メキシコで(もしくはラテンアメリカの国で)
「エイ、ママシータ!!!!!」
って呼びかけられたこと、ありますか?
わたしはないです。笑
でも、メキシコの映画やコメディー、ドラマを見ているとたまに出てくるんですよね。
今回は、この「mamacita」の解説です。
もくじ
mamacita=お母さん?
メキシコやラテンアメリカでは、よく「ito(イート)」や「ita(イータ)」を語尾につけて可愛い感じにします。
例えば、、
- abuela(祖母)→abuelita(おばあちゃん)
- perro(犬)→perrito(ワンちゃん)
って感じです。
名前にもつけることがあります。
- miguel(ミゲル)→miguelito(ミゲルちゃん)
という感じ。わたしはReina(れいな)なので、Reinita(レイニータ)と呼ばれることもあります。
さらに進化系もあり、
- poco(少し)→poquito(ちょっと)→poquitito(ちょびっと)
と、itoをダブルでつけるパターンもあります。どんどん少なくなるイメージ。笑
ってことはつまり、mamacitaは「お母さん」の小さいバージョン?と思いきや…
この言葉は、絶対にお母さんに対しては使いません!!
mamacita=可愛い&セクシーな女の子への呼びかけ
mamacitaは、お母さんに対してではなく、可愛い&イケてる女の子に対して、男性が使う言葉です。
一言で言えば、「ナンパの一言目」。
つまり、「エイ!ママシータ!!」=「やあ、かわいこちゃん!(含意:セクシーだね)」的な感じなのです。
(なので、絶対に母親に対しては使いません。笑)
しかも、絶対に小さい子供に対しては使いません。
大人の女性で、しかもスタイルがボンキュッボンな感じの、ラテンアメリカの男性が好きそうな人に対して使う呼びかけなのです。
しかもmamacitaは、「わたしはあなた(の見た目)に性的に魅力を感じていますよ」というニュアンスも加わるので、かなり際どい呼びかけ。
ナイトクラブにいる、イケイケな男性が使う感じです。
メキシコの田舎に住んでいるわたしの友達は絶対に使わないですし、とりあえず周りで使っている人を見たことはないです。笑
mamacitaってどんな女性?
「ママシータ」は、英語で言えば「hot chics」たち。
インスタで「#mamacita」で検索してみれば、どんな女性がmamacitaなのかよくわかります。笑
ちょうど日本でいう、「パリピ」ですね。
ただ、日本人はラテンアメリカの男性の好み(の女性)に比べて肉付きが控えめなので、「ママシータ」になる可能性はだいぶ低いと思います。笑
mamacitaの歌
最近だと、Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ)が出した「mamacita」という音楽も大ヒットしてました。
このPVに出ている女性たちが、まさに典型的な「ママシータ」たちです。
あとは、ラッパーのtravis scott(トラビス・スコット)も超大ヒット「mamacita」出してます。
「mami」とは違う
あと、「mamacita」は、「mami(マミ)」とは全然違います。(mamiもよく使う)
「mamacita」がパリピ語なのに対して、「mami」はだいぶ「一般語」。
- 子供→母親
はもちろん、なぜか
- 親→子供
- 祖父母や年配者→子供
にもmamiを使うことはありえますし、
- 彼氏→彼女
- 男友達→女友達
でも使います。
つまり、女性に対してであれば、年代関係なく使えるのが「mami」。
ただし、「mami」のノリで「mamacita」は絶対に使えないので、注意。笑
まとめ:「mamacita」は難易度高い
とりあえず結論としては、日本人はmamacitaは使わない方が良さそうです。笑
周りがみんな「mamacitaユーザー」であれば使う機会があるかもですが、とりあえずめっちゃナンパが得意な人くらいしか使わないと思います。
女友達には絶対使わないように
あと、絶対友達に使っちゃダメですよー!
せっかく仲良くなっても、台無しになる可能性があります。笑
超絶スペイン語ペラペラになってから使おう
このmamacitaという言葉は、スペイン語ネイティブが、クラブやナンパで使う言葉(というイメージ)。
あと、可愛くてセクシーな女性が通りかかったときに意味なく呼びかけるときにも使います。(そして女性はふふっと微笑みながらスルーします)
というわけで、この言葉は、ぺらぺらレベルになるまでは使わなくて良しです。
mamacitaを使えるレベルのスペイン語を目指す!!!!という人は、、頑張れ!!笑
おまけ
ちょっと笑った動画(↓)
アメリカにいるメキシコ人あるあるなのかな?
「mamacita」使ってます。笑