メキシコの美しい街並みといえば、グアナファト!
おもちゃ箱をひっくり返したようにカラフルな街並みは、旅行雑誌でもよく特集され、今メキシコでいちばん「フォトジェニックな街」といわれています!
今回は、グアナファト観光中に見つけた、「グアナファトで見逃せないもの・したいこと」、を紹介していこうと思います!
これからグアナファトに行く人の、参考になれば嬉しいです^^
もくじ
まずは、世界遺産の街を散歩
この街は、歩いているだけで楽しくなってくる、不思議な魅力を持った街です。
グアナファトは街全体が世界遺産!
グアナファトは、「歴史的な市街地」と「周辺の銀山」が、ユネスコの1988年に世界文化遺産にも登録されています。
日本では、「世界一カラフルな街」として一部の旅行好きの間でジワジワと話題になり、さらに2018年3月に公開された映画『リメンバーミー』の舞台としても注目を浴びています!
中世ヨーロッパとメキシコ土着のセンスが融合した街
グアナファトは、かつて銀採掘で巨万の富を得た街。
植民地時代には、スペインからたくさんの人がやってきて当時(中世)のヨーロッパ風の家を、メキシコ先住民に建てさせました。
なので、ここの街並みは中世ヨーロッパとメキシコ土着の風土が融合したような、不思議な美しさを携えています。
わたしも、6年ほど前に初めてきた時は、こんなおとぎ話のような街が本当にあるんだ!とびっくりしたのを覚えています。☺️
(↑)中心地にある白亜の建物は、グアナファト大学。1732年に完成したため、300年もの歴史があります。日本からの留学生も多いです。
ここは、かなり中世ヨーロッパの色が濃いですね。
(↑)フアレス劇場は、1903年に完成し、100年以上の歴史を持つメキシコを代表する大劇場です!中では、オペラや演劇を見ることができます。
屋根のある道もありました。
数百年前に建てられた石造りの建物も発見。
街の中を散歩しよう!!
ぜひ、見所を巡りながらも、路地に入ってみたり、可愛いショップをのぞいてみたり、カフェで休憩したりと、思うままに散策してみてください^^
カラフルな街並みは、複雑な路地で入り組んでいます。
ブーゲンビリアのある街角を発見!
フォトジェニックなスポットがいっぱい♪
なるべく、人通りのある道を行くのが◎
町中を歩いていると、名もなきフォトジェニック・スポットにいっぱい出会います!!
インスタ映えも◎!
テンションが上がるのは外国人だけではないようで、メキシコ人観光客もたくさん見かけました♪(むしろ、メキシコ人の方が多いかも)
広場でぼーっとしながら、アイスクリームを食べるのも楽しい!
ストリートアートもチェック!
グアナファトには、ストリートアートもたくさんあります♪
かなり大掛かりな壁画。
古代メキシコ歴史のデザインです!
景色も壁もカラフル。
テーマは謎。
いろんなストリートアートを探し歩くのも楽しいです♪
この先に何があるのかな…?
狐のミニ・ストリートアートを発見しました!黄色の壁によく映えてる。
(次の時に同じところにきたら、もうこのアートは無くなっていました。ここの街ではよく「壁の塗り替え」をするので、ストリートアートは「その時限定」のものです!)
町歩きで迷った時は…
迷ったかな?と思ったら、坂を下れば中心地か、メインストリートにでます。(お椀型の街並みなので、複雑な路地が多いですがわかりやすいです。)
↑案内もいたるところにあるので、安心。中心地に行きたい時は、「LA PAZ」を目指しましょう。
古い地下道も、グアナファトの名物!
グアナファトの街は、地上の道と地下道が入り組んだ複雑な作りをしています。
かつて、地下水路や銀の坑道として使われていた地下空間を、道路として使っているんです。石造りの古めかしい造りで、なかなか趣があります。
(↑)地下道への入り口。(車用)
歩いて地下道に降りることができるスロープも各所にありますが、排気ガス臭いのと治安が悪い(強盗も出る)ため、一人で行くのはおすすめしません。
バスターミナルからのローカルバスやタクシーに乗ると通るので、ぜひみて見てください♪
「ピピラの丘」から絶景を楽しもう!
ピピラの丘とは、グアナファトの街並みが見下ろせる高台にある「展望台」のこと。独立戦争の英雄ピピラの像が立っています。
ここは、グアナファトに来たからには絶対に行っておきたい、超おすすめスポットです!
わたしもグアナファトに行くたびに絶対に訪れていますが、何度行っても新鮮な感動があります。
(↑)カラフルな家たち
(↑)中心通りは、上から見るとこんな感じ。民家と比べると豪華な装飾の建物が多いですね。
ここから見るグアナファトは、まさに「おもちゃ箱をひっくり返したような街」という表現がぴったり似合います!
昔わたしの家に、おもちゃが散らばったページから1つのものを見つける「ミッケ!」という本がありましたが、まさにそんなイメージ。
色とりどりの家々が丘を彩り、積み木のようです。
遠くには山々が連なり、ここに来るとグアナファトが山に囲まれた小さな街だということを思い出させてくれます。
しかも昼だけでなく夜になると街に光が灯ってさらに幻想的に!
ここの夜景は、メキシコNo.1だといわれています✨
ぜひ、昼と夜2回登ってみてください!
ディズニー・ピクサーの映画『リメンバーミー』の中でも、この夜景に感動しインスパイアされたクリエーターたちが「死者の国」を作り上げたともいわれています。
お昼は2人以上なら歩いて行ってもOKですが、夜は治安が少し不安なのでロープウェイ推奨です!
素敵なレストランやカフェ巡り!
グアナファトには、素敵なグルメスポットがたくさんあります。
ホッと一息つきたい時、お腹が空いた時には、グアナファトの素敵なレストランやカフェに寄ってみてください♪
ランチやディナーにおすすめのレストラン
グアナファトの雰囲気を味わいながら美味しい食事をしたい人は、中心地の「ユニオン広場」に面している「ラ・トラットリア(La Trattoria)」や、とっても美味しいピザを楽しめる「ラ・カペジーナ(La Capellina)」がおすすめ!!
リーズナブルなもの希望なら、こだわりの直火で鳥の丸焼きを焼いているラ・カレタ(La Carreta)や、こじんまりとした隠れ家風カフェ「トルコ・シエテ(Truco 7)」に行ってみるといいかも。
詳しくは(↓)こちらで紹介しています♪
美味しいコーヒーが飲めるカフェ
コーヒーが美味しいカフェもたくさんあります。
ドン・キホーテ美術館の中にあるカフェ「Sette-caffé Espresso bar(セテカフェ エスプレッソバー)」でクラシック音楽を聴きながらノンビリ過ごすもよし、「Cafe Tal(カフェ・タル)」でこだわりのコーヒーを飲むのもよし。
美味しいアイスクリームも♪
最近話題のアイスクリーム&ジェラート専門店が、「Estacion Gelato(エスタシオン・ジェラート)」。
ここでは、毎朝オーナーが仕入れたばかりの果物で新鮮なジェラートを作っていて、濃厚で美味しいと評判です♪
カフェ席もあり、イートインもできるので、美味しいジェラートが食べたくなったらここへ!
グアナファトの名物料理
グアナファトには、グアナファトのあるバヒオ地方でしか食べられない「enchiladas mineras(エンチラーダス・ミネラス)」という名物料理があります!
ポテトや人参、クリーム、チーズがトッピングされたエンチラーダで、美味しいです!ぜひグアナファト滞在中に一度食べてみてください♪
「エンチラダス・ドーニャ・ルーペ(Enchiladas Doña Lupe)」は、エンチラーダス・ミネラスの有名店(庶民派レストラン)。
さっき紹介した「トルコ・シエテ(Truco 7)」でも味わえます!
珍スポットとして有名!「ミイラ博物館」に挑戦
ミイラ博物館は、グアナファトの隠れた名スポット。
日本のメキシコを紹介する番組でもよく取り上げられる、日本人にも有名な場所です。
ここでは、グアナファトの乾燥した気候によって「勝手に」ミイラになったものを展示していて、様々な服をきたミイラ、赤ちゃんミイラ、老人のミイラなどいろんなミイラを見ることができます!
お土産には、名物の「ミイラ飴」もおすすめです。(飴細工でミイラを作った、べっこう飴のような味です!ふつうに美味しいよ。)
世界遺産の、銀鉱山の炭坑にも足を伸ばしてみよう!
グアナファトでは、もう銀の採掘はほとんど行われていないのですが、当時の炭坑がそのまま残っているエリアがあります。
郊外にいくつかあるその炭坑を巡ってみるのも楽しそう!
郊外の有名な炭坑にやってきました。
「バレンシアーナ」と呼ばれる、グアナファトから5kmほど北にある村です。(ここでは、小規模ですが現在も採掘を行なっているそう。)
ヘルメットをかぶって、ガイドに案内してもらいます。
思ったよりも本格的な坑道探検です!ガイドの説明はすべてスペイン語ですが、言葉がわからなくても結構楽しいです。
奥には、カトリックの置物がありました。かつて、坑夫達が作業中の安全を祈願していたんだそう。(今もですが、炭鉱での作業はとても危険です。)
途中で、ガイドがライトを消して鉱物の岩床を見せてくれたり、狭い道を一人ずつ通ったりと、なかなか見応えがありました!!グアナファトで時間のある人は訪れてみるといいかも♪
所要時間は30分くらいでした。
炭鉱探検が終わると、お土産屋を発見。(絶対ここで発掘されてない天然石がいっぱい。。笑)
バレンシアーナには、壮大な教会もあるので炭鉱をみに行く人は必見です!
グアナファトの台所、イダルゴ市場もチェック!
グアナファトの庶民が買い物をする場所として人気なのが、「イダルゴ市場」。
独立戦争から100周年を記念して建てられた「鉄道駅の駅舎跡」を利用しているので、とてもユニークな作り。
ちょっと中心地から離れたところにあるのですが、一見の価値ありです!
2階建ての吹き抜けになっているので、こんな風に上のバルコニーから1階の市場を見渡すことができます!
忙しそうに働く人と、買い物をする人。
生鮮品だけでなく、お土産物や民芸品(革製品が多め)、文房具や日用品も売られているので、お土産を探したい人はぜひチェックしてみてください♪グアナファトの中心部にあるショップよりも、かなりリーズナブルにお土産が手に入ります。
また、フードスタンドもたくさんあるので、格安でご飯も食べられます!
新鮮な果物もとても安く売っているので、持って帰って食べるのもいいかも。
露店もたくさん出ているので、買い物したい人はぜひチェックしてみてください!!
グアナファトの宿情報
「滞在体験」としても人気のホテルがいっぱいあります!
素敵なホテル
わたしの一押しは、絶景をバルコニーから見られるバルコン デル シエロ(Balcon Del Cielo)。
ピピラの丘から見るような絶景を、24時間楽しめます!(しかも安い。この絶景で1部屋7,000円!)
他にも、中世のころ建てられた石造りの総督邸をリノベした超おしゃれホテル「カーサ デル レクトール ホテル ブティック イ アルテ」や、本物のお城に泊まれる「カスティージョ サンタ セシリア」など、選択肢はいっぱい!
グアナファトのステキなホテルについて、詳しくはこちらで紹介してます!(↓)
グアナファトの格安ホステル
安宿や日本人宿もあり、ドミトリーで1000円台〜泊まることもできて、バックパッカーにも優しい街です!
グアナファト観光に必要な日数は?
グアナファト旅行での観光に必要な日数は、「1泊2日〜2泊3日」。
日帰りだと、メキシコで一番美しいピピラの夜景を見ることができないので、ちょっともったいないです。
グアナファトから1時間の「サンミゲル・デ・アジェンデ」の街と組み合わせていくなら、1泊ずつするのもおすすめ。
どちらの街も、しっかり楽しむことができます😊
グアナファトへのアクセス&行き方
グアナファトまでは、長距離バスでアクセスできます!
メキシコシティからグアナファト
グアナファトのバスターミナルから市内
グアナファトからメキシコシティ
(↑)この記事を参考にすれば、グアナファトに行くことができます♪
以上、グアナファトについてでした!!
なんども訪れていますが、本当に素敵な街です。
メキシコ観光政府が定める「プエブロ・マヒコ(魔法の村)」にも選定されていて、しかも世界遺産のこの街。
ぜひ一度、訪れてみてください😁