メキシコシティ旅行

メキシコシティの超個性派AirBnB「ケツァルコアトルの家」が凄い!

メキシコシティにある超ユニークなAirBnBの宿、「エル・ニド・デ・ケツァルコアトル(El nido de Quetzalcóatl=ケツァルコアトルの巣」について紹介します!

ここ、世界で類を見ないほどユニークな宿で、コンセプトが「大蛇の腹の中に住む」。

巨大なヘビの形をした建築の中に住める、不思議な宿なんです。

El nido de Quetzalcóatlとは

Quetzalcóatl(ケツァルコアトル)は、古代メキシコで神として崇められてきた「羽毛の生えたヘビ」のことです。

チチェンイッツァ遺跡1
(↑)羽毛の生えたヘビの頭部。

テオティワカン遺跡やチチェンイッツァ遺跡など、メキシコの重要な古代遺跡には「ケツァルコアトル」の石像や石彫がたくさん残されています。(マヤでは「ククルカン」と呼びます)

そんな、メキシコ人が古代から敬愛してやまない「ケツァルコアトル」。

その「中」に住めるということで話題のこのAirBnBは、今、メキシコ人だけでなく世界中のインフルエンサーたちの間で話題になっています!

わたしはまだ実際に泊まったことはないのですが、数年前からずっと「泊まってみたい!!」と夢焦がれている素敵スポットです。

メキシコでユニークな宿を探している人は、ぜひ!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルってどんな宿?

蛇の腹のなかに住めるAirBnBメキシコ

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルは、メキシコシティの郊外にある巨大な庭付きの一軒家です。

いわゆる、「ユニークすぎる豪邸」ってやつです。

敷地面積は、なんと15,000㎡。だいたい小学校一つ分です!でっか…!

建築家は、Javier Senosiain氏

ここエル・ニド・デ・ケツァルコアトルは、メキシコの建築家Javier Senosiain(ハビエル・セノシアイン)氏によってデザインされました。

セノシアイン氏の狙いは、「メキシコの伝統的な建築デザインから脱して、自然と調和した建築を作る」というものでした。

メキシコの伝統的な建築、というよりも世界中の普通の建築デザインからかなり脱している気がしますが(笑)、とにかくこの有機的で特殊な建築を完成させたのは本当にすごい。(あと、この建築を実現させる財力のあるメキシコの金持ちも。笑)

いろんなデザインを考える建築家は世界中にいますが、メキシコにはユニークな建築家がたくさんいて、しかもそれを「実現」させているのが面白いです!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトル
外から見たケツァルコアトルの家。

カラフルなタイヤ型のタイルで埋められ、「爬虫類感」がよく出ています。

蛇の腹のなかに住めるAirBnBメキシコ
蛇の体にポコポコと出ているのは、すべて部屋の窓です。

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルの中

この建物の「内部」を見てみましょう。

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルのリビング
こちらはリビングスペース。おしゃれ!

自然の形からインスピレーションをえているため、ほとんどが「曲線」で構成されています。

まるで洞窟住居のよう!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトル空間
ヘビの目のような形の窓からは、外の景色も見えます。「緑の中で暮らしている」って感じですね。

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルベッドルーム
ベッドルームはこんな感じ。

寝室は5部屋もあるので、好きなところを使えばOK。二段ベッドの部屋もあります。いろんな空間を楽しめるのが面白い!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルのバスルーム
バスルームも、こんな感じで有機的な空間。

トイレは普通のメキシコのトイレなので、ウォッシュレットとかはないです。

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルのキッチン
キッチンはかなりしっかり整っています。

ここで料理して、みんなで喋りながらだらだら食べるのがいいのかも。

ケツァルコアトルの庭も絶景!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトル蛇の姿
ここの見所は、広大な庭!!!

蛇の遊歩道とうまく融けあいつつ、緑豊かな空間が広がっています。

そして、庭の中にある「植物園」のようなところがめちゃくちゃ綺麗なのです。

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルの虹色空間
虹色ステンドグラス!!!

ものすごく綺麗な空間です。

ここもケツァルコアトルの巣の見所!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルの虹色の空間
特に太陽が真上に来るお昼の時間帯には、太陽の光で虹色に満たされて本当にキレイです。

ここに泊まるなら、必見。

ここでは、南国の植物がたくさん植えられています。(サボテン、多肉植物が多いです)

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルの予約方法と値段、注意点

1泊の値段 27,000円〜
予約方法 AirBnBのこちらのページから
最低宿泊数 2泊以上〜
泊まれる人数 最大8人

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルは、AirBnBで予約できる「貸切型の宿」です。

普通のホテルやホステルとは違い、「貸切型」なので、この物件も持ち主と直接やりとりをすることになります。

現時点では、予約方法は「AirBnB」を通してのみ。こちらのページからAirBnBのこの宿の詳細をチェックできます。

予約する前に知っておきたい注意点3つ

ここを予約する前に知っておくべき注意点を3つ紹介します。

1. メキシコシティの中心地からめっちゃ遠い

まず、ここはメキシコシティの郊外にあり、中心地からもめちゃくちゃ遠いので、車がないと行けません。

公共のバスや地下鉄駅も近くにないです。車を持っていない人はタクシーやUberで行くことになります。

というわけで、観光にはまったく適していないです。

ここに泊まるなら、「この敷地内でのんびりする」ことを楽しむのがいいと思います。

2. 現地で使える携帯電話が必要

帰りも車が必要になるので、タクシーよりも呼び出しできるUberの利用がおすすめ。(この辺はあまりタクシー走ってないです)

また、現地に到着するときや去る時など、管理人とやりとりする際にも携帯電話が必須なので、ここに泊まるならメキシコで使える携帯電話(メキシコSIM入りのスマホなど)は絶対に必要です。

(オーナーは英語ができるので、一応スペイン語力は必須ではないです)

一応、無料のWi-Fiはあります。

3. できれば自分の車があった方がいい

また、このあたりには本当に何もないので、適当に出歩いても何もありません。(住宅街と山の間にあるので、スーパーとかもない)

しかも、最低2泊〜じゃないと泊まれないので、自分の車を持っていないと圧倒的に不便です。(レストランもない。)無料の駐車場はあります。

毎回Uberを呼び出してもいいのですが、あまりUberの走っていないエリアなので、毎回呼び出すのにも時間がかかるんですよね…。

もしくは、スーパーで大量に食材を買い込んで泊まりこむ(一切外出しない)か。キッチンはあります!

そんなこんなで、色々な不便を考えるとわたしも一度も泊まれていないんですよね…いつか泊まりたいのですが。

ただ、ここまで不便だからこそ、まだ秘境的なスポットなのかもしれません。

ここ、最低宿泊数の2泊で5万円以上するので、けっこう高いですが、8人集めてワリカンすれば割と安く泊まれます!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルへの行き方

まず、宿泊客以外はここに入ることはできません。必ず宿泊の予約をしたうえで行きましょう!

 

タクシーかUberで行くなら、以下の住所を伝えてください。

FPHC+Q9 Naucalpan, State of Mexico, Mexico

タクシーで行くなら、メキシコシティのタクシーの運転手もあまり知らないエリアなので、自分でも地図を確認しながら行くといいです。

到着したら、道からでも一目でわかります。(↓)

エル・ニド・デ・ケツァルコアトルの外見
かなり特徴的なゲート。

メキシコシティからのアクセス

メキシコシティからは、車で1時間くらいかかります。

タクシーかUber

メキシコ空港からの距離 車で60〜70分
メキシコシティの中心地からの距離 車で45〜50分

郊外の住宅街を抜けて、山の手前(ちょうど山に入ったばかりのあたり)にあります。

地下鉄+Uber

節約したい人は、なるべく近くまで地下鉄で行って、そこからUberを使うといいと思います。

一番近いのは、2番線の終点(一番西の終点)の「Cuatro Caminos」です。

Cuatro Caminos駅からは、車(タクシーor Uber)で30分程度です。

近くには貝殻の家もある

近くには、ケツァルコアトルの家の他に「Casa Nautilus」という虹色ステンドグラスの美しい貝殻型の家もあります。(イスラムへーレスの貝殻の家とはまた違ったデザイン。)

ここも、同じ建築家Javier Senosiain(ハビエル・セノシアイン)氏の作品です。

中に入ると、ステンドグラスが太陽光に透けて中の空間が虹色に輝き、めちゃくちゃ綺麗です!!!

ここは、公開している時期としていない時期があるので、運次第。ケツァルコアトルの巣を予約する際に、オーナーさんに聞いてみるといいかも。

まとめ:メキシコのユニークな宿に泊まってみよう!

エル・ニド・デ・ケツァルコアトル蛇の姿

以上、メキシコシティのユニークなAirBnB(エアビー)物件、「ケツァルコアトルの巣(El nido de Quetzalcóatl)」についてでした!

ちょっとアクセスが不便ですが、ここまでユニークな宿は世界中探してもなかなかないので、ぜひメキシコリピーターの方や、「変な宿に泊まってみたい」という人は行ってみてください♪

また、超人気宿なので早めの予約は必須です。