カラフルな世界をギュッと詰め込んだミニチュア陶器「生命の樹」

概要・特徴

「生命の樹」は、メキシコシティー周辺地域(主に「Metepec(メテペック市)」)で生産されている、木の形の焼きもの装飾の一種である。スペイン語で「Árbol de la vida(アルボル・デ・ラ・ビダ)」と呼ばれる。

最も伝統的なデザインのものは、キリスト教に基づいた世界観を表現するために作られた。

例えば、木の形のベースの頂点に神(キリスト)が置かれ、「神は7日間で世界を作った」という話に基づいて太陽や月、そしてアダムとイブ、動物などが飾り付けられる。しかし最近は、宗教とは関係のない様々なテーマで作られることが多くなった。

サイズは、数センチのミニチュアから、数メートルになる巨大なものまで様々である。

需要の変遷

かつては繁栄と豊かさの象徴として、新婚夫婦に送られるものだったが、現在は主に装飾品・土産物として生産されている。

海外からの人気も高く、メテペック市の職人のもとには海外の様々な国から注文がくる。メキシコを代表するとても有名なアルテサニア(民芸品・雑貨)のひとつである。

写真一覧

メテペックで作られた生命の樹

巨大サイズのもの。人、動物、花など様々な要素が盛り込まれている。

控えめに着色し、土の色を活かしたもの。

非常に細かい、ミニチュアサイズのもの。

展覧会の様子。

メテペック市以外の産地

プエブラ州の「イスカル・デ・マタモロス村」で作られたもの。
メテペック市の生命の樹とデザインが異なり、この作品は木の枝の部分にも細かな色付け装飾がされている。

 

産地

エリア

村名

主に、以下の三か所で生産されている。

  • Metepec(メテペック市)
  • Mexico State(メキシコ州-メキシコシティー周辺エリア)
  • Izucar de Matamoros and Acatlan, Puebla(プエブラ州のイスカル・デ・マタモロス村、アカトラン村)

生命の樹の産地として最も有名なのは、メテペック市。最も多くの生命の樹が生産されている。

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