コラム

メキシコのアミーゴ⑦ スシ大好きなホセ スーパーで買い物編

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豪勢なクリスマスパーティーを終え、テキーラ合戦の名残の重~い二日酔いに全力で苦しんだホセ・ファミリー。

なぜかみんな「二日酔いにはスシが効く!」と思いこんでいました。

これまでのホセ記事まとめ

とにかくスシが食べたいホセ

ホセは、わたしがホセの家に来てすぐ、

スシの作り方を、うちのメイドに教えてやってくれ!そうすれば、いつでも家でスシが食べれる!

と言うほど、寿司が好きなようでした。というわけで、クリスマスパーティーから数日たったある日、ホセの友達を沢山招いて寿司パーティーをすることになりました。

寿司パーティーの開催が決まった時点で、ホセは超ワクワクモードでした。

「日本人が作る寿司は初めてだから、すごく楽しみだ!メキシコの寿司は、メキシコ人が作るから絶対に何かが違う。おれはついに、本物のスシを食べることができるんだ!!」

と、壮絶にハードルを上げてきました。

「スーシ!スーシ!」

と連呼しているホセを見て、これは日本人として頑張らないとな…!と気合いが入りました。と言っても寿司を作ったことなんて人生で一度もありません。前日の夜は、クックパッドで予習しました。

寿司の材料を買い出しにスーパーへ

当日、「寿司パーティーだよ」と言って集まったホセの友達と一緒に、まずはスーパーに買い物に行きました。大きめのスーパーで、それぞれが寿司に入れたいものをとりあえずカゴにいれ始めます。

そしてまず、当たり前のようにアボカドが5,6個と、レタスが入れられました。

ま、まあ入れることもあるよね。カリフォルニアロールとかね。

と思いながら進み、次にホセが「あーっ!これこれ。これは外せないよね~」といいながらクリームチーズを投入してきました。

「い、いや、クリームチーズは日本のリアル・スシには入れないからー。」と、棚に戻そうとすると、ホセは

「いやいや!おれはクリームチーズ入りじゃないと嫌なんだ!」

と、全力で主張し始めたので、

(あれ?これって本物のスシを味わうための会じゃなかったっけ…?)

と思いながらも、ホセの勢いに負けてとりあえずクリームチーズを許可しました。この時点ですでに「日本の寿司」が作られる可能性はゼロになっていました。

しかし、どちらにせよそのスーパーには、日本の寿司に必要な生の魚類は全く売られていなかったので、前日の予習は空しくも無駄になり、結局カリフォルニアロールを作ることになりそうでした。

ホセはカリフォルニアロールが日本の寿司だと思って疑わず、むしろカリフォルニアロール希望な感じだったので、わたしは「日本人として、日本の本物のスシを作る!」というプライドはさっさと捨てました。

(↑)わたしの作りたかった本物のスシ図

寿司の材料コーナー発見

スーパーの奥に、寿司の材料コーナーを発見しました。

メキシコでは最近SUSHI人気がすごいので、大きめのスーパー(特に外国の料理に強い系の)に行けば、スシはじめ日本料理の材料も、(生魚以外は)結構充実しています。そこのコーナーには、酢飯用のお酢とお米、ノリ、手巻き用の道具など、なんでもありました。

ホセは、ついてすぐに

「おれは材料にはこだわる派だから!」

と一番値段の高い「Arroz japonés(日本の米)」を3袋購入していました。

日本米であれば、とりあえず寿司は作れるかな…。とホッとしていたところ、

あれ?!ちょっとまって!こんなのもある!

とホセが嬉しそうにしゃがみ込みました。

彼が目をキラキラさせながら手にしていたのは、「Arroz japonés colorado(色付き日本の米)」。超絶ケバい原色の米です。

パッケージには、「SATORU」と書いてありました。サトル…。

こんなん需要あるんか、メキシコ恐るべし…!と衝撃を受けつつ、

「いやいや、これじゃあスシは作れないよ!そんな色のスシは日本にはないから…」と断ると、

ホセは

「そうか~。…じゃあピンクと青だったらどっちがいい?」とあきらめません。

しかも、これはいわゆるDouble Bind(ダブル・バインド)の交渉術。(「Yes」or 「No」の代わりに「A」 or 「B」の選択肢で質問することによってまるで初めからYesが決定しているかのように錯覚させる心理作戦。)ザンビアで会ったときにホセが雑談しながら教えてくれた技です。

「なにここでわたしに交渉術使って来とるんだ」と思いましたが、

カラフル米だけは断固拒否。

ノリと米とお酢をかごに入れて、進みます。

この時点で、もうホセの中ではわたしの作るものは「スシ・ロール(海苔巻き)」と決まっていたようなので、海苔巻きの用の道具も買いました。

寿司の具

そして肝心の魚ですが、種類が全然ない。

メキシコのスーパーでも、海の近くの地域なら様々な魚が売られている場合もあるのですが、ここは標高2,000m超えのメキシコシティ。

冷凍の白身魚とエビ、そして巨大なスモークサーモンしかありません。「とりあえず、スモークサーモンでもいいか…」と手を延ばすと、

「ええっ魚?!おれは魚きらいだから、入れない方がいいよ!」

とまたホセが茶々を入れてきます。

魚嫌いなのにスシが好きってどういうことだと思いましたが、とりあえず今回のホセの要望は「本物のスシを作る」こと。食材のチョイス的にもうほぼ不可能ではあるものの、最低でも魚は入れないと!と思い、

「本物のスシって魚食べるもんだから、魚ないと始まらないよ!」

と食い下がってみました。すると、

ノーーー!スシは魚なくても作れるはずだ!ほら、これとか。クラブとか使えばいいじゃん!」

とカニカマを渡してきました。

そして続けて

「臭い魚をスシに入れたら、スシが台無しだよ!このクラブミート(カニカマ)なら、スシの香りをジャマしないし。」

と、謎のスシ論を語ってきたので、いろいろ突っ込みどころはあるものの

「まあでも、魚嫌いならしかたないか…」

と、諦めてカニカマをカゴに入れました。

レジにて

寿司を作るための材料がだいたい揃いました。

「さあ清算だ。」とレジで食材で山盛りのかごを置き、レジのおじちゃんがどんどんバーコードを読み取っていくのを眺めていた時。

カゴの下の方に、まさかの青いサトル米が潜んでいるのを発見しました。

いつの間にか入れられていた!!!

バッとホセの方を見ると、

「いや、今回は使わなくてもいいんだよ、全然。とりあえず、ね…いつかのスシ用に買っておこうとおもって。」

とよくわからない言い訳してきました。よほどサトル米が欲しかったようです。

もうレジの人がバーコードを読みこんでしまったので仕方なく買いましたが、

この米だけは絶対に使わないぞ…これ以上ホセの思い通りのスシになってたまるか!!」と熱い思いを胸にたぎらせながら家に帰りました。

これから、ついにスシを作ります!

なんか長くなってしまったので、つづく。→『メキシコのアミーゴ⑧ スシ大好きなホセ。一緒にスシ作る編


追記(サトル新情報)

なんと「サトル米」を思い出しついでに調べてみたら、公式ホームページhttp://www.satoru.com.mx/を発見しました。「SATORU」は会社名らしいです。メキシコの会社で、やっぱり一押しは色付き米。

そんでホセが買ったのはたぶんコレ(↓)


なんか「ブルーライス」って小さく日本語で書いてある…!

プロモーションビデオもありました。(↓)

衝撃的。。

メキシコはほんと何でもすぐにカラフルにしてきます。SATORUが想像以上に大きい会社だったのにもびっくりしました。

あと、この色付き米で「スシアート」的なものも作れるらしいです。(↓)

な、なるほど…。きれいだけど、でも…食べたくはない!笑

「色付きの米ではなくて、できれば食材の自然な彩りを作ってほしい。」と思ってしまいました。あと、このBGMも気になります。カタコトの日本語でずっと何か言ってるんです。

とくに0:50くらいから、「カミサマ…カミサマ…カミサマ…」って言い出すところと、0:57の「イチ、ニ、サン…スシダンス!」のところがとても気になりました。

以上、サトル米について新情報でした。