「タマレス」を食べて、伝統的なメキシコ流モーニングを楽しもう!

タコスと並ぶほどメキシコ人に愛されているメキシコ料理、「タマレス」を知っていますか?

メキシコに行ったら絶対に食べてみたい、この伝統料理の魅力を紹介します!

Tamales(タマレス)とは?

「Tamales(タマレス)」とは、メキシコ人が大好きな軽食です。

トウモロコシ粉の生地「マサ」をラードで丸め、中に味付けしたチキンなどの具を入れ、トウモロコシの皮で包んで蒸した料理です。

地域によってはバナナの皮などで包んであることもあります。

もともとは、メキシコの農民が畑に作業に行くときに持って行く、「持ち運びできる軽食」として食べられていました。日本の感覚で言うと、「おにぎり」に近いですね。

タマレスの驚きの歴史

タマレスが生まれたのは、なんと紀元前8,000~5,000年前と言われています。一万年も前から存在する、メソアメリカのとても歴史ある料理なのです!

アステカやマヤよりも以前の、オルメカ文明の時代にも食べられていました。

当時から、「持ち運びできる食べ物」として人々に愛され、戦士やハンター、旅人が常に持ち歩いていました。

この写真は、コリマで見つかった、古代メソアメリカ文明の器です。タマレスの入れ物としても使われました。

さまざまな種類のタマレス

トウモロコシの皮orバナナの皮

メキシコの中央高原(メキシコシティ周辺)では、トウモロコシの皮で包まれているものが多いのですが、南部のオアハカやユカタンの方では、バナナの皮で包まれたものも人気です。


Photo by: Dr d12 CC BY-SA 3.0

バナナの皮は、トウモロコシの皮よりもぶ厚く水分が逃げないので、しっとりとしたタマレスが多く、トウモロコシの皮のタマレスは軽い食感の、パサパサしたものが多いです。

そのパサパサ感ゆえ、「タマレスはちょっと苦手…。」という人も少なくないのですが、いつもタマレスと一緒に売られている「atole(アトレ)」という、トウモロコシ粉に水をまぜて作るおもゆと一緒に食べれば、おいしく食べられます。

メキシコ人のトウモロコシ好き具合には、驚かされます…。(笑)

ほかの国のタマレス

メキシコだけでなく、かつてマヤ文化が栄えたほかの国(グアテマラやホンジュラスほか、中米)でも、バナナの葉っぱで包まれたタマレスが食べれらます。

グアテマラは特にマヤ文化が色濃く残っていて、数100種類ものタマレスがあるそうです。

タマレスの具とソース

一般的なタマレスの具に多いのは、「Rojo ロホ(赤)」と「Verde ベルデ(緑)」の二種類です。

Rojo(赤)には、チキンにチレ(唐辛子)やスパイスで作った辛めのソースがかかった具が入っていて、

Verde(緑)は、チキンに青唐辛子とスパイスで作ったあっさり酸味のあるソースがかかった具が入っています。

ほかにも、甘いソースのものや、具材にフルーツやチーズが使われていたりと、ソースの味は、作り手によってさまざま。辛さレベルもさまざまなので、特に赤を頼むときには注意です!(テオティワカン遺跡の近くのタマレスは、激辛でした!)

いろんな屋台で試して、自分のお気に入りのタマレスを見つけるのも楽しいですよ♪

タマレスを見つけよう

タマレスは、街のいろんなところで見つけることができます。

早朝のメキシコで、巨大な寸胴鍋からホワホワと白い湯気が立っている屋台を見かけたら、それは高確率でタマレスの屋台です!


Photo by: Thelmadatter CC BY-SA 3.0

タマレスは、ひとつ5~10ペソ(30~60円)と、とても安く食べられるお手軽メキシコ料理です。

昼前には売り切れて屋台も撤退してしまうことが多いので、早起きして探してみましょう!

メキシカン・モーニングに欠かせないタマレス

メキシコ人にとって、朝ごはんは大切な食事。

最近はスペイン風にコーヒーだけで済ませる人もいますが、しっかり食べてパワーチャージしてから仕事に出かける人も多いです。

洋風の朝ごはんもありますが、メキシコの伝統的な朝ごはんも人気です。タマレスは、メキシコ風朝ごはんの代表格。

一緒に「チョコラテ」というシナモン・スパイスの入ったホットチョコレートも合わせたモーニングセットが人気です!


Photo by:Angypeim CC BY-SA 4.0

まとめ

以上、メキシコ人の大好きな伝統料理、「タマレス」についてでした。

タマレスは、屋台によって味も食感もかなり違い、おいしい屋台のタマレスはしっとりしていて信じられないほどおいしいです。

メキシコに行ったら、ぜひ、挑戦してみてください!