世界中から美食家が集まる街、オアハカ。
オアハカには、世界でも類を見ないほど様々な気候帯が集まっています。そのため、昔からいろんな食材が手に入り、それらの食材を組み合わせて料理の文化が発展してきました。
さらにオアハカは、先住民が多く住む土地としても有名。彼らの工夫を凝らした伝統的調理方法も、オアハカの食事をバラエティー豊かにしています。
今回はそんなオアハカ市内でも、世界の美食家たちに特に注目されている高級レストランの名店をまとめで紹介します
予算は大体1,000ペソ(約6,000円)〜/人と、メキシコ物価では超高級ですが、
「日本では30,000円のクオリティのコースが、1/5の値段で楽しめる」
と思えば納得。予算に余裕のある人は、ぜひ美食の街の真髄に触れてきてください♪
もくじ
1. Criollo(クリオーリョ)
このレストランには、メニューがありません。唯一存在するのが、シェフのおまかせコース(990ペソ)。シェフがその日に市場で仕入れた新鮮な素材を使って、前菜からデザートまで7品のコースをつくります。
「Criollo」とは、「原種」や「土地固有の」と言う意味。オアハカには、古代メキシコの時代からこの土地で食べられてきた「土地固有の素材」がたくさんあります。
このレストランのシェフは、「土地の素材を生かすこと」を意識しながら作られているんです
調理方法にもこだわりがあり、田舎のお母さんたちが使うような円形の鉄板「コマル」でトルティーヤを焼いています。
中心地にはないのでちょっと遠いのですが、徒歩で辿り着ける範囲。歴史的保存建造物に指定されている建物の中で、伝統的な方法で作られたオアハカン・グルメが楽しめます。
2. Pitiona(ピティオナ)
オアハカの伝統料理を、グルメの地として有名なスペインのカタルーニャ地方で料理を学んだ若いシェフがモダンにアレンジした、前衛的なプレートを提供。
ピティオナのレストランレビューや、シェフのインタビューを読むとよく出てくる単語が「unique(個性的)」、「fun(楽しい)」、「exciting(ワクワクする)」。
シェフの遊び心があふれる、コンテンポラリー系が好きな人なら絶対に外せないレストランです。
3. Origen(オリヘン)
Origenは、スペイン語で「オリジナル」や「始まり」、「起源」という意味。その名の通り、オアハカ料理の昔からの伝統を大切にしている、オアハカ料理のお店です。
季節ごとにメニューが変わり、旬の素材をふんだんに使った料理を味わえます。
シェフのRodolfo Castellanos氏は、世界中で修行をしてきた正真正銘の実力はシェフ。アメリカの人気料理番組「Top Chef México」の、初代チェンピオンでもあります。
伝統料理はもちろん、伝統とコンテンポラリーがミックスしたプレートも繊細な味わい。
4. Los Danzantes(ロス・ダンサンテス)
メスカルの種類が豊富な、メスカルを堪能したい人のためのレストランです。メスカルをそのままいただくのもよし、メスカルを使ったオリジナル・カクテルをいただくのもよし。
メインストリートの「アルカラ通り」に面していて立地抜群ですが、入り口からレストランまでの道は奥まっている、まるで秘密基地のような隠れ家レストラン。建築家アレハンドロ・コスタによって、300年以上前のコロニアル建造物を活かしてリノベーションされています。
お酒にあう料理や、オアハカ伝統料理も揃っています。私はここのエビのトラジューダや海鮮系のメニューがすごく好きで、毎回頼んでしまいます。
5. Casa Oaxaca(カサ・オアハカ)
「メキシコのNo.1レストラン」、「ラテンアメリカのベストレストラン50選」にも選ばれたことのある、オアハカの超名店!
オアハカの伝統的な食材を使った「伝統×コンテンポラリー」の料理を楽しめます。
メキシコのベストシェフにも選ばれた「Alejandro Ruiz氏」が監修していて、彼は雑誌「Quien」による2018年版の「メキシコを変えた50人」にも選ばれています!
わたしが行ったときは、アラカルトもありましたがコースで。「伝統コース」と「コンテンポラリーコース」(どちらも約1,000ペソ)を選べて、どちらも堪能できました。
ここは行った時のレポを書いているので、興味のある人は読んでみてください😄
6. Catedral
エレガントな雰囲気の、人気レストラン「カテドラル」は、その名の通りオアハカのランドマークであるカテドラルのすぐ近くにある高級レストラン。
赤い壁の建物が目印で、中には大きめのパティオ(中庭)のある、メキシコらしいコロニアルな空間が広がっています。ディナータイムには、そのパティオでライブミュージックも楽しめます。
ここはオアハカ名物のカカオを使った料理がどれも美味しく、モーレは高級レストランの中でも一番美味しかったです。チョコレート系デザートも驚くほどレベル高め!
ランチタイム(14:00〜)には、600ペソ/人でビュッフェをやっている日もあります。
7. Mezquite(メスキテ)
これまで紹介してきたレストランは、基本ディナーのためのところですが、メキシコの伝統的なモーニングが食べたいならここ。
屋上からはお墓の景色も一望でき、ランドマークのサントドミンゴ教会もよく見えます。
他のレストランよりもだいぶリーズナブルになるので、ハードルも低め。コスパよく、本格的なオアハカ料理を楽しめます。
オアハカ料理についてもっと詳しく知りたい人は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください😄↓