オアハカ旅行

オアハカの手仕事村巡り:木彫りで有名な「アラソラ村」へ行こう

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オアハカ市周辺には、ユニークな木彫り「アレブリヘ」の生産で有名な村が3か所あります。

  • サンマルティンティルカヘテ村
  • アラソラ村
  • ラ・ウニオン村

それぞれの村で、さまざまなアレブリヘが生産されています。特に「サンマルティンティルカヘテ村」と「アラソラ村」には多くの職人が住み、家族規模の工房がいくつもあります。

この記事では、「アラソラ村」について紹介します!

アラソラ村のアレブリヘ

アラソラ村(San Antonio Arrazola)は、「アレブリヘの村」です。

「アレブリヘ」とはオアハカで作られている木彫りの動物の総称です。

本当は、メキシコシティ周辺で作られる紙製のものをアレブリヘと呼んでいて、オアハカの木彫りはただ”Taller de madera(木彫り)”と呼ばれていたのですが、現在は観光客の影響により紙製・木製どちらも「アレブリヘ」として認識されています。

「木彫りの動物」といっても、メキシコの職人さんが自分流にデフォルメして彫り、カラフルに色付けしたもので、作り手の個性が出て面白いデザインのものが多く、ファンもたくさんいます。

アラソラ村にはそんなアレブリヘがたくさん売られています。

メインストリートには、たくさんのアレブリヘ専門店が出ているので、たくさんのアレブリヘを見ることができます。

これは!と思うアレブリヘを探そう

アラソラ村には、アレブリヘ専門の工房やショップが20か所以上あります。

大きな村でもないので、半日あればほとんどの工房を回ることができます。制作工程を見ることもでき、なかなか興味深いです。

職人によって、動物の彫り方、色の付け方、模様、顔の表情は全然違います。なので、自分が「コレは!」と思うお気に入りのアレブリヘをぜひ探してみてください!

生産地なだけあり、値段もかなりお得です。

小さいものであれば100ペソ以下から見つけることができます。メキシコシティやオアハカ市内では高くて手が出せないような作品も、職人から直接買えばかなりお得に手に入ったりもするので、ぜひ大きめの作品を狙っている人は行ってみてください。

アラソラ村のおすすめスポット

アラソラ村を訪れたらぜひ行ってみたいのが、故マヌエル・ヒメネスさんの自宅です。

現在はちょっとした博物館のようになっていて、中ではヒメネスさんの作品を見ることができます。

Manuel Jimenez El Tallador De Sueños(Google Mapで見る)

現在は、息子さんたちの作品が販売されていて、実際に買うこともできます。

アラソラ村の人気の職人さん

アラソラ村にすむたくさんの職人さんの中でも、有名な職人さんを紹介します。

Armando & Moises Jimenez

アルマンドさんとモイセスさんは、兄弟で隣同士の家でアレブリヘを作っています。

彼らは、この村の巨匠である「マヌエル・ヒメネス」さんの親族で、「ヒメネス流・アレブリヘ」の作り手です。

ヒメネス流・アレブリヘは、シンプルな木彫り、カラフルな色使い、ドット模様が特徴的なアレブリヘ。

Jose (Pepe) Santiago

ペペさんは、一族でアレブリヘを作っています。

アルマジロやイグアナなど、オアハカに昔から住む動物や、ペガサスなどの空想上の動物を作るのが得意です。また、木彫りの仮面も作ります。

彼のアレブリヘは、蛍光色をうまく使った明るい色合いが特徴的。

村には彼の家族が営む、倉庫のような巨大ショップがあります。

Roman Morales

ロマンさんは、アラソラ村にある共同ギャラリ―(複数の家族がスペースをシェアして販売しているお店)でアレブリヘを販売しています。

彼女のアレブリヘの特徴は、その繊細な絵付けとセンスのいい色使い。

細かいドットで作品全体を埋め尽くすなど、とても手が込んでいます。

値段もお手頃で、おすすめの職人さんです。

オアハカ市内からアラソラ村への行き方

アラソラ村は、オアハカの州都・オアハカ市から乗り合いタクシーで30分ほどの、小さな田舎の村です。

乗り合いタクシーでの行き方

オアハカ発のまわりの村への乗り合いタクシーは、ほとんどが街の南西部にある”Central de Abastos(セントロ・デ・アバストス)”という市場周辺から出ています。

市場周辺には、さまざまな行先への乗り合いタクシーがたくさん出ています。

乗り合いタクシーにはフロントガラスに行先が書いてあります。だいたい客を乗せるためにゆっくり走っているので、大きく「Arrazola」と書いてあるタクシーに近づいて乗りこみましょう。

アラソラに着いたら教えてくれます。所要時間は30分ほどで、料金は一人当たり15ペソ〜です。(運転手によって多少違うみたいです。)

乗り合いタクシーに乗る際の注意点

乗りこむときに気を付けたいのが、後ろの席が空いている(三人乗っていない)場合は、絶対に後ろの席に乗るようにする、という点です。

乗り合いタクシーは、まさかの後ろに3人、助手席に2人の、運転手合わせて6人乗りです。後ろは一応3人乗れるのでいいのですが、助手席は本当にギリギリ…というかもうアウトです。

前の席の真ん中になってしまうと、意味の分からない真ん中の隙間に座らされ、さらにマニュアル車なので運転手のギアーチェンジのたびに太ももが痛いです。

…ということなので、とにかく絶対に後ろの席に座るようにしましょう!

タクシーでも行ける

また、「乗り合いタクシーが面倒くさい」という人は、もちろん街を走っている普通のタクシーで行くこともできます。

アラソラ村までであればおそらく200ペソ程度で行けると思いますが、オアハカの物価はずっと上昇しているので、変わっているかも…。乗る前に、ドライバーさんに金額を確認してみてください!

まとめ

以上、「アラソラ村」の木彫りアレブリヘと、村への行き方についてでした。

アラソラ村には家族経営の個人工房よりも、いろんな作品を集めた大きめのショップが多く、ティルカヘテ村よりも商業用の流れ作業的な商品も多いのですが、よ〜く探すと素敵なアレブリヘを作る職人さんもたくさんいます!

小さい村なので、数時間〜半日もあれば村のショップを巡れるはず。

そしてアラソラ村もアレブリヘで有名ですが、もっと有名なのは「サンマルティンティルカヘテ村」。ここもオアハカ市内から乗合タクシーで日帰りできます。

もし行く村を選ぶとしたら、わたしのおすすめはサンマルティンティルカヘテ村の方です。

サンマルティンティルカヘテ村の方が工房も多く、制作の様子を見せてもらえる工房も多いです。詳しくはこちらの記事で。↓

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ヒメネス家の作品のファンで、どうしてもヒメネス家の作品が欲しい!!という人は、ぜひアラソラ村を訪れてください✨オアハカでも、ほぼこの村まで行かないと手に入りません。

この記事を読んだ人が、お気に入りの作品を見つけられますように!

アレブリヘの他にも、オアハカにはたくさんの手仕事があります。ぜひいろんな村を巡って、手仕事の素晴らしさに触れてみてください✨

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