念の為予約したい!」という場合、こちらの記事を参考に予約してください。↓
バスでの行き方は2通り
行き方は、「乗り換えあり」と「なし(直通)」の2パターンあります。
- パツクアロ行きの直行バスに乗る
- モレーリアで一回乗り換え(メキシコシティ→モレーリア(乗り換え)→パツクアロ)
直行バスは楽ですが、1日に5~7本くらいしかバスが出ていないので、バスターミナルに到着するタイミング次第ではモレーリア(ミチョアカン州の州都)のバスターミナルで乗り換えた方がいいかも。
乗り換える場合、
①メキシコシティ→モレーリア | 毎時1、2本 | 所要4時間 |
②モレーリア→パツクアロ | 5~10分ごと | 所要1時間 |
という感じです。
「②モレーリア→パツクアロ」は本数もたくさん出ているので、時間のロスなくスムーズに移動できます。
パツクアロ観光・楽しみ方
パツクアロの街の中にはこれといって有名な見所はないのですが、白と赤の壁と瓦屋根が続く、美しい町です。
ただ、どこに行っても同じような家なので、現在地が分かりにくいです。笑
日が落ちてくると、街灯が灯って幻想的。
パツクアロの中心地は、夜1人で歩いても問題ないくらい安全です!
街の中心は、「Plaza Vasco de Quiroga」という広場です。
週末はたくさんの人で賑わい、和やかな雰囲気。
この辺りの名物的伝統舞踊「老人の踊り」も見ることができます!!
「老人の踊り」とは、老人の仮面をつけた人々が腰を曲げて下駄を鳴らしながら「無理に若ぶって踊ろうとする危なっかしい老人」を数人で演じる、とってもコミカルな寸劇ダンスです!
周辺の見どころに日帰りで遊びに行く
パツクアロの周りには、いろんな見どころがあります。
一番有名なのは、パツクアロの面している「パツクアロ湖」の中に浮かぶ島、ハニツィオ島。
船で簡単に行くことができます。パツクアロに来たなら一度は行くべき観光地です!
詳しくはこちらの記事で。↓
あとは、近場の小さな村を巡るのも楽しいです。
パツクアロ周辺は、ミチョアカン州の中でも先住民率の高いエリアです。
プレペチャ(=タラスコとも呼ばれます)」という民族が多く、パツクアロ湖の周辺の村を巡ってみると、村ごとに藁細工や銅細工、陶芸などのプレペチャの人々の伝統的な手仕事が受け継がれています。
↑プレペチャのおばちゃんが作った、死者の日のミチョアカン刺繍。かわいい!
特に民芸品作りで有名な村は、以下の3つ。
- ツィンツンツァン村:藁細工
- サンタクララ・デル・コブレ村:銅製品
- キロガ村:革工芸
中でもツィンツンツァン村は、藁細工がいっぱい販売されるメルカドも開かれていて、楽しかったです!
藁で作ったものがいっぱい!!
焼き物もいっぱい。
↑戦利品✨手が混んでいるのに驚くほど安くて、ついいっぱい買っちゃいました…
ツィンツンツァン村のはずれには、かつてのプレペチャ王国(=タラスカ王国)の遺跡も残っています。
パツクアロ湖を見渡せるロケーションでした!ミュージアムもあります。
村に行く時には、ボカネグラ広場(通称「プラザ・チカ」)のすぐ隣にある乗り合いバン乗り場に行けばOK。
↑この白いバンです。フロントガラスに、行先が書いてあります。
パツクアロで絶対食べたいグルメ
パツクアロのあるミチョアカン州は、グルメが美味しい州としても有名!
絶対に食べておきたいのが「カルニータス(Carnitas)」。今はメキシコ全土で食べられる料理ですが、ミチョアカン州が一番有名です。
「カルニータス」とは、ひとことで言えば「ラード(豚脂)で低温調理した豚肉」のことです。…つまり素材にも調理過程にも「豚」しか使ってません。
シンプルだけど、これがぶっ飛ぶほど美味しいのです…!!🤤
天ぷらや揚げ物と同じ要領で素材の水分が外に逃げないので、豚の旨味が凝縮され、一口食べれば口の中に豚の旨味がブワーッと広がり、
「こんな旨い豚肉、食べたことない!」ってなります。
これぞ究極の豚肉料理!!(そして、このカルニータスをタコスにして食べるのが最高なのです◎)
パツクアロで一番有名なのが、中心地にあるCarnitas de las Plazasというカルニータス専門店。
毎朝オープンの30分前から、地元民で長蛇の列ができるほどの人気ぶりです。
ほとんどのローカルが自宅用にカルニータスを持ち帰りで買っていってましたが、わたしは店内のカウンターでタコスにしてもらって食べました。
並んだ甲斐あり、めちゃくちゃ美味しいカルニータス・タコスでした…✨
ちなみに、ミチョアカン州のカルニータスは、サンタクララ・デル・コブレ村で作った巨大銅鍋で煮るのが、美味しさの秘密なんだそうです。
あとは、おしゃれなレストランやカフェも最近ちょこちょこできてきました。
安くて美味しいものなら、中心広場の脇にあるメルカドの屋台に行けばOK!
ここのタコスやローカルグルメ、どこで食べてもめちゃくちゃ美味しいです。ミチョアカン、食べ物美味しいし大好きになりました!!
パツクアロの宿・ホテル
最近、パツクアロに宿もホテルもかなり増えてきました!(昔は全然なかった笑)
>パツクアロのホテル一覧(Booking.com)
コロニアルな建物をうまく改装した、おしゃれな宿が多いです!
まとめ
以上、ミチョアカン州のおすすめの街「パツクアロ」について紹介しました。
周辺にはいろんな見所があり、安全で街も綺麗。そして何より、食べ物が美味しい…!!
メキシコシティからも簡単にいけるので、ぜひ訪れてみてください^^
このエリアが一番盛り上がるのは「死者の日」!パツクアロ周辺やハニツィオ島の死者の日の様子は、こちらの記事で詳しく紹介してます!↓
冬にミチョアカン方面に旅行に行くなら、何万羽もの蝶が森の木々と空を埋め尽くす、圧巻の「蝶まみれの世界」を見に行くのもおすすめです👍
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