最近、メキシコに旅行に行く人の数が増えてきているようです!特に、メキシコが世界に誇るリゾート地「カンクン」の知名度は上がり続け、ハネムーン先に選ぶ日本人カップルも増えています。
しかし、そこで気になるのがメキシコの「お金事情」。
グアムや韓国ならまだしも、やはりメキシコはまだ日本人にとっては身近な国ではなく、「どんなふうにお金を用意していけばいいのかわからない」という人も多いと思います。このウェブサイトのお問い合わせからも、何件かお金の件について質問をいただいていたので、今回、思い切って【メキシコ旅行に行く前に知っておきたいお金の情報】をまとめてみました。
これからメキシコを旅行する人の参考になれば幸いです!(この記事、ものすごい情報量なので、↓の「もくじ」から気になる項目を見てみてください。)
もくじ
メキシコ旅行の「お金の疑問」
メキシコ旅行のお金問題について、よくいただいていた質問・疑問は、こんな感じ。(↓)
- メキシコペソのレートはいくら?
- メキシコの物価はどんな感じ?
- メキシコ旅行の予算はいくら?
- クレジットカードは、どこで使える?
- 両替用のUSD(米ドル)や日本円は、現金で用意していった方がいい?
- どこでメキシコペソに両替したらいい?
- メキシコペソへのお得な両替方法はある?
- 現金はいくらくらい用意していった方がいい?
など。
お金の疑問、めっちゃいっぱい!(笑)
お金は、やっぱり一番大事だし心配ですよね。むしろなぜわたしは今までこんな大事なはなしを記事にしてこなかったのかがナゾなくらいです。。順番に答えていこうと思います!
現在のメキシコペソのレート
為替レートは日々上下しているのですが、現在のレートはこちら(↓)から確認することができます。
- 現在のメキシコペソレート(Yahoo!ファイナンス)
この記事を書いている2018年6月9日に確認したところ、【1ペソ=約5.4円】でした。つまり、1万円を両替すると(両替手数料などナシで)約1,850ペソになります。
実は2013年には「1ペソ=約8円」の時期もあったので、今はレート的にめちゃくちゃお得にメキシコを旅行できる状態です。これからメキシコを旅行する人は本当にラッキーだと思います。(笑)
(※このウェブサイトの他の記事内では、値段を表示するときは2016~2017年ごろの平均【1ペソ=6円】の計算で表示しています。)
メキシコの物価はどんな感じ?
メキシコの物価は、地域によってかなり異なります。
が、とりあえず「カンクンのホテルゾーンだけ異常に高い」という感じです。
おそらくカンクンにビーチ目的のリゾートで行く人は全員ホテルゾーン滞在になるのですが、そこの物価はアメリカレベル。つまり日本とほとんど変わらないです。例えば、ホテルゾーンのレストランで食事したら、予算は一人当たり(チップ含めて)3,000円~5,000円くらいです。
同じカンクンでも、地元の人が住むダウンタウンエリアは物価が安くなり、500~1,000円(10分の1!)程度でおなかいっぱい食べられます。屋台はもっと安いです。
首都のメキシコシティは、田舎の方よりは物価が高めですが、それでも日本やカンクン(ホテルゾーン)と比べるとかなり物価は安いです。カンクンのダウンタウンよりも少し安いくらい。
だいたい日本の感覚の5分の1くらいの物価感覚でしょうか。ちなみに、メキシコ人の平均月収は4万~6万円なので、収入もモノの値段も5分の1の感覚です。ちなみに私がメキシコの田舎で働いたときは、1日8時間労働×週5で、月収5000ペソ(約3万円)でした。
メキシコ旅行の予算は?
これは、完全に各自の旅行スタイルによりけり、です。おそらくメキシコに旅行に行く人全員がまとまった額で必要になるのが
- 航空券代
- 宿泊代(ホテルなど)
の2つだと思います。
航空券の予算
- ひとりあたり:7万~14万円(エコノミークラス・東京―メキシコシティ直行便)
基本的に航空券代は日本でクレジットカードなどで支払いになると思います。
「メキシコは遠い国」というイメージが強いですが、メキシコ行きの航空券代は、実は最近どんどん安くなっています。特に去年ANAが「東京↔メキシコシティ」の直行便を出し始めてから、それまで独占していたアエロメヒコ(メキシコの航空会社)との間で価格競争が起こり、なんとセール時にはアエロメヒコの直行便往復券が7万円という脅威の安さで購入できるようになりました!!
この7万チケット、わたしの弟も実際に買いました。燃料費、サービス費、空港使用料など、本当にすべて込みで7万円でした…!衝撃的。
セールでない時期には、往復14万円ほどです。「Skyscanner」という航空券検索サイトで最安値が見つかるので、ぜひチェックしてみてください。
メキシコシティ―カンクン間の飛行機は「片道だいたい1万円程度」なので、カンクンに行く人は+2万円(往復分)を見ておきましょう。
ホテルの予算
どこに行くのかにもよりますが、「カンクンに行くハネムーナーや家族旅行」であれば、予算は【ひとりあたり5,000円~20,000円×泊数】くらいを見ておけばいいと思います。
カンクンのおすすめのホテルについては別記事でも書いているので、参考にどうぞ。
- カンクンにハネムーンで行くカップルへ。おすすめのホテルはただ1つ!
↑カップルやハネムーナー向け。 - 口コミ最高!カンクンのおすすめオールインクルーシブ・ホテルBest3♪
↑ファミリーにも。
ちなみに、カンクンのホテルは、100%クレジットカードを受け付けてくれます。
予約の時点でクレジットカード支払いができる予約サイトもありますし、現地払いの場合でもクレジットカード(できればVISAかAmerican Express)が基本です。用意しておきましょう。
バックパッカーなど安宿希望の場合は、現金払いしか受け付けてくれないこともあります。予算は、一泊1,000円~2,000程度の宿がカンクン含めどこの街にもあります。
航空券とホテルを押さえたら、あと必要になるのは
- アクティビティ代
- 食事代
- お土産代
などですね。
アクティビティー代予算
現地アクティビティーの予約は、日本語対応の「VELTRA」などの現地オプショナルツアー会社で予約をするのがおすすめです(ほとんどのツアーがホテルまでの送迎込み)。
代金は、上の二つのツアー会社は事前クレカ支払い。その他のカンクンの現地ツアー会社であっても、基本的にクレジットカードが使えるので現金で用意する必要はないです。
カンクンのアクティビティであれば、予算は半日~1日ツアーで一人8,000円~。話題のピンクラグーンやマヤの遺跡、セノーテ洞窟など幅広いオプションがあります。
こんな記事も書いているので参考にどうぞ。→『カンクン現地オプショナルツアーのおすすめを正直に紹介。』
食事代予算
- カンクンホテルゾーン滞在:一食あたり1,000円~5,000円
- それ以外のエリア滞在:一食あたり100~1,000円
カンクンの場合:
- オールインクルーシブのホテルに泊まる →食事用の現金必要なし。
- ホテルゾーンのホテルに泊まる →(ダウンタウンに行かないかぎり)現金必要なし。
- ダウンタウンに泊まる →現金が必要。
食事代は、カンクンのホテルゾーンにあるレストランはほぼ100%クレジットカードが使えますし、USD(米ドル)支払いもできるところもあります。「チップは現金じゃないといけないのでは?」と聞かれたこともありますが、そんなことはありません。カンクンのレストランのチップの支払い方は、アメリカ流。
①食事後、クレジットカードで支払う→②クレジットカードを返してもらい、その時もらった紙にチップの金額を記入(10%程度)→③その紙を机に残して去る→④勝手にチップ分引き落としておいてくれる、という流れです。なので、現金は必要ありません。
ダウンタウンの地元の人が利用するような地元レストラン、屋台は、基本的に現金です。
ただ、屋台のタコスは、一つ10~20ペソ程度なのでどれだけ食べてもそんなにお金はかかりません。なので大量の現金は必要ありません。
メキシコシティはさらに安く、地元の人に人気のカジュアルレストランでは一人500円~1,000円でご飯とビールがおなか一杯食べられます。
ご飯はカンクンよりも多様で美味しいコスパの高い店が多いです。
そして、メキシコシティは屋台のタコスがめちゃくちゃ安くて美味しい!!わたしがいつも通っているタコス屋は、ひとつ6ペソ(約36円)という安さ。これ3~5つでおなかいっぱいになります。バックパッカーの中には、3食タコスで済ませる人も^^;
お土産の予算
お土産代はどんなものを買うのかによりますが、カンクンでは
- ショッピングセンターに入っているお土産屋やショップ
- 空港の免税ショップ
- スーパーマーケット
などで買うことになると思います。
一番安くておすすめなのは、スーパーマーケットでお土産を探す方法。
ドライフルーツやチアシードなど、お土産にぴったりな食べ物や、日本ではなかなか手に入らない高級テキーラが驚くほど安く手に入ります。お土産専門店や空港よりも断然安いので、ぜひスーパーに行きましょう。
参考にどうぞ→『お土産におすすめ!メキシコのスーパーで買える食べ物BEST6』
また、カンクンだけでなくメキシコシティや他の街を訪れる人は、メキシコらしさが溢れる可愛いフォークアート(刺繍、木彫り、実用品など)がおすすめです。
メキシコシティに行くなら、シウダデラ市場にぜひ行ってみてください。→『メキシコらしいお土産探しならシウダデラ市場!魅力と行き方も紹介』
クレジットカードはどこで使える?
基本的に使えるところ
- カンクンのホテル、レストラン、ツアー会社
- ビジネス以上のホテル
- 高級レストラン
- 現地ツアー会社
- チェーンのコンビニ、薬局
- バスのチケット(長距離などバスターミナルで購入するもの)
- 飛行機のチケット
- 大きめの博物館・美術館の入場料(&ミュージアムショップ)
- 書店、チェーンのカフェ(スタバなど)
- スーパー
基本的に使えないところ
- バックパッカー向けのホステル(使える場合もあり)
- 屋台
- 露店
- 小さい商店
- ローカルなレストラン、カフェ
- 現地のバス
- 地下鉄のチケット
- 市場
クレジットカードは、カンクンのホテルゾーンであれば、ほとんどどこでも使えます。レストラン、カフェ、アクティビティ、バー、クラブなどすべての場所がクレカ対応。しかし、一歩ホテルゾーンを離れると一気にクレカが使える場所が少なくなります。
コンビニ(セブンイレブン、OXXO)や薬局などの全国チェーン店では、基本的にクレジットカード利用OK。ただ「〇ペソ以上の利用のみ」というルールがあるところもあります。(「100ペソ以上」が多いです。)
だいたい500ペソ以上の商品を置いている場所は、クレジットカードに対応していることが多いです。
カンクン旅行で、現金はいくら用意した方がいい?
これは、人それぞれだと思うのですが…わたしは、お守りとしての「いざという時の300ドル(現金)」以外は現金用意していかない派です。これも「いざという時」のためなので、基本的に使いません。
わたしは、メキシコ現地では「クレジットカードで必要な額だけATMでキャッシングしていく」派なので、現金ではなく、海外キャッシング可能なクレジットカードの予備を何枚も持っています。
現金は、盗られたらおしまいですが、クレジットカードであれば対応の速さ(クレジットカード会社に連絡して止めてもらう)によっては被害額をゼロにできます。メキシコでは、現金を大量に持ち歩くリスクはできるかぎり避けたいところです。
ただし、旅行先では「何が起こるかわからない」ので、一応ある程度の額の現金も用意しておきましょー!
カンクン旅行で「いざという時用」に持って行きたい現金の目安は、以下の通り。
ひとり旅 | 300ドル |
---|---|
2人旅行 | 500ドル |
3人以上 | 人数×200〜250ドル |
※日本円はカンクンでの両替レートがめちゃくちゃ悪い(&替えられる場所も少ない)ので、ドルで持っていきましょう!
両替用の米ドル・日本円は現金で用意していった方がいい?
上に書いた理由で、わたしは「両替用の現金はいらない」と思う派です。
ただ、絶対にクレジットカードのキャッシングをしたくない人は、両替用の現金を用意していくしかないので、
- USD(米ドル)
- ユーロ
- 円
あたりを持って行くといいです。上から順にレートはいいです。
どこでメキシコペソに両替したらいい?
両替は、
- メキシコシティの街中
- メキシコシティの空港(円対応あり)
- カンクンの街中(円対応あり)
- カンクンの空港(円対応あり)
- メキシコの地方都市(オアハカなど)
- 日本の空港(円対応あり)
の順でレートがいいです。
日本でメキシコペソに替えるのはレート悪すぎなので絶対に避けたいところ。あとなぜかオアハカなどの地方都市での両替も時期によっては壊滅的です。
できる限りメキシコシティかカンクンの街中や空港で両替するのがいいと思います。
ちなみにメキシコシティの空港は、到着ターミナルに両替所がズラ――――っとものすごい数(数十件?!)並んでいるのですが、到着出口から遠ければ遠いほどレートがいいです。(笑) レートは電光掲示板でわかりやすく表示されているので、良いレートのところを選んで両替しましょう。
「円→ペソ」と「米ドル→ペソ」どっちがお得?
そしてやっぱり「円→メキシコペソ」よりも「USD(米ドル)→メキシコペソ」の方がレートはいいです。
ただ、USDから替えるとなると「円→USD→メキシコペソ」と両替することになり、円からUSDにする時と、USDからペソにする時の二回、二重に手数料がかかってしまって結局損になる場合が多いので、「円→メキシコペソ」でストレート両替するのがおすすめです。
ただ、円→ペソに変えてくれる両替所はあまり多くないので、「いつでも両替できるようにしておきたい」という人はUSDを持っておくといいと思います。
この記事を買いている今はUSDがかなり安いので、「円→USD」がお得なうちにまとめて両替しておくのもアリだと思います^^
メキシコペソへのお得な両替方法はある?
これは完全に両替所次第。
メキシコシティの空港の一番いいレートの両替所は、かなり良心的(街の安い両替所並み!)です。がんばっていいレートのところを探しましょう…。
カンクンの場合、ホテルで両替するのは便利ですがあまりレートが良くないことも多いです。近くのショッピングセンターに入っている両替所や、空港の方が良心的です。
ペソを手に入れる一番おすすめな方法
現地に住む日本人や旅人のほとんどの人が活用している技を紹介します。
まあ「ワザ」と呼ぶほど大げさなものでもないかもですが^^; メキシコだけでなく世界中で使えて、海外でのお金関係がかなり楽になります。わたし的には、メキシコ旅行のお金関係はこれ一択。
その技が、コレ→いますでに持っているクレジットカードを「海外キャッシング可」の設定にしておけば、現地のATMで直接メキシコペソを引き落とすことができる。
海外キャッシングの仕組みは、
- 現地のATM(クレカ対応のもの)を見つける←そこらじゅうにあります。
- 現地のお金をおろす(例:1000ペソを降ろす、など)
- クレジットカードに(お金をおろした日の換算レートで)請求が来る(例:6000円の請求、など)
ってかんじ。
つまり、ATMからペソで出した分が、日本円に勝手に換算されてクレジットカードに請求される、って流れです。これは本当に楽だし、換算レートはその日のレートそのままで、どれだけ計算しても絶対に両替よりもお得なので、ぜひ活用してください。
クレジットカードであれば基本的にどの会社のものでも「海外キャッシング可」にできるはずなので、今持っているクレカの設定を変えるだけですみます。しかも設定を変えるのは基本的に無料です。ただ、日本を出る前に手続きをする必要があります。いま持っているクレジットカードの会社に問い合わせて、「海外キャッシング可にしたい」という趣旨を伝えれば向こうで勝手に手続きしておいてくれます。出国前に電話一本入れておきましょう。
一応、下に海外キャッシングのいい点、不便な点をまとめておいたので、参考にしてみてください。
海外キャッシングのいい点・不便な点
いい点
- 結局どんな両替よりもレートがいい(手数料を考慮しても。)
→特にカンクンやオアハカでは両替所より圧倒的にお得です。 - USDや円など両替用の現金を大量に持ち歩く必要がない
→旅中の予算を、事前に全て考えて現金を用意していく必要がないのも楽。 - 両替しなくてもいい
→レートで一喜一憂しないで済むし、チョロまかされたりする心配がなくなる - クレジットカードでキャッシングできるATMは現地に沢山ある
→とりあえず、メキシコでは確実に両替所よりも多いです。 - 必要な分だけおろせる
→様子を見ながらおろす金額を調節すれば、最後に「大量にペソが余った」という事態も防げます。
不便な点
- おろすたびに手数料がかかる(メキシコはだいたい約35ペソ→200円くらい。)
→といっても両替より圧倒的にお得。手数料のことを考えると、なるべくまとめてお金をおろすようにする。 - クレジットカードを盗まれたらおわり
→絶対に、予備のカードを用意しておくべし! - メキシコではあまり使えないクレジットカード会社もある
→メキシコではVISAは絶対にどこでも使えるので、「海外キャッシング可」にしたVISAカードを用意。 - 事前に海外キャッシングができるように手続きしなければいけない
→これだけは面倒ですが、その分かなりお得になります^^; - スキミング(カード情報を盗まれる)の可能性がある
→コレも問題ですが、メキシコは比較的スキミング被害には合いにくいといわれています。(メキシコでのスキミング被害は他国と比べてもかなり低いです。)とにかく人影のないATMを避けて、空港や銀行などちゃんとしたところのATMを使うようにしましょう。 - キャッシングの限度額がある
→クレジットカードの月利用限度額とは別で、キャッシングにも限度額があります。月20~30万円が普通だと思いますが、これを超える額現金で必要なんてことはほぼないはず^^;
こんなもんでしょうか。
なので、
- クレジットカードを2枚以上持っている人
➡すべて「海外キャッシング可」にして持っていく。(1,2枚は絶対にVISAで。) - クレジットカード1枚持っている人
➡そのクレカを海外キャッシング可能にして、あと最低もう1枚クレカ作っておくといいと思います。(できればVISAで。) - クレジットカードを持っていない人
➡2枚以上「海外キャッシング可」にしたクレカを作るか、両替で乗りきるか。
ちなみにわたしは毎回、[VISAを2枚、American Expressを1枚の合計3枚(すべて海外キャッシング可にしたもの)]を持っていっています。
今までの旅行から、この3枚持ちがベストだと判断しました^^
メキシコ旅行に一番おすすめのクレカ
- 「メキシコで確実に使えるクレジットカードがほしい」
- 「どれが海外キャッシングに向いたクレジットカードなのかわからない」
という人には、とりあえず実際にわたし自身もメキシコ旅行で使っている「三井住友VISAカード」をおすすめしています(本当はVISAであればなんでも大丈夫だとは思いますが)。
さすが大手、というか。海外キャッシングの手続きもササっとやってくれました。ちなみに、カードは種類がいっぱいあるようですが、一番シンプルな「三井住友VISAクラシックカード」でいいと思います。
しかもコレ、実は海外旅行保険が無料で付帯しているので「3か月以下の海外旅行であれば、わざわざ有料の海外旅行保険に入らなくていい」というありがたすぎる特典がついてます。
わたしはこれのおかげで、毎回メキシコ行くときに海外旅行保険に入らなくて済んでいるので、海外に頻繁に行く人にとっては本当ありがたいカードです。
あ、ただ旅行の飛行機代をこのカードで支払っている必要があるのでそこだけ注意。
カード作る(かなり早いです)→そのカードで飛行機を買う→そのカードをメキシコ旅行に持っていく流れがベストかと。
具体的なメキシコ旅行の予算を知りたい人へ
メキシコ旅行の予算については、考慮しなければいけない要素がたくさんあります。
そのなかでも、多くの人にとって情報が必要になる以下の6つの要素について具体的な数字を出しました。
- 航空券代
- 宿泊代
- 現地での移動代(バス、国内線)
- 食事代
- 現地ツアー代・アクティビティ代
- お土産代
ほかにもいろいろ必要なお金はあるかもしれませんが、「だいたいの予算」はこれらを計算すれば出ます。
また、メキシコ旅行は「予算額や目的」によっても楽しみ方が大きく変わってくるので、今回は、
- ハネムーン
- ちょっと贅沢な旅行
- 節約型旅行
- バックパック旅行
の4つのパターンに分けて、だいたいの予算や必要になるお金を計算して割りだしてみました。自分がどのパターンに当てはまるのか考えながら、見てみてください。
ハネムーンの場合(最高に贅沢バージョン)
対象:
- ハネムーナー
- 夫婦(金婚など)
特徴:
- メキシコ滞在期間は4日~1週間ほど
- ハイシーズン(お盆、年末年始、GWなど)の飛行機をとる(往復約16~20万円)
- 行先はカンクンのみ=都市移動なし
- 高級ホテルに滞在する(1泊あたり1万~3万円/人)
- 高級レストランで食事&酒※オールインクルーシブのホテルの場合を除く(1日6,000~1,5000円/人)
- 現地ツアーに1、2日参加する(約3万円)
- お土産は自分用の雑貨類と、家族・友人・会社への食品類など(約1万5,000円)
合計額と一日の予算:
- 4泊5日の場合の旅費合計額(一人あたりの予算):27万5,000円~44万円
- ひとりあたりの一日の予算(日本メキシコ間の飛行機代のぞく):2万3,000~4万8,000円
ちょっと贅沢な旅行の場合
対象:
- 夫婦・カップル
- 子連れのファミリー
- 友達グループ
- 女性の一人旅
- 贅沢な卒業旅行として
特徴:
- メキシコ滞在期間は5日~10日間ほど
- ハイシーズン~普通シーズンの飛行機をとる(往復約13~20万円)
- 行先はカンクンやメキシコシティなどの主要都市
- 高級ホテルに泊まったり、普通のビジネスホテルに泊まったり(1泊あたり平均3,000~1万5,000円/人)
- 基本はローカルレストランで食事。たまに高級レストランも利用(一日3,000円~6,000円)
- 現地ツアーに2,3日参加する(約4万円)
- 都市間の移動には、飛行機・LCC航空を利用(2万~3万)
- お土産はハネムーンよりは少し少なめで、自分用/親しい友達や家族用が多め(5,000~1万円)
合計額と一日の予算:
- 4泊5日の場合の旅費合計額(一人あたりの予算):22万2,000円~37万円
- ひとりあたりの一日の予算(日本メキシコ間の飛行機代のぞく):1万9,000~3万4,000円
節約型旅行の場合
対象:
- 一人旅
- 友達グループ
- 学生旅行
特徴:
- メキシコ滞在期間は5日~2週間ほど
- 安め~普通シーズンの飛行機をとる(往復約12~15万円)
- 行先はカンクンやメキシコシティなどの主要都市+地方都市も
- 普通のビジネス~エコノミーホテルが基本(1泊あたり平均3,000~6,000円/人)
- ローカルレストランで食事(一日1,500円~3,000円)
- 現地ツアーはほとんど使わず自力で目的地に辿りつく
- 都市間の移動には、長距離バスやLCC航空を利用(1万~2万)
- お土産は少なめで、ほぼ自分用のみ(2,000円~5,000)
合計額と一日の予算
- 4泊5日の場合の旅費合計額(一人あたりの予算):14万2000円~19万4,000円
- ひとりあたりの一日の予算(日本メキシコ間の飛行機代のぞく):4,400~8,800円
バックパック旅行の場合
対象:
- バックパッカー
- 一人旅
特徴:
- メキシコ滞在期間は10日~2か月ほど
- 基本、安宿・ホステルに泊まる(平均800~1,200円)
- ローカルレストランや屋台で食事(1日600~1500円/人)
- 行先はメキシコのあらゆるところ
- 現地ツアーは使わず、自力で目的地に辿りつく
- 都市間の移動には、長距離バスやLCC航空を利用(1万~2万)
- なるべくセールの時期(ロウシーズン)の飛行機を狙う(7万~13万円)
- お土産は人ぞれぞれ。(0円~5,000円)
合計額と一日の予算
- 4泊5日の場合の旅費合計額(一人あたりの予算):8万6,000円~16万7,000円
- ひとりあたりの一日の予算(日本メキシコ間の飛行機代のぞく):3,200円~7,400円
現金を持ち歩く時の注意点
最後に、メキシコ現地で現金(メキシコペソ)を持ち歩くときに知っておきたい情報・注意点を紹介させてください。
基本情報
- メキシコペソの種類
10、20、50、100、200、500、1,000の7種類のペソ紙幣と、0.50ペソ、1ペソ、2ペソ、5ペソ、10ペソのコインがあります。 - よく使うお金
カンクンでは、50ペソ~200ペソの紙幣を使う機会が多いく、カンクン以外では5~100ペソのコイン&紙幣を使う機会が多いです。
↑紙幣のデザインは、他にもいろいろなものがあります。たとえば、500ペソはこの画像ではディエゴ・リベラですが、リベラの妻「フリーダ・カーロ」のバージョンもありますよ。メキシコの偉人たちが載っているので、歴史を勉強すると誰なのかわかって面白いかも。
注意点
- 500ペソ紙幣以上は、ローカルな場では使えないことが多い
ATMでおろすと、だいたい500ペソ紙幣が大量に出てきます。でも、500ペソ・1,000ペソ紙幣はカンクン以外ではほとんど使えないか、かなり嫌な顔をされます。(笑) 500ペソ以上の紙幣は、コンビニやチェーンの薬局、スーパーなどでちょっとしたものを買って崩しておくのがいいと思います。(「崩して」というのも少し嫌な顔をされるので、何か購入しましょう) - ATMでお金をおろすときは、中途半端な額にして小額紙幣をゲット
例えば、「8,000ペソ」をおろすと全て不便な500ペソ紙幣で出てきてしまいますが、「7,950ペソ」で降ろせば200ペソや50ペソ紙幣もゲットできます。手数料は変わりません。引き出し額の設定の際に「Other Amount」を選んで自分で額を入力するだけです。 - 200ペソ以上の紙幣は、別の財布に入れておく
200ペソ以上の紙幣は、メキシコの地元の人にとっては大金。別の財布に入れておくことをおすすめします。とくに500ペソや1,000ペソは、ぱっと財布を開いた時に見えないようにしておきましょう。 - 財布をズボンのポケットにいれない
地下鉄や街中でスリにあう・狙われる可能性が格段に上がります。できるだけ口が閉まるバッグを持ち歩きましょう。 - コインは結構汚い…
コイン、汚いです。(笑) 特にタコス屋台のコインは、ソースや玉ねぎのみじん切り、唐辛子エキスまみれになっていることも(←本当によくあります。笑)財布が汚れるのが嫌な人は、旅行用の財布を用意するとイイかも。 - 両替する際には、もらった額をチェック
たまに数100ペソ抜かれていることもあります。「後ろの人を待たせるのが悪い…」などと気にせずに、しっかり目の前で額を確認してから窓口を去りましょう。(去ってから確認しても取りあってもらえません。かならず目の前で。) - ATMで降ろす限度額
ATMでは、機械によりますが最高「15,000ペソ(約9万円)」まで一回の手数料(だいたい35ペソ)でおろすことができます。ただし、キャッシングの月の限度額はクレジットカード会社に確認しておいてください。だいたい「一月に30万円まで」などと決まっています。ホテル、ツアー会社など信用できる所では、なるべく現金でなくクレジットカードで支払いするのがおすすめです。
以上、現金を取り扱う際の注意点でした。
まとめ
さて、ここまで、メキシコ旅行についてのかなりたくさんのお金事情や知っておきたい注意点などについて話してきました。
ここで紹介した情報は、すべてわたしの今までのメキシコ旅行の経験から培われたものです!
なので、この先メキシコのお金事情が多少変わってしまう可能性もあります。なので、なるべく頻繁にチェック&アップデートしていくように気を付けます!
もし、メキシコのお金事情についてもっと知りたいこと・質問などあれば、お気軽に「お問い合わせ」から質問いただければ、数日以内にお答えできるように頑張ります^^