メキシコ・カンクンのピンクレイク(ピンクラグーン)に行きたい人へ。
現地ツアーを選ぶときは、格安ツアーではなく「コスパ」で選ぶのが超大事です!!!
「行ければなんでもいいよ。だから安い方がいい」…という人もいるかもしれません。しかしわたしが実際にツアーに参加してわかったのは、
- 到着のタイミング
- 滞在時間
- ツアーの規模(大人数か・少人数か)
といったポイントの方が、もっとずっと重視すべきだということ!
上の3つのポイントを含めてコスパのいいツアーを選べば、満足度も高くなります!
安さよりコスパを重視すべき理由もしっかり紹介するので、ぜひそれを知った上でツアーを選んでください!
もくじ
ピンクレイクの格安現地ツアーの値段(相場)はいくら?
ピンクレイクへのツアーは、だいたい一番安い「ピンクラグーン単体ツアー」で3万円台〜です。
- カンクンからものすごく遠い
- 自力で行くのはかなり大変(→貸切バンが必要)
という2つの理由から、安いツアーはないんです。
しかし、ピンクレイクに行く際には、同方面の他の見所と組み合わせることができます。
英語ツアー vs 日本語ツアー→コスパは日本語ツアーの圧勝
英語が得意な人は、英語ツアーも検討すると思うので、まず、英語ツアーと日本語ツアーを比較します。(わたしも実際に行く際には目をギラつかせて比較しました。笑)
英語ツアーで一番安いもの(ピンクレイク単体)だと、今の相場は120〜140ドル。最安値だと110ドル〜あります。
>Pink Lakes Tourの一覧(英語サイト:海外オプショナルツアー大手のViatorで探しました)
ただ、ここには含まれていないけど実際はかかる金額もいっぱいあります。↓
- リオラガルトス自然保護区税(24ドル)
- 同乗ガイドへの1日分のチップ(約20ドルが目安)
- 運転手への1日分のチップ(約20ドルが目安)
- レストラン、各観光地のガイドでのチップ(合計約10ドルが目安)
- レストランでのドリンク(4ドル)
- カンクンの集合場所への交通費(往復30ドル)
全部足すと、だいたい追加で110ドル/人ほどかかり、どんなに安くても「合計220〜250ドル」かかるのが相場です。
日本語のツアーは同じ内容で230ドル(チップなど全部込み)なので、実は英語ツアーでも日本語ツアーでも予算はほぼ同じなんです。(またどちらも値付けはアメリカドル($)なので、通貨価値の変動による価格差は出ません。)
① ピンクレイク単体ツアー
ツアーの値段 | 230ドル/人〜 |
---|---|
おすすめ度 | |
所要時間 | 9〜9.5 時間 <朝6:00〜15:00ごろ> |
予約ページ | ピンクレイク+ジャングルツアー+天然泥パック体験 早朝出発・夕方帰着<軽食付/日本語ガイド/カンクン発> |
「ピンクレイク単体」と言われているツアー。一番安いです。
ピンクレイクを見て、その近くに広がるジャングル&ラグーンをボートで巡ります。野生動物(ワニ、フラミンゴなど)も見られます!
ピンクレイク自体がカンクンからとても遠いので、これだけでもかなり時間がかかります。
② ①+チチェンイッツァ遺跡、セノーテイキルのツアー
ツアーの値段 | 260ドル/人〜 |
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おすすめ度 | |
所要時間 | 15.5 時間 <朝5:30〜21:00ごろ> |
予約ページ | チチェン・イッツァ遺跡+ピンクレイク+セノーテイキル+ジャングルツアー<ランチビュッフェ/日本語ガイド/カンクン発> |
これが、2024年現時点で、わたし的に一番おすすめなツアーです。
ピンクレイク単体ツアーに+30ドル払うだけで、1日めちゃくちゃ充実します。
①で紹介した見所に加えて、
- 世界遺産の「チチェンイッツァ遺跡」(マヤの古代遺跡)
- その隣にある絶景セノーテ「セノーテ・イキル」
↑この2つにも寄ります。この2つは「カンクン↔︎ピンクレイク」間にある見所なので、効率よし♪
しかも、すべてのスポットにベスト・タイミングに到着できて、各見所を100%楽しめました!
- 暑〜〜い遺跡見学は、早朝の涼しい時間帯に行ける
- チチェンイッツァ遺跡もセノーテイキルも両方OPEN直後(10:00)の、人の一番少ない時間帯に行ける
- ピンクラグーンは水の色が一番鮮やかになる午後に行ける
…というわけで、これが現在存在するピンクレイクツアーの中ではベスト・チョイスです!
↑ちなみに、この内容は英語ツアーには存在せず、プライベートツアーで同じ内容だと一人700ドル越えでした😂そう考えると、この日本語ツアーは破格です!!
③ ②+グランセノーテのツアー
ツアーの値段 | 272ドル/人〜 |
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おすすめ度 | |
所要時間 | 14~15.5 時間 <朝6:00〜21:00ごろ> |
予約ページ | チチェン・イッツァ遺跡+ピンクレイク+グランセノーテ+セノーテイキル<ランチビュッフェ/日本語ガイド/カンクン発> |
②のツアーに+グランセノーテを足したツアー。(その代わりジャングルツアーと泥パックは無くなってます)
「行き先が多い方が、いいじゃん!」と思う人は多いかもですが、実は、全て行ったことのある私的にはあまりおすすめしません。
理由は、以下の3つ。
- 急ぎ足すぎて、各見所をしっかり見られない
行く場所が多すぎて、各見所での滞在時間が極端に少ない…!写真撮るためのスタンプラリーみたいです。(日本で例えると、東京、横浜、名古屋の主要スポットを1日で巡るイメージ😂) - 各見所の到着時間が、微妙
早朝にグランセノーテに行くことで、すべての見所の到着時間がズレます。ほとんど全ての観光地に一番混んでいる時間帯に到着、 - 実は「省かれているアクティビティ」がかなり多い
セノーテイキルでは泳げない・ジャングルツアーや泥パックもなしです。(その分、安くなっていますが、正直詰め込みすぎな気が…。)ジャングルボートツアー、めちゃくちゃ楽しいのにもったいないです。。これこそがユカタンの本来の大自然を楽しめるアクティビティなのに…!
なかでもわたし的に「これはちょっとな…」と思うポイントは、到着時間。
- 遺跡見学は一番日差しがキツい、お昼
- 遺跡もセノーテも、到着が一番混み合う昼過ぎ(しかも泳ぐ時間ない)
- ピンクレイクは夕方の16:30ごろ(雨季だと、到着する時間帯に雨が降る可能性大)。
巡る見所を詰め込みすぎて、ちょっと微妙になってしまってます。
ユカタン半島の天候、地理、太陽の位置、他の観光客の動きなど、いろんなソフト面を考慮すると、正直かなり微妙なんですよね。。現地をよく知る人は選ばなそうなプランって感じです。
やっぱりベストは、さっき紹介した「グランセノーテ抜き」のツアーです。
そのほうが、グランセノーテで遊べる時間も長くとれて、満足度高いと思いますよ〜😊
ただ、「現地観光できる日が1日しかない!」「大急ぎスタンプラリーで十分だから、ピンクレイクもセノーテも遺跡も全制覇したい!」という人には合っています。
ここまでのポイントをまとめると…
現時点で一番おすすめなのは、
- ピンクレイク(ジャングルツアー&泥パック付き)
- チチェンイッツァ遺跡
- セノーテ・イキル(遊泳あり)
を組み合わせた「3ヶ所セットのツアー
この行程では、グランセノーテは「ついてない」方が、ベストな時間帯に到着できて、結果的にツアーの満足度高くなります!
格安現地ツアー選びで、注意したいポイント3つ
現地ツアーをより賢く選ぶために、注目したい3つのポイントをまとめました。
1. ツアー催行される「曜日」はいつか
ツアーによっては、毎日催行ではなく「火、水、木、金、土のみの催行」など、参加できる曜日が決められていることが多いです。
…となると、参加できるツアーの選択肢も限られるので、自分が「何曜日なら自由時間を取れそうなのか」を把握したうえで、ツアーを探しましょー!
あとは、最近この辺りの観光地はメキシコ人観光客からも大人気で、チチェンイッツァ遺跡、セノーテ・イキル、ピンクラグーンの3つは週末は超大混雑します。(地元のファミリー、週末旅行できているメキシコ人などで)
もし選べるなら、できる限り「平日催行」のツアーを予約することを強くおすすめします!!
2. 各見所の「入場料」や「道具のレンタル代」は含まれている?
そのツアーに、各見所への入場料や、道具のレンタル代が含まれているかどうかもチェックしておきましょう。あとは、日本人的に難しい「チップ」も。
ここが別料金だと、一見安くても結局支払う金額は他のツアーよりも高くなることも。
(この記事で紹介しているツアーは、どれも「含まれている(オールインクルーシブ・プラン)」ツアーです。)
3. 子連れの場合:何歳まで子供料金なのか
もし子連れで行く場合は、子供料金もチェックしておいた方がいいです。
ツアー会社によって、子供料金の値段も、何歳までが子供料金なのかも違います。
よりお得なツアーを探したいなら、「家族全員でいくらになるのか」を計算して、比較するべし。
まとめると…
- 自分の「参加できる日程」に催行されている
- 「入場料」や「道具レンタル」もすべて含まれている
- 家族の場合、子供料金も含めてお得かどうか
↑この3つを満たした「3ヶ所ツアー
ピンクレイクに行くなら「安さ」より「コスパ」重視で。
ここまで見てきたらわかると思いますが…
ピンクレイクに行くなら、安さよりもコスパ重視で選ぶことが大事です。
同じような値段のツアーでも、一方はすべてベストなタイミングで見学でき、もう一方では微妙な時間帯にめぐることになる、ということもあり得るからです。
実際に行ったからこそわかりましたが、安さよりも「どんな風に楽しみたいのか」をしっかり考えたうえで現地ツアーを選ぶのが一番大事。
数千円の差で気持ち的に大損するよりも、ホテルに到着した時に「満足度100点だった!」と言えるツアーを選ぶのがベストです。
わたしがツアー選びで重視したポイント
これからツアーを選ぶ人向けに、わたしが悩んだ・重視したポイントなども紹介します。
ツアーを選ぶ時に悩んだポイント
実際に、わたしも母(50台前半)とカンクンに行った時に2人で参加するツアーを選ぶ際、いろいろ迷いました。
「悩みポイント」はたくさんありました。
- できれば安い方がいいけど、どっちかというとコスパ重視
安いツアーとかモニターツアー系は人数がめちゃ多いって聞いたから避けよう - すべての見所にベストな時間帯に到着するツアーがいい
100%楽しみたいから。(+そんなに体力ないから、遺跡を昼に見学とか絶対ムリ) - ピンクレイクは、絶対に綺麗な状態で見たい
- 参加した人(日本人)からの口コミ評価がいいところ
- わたしも母もトイレ近いから、休憩をちゃんととってくれるツアー
今回は母も一緒で、わたしは何度もカンクンにも各見所にも自力で行ったことがあったので、できるだけ「母のために」一番良さそうなツアーを選ぼうと思って選びました!
最終的にこのツアーにした
いろいろ悩んだうえで、わたしはこのツアーを予約しました。↓
【内容】
- チチェン・イッツァ遺跡
- セノーテイキル(シュノーケル・レンタルセット付き)
- ピンクレイク+ジャングルツアー
+泥パック - ランチ・ビュッフェ/日本語ガイド付き
- ホテルへの「往復送迎」込み
このツアーを選んだ3つの決め手
- 各スポットに到着する時間が、すべて完璧!
- 日本人ガイドで、説明しっかり聞ける&トイレ休憩も多そう
- 各スポットでの滞在時間が長く、しっかり楽しめる
つまり…トータルで、コスパが最高だから。
実際にこのツアー参加した後の、正直な感想。
正直、本当に満足度高かった!!
1. 少人数制のメリットは、想像以上に大きかった
- ガイドさんの説明もよく聞こえた(わからないことは気軽に質問できた)
- サービスも◎
- 自由に行動できたし、融通も効いた
- トイレ休憩も多かったので安心(笑)
いや〜、とにかく、トイレのタイミングが意外と重要でした。
↑トイレ休憩。メキシコの無料公共トイレには珍しく、ちゃんと清潔でした!
カンクンはとにかくめちゃくちゃ蒸し暑い&汗大量にかくので、水を大量に飲むのですが、そうするとトイレも何度も行きたくなる。ツアー中に何回トイレに行ったのかわからないくらいです。笑
あと、少人数な分、ガイドさんにたくさん写真を撮ってもらえたのも嬉しかったです^^(大人数だと、頼むの遠慮しちゃう&順番待ちが面倒なので…)
2. 各見所をしっかり見られた
- チチェンイッツァ遺跡は2時間:マヤ人の専任ガイドの説明付き
- セノーテイキル&ビュッフェランチに1時間半(しかも泳げる)
- ジャングルボートツアー40分(ワニ、ペリカン、フラミンゴ見れた!)
- ピンクレイク約30分
しかも、遺跡とセノーテは「OPEN同時入場」なので、スポットほぼ独占でした!
最初は、ほぼ誰もいなかったピラミッド(写っているのはツアーの参加者)。早朝は、朝日が後ろから照らしているのも神々しかった。
3.「綺麗なピンクレイク」を見たい人には、最高の選択肢だと思う
ガイドさんに話を聞いて初めて知ったのですが…このツアーは、「ピンクレイクを綺麗に見たい人にとってもベストなツアー」でした。
ベストな時間帯に到着するのはもちろんなのですが、もう一つメリットが。
このツアー会社がピンクレイクのオーナー(実は私有地です)と繋がっているらしく、ツアーの日に一番綺麗なエリアを教えてくれる+特別に行く許可を出してもらえるんだそう。
つまり、このツアーに参加すれば、訪れた時点で一番綺麗なエリアを見に行くことができるんです!
ピンクラグーンは広大な範囲に広がっています。
一番有名なのは「ラス・コロラダス(Las Coloradas)」という村の隣のエリア。ここは、許可がなくても一般人は訪れることができるのですが…ここの水を抜かれたら、もう見ることはできません。
しかし、このツアーであれば通常は立ち入り禁止の私有地エリアにも特別に行かせてもらえるわけです。
わたしがこのツアーに参加した日は、なんと「3日前に水が抜かれた」という1年の中で一番最悪なタイミングだったのですが…、到着直前にオーナーと直接電話で交渉してくれたらしく、ボートでしか行けない「まだピンクが残っているエリア」に連れて行ってくれました。ありがたや!!
↑一番最悪なタイミングでも、こんな感じのピンクレイクを見られました!
同じタイミングで自力で行ったバックパッカーの人は「見られずに帰った」そうなので、本当にありがたかったです。
ピンクレイクのベストシーズンは、乾季(11〜4月)です。
乾季であれば常に安定してピンクレイクが見られるので、どこのツアーを選んでも綺麗なピンクレイクが見られます。
しかし、雨季(5〜10月)に参加するなら、絶対にツアーがベストです!
(もしかしたら他のツアー会社でも、同じ配慮をしてくれるところがあるかもですが…わたしは知らないです。わりと裏情報かもしれない…。)
4. 次の日はゆっくり過ごすのがおすすめ
「カンクン↔︎ピンクラグーン」の移動距離はかなり長いです。
ツアー全体の移動距離だけでも、なんと「東京と名古屋の間を、車で1日で往復」するくらい。
ツアーからホテルに着いた時は、早朝〜夜までがっつり遊んだのでクタクタになりました!なので、次の日はゆっくり過ごすのがおすすめです!
まとめ
今回は、ピンクレイクに行けるツアーの中で「一番コスパのいいツアー」を紹介しました!
格安ツアーを選ぶよりも、少しの値段の違いでず〜っと満足度が高くなります。
なので、「行き先の数」や「値段の安さ」だけでなく、「サービス内容」や「各スポットの到着時間帯」もしっかり考えたうえで、ベストなツアーを選んでください!^^
実際、わたしの参加したツアーの満足度は最高でした!!
これから行く人&ピンクレイクのツアーを探している人は、ぜひチェックしてみてください^^
【カンクン3大スポットツアー
チチェン・イッツァ遺跡+ピンクレイク+セノーテイキル+ジャングルツアー<ランチビュッフェ/日本語ガイド/カンクン発>
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