メキシコといえば、タコス!メキシコでは、そこらじゅうにタコス屋台が立ち、人々がそのまわりに集まって小腹を満たしている光景を見ることができます。
その中でも、異彩を放っているのが、「真っ黒なタコス」。街でたまに見かける、このタコスの正体とは?
真っ黒なタコスは何でできている?
真っ黒なタコス生地「トルティーヤ」は、一体何でできているのでしょうか?
日本には真っ黒な食べ物ななかなかないので、「イカ墨や墨が練りこんであるのかな?」と思うかもしれません。もしくは、スペインの影響を受けているから、スペインにある「血を固めたソーセージ」のように、血が練りこんであるのかも…?!
…などと、いろいろ想像が膨らむこの黒トルティーヤ。
この色の正体は、「青トウモロコシ(Maiz Azul)」でした!
Photo by: Jmsinuhe
トルティーヤの主材料は、トウモロコシです。トウモロコシの粉を練った「マサ」と呼ばれる生地を、薄く延ばして焼いたものが一般的なトルティーヤ。
その主材料であるトウモロコシ粉に、青トウモロコシの粉を使用すると、あの真っ黒なトルティーヤができるのです。
メキシコ人も大好きな、真っ黒トルティーヤ
怯んでしまうような見た目の黒トルティーヤですが、肝心の味は意外とあっさりしており、癖がなく、とても食べやすいです。
「普通のトルティーヤよりも好き」という人も多く、風味豊かな味わいが人気です。
黒トルティーヤは基本的に作り置きをせず、自家製の生地を使っていることが多いので、黒トルティーヤを使っているタコス屋台は、素材にこだわっている証拠。
素材にこだわっているタコスはやっぱり美味しいです。
⇒メキシコ人流!絶品タコス屋台を見つけるためのポイント3つ こちらの記事でも紹介しています。
メキシコで見かけたら、ぜひ挑戦してみてください!
真っ黒トルティーヤには、おかず系の具材が合う!
真っ黒トルティーヤに一番合う具材は、肉じゃがのようなものや、鶏肉のソースあえなどの「おかず系」です。
この種類のトルティーヤは、普通のトルティーヤよりも厚めに焼きます。なので、味が濃いめでトルティーヤに汁が染みこむようなおかず系がよく合うんです!
逆に、作ってからすぐに食べないと汁が染みこみすぎて崩れやすくなり、食べにくくなってしまいます。
黒トルティーヤのタコスを食べる時は、なるべく持ち帰りにせずその場でできたてを食べるようにしましょう♪
以上、真っ黒トルティーヤのタコスについてでした。
メキシコには、ほかにも変わった食べ物が沢山あります。
こちらの記事でも紹介しているので、興味のある人は見てみてください!
⇒挑戦してみる?メキシコの信じられない「変な食べ物」6選