今回は、最近インテリアデザイナーの間でも話題の家具、メキシコ産の「アカプルコチェア」という椅子について紹介します!
金属の骨組みとビニール製の丈夫な紐で作られたシンプルなつくりのこの椅子は、メキシコ国内だけでなく世界中で大人気。
わたしも大好きで、家にもベランダと庭に1台ずつほしいな~と思っています^^
自分で買う前に、いろいろ調べてまとめてみました。
「アカプルコチェアのことを知りたい」という人、「アカプルコチェアがほしい」という人など、だれかの役に立てば幸いです!
もくじ
「アカプルコ・チェア」とは?
アカプルコチェアとは、スチールフレームとカラフルなビニールコードが特徴的な、モダンスタイルのガーデンチェアのこと。
独特なフォルムと、屋外に雨ざらしで放置しておいても大丈夫なお手軽さから、庭用やビーチ用にたくさん作られていました。
アカプルコチェアの歴史
アカプルコチェアが誕生したのは、メキシコ西部のリゾート地「アカプルコ」です。この地名が、そのまま椅子の名前として定着しました。
噂によると、1950年代、あるフランス人の観光客がアカプルコのリゾートを訪れた際、普通の椅子に座るのが暑苦しくて嫌だったため、近くにあったハンモックからインスピレーションをうけ、このアカプルコチェアを発明したのだそうです。
亜熱帯に住むメキシコ人にとってハンモックは日常的なものでしたが、ハンモックのように通気性のいい椅子はなく、斬新で便利なアイテムとして多くの人々に受け入れられました。
そして、アカプルコを訪れる国内観光客によって、アカプルコチェアは瞬く間にメキシコ中に広がり、今ではメキシコ国内の様々なエリアで作られ使われています。
アカプルコチェアの座り心地
アカプルコチェアは、座る部分と背もたれがビニールコードでできているため、見た目よりも座り心地はよく、お尻や背中にあたる抵抗も柔らかです。
まさに、弾力性のあるハンモックをそのまま椅子にしたようなイメージ。
ビーチエリアの椅子といえば、ヤシの繊維や葉で編んだ椅子もよく使われますが、それよりもさらに座り心地が柔らかいため、いつまで座っていても疲れません。
わたしがメキシコで初めてこの椅子に座ったときは、その座り心地のよさにかなり驚きました。通気性もよくいつまでもダラダラ座っていられるので、まさに「常夏のリゾートのために発明された最高の椅子」ってかんじです!
日本で使うのであれば、庭やベランダでのんびり読書をしたり、BBQをする際にもおすすめです。
世界中のインテリアデザイナーにも人気。
アカプルコチェアは、最近は世界中のインテリアデザインにも使われています。
独特なフォルムと座り心地、使いやすさ、色の豊富さから、ファンも多く、メキシコのリゾート地を訪れた人の中には、ヒトメボレして自宅用に大量購入する人も結構いるんだとか。
本当に、一台あるだけで「絵になる空間」ができます。便利!
アカプルコチェアの使い方&インテリア例
庭やベランダなど、アウトドアで活用
一番おすすめなのが、アウトドアでの活用。
(↑)の写真は、オアハカのホテルのテラスにあったもの。ビビッドカラーが可愛いです^^
折りたためないのでキャンプには向いていないのですが、家のベランダや庭に一つ置いておくだけでめちゃくちゃ可愛いです。
色もいろいろあり、とくにビビッドカラーのものが人気なんだそう。黒は日光吸収してかなり熱くなってしまうので、明るい色のものがおすすめです。最近は、灰色のシックなものも人気があるみたいです。
メキシコのラグと合わせる
メキシコの手仕事で有名なオアハカ州で作られた「タペテ(羊毛のラグ)」と合わせて使うと、家が一気にメキシコモードに♪
とくに、「モダンな柄」のタペテに合わせるのがおすすめです。
タペテはかなり丈夫に作られていて、水に濡れなければ半屋外で使っても問題ないので、屋根のある場所であればベランダで使うのもいいかもしれません。
ただし、タペテは日本で買うと超高級品(大きなサイズは、1枚10万越えはザラ)なので、これは難しいかもですね^^; カンクンの高級ホテルの内装で使われていて、それが本当に素敵だったので、お財布に余裕のある人にはおすすめです。
タペテもアカプルコチェアは、どちらも今話題のインテリア・アイテムです^^
北欧系の家具(IKEAなど)とあわせる
メキシコの家具と北欧系の家具は、実はかなり相性がいいです!
日本では、アカプルコチェアを、IKEAなどで販売されている北欧デザインの家具と合わせて全体のインテリアを設計するデザイナーも多いみたいです。
アカプルコチェアが出てくる雑誌では、よくIKEA家具と組み合わせて一緒に紹介されています。
日本ではクッションを乗せて使うのがおすすめ
アカプルコチェアは、座る部分もビニールコードなので、南国以外で使うと若干「尻がスースーしすぎる」問題が発生します。笑
あと、弾力のある素材でできたハンモックの感覚に慣れていない人は、「(ビニールコードの隙間から)尻が落ちそうで怖い」と思う人もいるみたいです。
なので、そんなときは、シンプルなクッションを乗せておくといいです。
アカプルコチェアを買うなら
まずは、サイズ・種類(ロッキング、スツール、サイドテーブル)をチェック
アカプルコチェアには様々な種類・サイズがあります。
サイズは各商品をチェックするとわかりますが、平均的な「ラウンドタイプ」のもので、以下の通り。
高さ | 73cm |
---|---|
横幅 | 75cm |
奥行 | 76.5cm |
座高 | 38cm |
重さ | 9kg |
シンプルタイプ
一番人気は、ベーシックな3つ足のアカプルコチェア。
正面から見ると丸いフォルムで、シンプルで安定感があります。カラーの種類も豊富なので、自分の好きな色を選ぶことができます♪
違う色を2台買うのが可愛いです。
ロッキングタイプ
そして最近人気が高まってきているのが、「ロッキング型」のアカプルコチェア。ゆりかごのようにグラグラ揺れるタイプです。
本当にハンモックをそのまま椅子にしたのような座り心地なので、わたしはこのロッキング型が一番好きです。庭やベランダでのんびりぶらぶらできます。
屋内で使う場合は、下にラウンド型のマットやラグを置いておくと可愛いです。(↓)こんなイメージ。
スツールタイプ
変わり種としては、「スツール型」もあります。このかたちであれば、場所をあまりとらないので、ベランダなど狭いスペースにもおすすめ。
あくまで「座る用」で、ビニール紐部分がトランポリンのように弾力があるので、上に飲み物などを置くのには向いていません。本や雑誌置きにはぴったり。
サイドテーブル
椅子とセットでほしいのが、このアカプルコチェア風サイドテーブル。これ…めちゃくちゃ可愛い!!
ものを置く部分は、ガラス天板になっています。
日本製のMETROCS(メトロクス)
日本では、「METROCS(メトロクス)」という家具ブランドがアカプルコチェアを生産しています。
メトロクスのアカプルコチェアもメキシコ製ですが、普通のメキシコ製のものよりもさらにつくりがしっかりしています。
ビニール紐には、「PVCコード(塩化ビニール)」という、工業製品にも使われているとっても丈夫な素材が使われているほか、スチールフレームの強度も高いため長く使えます。
「少しお高くても、しっかりしたものが欲しい!」という人ならメトロクス製一択です。
中古品&アウトレット品
メトロクスのアカプルコチェアは、正規で買うと結構お高いのですが、最近は中古品やアウトレット品も販売されています。
中古品、アウトレット品狙いなら、「ヤフオク!」や「メルカリ」は要チェック。
アウトレット品が販売されていることが多いです!(状態や使用度は事前にしっかりチェックしてから買いましょう。)
新品の格安品なら、通販がおすすめ
Amazonや楽天、Yahooショッピングなどの大手通販サイトでも購入できます。
妙に安いものは、素材が違ったりします(綿や麻など)。水に弱い素材のものでは、アカプルコチェアの良さが発揮されないので、ちゃんとビニール製(PVCコード)かどうかチェックしてから購入しましょう。
ちなみにわたしが見た感じでは、Yahoo!ショッピングか楽天がポイント還元率が高く、お得そうでした。
ベーシックタイプはこちら(↓)
ロッキングタイプはこちら。(↓)
とくに楽天では、メキシコから買い付けたユニークなデザインやカラーがかなり安く見つかる場合があります。ぜひチェックしてみてください^^
以上、メキシコで大人気のガーデンチェア「アカプルコチェア」についてでした!
同じ素材でできたメキシコのバッグ、「メルカドバッグ」も人気です。(↓)