メキシコシティから100kmほど東にある街、プエブラ(Puebla)。
メキシコを代表する「タラベラ焼き」の産地であるとともに、植民地時代のメキシコの中心地として豪華絢爛な建物が立ち並び、さらにご飯も美味しい!という最高な街です。
メキシコシティとオアハカの間にあるので、立ち寄る旅行者も多いはず。
今回は、そんなプエブラの見どころ(観光地)のおすすめスポットをまとめて紹介します!
なぜプエブラは「天使の街(Puebla de los Ángeles)」と呼ばれているのでしょうか?
伝説によると、植民地時代の16世紀はじめ2人のスペイン人修道士の夢に天使が現れ、新しい都市を作るべき正確な位置と設計図を見せてくれたんだそう。そこで夢の通りにこの場所を選び、街づくりをしたのがプエブラなんです。
もくじ
- プエブラ市内の観光地13選
- 1. プエブラ市の歴史地区(Centro Histórico de Puebla)
- 2. プエブラ大聖堂 (Catedral de Puebla)
- 3. サント ドミンゴ教会 (Iglesia de Santo Domingo)
- 4. ロザリオ礼拝堂 (Capilla del Rosario)
- 5. アンパロ博物館 (Museo Amparo)
- 6. パラフォキシアナ図書館(Biblioteca Palafoxiana)
- 7. 砂糖菓子の家(Casa del Alfenique)
- 8. プエブラ民芸品美術館(Museo de Arte Popular Poblano)
- 9. アーティスト地区(El Barrio del Artista)
- 10. エル・パリアン市場 (Mercado el Parian)
- 11. プエブラのグルメ市場(サボレス市場、5月5日市場)
- 12. キャンディーズ通り (Calle de los Dulces)
- 13. ヒキガエル横丁(Callejon de los Sapos)
- プエブラ市の近くにある観光スポット7選
- まとめ
プエブラ市内の観光地13選
プエブラ市内の中でも、見どころは「歴史地区(Centro Histórico)」に集まっています。
どんどん紹介します!
1. プエブラ市の歴史地区(Centro Histórico de Puebla)
まずは、プエブラの雰囲気を知るために街の中をぷらぷらと歩いてみるのがおすすめ。
「ソカロ」と呼ばれる中心広場に行けば間違いないです。
歴史地区は全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
コロニアル風の建物や、カラフルなメキシカンタイル(プエブラ名物のタラベラ焼き)で彩られた家が建ち並んでいて、歩くだけでも楽しいです♪
おしゃれなカフェやショップ、レストラン、バーもどんどん増えているので、お気に入りを探すのも楽しいです!
街歩きを楽しみながら、これから紹介する見所に寄ってみてください!
宿を取るのも、このエリア内が安全で観光もしやすいのでおすすめです!
2. プエブラ大聖堂 (Catedral de Puebla)
まず訪れたいのが、中心広場(ソカロ)に面したプエブラ大聖堂(Catedral Basílica de Puebla)。
別名「Catedral de Nuestra Señora de la Inmaculada Concepción(長っ!!)」としても知られています。
建設は、植民地時代の16世紀後半から始まり、ルネッサンス、バロック、新古典主義など、さまざまな建築要素を取り入れつつも数十年間続き、1649年に奉献されましたが、その後も何世紀にもわたって改修が行われ、現在の姿になっています。
その特徴は、とにかく華やかな装飾と複雑な石細工!!メキシコでも指折りの豪華な大聖堂です!そして塔の高さは約70m。メキシコで一番高いんです!
内部は、豪華なバロック様式と新古典主義様式の祭壇、金箔と木彫りの細かな装飾、天井も圧巻の美しさ。1987年には、プエブラの歴史的中心部とともにユネスコの世界遺産に登録されました。
そしてここは、週末の夜もすごい!
建物全体に映す圧巻のプロジェクション・マッピングで、プエブラの歴史も学べます!これは、プエブラに夜に滞在するならぜひ見て欲しいです🤩
3. サント ドミンゴ教会 (Iglesia de Santo Domingo)
メキシカン・バロック建築(ウルトラバロック)の代表例が、この建物!とても精巧に作られたファサードと装飾が特徴です。プエブラ市の設立直後の 1571 年にドミニコ会修道士の指揮のもとに造られ始め、17世紀に完成しました。
教会の内部は、植民地時代のスペイン人職人だけでなく、メキシコ先住民の地元職人たちも一緒に装飾を作り上げています!それこそが「メキシカンバロック」のゆえん。
メキシカン・バロック建築とは、スペインの影響と現地(メキシコ)の文化が融合した、メキシコでしか見られない独自の様式。このサントドミンゴ教会と、メキシコシティ中心地にそびえ立つメトロポリタン大聖堂も有名です。その独特な世界観、実は世界中にファンがいるんです!
メキシカン・バロックの第一の特徴である、驚くほど細かく豪華な装飾は、スペインの技術と、もともとあった古代メキシコの木彫や石彫技術が組み合わさって生まれました!ヨーロッパの伝統的な要素だけでなく、古代メキシコの伝統的なシンボルもちらほら。まさに、文化の融合です!
そしてとにかく色彩豊かで華やかなのも特徴で、青、緑、赤などのはっきりしたビビッドカラーが使われ、さらに金箔もふんだんに使った派手派手仕様。地元で作られるカラフルなタラベラ焼きも、装飾に使われています!
4. ロザリオ礼拝堂 (Capilla del Rosario)
ロザリオ礼拝堂は、サント・ドミンゴ教会と繋がっています。
1650〜1690年にかけて建設された17世紀後半メキシコの最も重要な建築の一つで、メキシコ・バロック様式の最高傑作とされています。豪華絢爛な総力から「黄金の家」「バロック様式の宝石」とも呼ばれています!
壁、天井は漆喰細工、金箔、絵画(フレスコ画)で埋め尽くされ、当時の職人の技術力と、当時のカトリックの資金力と、ある意味狂気を感じられます。
5. アンパロ博物館 (Museo Amparo)
17世紀に建てられた植民地時代の建物をリノベーションして作られた、とても人気のミュージアムです!
過去(古代メキシコ時代)から現在までのメキシコとラテンアメリカの芸術コレクションが見られて、常設展と企画展、イベントもたまにあります。
アートにあまり興味がない人でも、この博物館の中庭や、市街の景色を楽しめる屋上テラスがとても美しいので、ここでのんびり過ごすのもおすすめです。
6. パラフォキシアナ図書館(Biblioteca Palafoxiana)
植民地時代の17世紀(1646年)に設立された、アメリカ大陸最古の公共図書館です!当時のプエブラ司教のパラフォクス氏が、「読みたい者、学びたい者に、自由に本を手に取れる場を与えたい」という願いのもと、プエブラの人々の教育に使うために作ったんだそう。
実は、歴史的にもかなり貴重な15世紀〜20世紀の本や写本のコレクションがたくさん所蔵されていて、2005年には、世界的に重要な記録遺産を讃える「世界記憶遺産(世界の記憶)」としてユネスコに認められています。
全部スペイン語&古い文章でものすごーーく貴重な資料なので、一般観光客は本は自由に読めず、内容も専門家でない限りたぶんわかりません。笑
それでも、この建物自体に見る価値あり!メキシコで最も美しい図書館としても知られていて、建物はスペイン・ルネッサンスとバロック様式の組み合わせで、とっても豪華で華やか。棚や天井なども、見事な木工芸術で装飾されています。
ガイド付きツアーで色々内部を案内&説明してもらえて、入場料金は40ペソ(火曜日は無料)です。
7. 砂糖菓子の家(Casa del Alfenique)
街歩き中には、有名な「砂糖菓子の家」もお見逃しなく。
カラフルな家が立ち並ぶプエブラの中でもひときわ目立つ、まるで砂糖菓子のようなコロニアル様式の建物です。
18世紀に副王の迎賓館として建てられ、今はかつての貴族(スペイン植民地時代のスペイン人たち)の生活様式を伝える歴史博物館になっています。入場料はたしか50ペソくらいでした!
8. プエブラ民芸品美術館(Museo de Arte Popular Poblano)
かつてプエブラにあった「サンタロサ旧修道院(Ex-Convento de Santa Rosa)」が改修され、今は「プエブラ民芸品美術館」になっています。
ここの目玉は、なんといっても修道女たちが日々料理を作っていた、キッチン!
壁も天井もプエブラのタイル(タラベラ焼き)で覆われていて、圧巻です。
プエブラには名物料理が多く、特に有名なのがチョコレートを使った料理「モーレ・ポブラーノ」。今はメキシコを代表する「珍料理」として世界的に有名ですが、実はこの料理も、1680年ごろにここのキッチンで生まれたんだそう。
他にも、チレエンノガダ(chile en nogada)など、いろんなプエブラの名物グルメが、ここのキッチンから生まれてきました!
9. アーティスト地区(El Barrio del Artista)
このエリアには、名前の通りアートギャラリーやスタジオ、工房、ショップが集まっています。
プエブラ名物の「タラベラ陶器」、織物、銀のジュエリーなど、メキシコの伝統工芸の工房やショップもたくさんあります。
実はストリート・アートも有名で、壁にはカラフルな壁画やグラフィティアートが溢れています!
おしゃれなカフェやレストランもあるので、フラッと立ち寄るのにぴったり。ライブやインスタレーションなども芸術イベントも多いので、一度立ち寄ってみるといいかも。
10. エル・パリアン市場 (Mercado el Parian)
プエブラの手仕事を堪能したいなら、ぜひ訪れて欲しいのがここ。
プエブラの職人たちが作る工芸品(タラベラ陶器、刺繍織物、刺繍ドレス、革製品、木彫りなど)も豊富に揃う野外市場で、100以上のショップが立ち並びます!お土産探しにおすすめです!
石畳のカラフルな地面もフォトジェニックで、ソカロ周辺に次いで人気の見どころです♪
似顔絵アーティストもよくいて、メキシコ人観光客的には、ここで描いてもらうのが定番みたいです。
11. プエブラのグルメ市場(サボレス市場、5月5日市場)
プエブラの台所が、サボレス市場(Mercado de Sabores Poblanos)と5月5日市場(Mercado 5 de Mayo)。中心地からちょっと北に離れますが、一番大きく活気あふれています。
メキシコのメルカド(市場)なので、地元民の愛する美味しいグルメがいっぱいあります!プエスト(屋台)で食べるものはなんでもお手軽価格で美味しいし、ローカルで混んだお店はやっぱり間違い無いです。
さらにプエブラの名物料理である「Mole Poblano(モレ・ポブラーノ=チョコレートを使ったソースの伝統料理)」も、市場なら街中のレストランよりもお安く、しかも本格的な味わいを楽しめます。
市場で食べたい名物は、プエブラ発祥の「Cemitas Poblanas(プエブラ風ハンバーガー)」!
なかでも5月5日市場内にある「Super Cemitas Esther」というプエスト(店)のセミタは、おばちゃんのサービスは塩ですが(笑)、地元でも評判なだけありとっても美味しいです!!!プエブラで食べたものの中で一番美味しかったかも☺️
定番は、ミラネサ(薄いトンカツ)やオアハカチーズ、アボカドなどが盛り盛りに入ったセミタ。
サボレス市場は昼時はとくに客引きがものすごいので、要注意です!サボレス市場の中では「Lupita」というお店が評判で、アグア(フルーツジュース的なもの)がおいしかったです。
あとプエブラのセミタには「パパロ(キルキーニャ)」という、パクチーとルッコラを足して2で割ったみたいな野菜が入っていることがあるのですが、香りがクセ強なので要注意です。笑 でもプエブラのローカルが愛する味なので、イケる人は一緒に食べてみて!
12. キャンディーズ通り (Calle de los Dulces)
甘党の人にとってはたまらないスポットが、ここ!!
プエブラのソカロ広場のすぐ近くにあり、名前の通りメキシコの伝統的なキャンディーやストリートスイーツのお店がたくさん並んでいます。
実はプエブラ、名物グルメだけでなく「お菓子の街」としても有名。
昔、植民地時代のサンタクララとサンタロサの修道女(尼)たちが、メキシコの地元の食材とスペインの伝統製菓技術を使ってレシピを開発したんだそう。Calle de los Dulcesに並ぶお菓子屋も、実はその頃から続いている店だったり、レシピだったりします。
(昔のプエブラの尼さん、めっちゃ色々美味しいもの開発してますよね…!笑)
興味ある人は、ぜひここでメキシコ伝統の菓子に挑戦してみてください♪
- camotes (サツマイモの甘いペースト)
さつま芋を甘く砂糖で煮たお菓子。フルーツ風味を練り込んだバージョンもある。 - jamoncillos (ミルクベースのキャンディ)
ハムのような見た目&食感の、甘ーいミルクベースのねり飴。フルーツフレーバーがついてるものが多い。ぺピータス(カボチャの種)の粉に砂糖を入れて作る - borrachitos (アルコール キャンディ)
酔っ払いという名前のこのお菓子は、本当にアルコールが入った練りキャンディ。 - muéganos
小さなかりんとうを集めてボールにしたようなお菓子。なかなか珍しい!
jamoncillosやborrachitosの食感は、ほろほろしたハイチュウのような、ソフトキャンディ風です。カボチャの種やさつまいもなど、日本でもお馴染みの食材が使われているので、なんだか懐かしい味。
メキシコ人にとっても、ここで売られているお菓子は、駄菓子というか「古き懐かしいお菓子」ってイメージです。
現地では「お土産」としても大人気のプエブラ菓子ですが、包装が甘くてすぐシケたり腐ったりするので、日本に持って帰るのはあんまりおすすめではないです😂(ウケもよくない…)
13. ヒキガエル横丁(Callejon de los Sapos)
名前に反して、とてもフォトジェニックでオシャレな通りです!名前の由来は、植民地時代に遡ります。かつてこのあたりには川があり、洪水が絶えませんでした。なのでこのあたりにはすごい数のヒキガエルが集まってきていたんだそう。
金曜日と土曜日の夜は生演奏もあって、ゆったりくつろぐローカルで溢れます。
さらに土曜・日曜には、毎週蚤の市が開催されています。歴史地区のはずれにあるのですが、歩いて行けるので、「ロス・サポス広場(Plazuela de los sapos)」を目指していってください。
コロニアルな街並みの路地に、メキシコの骨董品や古美術などの露店(テント)が軒を連ね、面白いものがたくさん集まっています!
プエブラ市の近くにある観光スポット7選
プエブラから日帰りで訪れることのできる、観光スポットをまとめました!
素敵な見どころが多いので、ぜひ検討してみてください⭐️
1. チョルーラの大ピラミッド (Gran Pirámide de Cholula)
古代アステカの言葉ナワ語で「トラチウアルテペトル(人工の山、という意味)」とも呼ばれます。
プエブラ市から約15km離れているので、ちょっとしたエクスカーションに人気の行き先です。考古学博物館も併設されていて、ガイド付きツアーもあります。
テオティワカン文明の影響を受けたオルメカ・シュカリハの文化によって紀元前3世紀頃に建設が始まりました!
プエブラ郊外にある、世界最大の基底面積(約450,000平方メートル)を誇る、古代メキシコの大ピラミッドです!なんと基底面積はエジプトのギザのピラミッドよりも大きいんです。高さは、約66メートル。
…といっても、全体が草に覆われているのでパッと見は山。
わたしも初めて見た時は、これがピラミッドだったと知ってとても驚きました!
ピラミッド内部のトンネルは8kmもの長さがあり、ツアーで探検することもできます。
そして頂上には、ビルヘン・デ・ロス・レメディオス教会が建てられていて、プエブラ周辺の景色を一望できます。晴れた日にはポポカテペトル山とイスタシワトル山も見えますよ。
古代メキシコの信仰の中心である「ピラミッド」の頂上に、教会を立ててしまったあたりが、スペインの植民地主義を強めに物語っていますが…。
ここについては、いつか別記事でも詳しく説明します⭐️
古代メキシコの高度な文化、そしてスペインによる征服、プエブロ周辺の地形など、いろんな要素を一気に学べる一押しスポットです!
2. ヴァルキリコ村(Val’Quirico)
ここ、最近、個人的にかなり推しのスポットです!!
中世イタリア・トスカーナ地方の街並みを再現した小さな村です。まだ日本語だとどのガイドブックにも載っていない、隠れスポット。
石畳の小道に、石造りの建物、美しい鉄格子、そして花々で彩られ、とっても素敵。本当にどこを切り取ってもフォトジェニックなんです。
プエブラ州とトラスカラ州の境目(のトラスカラ側)にあるサンタ・アゲタ・ハシエンダ(元荘園)の廃墟の上に建てられたそうで、メキシコ人の間でかなり話題になってきていて週末は人がいっぱい!
洗練されたショップや美味しいレストラン、カフェも立ち並び、とにかく街歩きが楽しいです♪
乗馬ツアーも人気で、この街や、街の周辺の、メキシコの田舎感溢れるのんびりとした平野をゆったり乗馬できます。
素敵なブティックホテルや、B&Bもあり、メキシコに居ながらにして中世ヨーロッパにタイムスリップしたような体験ができます!
3. マリーゴールド畑
センパスチル(マリーゴールド畑)は、メキシコを代表する祝日の一つ「死者の日」のお祭りに欠かせない花。そんなマリーゴールドの花畑が、プエブラ郊外に広がっています♪
10月ごろだけの季節限定スポットになりますが、もしこの時期にプエブラを訪れる人がいたら、ぜひチェックしてみてください!
マリーゴールドの時期には、プエブラ発の現地ツアーがあります。
4. アフリカニアード(Africam Safari)
子連れファミリーに大人気なのが、この動物園!子供のいるメキシコ駐在員の間でも話題のスポットです。
プエブラ郊外にあるサファリパークスタイルの動物園で、車に乗ったまま動物たちを間近で観察できます。暑くないし、エアコンに乗ったまま快適に過ごせて、しかも珍しい動物にたくさん会えるので、かなりおすすめ。
5. ポポカテペトル山とイスタシワトル山
ハイキングやトレッキングが好きな人は、ぜひメキシコの誇る有名な二大火山へ!
ポポカテペトル山は約5,426m、イスタシワトル山は約5,230メートル。
どちらも、富士山よりも高いんです。ポポカテペトルの名前の由来はナワトル語で「煙を噴く山」という意味で、1994年までは火山活動が休止してたのですが、その後活発化し、今は「メキシコで最も危険な活火山」とも呼ばれています!
イスタシワトル山はナワトル語で「白い女性」という意味で、雪に覆われた山頂がまるで女性が横たわっているように見える!ということで、この名がつきました。
アステカ神話では、ポポカテペトルはアステカの戦士、イスタシワトルは美しいアステカの姫でした。二人は愛し合っていたのですが、恋人であるイスタシワトルが亡くなってしまい、彼女の死を嘆き、彼女の墓のそばで見張りを続けているんだそう。やがて二人は火山として今もメキシコにそびえたっているのです。
実は、ポポカテペトルの方は火山の入り口にUFOが入っていく様子が動画で拡散され、オカルト好きの間でも話題のスポットです!笑
6. タラベラ デ ラ レイナ工房(Talavera de la Reyna)
プエブラの名物「タラベラ陶器(タラベラ焼き)」で最も有名な工房の一つです!「女王のタラベラ」という意味で、洗練されたデザインの素敵なタラベラ焼きが揃っています!
16世紀の植民地時代、スペインの職人たちが焼き物の技術をメキシコに伝えました。プエブラ周辺にはもともと陶器作りにぴったりな高品質の粘土があり、そこにスペインの伝統的な手法を取り入れて作られたのが、タラベラ焼きの始まり。その出来の良さはスペインでも評判になり、メキシコ国内でもヨーロッパでもどんどん需要が高まり、さらに熟練した職人が集まった結果、プエブラはタラベラ生産の中心地になりました。
今でも、タラベラ焼きはメキシコ人の食卓を彩っています♪
伝統的なタラベラのデザインには、もともとのスペインやアラビアの影響を受けた模様や、さらにメキシコ先住民の文化からインスピレーションを得たモチーフが多く、さまざまな文化が混ざり合った芸術作品になっています。
いろんな工房を訪れて、実際に作っている職人の仕事を見学したり、お気に入りの作品を購入したりできます。
しっかり丈夫で華やかで日本でも喜ばれることが多いので、メキシコ土産にもぴったりです!
7. エストレジャ・デ・プエブラ(観覧車)
プエブラの「リネアル公園」に2013年に完成した、メキシコ最大級(80m)の巨大な観覧車です。1周20分くらいで、ちゃんとエアコンもついているので結構ゆったりと楽しめます。
歴史地区、晴れた日には雪を頂いたポポカテペトル火山やイスタクシウアトル火山などのパノラマを楽しめます。
歴史地区や周辺の山々を鳥のような目線から楽しめる機会はなかなかないので、意外と面白いです!
まとめ
以上、プエブラ市内&近郊のおすすめの見所の紹介でした!
そして、プエブラを楽しむのに欠かせないのが「プエブラの名物グルメ」。町中美味しいものでいっぱいなので、ぜひ狙いを定めてグルメを楽しんでください!
プエブラの美味しいものは、次の記事にガッツリまとめてあります↓