オアハカ旅行

オアハカの昔の水路跡が残るフォトジェニックな道(※現在は危険)

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注意喚起:2025年11月2日(死者の日)の夜に、日本人旅行者が強盗に襲われ重症の怪我を負う事件がありました。その事件が、この記事で紹介している道からそのまま北に進んだ先にある「ホセ・ロペス・アラベス通り」で起こっています。この記事で紹介しているのは水路のある「ルフィーノ・タマヨ通り」なのですが、ここでも強盗が何度も起こっているそうで、若い女性を狙った事件も起きています。地元住民からも「レッドゾーン(危険地区)」扱いされています。事件は昼夜問わずに起きているとのことなので、これからオアハカに行く方は近付かない方が良さそうです。早く平和が戻りますように…。

以下、2021年に書いた記事の内容です。


オアハカには「フォトジェニック・スポット」がたくさんありますが、中でもとても素敵な場所があるので紹介します。

まだあまり知られていないので観光客も少なく、のんびり散策できます😄

水路跡の残る道、ルフィーノ・タマヨ通り

ルフィーノ・タマヨ通りという道の北部には、昔使われていた水路跡が残っています。

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)5
この水路後の残る道、石畳も残っていて、情緒あふれるフォトジェニックなストリートなんです。

水路跡のある道を歩く
あまり大きな道ではなく人通りも少ないのですが、この辺りのエリアは治安が安定していて安全なので、安心して歩くことができます。→現在は危険です。

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)6
水路の反対側には、カラフルな民家が並びます。

オアハカの水路跡のある道の近く1
民家なので中に入ることはできないのですが、植物を育てていたりウォールアート(壁画)が描かれていたりと、景観をさらに美しいものにしています。

オアハカの水路跡のある道の近く2
贅沢を言うと、「路駐さえなければな〜〜」と思うのですが😅😅

たぶん住んでる人の車なので、仕方ないですね😅

トンネルの中の素敵な家
こんな可愛いエントランスの家、住んでみたいなあ〜〜

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)3
ギャラリーやバー、イベント会場になっているところもあるようです。

水路跡のある道水道橋のトンネルは、ほとんどが建物と繋がっているようですが、道になっているところもあります。


人が通れる高さです。トンネルに使われているレンガも、昔のまま保存されている感じです!

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)1
水道橋トンネルを抜けて行ったら、こんな綺麗な場所に。

オアハカの水路跡のある道の近く3ドアに営業時間が書いてあるけど、なんのお店だろう…?
南国植物と、この景色がすごく合っていてすてきでした✨

水路跡のある道
ビートルの路駐は、絵になる◎笑

このあたりは、急がず焦らず気の向くままに散歩するのが楽しいです😄

オアハカの壁画
このストリートアートも、確かこのあたりで見つけました。

この写真を撮った日以来、二度と見つけられずにいます。ここに行く人誰か、この壁画がどこにあるのか教えてください。笑

場所

メイン通りのすぐ隣の道ですが、特に用がないと北に行く人はいないので、知ってないと(or 散歩で偶然通らないと)なかなか辿り着かないと思います。

ルフィーノ・タマヨ通りは、ここから北に進んだ通りです。↓

…といっても、この道全部がフォトジェニックなわけではなく、水路跡が残っているのは北の方だけです。

地図で見ると、ちょうど「Acueducto de Oaxaca(訳:オアハカ水道橋)」というポイントがあります。

なので、行きたい人はこの「Acueducto de Oaxaca」(↑)を目指してみてください。

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)4
この噴水らしきものが、水路始まりの合図です。

石造の噴水
石造で素敵です。

不思議なベンチ
横には腰掛けることのできるベンチが。書いてある言葉は、

“Si no tardas mucho te espero toda la vida”

意味は…

「そんなに時間がかからないようなら、あなたをずっと待っているね。」

スペイン語ではよく聞く文章。他の人に気移りした恋人を待つ、切ない心情です。

ここのベンチに座って休憩してるだけで、一見「切ない人」になれます。笑

オアハカ水道橋の歴史

この水道橋は、「Acueducto de San Felipe del Agua(サン・フェリペ・デル・アグアの水道橋)」とも呼ばれています。

18世紀半ばの植民地時代に建設されたもので、当時のオアハカは「Antequera(アンテケラ)」と呼ばれていました。このアンテケラに住む人々の生活水のために作られたものです。

オアハカの古い建物には、よくオアハカ産の薄緑色の石材が使われているのですが、この水道橋も、その石材と煉瓦でできています。

水路跡のある道を歩く
この「薄緑色の石」は、ちょっと注目して散策してみると、オアハカのいろんなところで使われていることがわかります。

カンクンのサント・ドミンゴ教会の写真
↑中心地にある、「サント・ドミンゴ教会」も。

オアハカのソカロの大聖堂
↑ソカロにある、大聖堂も。

言うならば、この薄緑色こそがオアハカ・カラー。この街並みと雰囲気を作る、大切な色です。

あまり知られていない、穴場スポット?!

ここ、ガイドブックではほとんど紹介されておらず、オアハカに行ったことがあっても、

え、そんな場所あったの?!知らなかった〜!

ってなる人が多いです。

わたしも、偶然散歩していたら見つけたのですが、地元の友達に聞いたら「結構有名なスポットだよ」とのこと。「でもレストランとかバーもないし、用がないから滅多に行かない」らしいです笑

オアハカに行く人は、ぜひ行ってみてください〜!

オアハカの水道橋の通り(Calle de Manuel Garcia Vigil)2のコピー
オアハカ市内でも数少ない、昔ながらの景色がしっかり残っているスポットだと思います。