今回は、メキシコシティから日帰りや1泊で楽しむことのできる、カラフルでフォトジェニックな街を紹介します。
ひとつひとつの街に特色があり、ショッピングやグルメも楽しめる観光地としても優秀な街5選です。
もくじ
1.Taxco タスコ
タスコは、真っ白の壁の家が続く、美しいコロニアルの街です。
かつて、銀鉱山の発掘が盛んで、「世界の銀の半分がある」とまで言われ、栄えました。銀の発掘が終わった今はかつてほどの賑わいはなくなりましたが、今でも腕のいい銀細工職人たちが集まり、工房やショップを出しています。
タスコは、街自体とても美しく、白い壁と茶色の屋根の家々、そして白いビートルで統一されたタクシーが石畳と坂の多い街を走りまわっています。
展望台に登って街を見下ろすと、永遠に続く山脈の中にタスコの白い家々が輝き、タスコの街が「山間の真珠」と形容される理由が良く分かります。
カラフルな街が多いメキシコの中で、「真っ白な街」というのは珍しく、とてもフォトジェニックなスポットです!
タスコの基礎情報
- (メキシコシティからの)所要時間:片道3時間
- バスターミナル:西
- おすすめアクティビティー:
①銀のショッピング
②展望台
③真っ白なビートルに乗ってみる - タスコの記事:メキシコ版の白い街「タスコ」の、知っておきたい4つの魅力!
2.San Miguel de Allende サンミゲル・デ・アジェンデ
サンミゲル・デ・アジェンデは、赤系のカラフル&コロニアル調の家々が建ち並ぶ、メルヘンチックな雰囲気の街です。
2013年、アメリカの旅行雑誌で130万人のトラベラーが選ぶ「世界の美しい街25選」のNo.1に選ばれているほど魅力あふれる街です。
ここは、個人的にもとてもおすすめな街で、中世ヨーロッパの伝統的な様式の家々が多く残っているので、散歩しているとまるでタイムスリップした気分になります!
おしゃれな民芸品・雑貨ショップ、カフェ、バーもたくさんあり、洗練された雰囲気があります。売れっ子のメキシコ雑貨職人も、各地から集まってきます。
週末の夜には、教会前の中心地でマリアッチの演奏を聞くこともでき、とても盛り上がっています。
コロニアル時代の面影を残しながらも洗練された雰囲気のおしゃれなホテルもたくさんあり、ハネムーンにも大人気です。
サンミゲル・デ・アジェンデの基礎情報
- 所要時間:片道4時間
- バスターミナル:北
- おすすめアクティビティー:
①中心広場の夜の賑わいを味わう
②町はずれの展望台から景色を望む
③民芸品ショッピング
④フォトジェニック&おしゃれなカフェ、バー巡り - サンミゲル・デ・アジェンデの記事:メキシコで1番メルヘンな街「サンミゲルデアジェンデ」の5つの魅力
3.Guanajuato グアナファト
グアナファトは「メキシコで最もカラフルな街」といわれている、元祖・カラフルな街です。
サンミゲル・デ・アジェンデからは1時間しか離れていないのですが、こちらは山の斜面を利用して街が広がっているので、坂が多いです。
また暖色系の多いサンミゲル・デ・アジェンデに比べ、グアナファトはさらにたくさんの色で家々が彩られていて、「おもちゃ箱をひっくり返したような街」といわれています。
この街の「ピピラの丘」と呼ばれる展望台からは、メキシコの数ある展望台の中でも指折りの美しい景色を望むことができます。
また、ここからすぐのところに、「世界奇怪遺産」でも紹介されている「ミイラ博物館」があり、この地で見つかった様々なミイラを超至近距離で見学することができます!銀鉱山をトロッコで探検することもできますよ。
珍しいもの好きな人は、ぜひ、近場の不思議スポットにも足をのばしてみてください!
グアナファトの基礎情報
- 所要時間:片道5時間
- バスターミナル:北
- おすすめアクティビティー:
①展望台(ピピラの丘)からおもちゃ箱をひっくり返したような街の景色を見る
②街の小道探検&フォトジェニック・ポイント探し
③ミイラ博物館に行く
④銀鉱山探検ツアーに参加する
4.Puebla プエブラ
プエブラには、1649年に建てられた歴史あるカテドラル(大聖堂)と、その近くには金や豪華すぎるほどの「サント・ドミンゴ教会」があり、どちらも圧倒されるほどの規模です。
さらに、プエブラは焼きものの街。スペイン風にカラフルな模様が描かれた焼きもの「タラベラ焼き」の食器類は、メキシコの大人気のお土産なので要チェックです。街では、プエブラ焼きのタイルで装飾された家もたくさん見ることができます!
プエブラからバスで15分ほどのところにある「チョルーラ」まで足を延ばせば、メキシコ最大級のかつてのピラミッドを利用して作られた丘を望むことができます。
丘の頂上にそびえ立つ教会は、かつてのスペイン人による植民地化のシンボルで、ここからはチョルーラの街並みを見下ろすことができます。
プエブラの基礎情報
- 所要時間:片道2時間
- バスターミナル:東
- おすすめアクティビティー:
①プエブラ焼きショッピング
②大聖堂と教会の見学
③チョルーラ遺跡に行く
5.Bernal ベルナル
ベルナルは、メキシコシティから2時間ほどの「ケレタロ」という街の近くにある、小さなコロニアル風の村です。
有名なのは、この村の北にそびえ立つ、世界で3番目に大きな一枚岩「Pena de Bernal ペニャ・デ・ベルナル」。
頂上まで行くには特別な登山道具が必要なのですが、山の中腹の展望台までなら荷物なし&普通の運動靴で十分トレッキング可能です。
トレッキングの所要時間は1時間ほど。ケレタロ州の永遠に続く山脈を見渡すことができます!
ふもとのベルナル村自体も、カラフルでとても可愛らしく、フォトジェニックな街並みです。
教会も、かなりポップ&カラフル。かわいい壁画もあり、散歩がとても楽しいです。民芸品を売るお店や、「パティオ」と呼ばれる中庭でのんびりできるおしゃれなカフェもたくさんあります!
ベルナルの基礎情報
- 所要時間:片道2時間半~3時間
- バスターミナル:北(まずケレタロに行き、同じバスターミナル内で乗り変える)
- おすすめアクティビティー:
①ペニャ・デ・ベルナルのトレッキング
②民芸品ショッピング
③中庭(パティオ)カフェ巡り
まとめ:メキシコのコロニアル&カラフルな街を楽しもう!
メキシコには、ほかにもカラフルでフォトジェニックな街並みの町がたくさんあります。
今回紹介したのは、メキシコシティから日帰りや1泊で行くことのできる、お手軽なカラフルな街でした。
旅行の日程に余裕のある人は、もう少し離れた「オアハカ」や、「サンクリストバル・デ・ラス・カサス」などの街もおすすめです。
せっかくメキシコに来たのなら、メキシコシティの雑多でパワフルな雰囲気もいいですが、ぜひ少しだけ時間をとって、コロニアルの街にも訪れてみてください。
メキシコのまた違った一面を発見することができ、まるで中世ヨーロッパのような雰囲気を楽しめます。
今回紹介した街は全て、日帰りよりも1泊して夜も滞在した方が楽しめます。
特にグアナファトやサンミゲル・デ・アジェンデは展望台から夜景も楽しめ、夜には中心部でイベントが行われていることも多いです。
コロニアルの古き良き雰囲気を残したステキなホテルやホステルもたくさんあるので、ぜひ時間のある人は1泊以上滞在してみてください!