民芸品博物館所蔵:巨大テナンゴ刺繍(テーマ:メキシコの歴史)

メキシコシティの「民芸品博物館」に展示されていた、オトミ族の作るテナンゴ刺繍の巨大サイズです。

真ん中に、湖から生えているサボテンの上に、鷲がとまっている様子が描かれています。
これは、メキシコという国の起源(正確には、古代メキシコの「アステカ帝国」ができた由来の場)を代表するモチーフで、メキシコの国旗にも描かれています。
その話の中では、鷲が咥えているのは「蛇」のはずなのですが、なぜかこの刺繍の中では小さな鳥がくわえられています。

また、両脇下に描かれているスペイン人と、真ん中や上に描かれているアステカ人の対比が面白いです。特に、足元はアステカ人は裸足なのに対して、スペイン人はブーツを履いています。