概要・特徴
「タスコの銀」が人気な理由
メキシコは、世界最大の銀の生産国として有名です。銀の採掘で栄えたタスコでも、たくさんの銀が掘り出され、国中から銀細工職人が集まってきました。
すでにタスコでは銀は取れなくなり、かつての賑わいもなくなってしまいました。
しかし、現在でもタスコは「銀の街」と呼ばれ、メキシコで掘り出される銀の多くが、腕のいいタスコの職人によって加工されています。
メキシコ人にとっても、「銀といえばタスコ」というほど、名が知られています。
タスコの銀細工
タスコには、様々な種類・形の銀細工があります。
銀細工工房では、非常に細かく繊細な模様のペンダントトップやチェーンから、大ぶりな銀の食器まで、様々な銀製品が生産されています。
お土産物として人気なのは純銀のアクセサリーで、職人による手仕事の「オンリーワンデザイン」のものが手に入ります。
タスコの街を歩くと銀のアクセサリー専門店をいたるところで見つけることができます。さすが銀の生産国なだけあり、質が良く細工のクオリティーも高い銀細工がとても安く手に入ります。
既製品の買い物以外にも、壊れたチェーンなどを持参して直してもらったり、部品を交換してもらったり、持っている素材(石など)でオーダーメイドの銀製品を作ってもらうこともできます。
また、銀メッキのものは「アルパカ」と呼ばれ、純銀製のもの(Silver 925,950などと書かれたもの)と区別されています。
写真一覧
(↑)日本では1万円を超えることがほとんどのフレンチロール・チェーンも、タスコであれば2,000円ほどで購入できます。
繊細な加工で、クオリティーもとても高いです。
(↑)自分のオリジナルデザインでアクセサリーも作る銀加工の職人さん。
銀の産地とタスコの場所
エリア
タスコは、メキシコシティから少し南行ったゲレロ州にあります。
ゲレロ州は、現在治安が悪化しているため観光客の数が少なくなってきていますが、タスコは最もメキシコシティ寄りの、とても安全なエリアにあるので、安心して行くことができます。
街名
Taxco de Alarcón(タスコ・デ・アラルコン)-通称「タスコ」
タスコへは、メキシコシティから直行バスが出ています。所要は片道3時間です。