オアハカを旅行している人で、
「安くて美味しいオアハカ料理が食べたい!」
という人は、ぜひここ、20 de Noviembre市場(11月20日市場)を訪れてみましょう!
もくじ
20 de Noviembre市場とは
20 de Noviembre市場は、オアハカの中心地にあるグルメ市場です。
赤い建物が目印で、オアハカ雑貨がたくさん売られている「ベニート・フアレス市場」のすぐ隣にあります。
現地名称の「Mercado 20 de Noviembre」の読みは、「メルカド・ベインテ・デ・ノビエンブレ」。メルカド=市場という意味です。
日本語マップだと「11月20日市場」と表示されていることもあります。
「11月20日」ってなんの日?
11月20日は、メキシコ革命を記念する日です。1910年の11月20日に始まり、1917年まで続いたこの革命は、自由主義者のマデロによる武装蜂起から始まりました。
「メキシコ革命」は、現代メキシコにおいて最も重要な革命で、メキシコの学生は歴史で必ず習うし、毎年11月の第3月曜日は「メキシコ革命記念日」という祝日になっています。
メキシコでは、歴史上の重要な人物や出来事、日付などが、よく重要な建物や施設、駅、ストリートの名前になります。この市場も、メキシコ革命を記念してこの名前がついています。
20 de Noviembre市場の場所
【住所】20 de Noviembre, Centro, 68000 Oaxaca, Oax.
中心広場の「ソカロ」から、南に2、3ブロック下ったところにあります。
オアハカ市内を散策しながら気軽に立ち寄ることができる、便利な立地です。
営業時間
毎日7:00〜21:00
お店によっては、遅めに開店したり、早めに閉じたりすることもあります。
朝から晩まで、いつ行っても安くて美味しいご飯が食べられます。
市場の中で買えるもの・食べられるもの
20 de Noviembre市場のなかを紹介します。
コスパのいいオアハカ料理食堂
オアハカは、メキシコの美食の地!
オアハカ州内の7つの地域から様々な食材が集まり、伝統的な調理方法でいろんな料理が作られています。
だからこそ、オアハカに来たら、オアハカ料理を食べたい!
「…でも、あまり予算がない…」という人には、ここはぴったり。100ペソ(約600円)以下で、お腹いっぱい食べられるメニューが豊富な食堂がたくさん入っています。
↑ここは、わたしの一番お気に入りの食堂「Comedor Chabelita(コメドール・チャベリータ)」。
ここはランチや晩御飯時には、地元民でいつも賑わっています✨
↑オアハカに来たら絶対食べておきたい料理「モーレ」。
真っ黒な「ネグロ(Negro)」よりも、「コロラド(Colorado)」や「ロホ(Rojo)」の方が食べやすいです!
↑オアハカに来たら食べたい料理その②の、「トラジューダ(Tlayuda)」もあります。
パリッと薄く焼き上げたトルティーヤ(とうもろこしパン)に、ラード、フリホレス(豆のペースト)、キャベツやオアハカチーズを乗せた、巨大なピザのような見た目です。
わたしはベジタリアンではないのですが、ここの食堂の「Tlayuda vegetariana(ベジタリアン・トラジューダ)」が好きで、よく食べてました。かぼちゃの花、マッシュルーム、トマトなどが乗って具沢山!
トラジューダは、どこの店で食べてもめちゃデカいです。。一人旅にはキツい。笑
↑Chabelitaのお隣にある、Maria Alejandra。
ここも美味しいです。というか、このあたりにある食堂はどこも美味しいです!!
↑ここのベジタリアン・トラジューダには、食用サボテンが乗ってました。
あとは、「Comedor Típico La Abuelita」というお店もあります。
わたし的には、最初に紹介したチャベリータが一番好きです。どれを食べても美味しい!
名物!焼肉ストリート
市場の建物内にある、「el pasillo de las carnes asadas(焼肉の道)」もしくは「Pasillo de Humo(煙の道)」と呼ばれるこの道は、その名の通り、焼肉屋台が連なり、煙モックモクの道です。
座って食べることもできて、適当なお店で肉を指さしてオーダーしてみれば、オアハカ流焼肉を堪能できます!!
一番賑わう(=煙モクモクになる)のは、19:30以降の晩ご飯時。それ以外の時間帯は、結構空いてます。
いつも適当に座るので、どこのブースで食べているのか覚えがないですが…どこもそんなに変わらないかな?と思います。いつ食べてもめっちゃ美味しいです。
初めてなら、とりあえずオアハカの名物「Tasajo(薄切りの干し牛肉)」がおすすめ。
目が痛くなるような煙の中で美味しい肉を食べてると、「オアハカに来てる〜〜!!」って感じます😄
そして、服にも髪の毛にも、煙の匂いがしっかり染み付きます…。笑
ここに行ってからホステルに帰った時に、フロントの人に「君、焼肉ストリート行ってきたでしょ〜〜!」と一瞬でバレました😂
これから夜行バスに乗る人は、ここで晩ご飯を食べるのはやめときましょう…!笑
ジュース・スタンド
あとは、市場内にはフレッシュ・ジューススタンドも入っていて、わたしは毎日通ってました。
15〜17ペソくらいで、好きなフルーツや野菜をミックスしてもらえます。
おすすめされた「にんじん&オレンジ(Zanahoria y Naranja)」が意外と美味しくてハマりました。メキシコのジューススタンドでは定番メニューらしいです。
不足しがちなビタミン補給にもピッタリ!
野菜不足を感じたら、ぜひ行ってみてください。
↑ジュース・スタンドは、出入り口の近くにあります。「Sarita」というお店です。他にも何店舗かあるかも。
お土産、パン、チーズなど
市場の中の、食堂のないコーナーには、いろんな食品店が入っています。
↑左には、肉屋さんが。右手前には、オアハカチーズの計り売りのお店も。
オアハカ料理作りに欠かせない、香辛料や唐辛子売り場もあります。
他にも、パンが山積みになった店もあります。
オアハカの名物朝食「Pan de yema(黄身パン)」も売られています。
Pan de yemaは、パサパサで単品だとそんなに美味しくないですが、ホットチョコレートと一緒に食べるのがオアハカ流のローカル朝食です。
20 de Noviembre市場での注意点
一応、事前に知っておきたいことをまとめました。
客引きがすごい
オアハカでは珍しく、食堂エリアと焼肉エリアではめっちゃ客引きされます!!
「ここで食べてってー!!!」って感じで、ぐいぐいメニューを見せられますが、もし行きたいところが決まってるなら
「いやわたしには行きたいところがあるんや!!」
という強めの姿勢で歩き進みましょう。
ちなみに、美味しいところでもめっちゃ客引きするので、「客引きする=微妙な店」ってわけではないです。「どこでもいいや〜」って気分なら、客引きについていってOK。
繁盛している時間帯(夜19:00以降など)だと、お客さんがいっぱいいるのであまり客引きされません。
物売りが来ることもある
繁盛する時間帯には、カラフルな木製のクシや、小さい手作りおもちゃをバスケットに入れた物売りが練り歩いています。
通路側の席に観光客が座ると、結構な確率でロックオンされて面倒な時もあります。
物売りに近くにきて欲しくないなら、店の奥の方の席(物売りが来にくい席)を取っておくのがおすすめです。あと、「スリ防止」の観点でも、通路側よりも奥の方の席の方が安全です。
まとめ
以上、20 de Noviembre市場についてでした!
この市場のなかで販売されているものは、食堂のご飯メニューも、焼肉も、その他のフードも、どれもローカル価格でとても安いです。
オアハカ市内では一番コスパよくオアハカ料理が楽しめるスポットなので、節約旅行者やバックパッカーなら、ここでランチ、ディナーともに食べてもいいかも。
安くて美味しい=正義!
そして名物の「焼肉ストリート」は、オアハカに行くなら体験したい「ローカル体験」の一つ。ぜひ、挑戦してみてください!炭火で焼いたお肉は、どこの国でも最高に美味しいですよ😄😄
ちなみに余談ですが、メキシコの祝日「死者の日」の祭りをテーマにしたピクサー映画『Coco(邦題:リメンバーミー)』の調査団は、このオアハカの焼肉ストリートの、黙々とした煙で屋内なのか屋外なのかわからない感じがとっても気に入って、映画内で「死者の国」を描くときに参考にしたそうです。
意外なところからインスピレーションを得るんですね〜🤔隠れ映画聖地?!
20 de Noviembre市場の「お隣」には、ローカルが通うなんでも売ってる市場「ベニート・フアレス市場」があります。
こちらの市場も、とっても見応えがあるので、ぜひ2つの市場をセットで訪れてみてください!
ベニートフアレス市場について、詳しく紹介した記事はこちら!→【オアハカ市内でのお土産探しなら「ベニート・フアレス市場」がおすすめ!】
オアハカは美食の地。本当に、ここでしか食べられない美味しいものがいっぱいあります!
次の記事では、オアハカで絶対に食べておきたい名物料理と、それぞれのおすすめのお店を詳しく紹介します。