最近、ピクサー映画『リメンバーミー』でも取り上げられて話題になっているメキシコのユニークなお祭り・祝日、「死者の日」。
この記事では、「本場メキシコで、死者の日に参加してみたい!!」と考えている人に、死者の日が100%楽しめる最もおすすめなコースを紹介します!
もくじ
死者の日はいつ?→毎年11月1、2日です。
まず、「死者の日」の祝日に合わせてメキシコに行くのが第一条件。
「死者の日」本番は、毎年11月1日と2日です。
また、この2日間の中でも、パレードなどの派手な催し物が行われるのは11月1日です。しかし、もし11月1,2日が平日の場合は、その前の週末(土日)にも、盛大に盛り上がります。
そして、いつ、どこにいるかによって死者の日をどれだけ楽しめるかはかなり変わってくるのです!
「せっかく死者の日に合わせていくなら、満喫したい!でもどこに行けばいいのかわからない…」
という人のために、死者の日を100%楽しむためのプランを立てました。これからプランを立てる人は、どうぞ参考にしてください。
死者の日の「祭り当日」はどこにいるべき?
「メキシコのお祭り」といっても、実はメキシコ全土のお祭りではありません。基本的に、メキシコ南部(メキシコシティ周辺以南)が中心になるお祭りです。
北部で開催される死者の日のお祭りは、どちらかというとイベント色が強いので、本当に伝統的な死者の日を楽しみたいのであれば圧倒的に南部に行くのがおすすめです!!
南部の中でも、「死者の日」の当日(11月1日、2日)には、最も伝統的な催し物やイベントが開催される以下の2つの地域をおすすめします。
- Oaxaca(オアハカ)
- Janitzio(ハニツィオ)
それぞれ詳しく見ていきましょう。まずはオアハカから。
1. Oaxaca – オアハカ
「死者の日スポット」として、日本人の間で最も有名な「Oaxaca(オアハカ)」。
メキシコシティからバスで約7時間、飛行機で1時間のところにある、「メキシコで最もメキシコらしい場所」と言われている街です。
その理由は、オアハカの先住民率の高さをはじめ、古代メソアメリカのころから続く伝統的な文化や暮らしがしっかり保存されている街だからです。
ここオアハカは、当日(夜)のパレードに加えて、「墓の飾り付け」がとても派手なことで知られています。
マリーゴールドで埋め尽くされた伝統的なスタイルの死者の日の墓を見たければ、オアハカへ!様々なイベントやショー、行進も楽しめるので、本当に死者の日の雰囲気をたっぷり満喫できます♪
こちらは、オアハカの死者の日の様子が良く分かる動画です。(↓)
また、去年(2016年)は10月31日にパレードも盛大に行われたようなので、念のため10月31日までには現地入りするのがいいと思います!
オアハカのGoogle Map(↓)
2. Janitzio – ハニツィオ島(パツクァロ湖周辺)
ハニツィオ島は、ミチョアカン州のパツクアロ湖に浮かぶ小さい島。
あまり知られていないのですが、死者の日(特に11月1日)の夜には、とてもにぎやかな場所になります。「死者の日といえばココ!」というメキシコ人も多い、メキシコ人の間で大人気の死者の日スポットです。
島の墓には花々が飾り付けられ、夜、島へ向かうボートからはたくさんの島の街灯が見え、まるで違う世界にやって来たような錯覚を覚えます。
余計な光のない湖の孤島で、ロウソクの光がお墓や人々を幻想的に浮かび上がらせます。
ハニッツィオは歩いて回れるような小さい島で、オアハカのように派手なパレードやイベントはありませんが、厳かな雰囲気の中で故人を暖かに偲ぶローカルの人々の様子を見ることができます。
「最も伝統的な死者の日」を見たい人には、とてもおすすめのスポットです!
ハニツィオ島のGoogle Map(↓)
ちなみに、ほかにも死者の日を過ごすのにおすすめの場所が3か所あります。
こちらの記事(⇒死者の日に行きたいメキシコの街おすすめベスト5)で詳しく紹介しているので、興味のある人はチェック。
死者の日の前の週末も要チェック!
死者の日を100%楽しみたかったら、死者の日前の週末は絶対にメキシコシティにいてください!
メキシコシティでは週末、街をななめに通る巨大な道「レフォルマ通り」で、盛大な死者の日パレードが行われます。
2018年は、10月27日(土)です。(パレード開催が、公式に発表されました!)
映画『007』の影響で、2016年から始まったばかりの新しいイベントなのですが、これが大盛り上がり。街中ガイコツメイクをした人々が歩きまわり、とても大規模で豪華なパレードを見ることができます。パレードの規模は、やはり巨大都市なだけあり圧倒的豪華さです。
巨大な移動式祭壇(通称:オフレンダ)や…
巨大なカトリーナ(骸骨夫人)の山車も!
土曜の夜には、歴史地区で様々なイベントが行われ、中心広場の「ソカロ」には仮装した人びとが大量に集まっています。声をかけると、快く一緒に写真を撮らせてくれますよ。
また、ソカロ広場には、野外「オフェルタ」もしくは「オフレンダ」と呼ばれる祭壇も飾り付けられ、死者の日をばっちり楽しむことができます。
↑2016年度のオフレンダのテーマは、「海に浮かぶ死者の船」でした。
マリーゴールドとガイコツをたくさん積んだ船が、何十艘も浮かんでいるように見えます。とても幻想的で素敵なオフレンダでした!
2017年の死者の日パレードの様子
動画が公開されています。
まとめ
というわけで、まとめると…
死者の日を100%楽しみたい人は、このルートが最もおすすめです!(↓)
- 死者の日の前の週末(特に土曜)は首都メキシコシティに滞在して、派手な死者の日パレードや人々の仮装を楽しむ
- 死者の日当日(11/1,2)には、伝統的な祭りを見られるスポット(オアハカやハニツィオ)に移動する
ちなみに週末については、基本的に日曜よりも土曜の方が盛り上がります。
「死者の日」前の土曜と11/1は移動日にあてず、ぜひ全力で死者の日を満喫してください。
その間の、ほとんど何もイベントのない日に移動するのがベストです。
(31日の夜にはイベントがあることもあるので、なるべく31日のお昼までには移動を済ませておくといいと思います。)
ちなみに、「死者の日当日のメキシコシティ」や、「前の週末のオアハカやハニツィオ」は、あんまり盛り上がっていません…。いつ、どこにいるのかで、死者の日をどれだけ楽しめるかが大きく変わってくるのです!
みなさんが、死者の日を100%楽しめますように♪
この記事は、読んでおくのがおすすめです。(↓)
死者の日の基本情報をつめこみました^^
「死者の日」をさらに楽しみたい人におすすめの記事(+過去の死者の日の様子)
今年(2019)の死者の日イベントカレンダー(↓)
去年(2018年度)の死者の日イベントカレンダー(↓)
2年前(2017年度)のオアハカでの死者の日の流れ(↓)
2年前(2017年)の死者の日の様子(↓)