メキシコにはたくさんのビーチがありますが、結局カンクン周辺に匹敵するほどに美しいビーチを見つけるのは難しい。
…と思っていました。ちょっと前まで。
Baja Sur(バハ・スル州)にある「Loreto(ロレト)」という、メキシコ北部のバハ・カリフォルニアのエリアからちょっと離れた穴場エリアがあるのですが、そこから船で行く隠れ家アイランド「イスラ・コロナド(Isla Coronado)」のビーチが、実はめちゃくちゃ綺麗なんです!!
もくじ
コロナド島には、ロレトの港から行ける
ロレト周辺は、バイア・デ・ロレト国立公園(Parque Nacional Bahía de Loreto)に登録されていて、メキシコ指折りの美しい島がたくさんあります。島にはコルテス海を背景に、真っ白な砂浜が続きます。
ロレト港から数キロ北にボートで進むと、コロナド島に到着します。
コロナド島はまだまだ全然観光地化されていなくて、まさに穴場。
トイレくらいしかないので、不便なくらいです。
ボートじゃないとアクセスできないので、ツアーに参加したり、ボートを自分たちで交渉して手配して行きます。
ロレトへの行き方
ロレトには、小さい空港があります。国際便はほとんど就航していないけど、メキシコ国内から少しだけ便が出ています。
ロレトに行く人は、だいたいラパスからレンタカーやツアーで行く人が多いみたいです!(ラパスからは北に360kmほど。)
バスも出ていて、一番安いです。ラパスから2等バスだと500ペソ/人〜、1等バスだと1000ペソ/人くらい。所要時間は、片道5時間です。
ちなみにロスカボスからは500km近く離れていて、バスや車で所要片道6時間半です。
周辺は、まるで生態系の野外ミュージアム!
この辺りのエリアは、海洋生態系がとても豊かです!
ロレトから出発する、周辺の湾を巡る動物観察ツアーもたくさん開催されていて、簡単に参加できます。
↑ペリカンの群れ。
アシカの群れもいて、だいたいいつもコロナド島の近くの岩の上で日光浴しているので、ボートで近づいて見学できます。(臭うほど近くに行けます笑)
エイのたくさんの群れもいて、ボートの上からでもバタバタ空中に飛び上がっているところを見られます。ちょうど、まるで水が沸騰しているように見えます。
夏はジンベエザメがやって来る
夏には、ジンベエザメがロレート周辺の海にやってきて、かなりの確率で見られます。
シュノーケリングツアーもあり、一緒に泳ぐことができます。
冬はウェールウォッチングが可能
この辺りの海には、冬(12月〜3月)には巨大なシロナガスクジラやザトウクジラがやってきます!
ウェールウォッチング(クジラ見学)は、ちょっと海が冷たすぎるので基本船上見学です。
ロレトは実は…
コロナド島への拠点になるリゾート地「ロレト」は、実はかつてメキシコの隠れヌーディストビーチとして知られていました。
もうすでに廃業しているのですが、「ダイアモンド・エデン」というオールインクルーシブ・ホテルがヌーディストたちの楽園リゾートだったんだとか。。
20年以上前のメキシコのことが書かれている、植田麻美子さん著『メキシコ万華鏡』(1999)で初めて知りました。
植田さんはコロナド島にも行っていて、そのボートの旅を「バハ・カリフォルニア版生き物地球紀行の世界」を評し、そこのビーチも生物多様性にも大感動していました!
カルチャーショックならぬ、強烈なネイチャーショックで頭と心の中が一気に浄化されてゆく……。究極の異文化とは、人が存在しないところなのかもしれないー。
カンクンに匹敵する美しいビーチ!
イスラ・コロナドのビーチは、白砂にターコイズブルーの海が輝き、本当に綺麗です!!
多分、この島はバハ・カリフォルニア半島の中で一番綺麗なビーチなんじゃないかな?!
完全に「穴場」で、ちょっとアクセスも面倒な場所ではありますが、わざわざ行く価値は大いにあります!!旅の時間に余裕のある人は、ぜひ訪れてみてください♪