毎年冬(11月後半〜3月)になると、メキシコのミチョアカン州の「アンガンゲオ」というエリアに大量の蝶が集まっています。
「アンガンゲオの幻の蝶」と呼ばれる、世界的に有名な現象です。
この時期にメキシコシティにいる人は少し足を伸ばして、ぜひ世界でここでしか見られない珍景を見に行きましょう!
この記事は、こちらの記事(数億羽の「幻の蝶」が飛び交う!アンガンゲオの奇跡の景色)の続きです。
前回の記事では、どんな景色が見られるのか、なぜ蝶がやってくるのかについて紹介しました。
今回の記事では、
- 保護区への行き方
- おすすめの保護区
- おすすめの時間帯
など、「実際に行こうと思っている人」に向けた役立ち情報を紹介します!
もくじ
メキシコシティからアンガンゲオ(保護区)への行き方
メキシコシティからアンガンゲオ保護区への行き方は、いくつか方法があります。
1. ツアーを利用する方法
ベストシーズンになると、メキシコシティや、ミチョアカン州の州都「モレーロス」から、各種ツアーが催行されています。
ほとんどがスペイン語でのツアーですが、中には英語のツアーもあるようです。
2. 公共のバスで行く方法
「アンガンゲオ」までは、冬の間だけメキシコシティから直通バスが出ています。
バス会社 | Zina Bus(シナ・ブス) |
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出発ターミナル | メキシコシティの西ターミナル「Poniente(ポニエンテ)」 |
本数 | 1日7本 |
所要時間 | 片道3時間ほど |
値段 | 片道172〜245ペソ(約1,030〜1,470円)※2019年6月時点 |
公式ホームページ | こちら(現在のバス時刻表と料金が確認できます) |
チケットはバスターミナルでしか買えない
メキシコのクレジットカードを持っている人はネット予約もできるようなのですが、海外のクレジットカードは受け付けていないようです。(決済がされません。)
直接西ターミナル(Poniente)まで行ってチケットを購入しましょう。
当日の購入もできますが、朝早い便などは人気で売り切れてしまうこともあるので、前日までに買っておくのをおすすめします。
日帰りで行く場合は、午前8時発のバスがおすすめ。帰りの最終バスは、17:00発です。遅れないように!
現在のチケットの値段を確認する方法
「事前に値段を知っておきたい!」という人は、公式ホームページから見てみてください。
「往復」を選び、出発地を「MEXICO PONIENTE(西ターミナルのことです)」、目的地を「ANGANGUEO」にして、大人1人で検索(CONTINUAR)を押してください。時刻表とバスの値段がわかります。
2017年1月の時点では、バスの料金は片道217ペソ(約1,300円)で、2019年6月にチェックしたところ、片道172〜245ペソ(約1,030〜1,470円)でした。
3. 車(レンタカー、自家用車)を利用する方法
車を利用して自力で行くこともできます。
しかし、メキシコシティから出発となると、渋滞や交通事故が心配ですね。慣れていない人にはあまりおすすめできないのですが、時間に追われず楽しめることを考えると、車で行くのが一番楽です。
アンガンゲオの蝶を見るのにおすすめの時間帯
蝶を見るベストシーズンは、こちらの記事で紹介したとおりですが、実は「おすすめの時間帯」というのもあります。
保護区の蝶を見るのにおすすめの時間帯は、お昼過ぎです。太陽が高くあがり、気温が上がってくるお昼過ぎに、蝶たちが活発に動きだすからです。
早朝から行く人も多いのですが、早朝は蝶たちも眠っているのかあまり動いていません。
どの保護区を選ぶのかにもよりますが、ちょうど昼過ぎに蝶のたくさんいるエリアに到着するよう計画を立てるのがおすすめです。
アンガンゲオのおすすめの保護区
どこの保護区でも、たくさんの蝶を見られることには変わりはないのですが、
- 個人での行きやすさ
- 蝶の多さ
の2点を考えて、アンガンゲオ村周辺のおすすめ保護区を2か所紹介します。
1.ロサリオ保護区
最も有名で人気な保護区です。
アンガンゲオ村まで行けば、入り口まで案内してもらえます。
人気度 | |
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名前 | Santuario de la Marioisa Monarca El Rosario |
入場料 | 50ペソ(約300円) |
2.チンクア保護区
ロサリオと同じ規模ですが、あまり観光客に知られていない穴場的保護区です。
バスでメキシコシティからアンガンゲオに向かう途中、道の脇に入り口があるので途中で降ろしてもらえます。帰りも、アンガンゲオからのバスの出発時間以降にそこで待っていれば、乗せてもらえます。
ここの保護区に行く場合は、バスの運転手に事前に言っておきましょう。
人気度 | |
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名前 | Santuario de la Marioisa Monarca Chincua |
入場料 | 45ペソ(約270円) |
アンガンゲオの保護区内での移動手段
保護区内(森の中)の移動手段は、大きく分けて2つ。
- 歩き(トレッキング)
- 乗馬
です。
基本的には、現地のガイドさん(保護官)と一緒に行かなければいけません。
1. 歩き(トレッキング)
ほとんどの人は、トレッキングで行きます。保護区にもよるのですが、1時間~2時間ほどで蝶のたくさん集まっているエリアに到着します。
山道といっても、ほとんど平坦な道を行くので、あまり大変ではありません。
それに、写真のような「ちょうちょサイン」もあるので、簡単にたどり着けます。
2. 乗馬
なんと保護区内では、乗馬もできます。
上記の通り、歩いてもそこまできついトレッキングではないのですが、料金も高くないので、森の中を馬に乗ってのんびりと進んでいくのもとても気持ちが良く、おすすめです。
馬は、入場チケットを購入してから山の入り口付近で待機しています。
まとめ
以上、アンガンゲオの蝶の役立ち情報でした。
アンガンゲオまでの行き方情報はあまり見つからないのですが、ちゃんと自力で行くこともできます!
わたしが行ったときは、メキシコシティからシナバスで朝にアンガンゲオに向かい、途中で降りてチンクア保護区をトレッキングして蝶を見て、それからまたバスに乗って帰りました。(なのでアンガンゲオの村までは行っていません。)
アンガンゲオの蝶は「想像以上にすごい景色」で、とても感動しました!
アンガンゲオの蝶は、想像以上に大量にいて、静かなのに大量の羽音が響き渡っていて、とても不思議な光景でした。
(↑)大量の超でオレンジに染まった木の幹と、蝶の重みで垂れ下がった枝を目の前にして、「本当にこんなにたくさんの蝶がいるなんて!」とびっくりしました。
冬にメキシコシティに行く人で、日程に余裕がある人はぜひアンガンゲオの驚異の森を見に行ってみてください♪