オアハカの村では様々なアルテサニア(民芸品)が売られ、村ごとに名産品を作る職人がたくさん住んでいます。
オアハカ市内でもたくさんのお店がありますが、村まで行けば、さらに多様な作品を見て吟味することができますよ!
日帰りで行くことのできる村も多いので、少し足を延ばして、オアハカの村での買い物を楽しんでみましょう♪
もくじ
オアハカの村での買い物で知っておきたいポイント
せっかく村まで足を延ばすのであれば、満足のいく買い物がしたいですよね。
この記事では、オアハカの村まで行って買い物をするときに知っておきたいポイント7つを紹介します。
1.よく吟味してから購入しよう
同じようなクオリティーの作品でも、値段が全然違ったりします。また、お店ごと、職人ごとに特徴や味があります。
一村一品でなにか名産品がある村には、そのアルテサニア(民芸品)のショップ・工房がたくさんあるはず。
最初に入ったお店で急いで決めてしまわず、時間が許せばいろんなお店を回ってみましょう。
2.すべてのアルテサニアは一点もの!
陶器、織物、刺繍、木彫り…どのアルテサニアも、人の手で作られた「一点もの」です。
もし、「買おうかどうかものすごく悩む!!」という場合は、できるだけ村にいる間に決断してしまいましょう。
「帰ってから考えよう」と村を去り、後日「やっぱり買おう」と決心して行ったら誰かに買われて(もしくは他の店に卸してしまって)買えなかった…(泣)ということも。
3.アルテサニアの制作工程を見ることができる
アルテサニアがどのように作られているのかを知れば、アルテサニアの魅力をより感じることができます。
羊毛の織物、「タペテ」で有名なテオティトラン・デル・バジェ村の場合、お店に行くと自然染めの色を作りだす様子を実演で見せてもらえます。
また、アレブリヘという木彫り動物が名産のティルカヘテ村やアラソラ村の場合、ほとんどのショップの奥は工房になっています。
お店の人に頼めば、木を彫っている様子や色付け作業を見せてもらえます。色付け作業は、とても細い筆で模様を描いていく様子を見ることができます。
作品を見るだけではわからない、細かい作業や職人のものづくりへのこだわりには、感動します!
4.値下げ交渉はあまり歓迎されない
海外の多くのお土産屋とは違い、メキシコ(特にオアはかの村)では外国人だからと言ってお土産屋でぼったくられたりすることはほとんどありません。
最初から適正価格を言われることが多いので、たくさんまとめ買いする場合や、かなり高価な買い物をする時以外は、値下げ交渉・値切りは歓迎されません。
むしろ、作る手間を考えると、元から良心的な値段で売られているものの方が多いようです。
5.ほとんどのお店でクレジットカードが使える
村によりますが、高価なものを扱っているお店ではクレジットカードが使えることが多いです。
例えば、アレブリヘで有名な村では、こじんまりとした小規模なお店でも意外とクレジットカードが使えます。
大きいサイズのアレブリヘの中には、値が張るものが多く、客がまとまった大金を現金で持っていないことはお店側もわかっているからです。
なので、「大きい作品を買いたい」、「大量に買いたい」という場合でも、村に大金を持っていく必要はありません。
基本的にオアハカの村の治安はとてもいいのですが、念のため、大金を持ち歩くのは避けましょう。
6.写真撮影OKのところと禁止のところが半々
アルテサニアの写真を撮りたい場合は、店の人に許可をもらってから撮影するようにしましょう。
好きなだけ撮っていっていいよ、というお店もあれば、写真禁止、というお店もあります。
また、勝手に写真を撮る外国人観光客が多く、それを不快に感じる職人さんもいるようです。
7.滞在に余裕があればオーダーメイドも可能
アルテサニア職人は、ほとんどの場合オーダーメイドに対応してくれます!
気に行った職人さんを見つけたら、頼んでみましょう。
オーダーメイドは、お店を通して職人さんに注文できます。店主が職人という場合も多いですが、その場合直接注文になります。
世界にひとつだけの特別なアルテサニアを作ってもらえますよ♪
アレブリヘ(木彫り動物)の場合
アレブリヘは手間と時間がかかる民芸品なので、「即日で作ってもらう」というのは少し難しいです。
木材を日陰で乾燥させる、彫ってヤスリをかける、という時間のかかる工程があるからです。
しかし、もう彫ってある木彫りに絵付けの色や模様だけオーダーメイド、ということであれば可能かもしれません。どうしても今日ほしい!という場合は、お店に相談してみましょう。
木彫りからお願いする場合、小~中サイズであれば1週間ほどで完成します。好きな動物や飼っているペットをリクエストすることもできます♪
ペットの犬(ダックスフンド)を頼んだ時の作品。
陶器の場合
陶器の場合も、焼く工程があるので即日は難しいです。
陶器の種類やサイズにもよりますが、頼んでから1週間ほどで作ってもらえます。
刺繍・織物の場合
刺繍や織物は、クオリティーによっては数か月かかる場合もありますが、シンプルな物であれば、数日~1週間ほどでつくってもらえます。
職人によって仕事のスピードも違うので、職人さんに直接相談してみましょう。
刺繍の場合、すでに完成したものにポイントを入れてもらうくらいであれば、即日でやってもらえます。
オーダーメイドの注意点
どの分野でも、オーダーメイドが自分の完成予想図通りにはなる保証はありません。職人には各自の味やスタイル、癖があるからです。
具体的なイメージがある場合は、写真や図を持っていくといいと思います。
でも、ある程度はデザインをまかせて自由に作ってもらった方が、その職人らしさが出て面白いものができるかもしれません♪
まとめ
せっかくオアハカシティーから村まで足を延ばすのであれば、満足のいく買い物がしたいもの。
村まで行けば、オアハカシティーで見られないようなアルテサニアをたくさん見つけることができます。
また、職人から直接購入することになるのでとてもお得に買い物でき、制作の様子を見学することで、アルテサニアの魅力をさらに知ることができます。
これを読んだみなさんが、オアハカの村めぐりで、楽しい買い物ができますように♪