グアナファト旅行

【2024版】グアナファトの治安+5つの注意点。(危険エリアも紹介)

心配な人も多い、「グアナファトの治安」について紹介します。

まず、グアナファトの治安は、比較的「安全」です!

メキシコでも大人気の「観光地」なので、観光客が安全に過ごせるようにいろんな工夫がされています!

外務省の海外安全ホームページ(メキシコ)が示しているように、グアナファトは旅行や観光に差し支えのない真っ白(=安全)な地域です!

グアナファトにはなんども訪れていますが、危険を感じた事は一度もないです!

ただし、「注意点」もあるので知っておきましょう。

グアナファトの治安と、注意すべき犯罪

グアナファトの景色(ピピラの丘から)7
治安の安定している「グアナファト」ですが、観光客はどんなことに気をつければいいのでしょうか?

グアナファトで起きうる犯罪・事件

グアナファトで観光客の身に起こる犯罪のほとんどは、

  • スリ
  • 強盗
  • 置き引き

など、荷物を盗られる系(軽犯罪)です。

街の中には、観光客を狙ったスリもいるので、十分気をつける必要があります。

荷物から目を離さず、なるべく人混みや、暗い路地には入らないように。

命を狙われるような事件は、滅多に起きない

夕方のグアナファトの街並み

グアナファトでは、観光客が命を狙われるような犯罪は滅多にないので、安心してください!

とくに、「ふつうの観光客」であれば、よっぽど安全に過ごせます。

実際、グアナファト市内では、観光客が巻き込まれるような重大事件は、最近はほぼ全く起こっていません。

グアナファトの「危険エリア」を知っておこう!

サンセットタイムのグアナファト

安全なグアナファト市内にも、一部「治安が不安定なエリア・場所」があります。

「避けるべきエリア」を知っておく+避けるだけで、犯罪に合う可能性をグッと減らすことができます!

【グアナファトで避けたいエリア】

  1. 地下道
  2. 民家の多いエリア(坂の上の方)

↑この2ヶ所は、初めてグアナファトに行く人はむやみに立ち入らない方がいいです。

① グアナファトの地下道

グアナファトの地下道

グアナファトには、街の下に地下道が広がっています。

かつて地下水路や銀の坑道として使われていた地下空間を、今も道路として使っているんです。この地下道は、グアナファトの個性的なスポットの一つでもあるのですが…

観光はおすすめしません。

排気ガスが充満しているうえに、強盗が待ち伏せしていることもあり治安が悪いので、むやみに立ち入らない方がいいです!

ただし、グアナファトのバスターミナルから中心地(セントロ)まで、ローカルバスを使う場合、この「地下道の中」で降ろされることがあります。

そんな時には、なるべくさっさと近くの階段から地上に上がりましょう!

心配な人は、バスターミナルからセントロまで、タクシーで移動するのが安全です。

 

② 坂の上の住宅エリア

グアナファトの庶民のエリア

観光エリアから離れた、庶民の住んでいるエリアは一部ですが治安が悪いところもあります。

なので、夕方以降は路地散策はやめておきましょう!

狭い路地をどんどん探検するのも、楽しいんですけどね…!午前中〜お昼までに楽しんで、日が暮れだしたら中心地に戻りましょう。

グアナファトの落書き
↑こんな感じで、壁に「落書き」が多くなってきたら、ちょっと慎重になった方がいいかも。

グアナファトのストリートアート1
↑こういうストリートアートは大丈夫です。

スリが起こりやすい場所

グアナファトのイダルゴ市場1

イダルゴ市場周辺

「イダルゴ市場」周辺など、人で混み合っているところでは気をつけましょう。

「危険エリア」というわけではないのですが、持ち物には十分注意を!

レストランの1階テラス席

「テラス席での食事中にバッグがなくなっている」…ということもあるので、じぶんの荷物からは常に目を離さないように。

一階のテラス席で食べるときは、椅子の背にかけるよりもじぶんの膝に置いておいた方が安心です。

 

グアナファトで安全に観光するために…5つの注意点。

グアナファトで安全に観光するための、5つの注意点・ポイントをまとめました。

1. 夜、出歩くときは2人以上で。

グアナファトの夜道
グアナファトの中心地は夜でもとても安全ですが、できるだけ単独行動は避けるのが無難

とくに、夜間は

  • 中心地以外のエリア
  • 坂の上の方
  • 地下道

には、立ち入らないようにしましょう!

ひとり旅の場合

日が暮れてからはなるべく中心地人通りの多いエリアで過ごすようにしましょう。

ホテルや宿も、狭い路地にあるところは避けたほうが無難。

ホテルがわかりにくい場所にある場合は、明るいうちに場所をしっかり把握したり、地図に印をつけておいたりして、夜でも迷わないように工夫するといいです!

2. 「服装」に気をつけよう

「ザ・観光客」な見た目にならないよう、できるだけローカルの服装を参考にして、浮かない格好を心がけましょう。

このあたりのエリアでは、女性は、

  • ミニスカート
  • ショートパンツ

など、足を露出する格好はNGです。(特に夜!)

メキシコシティ含め、このあたりではローカルの女性はジーパンなどのパンツスタイルが普通です。上半身も、露出の激しい格好はトラブル防止のためにも避けるべき。

郷に入れば郷に従う、で何もわかっていない観光客風の格好は避けておきましょう。

一目で、「このあたりのことをよくわかっていないヨソ者」だとバレてしまいます。

悪い人に狙われないためにも、服装に気をつけるのは大事!

3. 交通事故にも気をつけて!

グアナファトの路地は狭いのですが、地元の車たち(タクシー含め)はなかなかワイルドに飛ばしてきます。

「角を曲がったら、目の前に車が迫ってる!!(しかも逃げ場がない!)」

…なんてことになるととても危険なので、行き先を確認しながら進みましょう。

実際、グアナファトで観光客がローカルの車やタクシーにひかれて怪我をする事件が、たまに発生しています!

曲がり角では、十分気をつけて!

4. 荷物の中身を整理しておこう

万が一の時のために…

荷物は、お金を鍵付きスーツケースの中に分けておくなどして、スリや強盗に合ってしまってもダメージが少ないようにしましょう。

気をつけるべきことを守れば、グアナファトでは十分安全に過ごせます!

グアナファトではUberも使えるので、夜間に移動するときは活用しましょう。

5. 安全なATMを使おう

もしグアナファトでお金を下ろすことがあれば、スキミングを避けるために安全なATMを使うようにしましょう。

わたしがグアナファトでいつも使っている銀行を紹介します。↓

どちらも、中心地にあります。よく使うのは、おろせる金額が多い「HSBC」の方ですが、どちらの銀行も安心です。

基本的に、人通りの多いところにある銀行のATMを使うのがポイントです。

夕方以降は銀行が閉まってしまうので、なるべく「銀行の営業時間中」に使うようにしましょう!

「カードが出てこない」などのトラブルがおきた時、すぐに対応してもらえます。

「ピピラの丘の夜景」を見に行くときの注意点

グアナファトの重層的な夜景

グアナファトに1泊以上する人が絶対見るべきなのが、「ピピラの丘」から見た夜景!!

メキシコで一番美しい夜景と言われ、せっかくグアナファトを訪れるなら絶対に行きたいところです。

【映画のモデルにもなった!】

メキシコを舞台にしたディズニーピクサー映画『リメンバー・ミー』の舞台になる「死者の国」の街並みは、実はグアナファトの夜景にインスピレーションを受けて作られています!

リメンバー・ミー

重層的に重なり合い、積み上がっていくような街の灯りは、たしかに似ています。

グアナファト夜景

ここでしか見られない絶景です😊

しかし…

ここに行く場合、ちょっと気をつけておきたいポイントがあります。

中心地からピピラの丘まで、徒歩は危険

グアナファトの夜景

中心地から「ピピラの丘」までの道のりは、夜間は危険です。

観光客を狙う強盗が待ち伏せしていることがあり、「荷物を取られた」という被害者も毎年何人か出ています。

なので、夜景を見るときは、人数が少なくても

  • ケーブルカー
  • タクシー、Uber

など、「徒歩以外の方法」で行くようにしましょう!!

(ケーブルカーは往復たったの50ペソ。約300円です。)

ケーブルカーから見るグアナファトの景色もとても綺麗なので、「観光体験」として楽しむのがおすすめです♪

ケーブルカー乗り場は、ここ。↓

乗り場は、安全な中心地にあります。

スペイン語でケーブルカーは「Funicular(フニクラル)」といいます。

ちなみに、グアナファトのケーブルカーの営業時間は「夜21:50まで(日曜は20:50まで)」なので、あまり遅くならないように注意しましょう。

ベストタイムは、「サンセット+夜景」です。

西日に照らされるグアナファトの街並みも、とっても綺麗ですよ〜!

西日のグアナファト
このままだんだん暗くなり、

ポツポツと街の灯りがつき始め、

そして幻想的な夜景になります。

ピピラの丘周辺にいくつかある「景色の見えるレストラン」で、変わりゆく街の姿を眺めながら晩ご飯を食べるのがおすすめです!

グアナファトの日の入り時刻をあらかじめ調べておいて、それに合わせていくのがおすすめです!

ピピラの丘自体は、夜でも安全

グアナファトの街並みを、ピピラの丘から望む

危険なのは「ピピラの丘までの道のり(路地)」であって、ピピラの丘自体は安全です。

なので、過度に心配しなくてもOK。

怖いから、夜景は諦めよう…」となるのは、ちょっともったいないです^^;

ピピラの丘の隣の「絶景ホテル」に泊まるのもおすすめ

夜間にあまり移動したくない人・心配な人は、

ピピラの丘の隣にある絶景ホテルに泊まれば、じぶんの部屋から最高の夜景を楽しめます!

バルコン デル シエロのバルコニー

グアナファトのおすすめホテルまとめ記事でも紹介した、「バルコン デル シエロ(Balcon Del Cielo)」という3つ星ホテルです。

予算は、「7,200円/部屋〜」とかなりコスパよし!

グアナファトで一番景色のいい、超おすすめホテルです!

ここの宿泊客は、ケーブルカーの乗り放題チケットを無料でもらえるので「中心地↔︎ホテル」間の移動も安心です。