死者の日&メキシコの祭

花とお墓と骸骨と。メキシコの死者の日は楽しく”死”を想う祭り♪

日本でも、年々知名度の上がってきているこのメキシコ行事。

2018年には、ディズニーピクサーの映画『Coco(邦題:リメンバー・ミー)』が3月に公開され、さらに広く知られるお祭りになりました!

今までも死者の日についていくつか記事を書いてきましたが、このページではそれらの情報を全てまとめて、より楽しく!わかりやすく!死者の日について紹介しようと思います。

死者の日を楽しむ♪ キーワードはガイコツ、お墓、花

死者の日を楽しむために注目したいキーワードは、

  1. ガイコツ
  2. お墓と祭壇

の3つです!

1.ガイコツ

「死者の日」と聞いて多くの人が一番に思い浮かべるのが、ガイコツ!

ガイコツは、死者の日に絶対に欠かせないモチーフです。

死者の日が近づくにつれて、メキシコの街角や市場ではガイコツモチーフのグッズがどんどん増えてきます。

ガイコツは、日本ではダークで危ないイメージが強いモチーフですが、メキシコではみんな大好きな「愛されキャラクター」として定着しています。

メキシコで見かけるガイコツグッズはとても可愛らしく、ひょうきんな顔つきのもの、愉快な様子のものなど、とにかく明るい雰囲気です。まるで、「死」や「ガイコツ」に対して、暗いイメージを持っていないかのよう。

ひょうきんで、愛らしくて、どこか憎めない…そんな風に描かれます。メキシコに来てから、骸骨グッズのファンになる人もいっぱいいます。

そして、死者の日当日には、たくさんの人が「ガイコツ・メイク」を施してこのお祭りを楽しみます。ガイコツメイクの中には、怖いものもあれば、可愛い印象のもの、セクシーなもの(?)もあり、本当に様々。

頭に帽子をかぶったり、花の冠を乗せたり。


(↑)子どものガイコツメイクは可愛いです。

また、メイクだけでなく仮装にも気合いを入れる人が多いです。

このグループは、メキシコのオアハカ州に住む先住民の伝統衣装を着ています。

派出な装いが、ガイコツメイクと合う!

テーマは謎ですが、鹿の角をまとった個性的な3人組も発見。

 

みんなこぞって気合いの入ったガイコツメイクや仮装をしているので、道を行きかう人々のメイクをチェックするのも楽しいです♪ 特に、メキシコシティはいろんな仮装の人がいて面白いですよ~^^

死者の日のお祭りの時には、みんな知らない人にも話しかけて写真を撮りあっています。面白い仮装の人を見つけたら、勇気を出して「一緒に写真を撮って」と声をかけてみましょう。

わたしが死者の日に参加した時は、写真のフォルダが骸骨まみれになりました(笑)

2.お墓と祭壇

お墓と祭壇も重要なチェックポイント。昔から、死者の日には先祖や家族のお墓を豪華に飾りつけ、盛大に弔うのが習慣になっています。

多くの場合、お墓に故人が生前好きだった食べ物や飲み物、嗜好品を捧げて、たっぷりの花やロウソクで飾りつけます。

家庭によっては、故人のお気に入りの聖人を砂絵で描いたりするところもあります。

各家庭によってお墓の飾り付けは異なり、それを見るのがとても面白い!

日本では「他人のお墓をジロジロ見るなんて、はしたない…」となるところですが、死者の日のお墓は派手で目立ってなんぼ!有名な墓地などでは、みんな「人に見られる前提」で飾り付けをするのでむしろ気合いが入っています!

死者の日のお墓で特に有名なのは、オアハカ州やミチョアカン州です。

それらの地域の有名で大規模なお墓に死者の日当日に訪問すると、見渡す限り花とロウソクで埋め尽くされ、まるで異世界に紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えます。

また、お墓を飾りつける代わりに(もしくは一緒に)、死者への捧げものを飾りつける「祭壇」も作られます。

祭壇は、メキシコでは「Ofrenda(オフレンダ)」や「Altar(アルタール)」と呼ばれていて、死者の日が近づくと街中で見かけるようになります。

オフレンダは、日本のひな祭りの雛壇のように階段状の舞台に飾られることが多いです。

こちらも、お墓と同じように「派手でなんぼ」の世界。

生花、伝統料理、フルーツ、紙の飾り、パンやお菓子、飲み物など、盛りだくさん。

メキシコシティでは、UNAM(メキシコ国立自治大学)のキャンパス内で、大型オフレンダの展示会が毎年恒例で行われ、多くの地元民や観光客でにぎわっていますが、2016年からは場所を移動して歴史地区の中にある「サント・ドミンゴ教会」の前の広場で開催しているので、メキシコシティの土地勘のない観光客でも見に行きやすくなりました!

また、メキシコシティからバスで1時間ほどのところにある陶器造りで街「メテペック」では、世界最大のオフレンダを見ることができます!


(↑)2016年度のメテペックの巨大祭壇

ここのオフレンダは、なんと丘の上に建つ教会前の大階段を丸ごとオフレンダに変身させたもので、本当に壮大で豪華!世界一巨大なオフレンダなだけあってかなり壮観なので、メキシコシティで時間のある人は、少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

毎年テーマやデザインも変わるので、2018年がどうなるのかも楽しみです^^

メテペックまでは、メキシコシティの西バスターミナルから15~30分ごとの頻度でたくさんバスが出ていて、簡単に日帰り旅行ができちゃいます。

3.花

最後のキーワードは、「花」!

死者の日、お墓やオフレンダは溢れんばかりの花で飾り付けられます。その中でも最も重要なのは、鮮やかなオレンジ色が美しい花、「マリーゴールド」です。

マリーゴールドは、間違いなくメキシコの死者の日に一番大切な花で、世界的に見ても、メキシコのマリーゴールドの消費量は半端ないです。日本と同じように、メキシコでもやはり花屋は「葬式・お墓関係」の行事に支えられているようですね^^

そして、同じオレンジなので混合されやすいのですが、アメリカのハロウィンのテーマカラーは「パンプキン・オレンジ」のところ、メキシコの死者の日は「マリーゴールド・オレンジ」なんです。

死者の日が近づくと、街中の市場でマリーゴールドが大量に売られている様子を見ることができます。


(↑)卸か!ってほどの大量販売です。(笑) 彼女たちは田舎の方でマリーゴールドの花畑を持っている農家さんや、農家から直接仕入れた花屋さんたちです。この時期こそが稼ぎ時!

マリーゴールド以外にも、真っ赤なケイトウ(これも死者の花です)、キク類など、たくさんのカラフルな花が使われますが、基本カラーはやっぱりマリーゴールド・オレンジです。

日本でもお墓に使う「キク」も、よく使われています。

飾りつけられたお墓は、夜になると暖色のロウソクの光に照らされて花々が浮かび上がり、なんとも幻想的な雰囲気に。

死者の日当日、ロウソクの火に照らされ花の香りが漂う墓地で、人々は故人の思い出を懐かし気に語りあい、祈りをささげ、そしてお酒を飲んで無礼講!とばかりに盛り上がります。

死者の日楽しみ方は人それぞれ。ひとりひとりが、一年に一度の「死を想う時間」を心から楽しんで過ごします。そんな死者の日の夜のため、人々は毎年心を尽くして準備しているのです。

死者の日について知りたいこと

死者の日はいつ?

死者の日は、基本的に毎年11月1、2日に開催されます。しかし、メキシコ文化研究者のFrances Ann Day氏によると、死者の日は正式には

  • 10月31日:「Angelitos(アンヘリートス=天使)の日」
  • 11月1日:「All Saints Day(諸聖人の日)」
  • 11月2日:「All Souls Day(万霊節の日)」

の3日間にわたって行われるようです。

  • 「天使の日」は、幼くして亡くなった子どもや、水子のための日。小さい子どもを弔うため、明るい雰囲気です。また、家の祭壇には子供の食べられない辛いものなどは置かず、甘いものをたくさん捧げるそう。
  • 「諸聖人の日」は、大人の魂が帰って来る日。辛いものも、お酒もたくさん捧げます。また、生前故人が好きだった嗜好品や、歌を歌い思い出を語りあいます。
  • 「万霊節の日」は、すべての魂のための日。この日、家族は家族のお墓に出かけて盛大に飾り付けます。(外部の人が見ることが出来るのは、この時の様子ですね。)

厳密にこの通りにやっている家庭は少ないとは思いますが、お墓を飾りつけたり、故人に思いを寄せる習慣は各家庭に残っているのです。

パレードやイベントの開催は、年によって変わってくるので、2018年に行くことを考えている人は以下の記事を参考にしてみてください。

【2018】死者の日イベントカレンダー(メキシコシティ、オアハカ)

メキシコのどこで死者の日のお祭りが開かれる?

死者の日は、地域差がありますが、メキシコ全土のお祭りです。死者の日自体、スペインによる植民地化よりも前からあるお祭りなので、ミチョアカン州やオアハカ州など、「先住民率が高い地域」では、盛大に行われることが多いようです。

おすすめの街

死者の日を楽しむのに特におすすめの街が5か所あります。

それが、この5つ。

  1. ハニツィオ島(ミチョアカン州)
  2. オアハカ(オアハカ州)
  3. メキシコシティ(首都)
  4. サンミゲル・デ・アジェンデ(グアナファト州)
  5. メテペック(メキシコ州)

ハニツィオ島

ハニツィオ島は、最も伝統的な「死者の日」の伝統が息づく、パツクアロ湖に浮かぶ小さな島です。メキシコ人の間でも、「死者の日に訪れたい場所」としてとても有名&人気で、しっかり事前に予定を立てないとホテルを取るのも困難なほど。

伝統的な手漕ぎボートで湖を渡り、大量のロウソクの光がゆらめく島に上陸すると、まるで異世界に入りこんだような錯覚に陥ります。

2.オアハカ

こちらも、「伝統的な死者の日が見られる」ことで有名な街です。

オアハカ市内では、死者の日に合わせて沢山のイベントが開催され、美しい民族衣装を着たガイコツメイクの踊り子によるパレードやショーを見ることができます。

そして、オアハカ市から少し行った村々では、伝統的なオフレンダ(祭壇)やお墓で飾りつけられた墓地を見学することができます。

有名なのは、通称「Xoxo(ソソ)」と呼ばれるオアハカ市から20分ほどの村です。(正式名称:Santa Cruz Xoxocotlán)

3.メキシコシティ

首都のメキシコシティでは、死者の日の前の週末に、目抜き通りの「レフォルマ通り」で国内最大級の死者の日パレードが行われ、多くの人でにぎわいます。

なんとこれ、2016年度から始まった新しいイベントなのですが、移動式祭壇や巨大カトリーナの張り子など盛りだくさんで、ダンサーの衣装やメイクも豪華で最高でした!

 

また死者の日が近づくと、毎年レフォルマ通り沿いに「アレブリヘ」と呼ばれる空想上の動物の巨大張り子コンテスト&展示がされていて、誰でも見ることができます。

4.サンミゲル・デ・アジェンデ

メキシコシティから4時間ほどの、グアナファト州にあるこの街は、コロニアル風の街並みが残るメキシコで最も美しい街のひとつ。

ここでは、死者の日が近づくとイベントが開催され、巨大なガイコツの張り子が街を闊歩します。


(↑)中心地にあるカテドラル(大聖堂)の前にいる、ガイコツ夫人・カトリーナと、メキシコ人女流画家フリーダ・カーロの巨大張り子。

5.メテペック

先ほども紹介しましたが、メテペックは世界一大きい死者の日の祭壇がある街です。

この祭壇を見に来るためだけにこの街を訪れるのもアリ。

毎年、死者の日の一週間ほど前から巨大祭壇は公開されます。

以上、死者の日におすすめの街5選でした。

ちなみに本記事ではさらっと紹介しましたが、こちらの記事ではさらに詳しく各都市の様子を紹介しているので、参考にどうぞ。⇒死者の日に行きたいメキシコの街おすすめベスト5

死者の日についてのうんちくあれこれ

死者の日について、細かい部分は他の記事などで紹介しているので書きませんが、知っておけばさらに楽しめるうんちくを紹介していきます。

1.死者の日は、ハロウィンではない!

死者の日は、「メキシコ版ハロウィン」と形容されることが多く、死者の日について紹介されている多くの記事内でそのように紹介されています。しかし実際は、アメリカ発のハロウィンとは全く異なるお祭りで、起源も異なります。

ハロウィンが古代ケルトを期限とした、秋の収穫を祝い悪霊を追い払うための行事なのに対し、死者の日はもともとアメリカ大陸発の行事で、一年に一度死者や祖先が帰って来るのをにぎやかに出迎えるための行事。メキシコだけでなく他の中南米の国々をはじめ北米(アメリカ合衆国、カナダ)の先住民グループの間でも、古くから似た催しが行われているのが確認されています。

一説によると、その歴史は2,000~2,500年以上もあるとのこと。死者の日は、実はハロウィンよりもずっと古い歴史を持つ行事なのです。

ちなみに、メキシコ人に「死者の日って、ハロウィンみたいなもの?」と聞くと、「全然違うよ!!」と怒られます。(笑)

2.身近な死者を弔うための祭

死者の日は、自分の家族の祖父母や見の周りのなくなった人など、身近な死者を弔うためのお祭りです。その点において、ハロウィンとは祭りの「目的」が大きく違うことがわかるでしょう。

そのため、メキシコ人の中には、「アメリカのハロウィンと一緒にされたくない!」と思っている人もいるようです。

死者の日の目的は、日本の「お盆」にかなり近い感覚だと思います。親戚一同で集まって、お墓参りをする、というのも同じですね。

そう考えると、日本のお盆が、「ジャパニーズ・ハロウィン」と言われたら、確かに「違う!!」と反論したくなるのもなんとなくわかりますね^^;

3.ガイコツメイクの”モデル”とは?

初期のガイコツメイクのモデルになっていたのは、メキシコの当時有名なイラストレーターだったJosé Guadalupe Posada氏が1913年に描いた、”Catrina(カトリーナ)“という女性のガイコツです。


(↑)題『CALAVERA CATRINA』(訳:骸骨のカトリーナ)

José Guadalupe Posada氏は、「ポサダ氏」と呼ばれ、世界で最も愛されているガイコツの生みの親として現在でも世界中に多くのファンがいます。

死者の日のパレードや仮装では、豪華に着飾ったカトリーナが街中に現れます!死者の日で一番人気の仮装です。

カトリーナの誕生秘話については、こちらの記事(↓)で紹介しているので、興味のある人は見てみてください。

「世界で最も有名な骸骨・カトリーナ」の驚きの正体と、誕生秘話骸骨夫人「カトリーナ」は、死者の日を象徴するアイコンとして古くからメキシコ人に愛されています。 ...

カトリーナは、実は、「当時のヨーロッパ人(白人)を真似て、自分の浅黒い肌に白塗りメイクをした先住民の女性」をモデルにしています。

(ちなみに、男性版のガイコツは”カトリーノ”というらしいですよ。)

(↑)”カトリーナ”と”カトリーノ”

最近は、ハロウィンの文化も混ざり、死者の日とは関係のない仮装をする人も増えてきています。特にメキシコシティなどの都市部では、ディズニーキャラクターや映画の登場人物など、アメリカのハロウィンのように死者の日を楽しむ人も多いです。

メキシコシティの歴史地区の中心広場の周辺では、ものすごくクオリティの低いピカチュウも見ることができます。(笑)

4.主な仮装はガイコツメイク

さて、ハロウィンと混合される理由の一つに「死者の日も仮装をする」という点があると考えられます。死者の日の主な仮装は、たった今紹介した「ガイコツのメイク」です。


(↑)このように、目の周りを黒く塗りつぶし、ガイコツの歯カラフルな模様で飾るパターンが多いです。

実は本来、死者の日の催しに「仮装の習慣」はありませんでした。しかし、こんな歴史から人々は骸骨の仮装をするようになりました。

かつてスペインによって植民地され、そのなごりが残る時代、メキシコにはひどい階級格差と差別がありました。簡単に言えば、スペイン系の血が濃い人(白い肌の人々)は優遇され、メキシコの先住民(褐色の肌の人々)は冷遇されていたんですね。そして先住民は、「ヨーロッパの文化こそが”正解”で、自分たちの文化には価値がない」と洗脳され、多くの文化は途絶えてしまいました。それこそが「植民地主義の恐ろしさ」の一つでもありますが、中には細々と伝統を守り続ける先住民の人々もいました。

スペインから独立して100年が経ったころ、今までとは全く逆に「先住民文化こそがメキシコらしさだ!」というナショナリズム的な政府方針の元、メキシコの先住民文化が見直され始めます。その勢いに乗って、もともとは土着の先住民文化であった「死者の日」も価値を見直され、メキシコ全土に広がり始めます。

そして、価値を見直された「死者の日」は、リベラルで平等主義的な富裕層によって新しい楽しみ方をされるようになります。彼らは、「お祭りくらいは、無礼講。すべての人が平等に楽しめるべき!」という考えの元、死者の日に顔を真っ白に塗り、ポサダ氏の「カトリーナ」をモデルにしたガイコツ・メイクを施すようになったのです。こうすれば、「肌の色がわからないのでどの階級の人なのかわからない」という効果もあったんだそう。そして、「人間、死ねばみんなガイコツだ!」と言い合いながら、人々は階級の差を乗り越えて、思い思いにお祭を楽しみはじめました。

それから時が経ち、現在、メキシコの人種差別はその頃比べるとずいぶん和らぎました。(未だ経済格差は根強く残っていすが…。) 現在でも、ガイコツメイクは人々に受け入れられ、「死者の日のアイコン」として愛されています。

…というわけで、死者の日の骸骨メイクは、ただ単に「死者の日だからガイコツメイク」というだけではなく、メキシコの歴史的背景を反映した文化の一部だったんですね。

死者の日の歴史について、詳しくはこちらの記事(↓)でも紹介しているので、興味のある人は読んでみてください^^

マリーゴールドの意味とは…?知られざる「死者の日」の歴史と習慣みなさんは、「死者の日」というお祭りを知っていますか? 死者の日とは、メキシコで古くから祝われている伝統行事。メキシコ人が愛する、...

死者の日に食べてみたい食べ物

パン・デ・ムエルト

パン・デ・ムエルト(Pan de muerto)は、「死者のパン」という意味のスペイン語。死者の日が近づくと街中のパン屋で見かける、メジャーな食べ物です。

シナモンとアニスのスパイスが練りこまれた生地のシンプルなパンに、砂糖がふりかけられています。(たまに、カラフルなカラーシュガーのことも。)

形は、ガイコツの骨をイメージしたようなゴツゴツした装飾生地が乗っていて、見た目ですぐ「パン・デ・ムエルトだ」とわかります。

写真のものは、シンプルな砂糖かけパンですが、中には小さな陶器の人形を埋め込んだかなりシュールな見た目のものも…。(↓)


photo by Eloisaibarra CC BY-SA 4.0

しかも首だけ…笑

ドゥルセ・デ・カラバサ

祭壇に置かれる、砂糖シロップ漬けのゆでカボチャは、「ドゥルセ・デ・カラバサ(かぼちゃの甘味)」と呼ばれ老若男女問わずメキシコ中で愛されています。

明るいオレンジ色のものから、日本の煮カボチャのような茶色のもの、なぜか真っ黒なもの(!)まで、家庭によってさまざまな見た目ですが、素朴なかぼちゃの味わいがクセになる伝統スイーツ。

かぼちゃ類はほぼすべてメキシコ原産なので、プレヒスパニック時代からメキシコの人々にスイーツとして親しまれてきた歴史があります。日本人にとっても、馴染みのある食べやすい味わい。かぼちゃの煮物の究極に甘いバージョンってかんじです。

この時期には街の市場でもよく売られているので、一度試してみては?

モーレ・アマリージョ

これはかなりレアな一品なのですが、メキシコの伝統料理「モーレ」という様々なスパイス、ナッツ、野菜で作ったソースに、死者の日の花である「マリーゴールド」の花びらを入れて作る「モーレ・アマリージョ(黄色のモーレ)」も、死者の日に食べられます。

モーレ・アマリージョでも、マリーゴールドの花びらを使っていないものの方が多く、マリーゴールドバージョンはレアものですが、鮮やかな橙色が美しい、味わい深いモーレです。

この料理は、メキシコシティやカンクンにはあまりなく、基本的にモーレの生まれた地・オアハカでしか見かけないので、死者の日にオアハカに行く人はぜひ挑戦してみてください^^

死者の日に買いたいもの・メキシコ雑貨

死者の日が近づくと、街中の雑貨屋の「ガイコツグッズ」のレパートリーが急増します。街中、ガイコツまみれ!

特に一般ウケして定番人気なのは、カラフルなガイコツの置物やTシャツ、マグカップなどです。

かわいらしい雰囲気でカラフルな、「メキシコらしい雑貨」が人気のようです。

メキシコは、おそらく世界で最もガイコツグッズの豊富な国なので、スカルモチーフ好きな人は買い物がとっても楽しいと思います♪

かわいいカラフルなものだけでなく、ホラー系・ダーク系のガイコツグッズも揃っていますよ。

「見ざる・言わざる・聞かざる」のガイコツバージョン。


右手前の、ガイコツ・ワイングラス。欲しい人いるんでしょうか…。(笑)

メキシコシティでガイコツグッズ・ショッピングがしたい人は、こちらの記事が参考になると思います。
メキシコで、ガイコツグッズを買うのに一番おすすめな場所2選!

さいごに

2018年の死者の日は…

2018年の正式な死者の日は、11月2日(木)になっています。基本的に、死者の日は毎年11月1,2日になっていて、この日に合わせて各地で死者の日に関するお祭りやイベントが開催されます。

2018年は、映画『リメンバー・ミー』ヒットの影響もあり、国内外からたくさんの観光客が死者の日で有名な土地に集まって来る可能性があります。死者の日のためにメキシコを訪れる人は、事前にホテルをとっておくなどして、しっかり計画を立てて行くことをおススメします!

詳しいおすすめプランや死者の日を過ごすのにおすすめの場所については、こちらの記事で紹介しているので、実際に行く予定の人は参考にどうぞ。(↓)

死者の日がさらに有名に。

年々知名度の高まる死者の日の祭りですが、2018年3月に死者の日をテーマにしたディズニーピクサー映画『COCO(邦題:リメンバー・ミー)』が公開されてからは、その知名度はうなぎ登り。

この映画はメキシコ国内でも大ヒット(まさかの、メキシコの映画産業史上No.1ヒットです!)しているので、ナショナリズム的に自国の文化や祭りを見なおす動きも広がり、「死者の日」も国の一大イベントとして開催されます。今年は、いまだかつてないほどに死者の日が盛り上がる予感。。

ちなみに、「死者の日おすすめの街」の中でも紹介したオアハカとハニツィオ島は、実は映画リメンバーミーの舞台モデルでもあります!!

死者の日にメキシコに行ってみたい!!」という人は、ぜひ参考にしてください^^

以上、死者の日についてでした。